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30話 木火土金水

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「パソコンウオーズがデータぞ!」
「パソコンウオーズがデータぞ!」
「コイツはビックなシミュレーション!」
「コイツはビックなシミュレーション!」

 女の体育教師の掛け声の元、戦士科の人間はグラウンド30周走らされた。

 やっぱり、やらされるのかよ!

 俺達は呼吸困難になりながらヒーヒー言って地面にへたり込んだ。

 「地面にへばりつくな、犬のクソども!お前らは人間じゃねえ!犬のクソだ!」

 「はい!教官どの」

 オレ達は叫んだ。

 「あ?誰がイヌのクソだ、オレは猫なんだよ」

 オソロシアが切れた。

 「おい、やめろ!」

 女教官はオソロシアの顔に平手打ちを放つ。

 オソロシアはそれを避けながら女教師に足払いをかけて、顔の上に拳を持ってきた。

 「実戦だったらお前、死んでたぞ」

 オソロシアがニヤリと笑う。

 「はい、そこまで!」

 オレはオソロシアをつまみ上げる。

 「だってよお」

 「教官殿の命令に従え!」

 「チェッ」

 立ち上がった女教官がオソロシアの顔をバチッとたたく。

 オソロシアはニヤリと笑う。

 効かねえよ。

 もう一発叩く。

 オソロシアの顔が真顔になる。


 教官がもう一度手を振り上げる。

 その手を黒足猫が握る。

 「なんだ貴様!」

 「三発目はやめときましょうよ、先生、あんた死ぬぞ」

 黒足猫が真顔で目を真ん丸にして言った。

 教師は顔面蒼白になり、すこし、あとずさった。

 「お前ら3人連帯責任だ!スクワット三百回!」

 うわ、とんだとばっちりだ。

 オレ達は追加でスクワット300回させられた。

 オソロシアと黒足猫は平気な顔をしていた。

 大した身体能力だな。

 オレの場合は、徹底的に瞬発力に特化しているので持久力系はけっこうキツイ。

 基礎体力の授業はけっこうツライ。

 その次の慶ちゃんの実戦格闘はかなり面白かった。

 今回は腕ひしぎ十字固めの外し方だ。

 最初に慶ちゃんはオレを手招きした。

 そして指をさす。

 「こいつ、思いっきりアホ」

 なんだよ(笑)

 「こいつのマネをしないように!こいつはアホだから!こいつのマネをしたら確実に腕が折れるから」

 それを聞いてみんなクスクスと笑っている。

 「タケシ、慶タンに腕ひしぎ十字固めかけてみれ」

 「はい」

 オレは慶ちゃんに腕ひしぎ十字固めをかける。
 スポット抜ける。

 「なにやっとるかー!」

 「ごめんなさい」

 今度は抜けないように足と足をがっちり組んで、相手の身動きを封じる。
 スポット抜ける。

 あれ????


 「はーい、説明でしゅ」

 慶ちゃんが説明をはじめた。

 「まず、実戦であれば、慶タンに腕ひしぎ十字固めをかけにきたら腕組みをして腕を圧し折るお。
 だけど、お前らはそんな腕力は無いお。そういう時は、いったん、自分の服の袖をつかむお。
 腕組みする感じで自分の袖をつかむ。そうすることによって、相手に自分の腕の関節を
 のばさせない。そこで、相手はすぐに十字固めが決まると思っているので焦る。

 腕が動かないので、より力を入れようと、足を組む。

 組んだ時にわずかな隙間ができるから、そこから袖をつかんでいた手を入れて外に出す。
 それと同時に体をツイストさせ、捻じることで、腕ひしぎの状態からエスケープできるお」

 「おお~」

 生徒たちから歓声があがった。

 「腕ひしぎはけっこう格上の相手でも決まれば倒せるから利用しがちだお、だから
 やってくる奴も多い。そこで、エスケープして相手の上をとるかバックを取るお。

 じゃあ、タケシ、慶タンの腕ひしぎ十字固めからエスケープしてみるお」

 「あ、はい」

 オレは慶ちゃんに腕ひしぎ十字固めをかけたれた状態から、習った通りの方法で抜け、
 慶ちゃんの上をとった。

 おお!抜けられた!すごい!力任せじゃなくて、技術で抜けた!うれしい!

 すると、慶ちゃんはオレの左腕にポンと足を付ける。

 クルっと回って腕ひしぎ三角固めをかけた。

 「いたい!いたい!いたい!」

 オレはパンパンパンとタップした。

 「何やっとるかー!このタコ助がー!」

 慶ちゃんはむっちゃ怒った。

 「じゃあ慶たんが見本を見せるお」

 今度はもう一度、オレが慶ちゃんに腕ひしぎ十字固めをかける。

 慶ちゃんがエスケープする、慶ちゃんが上を取ったので、オレは慶ちゃんが
 やったのとおなじように慶ちゃんの右のワキに足をかけて腕をとってひっくり返そうとした。

 しかし、慶ちゃんは素早くオレの足の内側に手をねじ込ませ、両手でオレの服の袖をつかんだ。

 ヤバい!

 そう思ったオレは思いっきり袖を引いた。

 すると、慶ちゃんはあっさり手を離しながらオレの両足を掴んだ。
 
 ズルズルズル!

 慶ちゃんはオレのズボンをひっぱる。

 うわっ!

 動きがとれない。

 オレは慌てて踏ん張る。すると、慶ちゃんはそのオレの動きに合わせて前に
 体重をかけてきて、オレの上にのしかかり、服の袖をつかんで、服でクビを〆てきた。

 「うっ!」

 オレは意識を失った。

 ぺちぺちと顔を叩かれる。

 気が付いて横を見ると、オソロシアが体育館の壁にめり込んでいる。

 「お前のクビを〆てるとあいつが襲い掛かってきたお。体育館の壁の修理費は請求するお」

 慶ちゃんはそう言った。

 ああ、気絶してたんだ。

 これが実戦でなくてよかったと思った。


 これは慶ちゃんの技術だからできることで、自分ではなかなかできないなあと思った。

 でも、いちいち勉強になる。面白い。

 オレはオソロシアに走り寄ってホコリを払ってあげた。

 「タケシ~」
 
 オソロシアが泣きそうな顔をしている。

 「オレを守ろうとしてくれてありがとう」

 そう言ってオレはオソロシアを抱きしめた。

 オソロシアもオレに抱きついた。

 二人の絆が深まったと思った。

 休み時間になって廊下に出てみると、
 魔導士学科の連中が忍ちゃんから水魔法を習っていた。

 水を地面から吸出し、長方形にして宙にうかせて移動させる。

 ひたすら、その練習をしていた。

 あんな事して何の役に立つのだろう。

 なんかあれか、忍術の練習とか拳法の練習とかで
 
 何の意味もない練習のように思っていたら
 
 じつは重要な練習だったってオチかな。と思った。

 次の授業は東洋兵法学。

 やっぱり剣ちゃんは火にこだわっていた。

 「人間の構成要素は木火土金水です」

 剣ちゃんはそんな風に言った。

 昨日、生徒の魂を切ったので、剣ちゃんの事を変に茶化す生徒はいなかった。

 魔導士科の連中は前の授業でクタクタに疲れているようだった。

 アメリカンカールはヨダレをたらして寝ている。

 落第するぞお前。

 「木火土金水というのはね、それぞれの人間の属性の事であって、いわば比喩表現なんだ」

 木は仁つまり思いやり。これは王様の素養だよ。

 火は礼つまり礼儀、魅力、これは政治家の素養だよ。

 土これは信、人を信じる民衆の素養、労働者の素養だよ。

 金これは正義、人々を命をかけて守る軍隊や警察の素養だよ。

 水、これは知恵、学者さんや教授や先生、研究者の素養だよ。

 この人間関係にはそれぞれ強弱があるんだ。

 
 木は金に弱い。
 つまり、王様は軍人にイジメられたり、クーデターで転覆されちゃうんだ。

 また、人間の資質でも王様気質がある人は、すぐに人をかわいそうと思っちゃうんだ。

 たとえばすごい犯罪者でも可哀そうだから死刑にしないようにしようとか、
 動物がかわいそうだから殺処分はやめようと言って、村人が動物に襲われて殺されたりとか。

 そういう王様の目先の同情で世の中の正義を乱されることに怒って、軍人は反乱を起こす。
 反対に、王様は苦労知らずなので、物の道理が通じないんだ。
 木は水を剋すので、王様は学者をバカにする。
 元々教師って王様の奴隷だからね。
 頭のいい法学者が「法律に違反するので、犯罪者は釈放できません」と言っても

 「かわいそうじゃないか、泣いてるから釈放する」とか物の道理を無視して 
 学者の意見を踏みにじるんだ。

 でも学者って基本的に国立施設に雇われてるから王様に逆らえないんだ。

 

 火は政治家。火は水に弱い。つまり政治家になるような人は人にはペコペコ頭をさげて
 人気取りするけど、頭が悪い人が多いんだ。
 その場かぎりのウソをついて、票をかせぎ、政治家になる。
 火は水に弱いけど金を溶かすんだ。つまり心に正義感がない。

 自分が当選するためなら、平気で悪い事をするんだ。
 でも、金は火の政治家に弱いんだね。軍や警察の人事権は政治家が持っているから、
 軍も警察も悪い事をする政治家には弱いんだ。

 土は木に弱いんだ。

 庶民は権威に弱いから、有名スターとか偉い先生とか、権威が言ったことは、
 どれだけ無茶苦茶な事を言っても信じちゃうんだ。
 それは、王様だけじゃなくて、すごい人気の役者とか大権力の新聞とか
 すごいコメディアンとかが口から出まかせ言っても、
 権威が言ったことは何も考えずに信じちゃうんだ。
 それで、騙されて、たいがい酷い目に合うんだ。
 でもバカだからすぐ忘れちゃうんだ。

 土は庶民であり、難しいことがわからないんだ。
 だから、いくら水の学者が正しいことを言っても、バカにして
 嘲笑して、集団でイジメるんだ。

 金は軍隊とか警察で、政治家に弱いのは先に言ったよね。
 政治家の悪事はたいがい、裁かれないんだ。
 火は礼であり、政治家であり、その才能が強ければ強いほど、
 心の中に正義感は無いんだ。だから、ものすごく庶民から人気がある
 政治家にはろくな奴はいないんだ。

 そして、最終的には国を亡ぼすんだ。
 でも、軍隊も警察もそれを止められないんだ。

 でも、軍隊や警察は王様はバカにしてて、すぐやっつけちゃうんだよね。不思議。」

 「ハイ!王様がいない国ではどうなんですか?」


 生徒の一人が質問した。

 「これはもっと簡単だよね。王様には政治家の側面があるけど、
 王様のいない世界で権威というと、評論家とか大新聞、人気のタレント、お笑い芸人。
 作家、画家、芸術家。庶民から人気があってお金を貢がれているけど、
 警察や軍隊はそんな権威には興味がなくて、自分たちに不都合になったら、簡単に踏みつぶすよね。


 じゃあ、次、最後、水。

 これは学者、先生、教授。

 あたまがいい人たちだね。

 こういう人たちは政治家の火の礼のウソを見抜くんだ。
 そして、厳しく糾弾する。
 水は頭がいいので、その場限りのウソをつく礼、つまり政治家にとっては
 うっとおしい存在であり、また、恐怖の対象なんだ。自分のウソを見抜くからね。

 だから礼である政治家とか火の素養の人間は、そこに木の王様をかますんだ。

 それは、王様のいない国では有名スターとか芸術家、お笑い芸人、大マスコミ。

 なにも分かっていないそういう木を煽って、水である学者を叩かせる。
 木が叩けば、釣られて土も水を叩く。

 そして、正しい事、本当の事をいっている水である学者は無茶苦茶に踏みつけられて破滅していくんだ。


 それが世の中の仕組みだよ」

 あーなんか、夢も希望もない人間観察だなあとオレは思った。

 東洋哲学ってなんかむなしい。
 でも、勉強になって面白いと思った。



 
 
 


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