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42話 訃報

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 それからしばらくして訃報がとどいた。

 オレ達の下級生の葛城土雲がイジメによって半身不随になり、
 それでもイジメは収まらず、最終的にはバックドロップをかけられ
 地面に頭を打ち付け、脳挫傷で殺されてしまったという。

 それだけではない。

 しばらく犯人が分からなかったが、おそらく犯人であろうと目される狂犬のグランツが
 スライムのプルプル君に襲われ食い殺された。

 人間の体を得たプルプル君は素早く逃走し、行方知れず。

 これは、一度母校に帰って確かめないと。

 オレはすぐにレンジャー本部に休暇願を出したが、人員不足でなかなか休暇が取れない。

 3か月後、やっと休暇が取れて士官学校に戻ったが、

 すでに半年以上前の事で葛城の葬儀、告別式もとっくに終わっていた。

 同級生は口を閉ざし、唯一の知り合いだったアメリカンカールもすでに卒業していた。

 オレは行軍部の部室を訪ねた。

 「やあ、みんな、元気にしてるかい?」

 「え?」

 おそらく1年生であろう子たちが怪訝そうにオレを見る。

 いない。誰もいない。

 ハインツは退学しており、ソーダプリンもガリガリソーダもプルプル君と一緒に逃亡。

 部室に居るのは面識のない1年生だけ。

 「あの~オレね、ここの行軍部の先輩なんだ」

 「そうですか」

 無表情で一年生は言うとどこか別の方向に視線を移した。

 これは、全力で「お前、うっとおしいからどっかいけ」というのを
 下級生の立場上言えないから全力で行動で表して「察しろ」と言っている行動だ。

 ここで先輩風ふかして「近頃の若い者は」とかいうのは、むっちゃ恥ずかしいので、

 そのまま「どうも~」と言って手を振って教室を出た。

 まあ、そんなもんだよね。

 大人の組織じゃないんだ。

 多感な思春期の子供達だし、それに、あんな事件があったあとだし、
 関わりたくないとう気持ちも分かる。

 ここは、もうオレが居た学校じゃないんだ。

 さよなら、もう二度と来ないだろう。


 世の中にはよくあるタイプの事件だ。

 もう時間は戻らない。

 現実の世界、オレのいる巣に戻ろう。


 おい!

 おい!おい!おい!

 なんでお前がそこにいるんだ。

 「おいっす!」

 レンジャー本部にアメリカンカールが居た。

 「何してんだ、アメリカンカール」

 「べ、べつに就職浪人に疲れたから、
 誰でも入れるへき地のレンジャーに応募したんじゃないんだからね、
  プンプン」


 「何かツンデレ風に言ってんじゃねえよ」

 「私が昔タケシを使ってやってた上司だって言ったら、タケシの部隊に配属してれたぞ、
 喜べタケシ、私が来たからには百人力だ」

 「はいはい、ありがとうございました」

 「貴様!ハイは一回だ!」

 こいつめ。

 「ところでな、葛城土雲が死んだって話なんだが、知ってることを教えてくれないか」

 「しらね」

 「は?」

 「私を厄介事に巻き込むな」

 味方にするとたよりないが、敵にすると厄介なタイプ、それがアメリカンカール。

 「だれか!だれかお助けくだせえまし!」

 近くで大きな声が聞こえた。

 声のする方に走っていくと、それは見知った村人だった。

 トツリバー村の村人。

 「どうした」

 「村が、謎の鎧を着た連中に襲われました。おたすけください、このままでは村が皆殺しにされます」

 「分かった!」

 オレ達はレンジャー本部の部長に許可をとって、すぐさま馬車を使い、トツリバー村に向かった。

 村に到着してみると、辺りには死体が散乱し、悲惨な状況だった。

 遅かったか!

 俺の前に血まみれの女が立っていた。


 俺達を見るとその女はニタリと笑った。

 「ういーっす!」

 「貴様がこの村を襲ったのか!!!」

 オレが大声で叫ぶと、村の少女がオレの前に走り出す。

 「ちがうんです!この方たちが村を救ってくださったんです!」

 え?

 「こんっちゃーっす!ウチの名前はチョコミントっす。あんたは?」

 「こんにちわ、オレはタケシといいます」

 「ナハトファルターごときが偉そうな名前っすね」

 「え?今なんと言いましたか?」

 「てへへ、何でもないっすよー」

 チョコミントはクビをすくめた。
 緑色の髪の毛に緑色の服。顔の左のほうに黒い入れ墨をしている。
 左肩にも蜘蛛の入れ墨をしている。
 見た目は陽気だが、どことなく残忍な雰囲気が漂っていた。


 オレは、オレの前に飛び出してきた村の少女に名前を聞いた

 「私はリナと言います。リナ・アルベルト・スタインバッハ」

 なんや、この長い名前。

 オレはリナにこの村で何が起こったか聞いた。

 村が突然謎の武装集団に襲われ、その時リナの両親も殺された。

 しかし、リナの前に謎の魔導士が現れ、武装集団を魔法で皆殺しにして撃退した。

 そして、また武装集団が復讐に来ると面倒な事になるからといって、護衛にチョコミントを
 置いていったという。

 チョコミント。その名前でおよそ見当はつく。

 プルプル君だ。

 人間を食べることによって、人間の体に変身する術をおぼえ、人間の魔導士に化けて
 森の中を徘徊しているのだろう。

 それにしても、村を救うとはいかにもプルプル君らしい。

 「君のご主人様の名前はプルプル君かい?」
 
 オレはチョコミントに聞いた。

 「ちがうっすよ、シュピンネ様ですよ」

 そりゃ殺人を犯して逃亡しているんだから本名を名乗るわけないか。

 それでも、これで助かった。

 オレは気づかないふりをしておこう。

 別段、悪い事をしているわけでもない。

 村を救う行為は、プルプル君に内在する良心を表す行為だった。

 プルプル君は昔と変わっていない。

 蜘蛛にこだわっているのは、亡くなった葛城土雲に対する哀悼の意が込められているのだろう。

 オレはすがすがしい気持ちで、武装集団の状況の調査に乗り出した。

 第一弾は鎧で武装した騎士団。

 魔導士は、一旦殺した騎士をゾンビ化して他の騎士を襲わせた。

 そしてどんどんゾンビ騎士を増殖していったという。

 その騎士は村の中を目的もなく、今もノソノソと歩いている。

 これはちょっと危ない。

 オレはアメリカンカールを呼んで、このゾンビ騎士を操れるか聞いてみた。

 「できるよ~」

 アメリカンカールは気軽に答えた。

 そしてゾンビ騎士に向かってマジックロッドを向けて詠唱魔法を唱え始めた。

 バチッツ

 火花が散ってゾンビ騎士がアメリカンカールに向かって剣を振り上げる。

 危ない!

 オレはゾンビ騎士を殴った。するとそれは粉々に砕け散った。

 その途端、ゾンビ騎士がクルっと一斉にオレの方に振り返り集団で襲ってきた。

 「おいいいいいー!チョコミント!何とかしてくれーーーー!」

 オレはチョコミントに向かって叫んだ。

 「ぎゃははははははは!」

 チョコミントはオレに指をさして笑っている。

 クソが!

 振り返ると、そこにゾンビ騎士が居てオレに剣を振り下ろそうとしていた。

 ガキン!

 金属音がした。

 オソロシアがゾンビ騎士を切り裂いていた。

 ガキン!バスン!

 オソロシアとボンベイがゾンビ騎士を切り倒す。


 ごおおおおおおおおおおー!


 シャンティーリーが炎でゾンビ騎士を焼き払う。


 ゾンビ騎士は全滅した。

「どういうことだ、チョコミント!」

 オレ達はチョコミントを取り囲んだ。

「どうもこうも無いっすよ、アンタらが攻撃したのが悪いんっしょ、人の物に勝手に手をつけたから
 防犯装置が作動しただけっしょ」

 そこまでおどけた風だったチョコミントの表情が急に険しくなる。


「もっとも、偉大なる御主、シュピンネ様に貴様らが逆らうというのであれば、
 この私がお前ら全員を料理してシュピンネ様のお食事の前菜として食卓に
 並べてあげてもいいのですよ」

 チョコミントはニタリと笑った。

 「別に敵対するつもりはない。こちらが勝手にゾンビ騎士をいじってしまって申し訳ない。
 もし、賠償することができるなら賠償したい」

 「いいのですよ、ゾンビ騎士程度、偉大なるシュピンネ様にとってはゴミ程度の存在。
 貴様らゴミ以下の事など気にかけてもおられません」

 「そうですが、本当にすいません」

 オレは深々と頭をさげた。

 「ははは、まあ、気にしないことっすよ、わざとやったんじゃないんだしね、てへっ」

 チョコミントはウインクしてペロリと舌をだした。

 なんだ、こいつ。

 「それにしても、これだけ大量のゾンビ騎士が居なくなれば、また敵が攻めてきたとき、
 チョコミントさんだけではお困りでしょう」

 「そんな事ないっすよ、ウジ虫が1匹居ても、100匹いても踏みつぶすのは一撃で済むでしょ、
 にひひ」

 チョコミントは嬉しそうに笑った。

 うわっ。

 べちゃ、べちゃ、べちゃ、

 なんか湿った足音がする。

 「おお~来たっすね~本体のゾンビ化が完成したっすね~」

 オレはその音がする方向を見てゾッとした。


 血だらけの神官、騎士、魔導士が一旦切り刻まれて、そのあと縫い合わされた死体が
 ゾンビとなって体から赤黒い血を垂れ流しながら行進している。

 人数もさることながら、その装束からかなりの上級職の正規軍に見えた。

 これを、プルプル君の軍隊はせん滅したのか。

 「でも、これって衛生上湧くくないですか?」

 オレはチョコミントに尋ねた。

 「ダイジョブ、数日以内に肉は腐り落ちて、ただのスケルトンになるっすから」

 「ああ、そうなんですね」

 オレはプルプル君の軍隊と敵軍が実際に戦った戦場に向かった。

 そこは村からけっこう離れていた。

 まず、第一回の開戦は村が騎士団に襲われた。

 その援軍とプルプル君のの魔物軍が戦ったのがクマノリバー上流。

 大字、レインボー。

 イヤイヤイヤこれまずいでしょ。

 クマノメインチャーチのすぐ上じゃん。

 こんなところにアンデットの大軍が進軍してきたら、
 教会のほうで、クマノメインチャーチを狙っていると思うに違いない。
 
 いや、やばすぎるでしょこれ。

 クマノメインチャーチって

 クニツ正教の本拠地じゃん。

 オレは脂汗がながれてきた。

 最初の一撃はどこかのイキッた十字軍が関係ない村を略奪目的で襲った。

 プルプル君に撃退されて、ブルプル君が作ったゾンビ騎士たちが生き残った兵士たちを追いかける。

 その兵士たちが逃げ込もうとしたのがクマノメインチャーチ。

 そんで、クニツ正教の正規軍が自分たちが襲われると勘違いして反撃。

 プルプル君側はレインボーで逃げた騎士や兵士は皆殺しにして目的を達成したから退却。

 
 そんな時である。

 本国の正規軍がトツリバー村に一個師団やってきた。

 それはイコマー第一師団。師団長のサンゴリアンがオレに近づいてくる。

 「おお!助けに来てくださったんですね!!!ついに国境警備隊が創設されるんですね!
 感動です!」

 オレはサンゴリアンに走り寄った。

 サンゴリアンは無表情にオレを見下ろす。

 「オレはお前たちを捕縛しに来た」

 「は?」

 「王はお前たちを死刑にしろと言っている」

 兵士たちが一斉に俺達に槍を向ける。

 「ばかな!?」

 「タケシ、こんな恩知らずども皆殺しにしちまおうぜ!」

 オソロシアが叫んだ。

 「だめだ!そんな事をしたらオレ達は反乱軍になっちまう。これはきっと誤解だ。
 抵抗するな」


 「くそっ!」

 オソロシアは武器のハルバードを地面にたたきつけた。


 オレたちは荒縄で縛られ、ナラー本国に連行されることになった。

 チョコミントは素早く逃げ去っていた。



 





 

 



 

 
 
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