美男美女があふれるヨーロッパの街へ行ってきた。

8 番外編 赤坂離宮

赤坂離宮を擬人化して歴史を語らせてみた。

（赤坂離宮の探検記の前に概要を説明するため擬人化してみました。
ガイドブックに書いてある程度の知識ですがぜひお楽しみください。）

ワタクシ、自分で言うのもなんですが、高貴な生まれですのよ。
東宮御所として生まれましたの。
最近の方はなじみのない言葉かもしれませんわね。
東宮とは、次代の天皇様。
御所とはお住まいのことですわ。

そんな風に高貴な方をお守りする役割を担っておりましたのに、戦後暗黒の時代が来ましたの。
ワタクシ、一時期事務所として使われてましたのよ。
ワタクシ、「華」がある建物ですの。
ときめくお方の力になれる底力がありますの。

事務所…
そのときに影になってしまった家具たちもありましたわ。

でも、そんな時代も長くは続きませんでしたの。
迎賓館として生まれ変わりましたのよ！
これこそ、ワタクシの本来の姿だと思いませんこと？

それからは、国賓をお迎えする場所として使っていただいてますの。
建物の誉れですわね。
大きな記者会見の場所としても使っていただいて、
テレビやYouTubeにもワタクシの姿はありましてよ。

大きな行事がないときは、一般の方にみていただいておりますの。
一般の方にお目見えするのは初めてですが、ワタクシの美しさに感動していただいておりましてよ。

そうそう、言い忘れましたけど、ワタクシ…ですのよ。
あら、聞こえませんでした？
失礼いたしました。
ワタクシ、お恥ずかしながら「国宝」ですの。
そこを充分ご理解してくださいませね。
ほほほほほほほほほほほほほほ