美男美女があふれるヨーロッパの街へ行ってきた。

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凱旋門の展望台でひとコマ

凱旋門の屋上に立つと、世界が広がっている。
低くて歴史のある美しい街並み。
私が展望台に着いたときは、陽が傾き始めた頃だった。

景色がいいからロマンチックな場所なのか、というとそうではない。
組まれた石の床、端をぐるりと鉄の棒で囲まれている。
景観を考えているのか、鉄柵に横棒はない。
床から垂直に立つ棒で作られた鉄柵は、地上から見ると風景に溶け込むようになっている。
歴史的建造物に、校舎の屋上にあるような鉄柵が見えたら萎えるので計算されていると思う。

階下の明り取りや階段もあるので、意外と狭い場所を人が埋める。
順番など気にせず、自由に景観を楽しむ。

そこに数本でシンプルにまとめられた花束を持つ男性の姿があった。
周囲をぐるりとまわってきたら、花束は女性に移動していた。
私は、男女のイベントを見逃したらしい。
交際の申し込みなのか、プロポーズなのか、記念日のお祝いなのかは不明だけれど、さすがパリだな、と関心した。