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五話
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「こりゃあ殊勝な心がけでありんすね、それじゃ、楽にさっくり殺させていただきやす」
文が武の直前まで近づいてきてゆっくりと拳を振り上げる。
「ふふふふふっ」
嘲笑したような声が文の背後から聞こえてくる。
「何奴!」
文が振り返ると、そこには上坂卯月が立っていた。
「あんた、あの時の……ここでもわっちの邪魔をするのでありんすか、
今度こそ息の根を止めさせていただきやんすよ!」
卯月を見るなり文は激怒して怒鳴った。
「はて、あの時とはいつの時かな」
「あんたにえぐり取られたこの右目、忘れたとは言わせねえよ!」
「うむ、右目かあ、右目………うーん、分かった!そなた丹下左膳か」
「違うわっ!丹下左膳は眼帯なんかしてねえでしょう。眼帯をよく見なんし」
「なるほど、眼帯か。つまりパンツじゃないから恥ずかしくない人の上司だな」
「それもちがーう!板東妖怪武道大会決勝戦であんたの額に三日月傷をつけた
この吉原文を忘れたとはいわせないよっ!」
「おお、あの退屈しのぎの手慰みの大会で私の額にスリ傷をつけた天晴れな女か。
それに免じて命だけは助けてやったが仇となり、
また悪さをはじめおったか、この泥田坊めが」
卯月は少し嬉しそうに口元に微笑を浮かべ、
胸をはって文を見下げながら額に巻いた天下御免のはちまきをとった。
そこには真っ赤な三日月傷が鮮明に刻印されていた。
「パッ!天下御免の向こう傷、東京退屈狐、坂上卯月たあ私のことだあ~」
卯月は言いながら元禄見得を切った。
見得を切っている途中に文は容赦なく手から手裏剣を放つ。
卯月はうすら笑いを浮かべながら避ける。
「おっと、その手は桑名の焼ハマグリ、二度目はつうじねえ」
「死ね!死ね!」
文は次々と手から手裏剣を放つが、ことごとく卯月は避ける。
「この卯月様にいきなり斬りかかるとは無謀な奴め、
世間知らずと思うて、今謝れば許してやらぬでもないがどうじゃ」
「何を言いやる、今度は前の大会とはわけがちがう。
先代様を殺された仇討ちゆえ、たとえ殺されても引くことはできやせん」
文はいいざま両手を大きく振りかざす。すると、文の頭上に百本の剣が出現した。
「食らえ、百列剣!」
文が叫ぶと百本の剣が一度に卯月に向かう。
卯月は素早く身をかわすが、この剣はどこまでも卯月を尾行して高速で迫ってくる。
「しゃらくせえ!ムッシュむらむら!」
叫びながら卯月は両手から巨大な火の玉を発した。
それは一瞬にしてすべての剣を溶かし、その勢いのまま文の体を火炎で包んだ。
「やったか!」
武は思わず声をあげた。
「ふふふっ、馬鹿は死ななきゃなおらないって事ですかねえ」
炎の中から声が聞こえる。
「土の属性に対して火を使えば、かえってその力は増大しやす。
これでわっちの力は倍増でありんすよ」
「そのような事は百も承知。そなたがあまりにも弱いので、助太刀してやったのじゃ」
卯月はうすら笑いを浮かべる。
「なーにーおーっ!」
叫びながら文は手から長さ五メートルほどもある青竜刀を出してきた。
「これで真っ二つにしてやりんす!」
文は勢いよく青竜刀を振りかざす。
「隙あり!」
卯月は素早く文の近くまで走りより、
「メンタマギョロリンヒレパンチ!」
と言いながら文の横腹に一発パンチを入れた。
「グホッ」
文はうめいたあと横に素早く飛び跳ねて衝撃を回避する。
「この程度の拳、蚊がとまったほどの痛みもござんせんよ」
文は肩頬をゆがめて皮肉に笑う。
「拳の威力なんざどうでもよいことよ。狐は本来法力を使うものじゃ」
卯月がそう言うと文の横腹から無数の草花が芽を出し、
葉をしげらせ、花を咲かして成長していく。
それは文の体中に伝搬し、文の体の主成分である土の栄養を吸い取ってどんどん繁っていく。
「ひいっ、痛い、痛い、養分を吸い上げられて痛い。ぎゃああああ」
文はもがき苦しんで転げ回る。
その体はだんたん小さくなり、二メートルから百六十五センチほどにまで縮んだ。
「痛い、苦しいーっ、いっそ殺せ、殺せええええーあがあああー」
「だから言わんこっちゃない、謝って二度と悪さをせんと言うのなら助けてやろう」
「誰が仇に謝るか!殺せ!今すぐ殺せ!」
「ふん、素直ではないの。だが、仇と誤解されたままで殺したのでは寝覚めが悪い」
卯月は文に手をかざし、火炎の火の玉を文に撃って文の体から生えた草を焼き払った。
「くそーっ、先代様先代様の仇が討てなかった、うううっ」
文はすすり泣いた。
「なにか勘違いしておるようだが、私は先日こちらに赴任してきたばかりじゃ。
そなたの先代など知らぬ。こちらとて、お使いを二柱討たれたばかりでな」
「え、それじゃあ」
文は驚きに目を見張る。
「人違いということじゃ。そなたの仇は我らのお使いを害したのも同じ輩かもしれぬ」
「……」
文は何か思案したように目線を下にそらした。
「そんな事より弥生ちゃんを助けてください!胸を、胸をなんとかしてください」
武が胸に手裏剣が刺さった弥生を抱き起こしながら必死の形相で叫んだ。
「うむ、胸か心得た」
卯月はそう言うと気絶している弥生の着物のヒモをほどいて胸を晒した。
淡いパステルブルーのフリルのついたブラジャーがあわらになる。
「うわっ」
武は驚いて目をそらす。
「えらこっちゃえらこっちゃ掴まにゃソンソンえらこっちゃえらこっちゃ
掴まにゃソンソン ソーレソレソレ あ、どしたどしたどしたーい!」
歌いながら卯月は弥生のつつましやかな胸を揉みまくった。
「何してるんですか!」
武が怒鳴る。
「いや、こいつの胸は貧乳だから揉んで少しでも大きくしてほしいって意味かと思って」
「違います!その胸にささってる手裏剣をどうにかしてください。死んだらどうするんですか」
「左様か」
卯月は文の方を見た。
「おい、そこの眼帯女、この手裏剣を抜いてやれ」
「黙れ、頭空っぽ巨乳クソギツネが!」
文が悪態をつく。
ブッ
卯月が口から種を吐く。それは文の肩口に刺さってジワジワと根が生えてくる。
「ギャー!痛い!痛い!痛い!助けておくんなましーっ!」
「言うこときくか?」
「聞くから助けておくんなましー!」
卯月は手のひらからボッと炎を焼いて文の肩口に刺さった種を焼き払う。
「はあはあは、死ぬかと思ったでありんす」
「とっとと手裏剣抜けや」
ドスの効いた声で卯月が言うと文は慌てて走り寄ってきて弥生の胸の処に手をかざした。
すると、弥生の胸元に刺さった手裏剣は文の体に吸収され消え去ってしまった。
「う……ううーん」
弥生が目を覚まし、周囲を見回して状況を確認する。
「すごい、ご主人様、悪者をやっつけて降参させたんですね、すごいご主人様」
「よかった、生きてて良かった」
武は目から涙を流しながら弥生を抱きしめる。
「ご、ご主人様」
弥生の顔が真っ赤になる。
「インドの山奥でんでん虫かたつむりんごはまっかっか~ちゃんおこりんぼ~くは泣いちゃった!」
泣いている武を見て卯月が踊りながら歌った。
「ふう、踊り疲れた。はい百五十円」
卯月が武に向かって手を出す。
「はぁ?」
武が眉をひそめる。
「自動販売機でミネラルウォーター買うからお金頂戴でござる」
「イヤ」
「それならもう一回この犬女の胸に手裏剣ブッ刺して殺すぞ!
クレクレクレ~クレッテクリャルカクリャリンコ~」
卯月は激怒ながら歌って踊った。
「木精は水分が足りなくなるとイライラして荒れるので、
どうか百五十円恵んでやってください」
弥生が言った。
「そうなの?しょうがないなあ」
「生姜は八百屋に売っておろうが!
つべこべ言わずに、とっとと買ってこいよ」
武は少しイライラしながら百五十円をさしだした。
「君も体力を回復するためには水分がいるんだろ、ボクが買ってきてあげるよ」
武は弥生の方を向くと微笑みながら頭をなでた。
「それならついでに私のぶんも買ってこい」
卯月が言った。
「あ、わっちは焼きそばパンとコーヒー牛乳でありんす」
文が言った。
「お前らは自分で買ってこい」
武がきっぱりと言った。
文が武の直前まで近づいてきてゆっくりと拳を振り上げる。
「ふふふふふっ」
嘲笑したような声が文の背後から聞こえてくる。
「何奴!」
文が振り返ると、そこには上坂卯月が立っていた。
「あんた、あの時の……ここでもわっちの邪魔をするのでありんすか、
今度こそ息の根を止めさせていただきやんすよ!」
卯月を見るなり文は激怒して怒鳴った。
「はて、あの時とはいつの時かな」
「あんたにえぐり取られたこの右目、忘れたとは言わせねえよ!」
「うむ、右目かあ、右目………うーん、分かった!そなた丹下左膳か」
「違うわっ!丹下左膳は眼帯なんかしてねえでしょう。眼帯をよく見なんし」
「なるほど、眼帯か。つまりパンツじゃないから恥ずかしくない人の上司だな」
「それもちがーう!板東妖怪武道大会決勝戦であんたの額に三日月傷をつけた
この吉原文を忘れたとはいわせないよっ!」
「おお、あの退屈しのぎの手慰みの大会で私の額にスリ傷をつけた天晴れな女か。
それに免じて命だけは助けてやったが仇となり、
また悪さをはじめおったか、この泥田坊めが」
卯月は少し嬉しそうに口元に微笑を浮かべ、
胸をはって文を見下げながら額に巻いた天下御免のはちまきをとった。
そこには真っ赤な三日月傷が鮮明に刻印されていた。
「パッ!天下御免の向こう傷、東京退屈狐、坂上卯月たあ私のことだあ~」
卯月は言いながら元禄見得を切った。
見得を切っている途中に文は容赦なく手から手裏剣を放つ。
卯月はうすら笑いを浮かべながら避ける。
「おっと、その手は桑名の焼ハマグリ、二度目はつうじねえ」
「死ね!死ね!」
文は次々と手から手裏剣を放つが、ことごとく卯月は避ける。
「この卯月様にいきなり斬りかかるとは無謀な奴め、
世間知らずと思うて、今謝れば許してやらぬでもないがどうじゃ」
「何を言いやる、今度は前の大会とはわけがちがう。
先代様を殺された仇討ちゆえ、たとえ殺されても引くことはできやせん」
文はいいざま両手を大きく振りかざす。すると、文の頭上に百本の剣が出現した。
「食らえ、百列剣!」
文が叫ぶと百本の剣が一度に卯月に向かう。
卯月は素早く身をかわすが、この剣はどこまでも卯月を尾行して高速で迫ってくる。
「しゃらくせえ!ムッシュむらむら!」
叫びながら卯月は両手から巨大な火の玉を発した。
それは一瞬にしてすべての剣を溶かし、その勢いのまま文の体を火炎で包んだ。
「やったか!」
武は思わず声をあげた。
「ふふふっ、馬鹿は死ななきゃなおらないって事ですかねえ」
炎の中から声が聞こえる。
「土の属性に対して火を使えば、かえってその力は増大しやす。
これでわっちの力は倍増でありんすよ」
「そのような事は百も承知。そなたがあまりにも弱いので、助太刀してやったのじゃ」
卯月はうすら笑いを浮かべる。
「なーにーおーっ!」
叫びながら文は手から長さ五メートルほどもある青竜刀を出してきた。
「これで真っ二つにしてやりんす!」
文は勢いよく青竜刀を振りかざす。
「隙あり!」
卯月は素早く文の近くまで走りより、
「メンタマギョロリンヒレパンチ!」
と言いながら文の横腹に一発パンチを入れた。
「グホッ」
文はうめいたあと横に素早く飛び跳ねて衝撃を回避する。
「この程度の拳、蚊がとまったほどの痛みもござんせんよ」
文は肩頬をゆがめて皮肉に笑う。
「拳の威力なんざどうでもよいことよ。狐は本来法力を使うものじゃ」
卯月がそう言うと文の横腹から無数の草花が芽を出し、
葉をしげらせ、花を咲かして成長していく。
それは文の体中に伝搬し、文の体の主成分である土の栄養を吸い取ってどんどん繁っていく。
「ひいっ、痛い、痛い、養分を吸い上げられて痛い。ぎゃああああ」
文はもがき苦しんで転げ回る。
その体はだんたん小さくなり、二メートルから百六十五センチほどにまで縮んだ。
「痛い、苦しいーっ、いっそ殺せ、殺せええええーあがあああー」
「だから言わんこっちゃない、謝って二度と悪さをせんと言うのなら助けてやろう」
「誰が仇に謝るか!殺せ!今すぐ殺せ!」
「ふん、素直ではないの。だが、仇と誤解されたままで殺したのでは寝覚めが悪い」
卯月は文に手をかざし、火炎の火の玉を文に撃って文の体から生えた草を焼き払った。
「くそーっ、先代様先代様の仇が討てなかった、うううっ」
文はすすり泣いた。
「なにか勘違いしておるようだが、私は先日こちらに赴任してきたばかりじゃ。
そなたの先代など知らぬ。こちらとて、お使いを二柱討たれたばかりでな」
「え、それじゃあ」
文は驚きに目を見張る。
「人違いということじゃ。そなたの仇は我らのお使いを害したのも同じ輩かもしれぬ」
「……」
文は何か思案したように目線を下にそらした。
「そんな事より弥生ちゃんを助けてください!胸を、胸をなんとかしてください」
武が胸に手裏剣が刺さった弥生を抱き起こしながら必死の形相で叫んだ。
「うむ、胸か心得た」
卯月はそう言うと気絶している弥生の着物のヒモをほどいて胸を晒した。
淡いパステルブルーのフリルのついたブラジャーがあわらになる。
「うわっ」
武は驚いて目をそらす。
「えらこっちゃえらこっちゃ掴まにゃソンソンえらこっちゃえらこっちゃ
掴まにゃソンソン ソーレソレソレ あ、どしたどしたどしたーい!」
歌いながら卯月は弥生のつつましやかな胸を揉みまくった。
「何してるんですか!」
武が怒鳴る。
「いや、こいつの胸は貧乳だから揉んで少しでも大きくしてほしいって意味かと思って」
「違います!その胸にささってる手裏剣をどうにかしてください。死んだらどうするんですか」
「左様か」
卯月は文の方を見た。
「おい、そこの眼帯女、この手裏剣を抜いてやれ」
「黙れ、頭空っぽ巨乳クソギツネが!」
文が悪態をつく。
ブッ
卯月が口から種を吐く。それは文の肩口に刺さってジワジワと根が生えてくる。
「ギャー!痛い!痛い!痛い!助けておくんなましーっ!」
「言うこときくか?」
「聞くから助けておくんなましー!」
卯月は手のひらからボッと炎を焼いて文の肩口に刺さった種を焼き払う。
「はあはあは、死ぬかと思ったでありんす」
「とっとと手裏剣抜けや」
ドスの効いた声で卯月が言うと文は慌てて走り寄ってきて弥生の胸の処に手をかざした。
すると、弥生の胸元に刺さった手裏剣は文の体に吸収され消え去ってしまった。
「う……ううーん」
弥生が目を覚まし、周囲を見回して状況を確認する。
「すごい、ご主人様、悪者をやっつけて降参させたんですね、すごいご主人様」
「よかった、生きてて良かった」
武は目から涙を流しながら弥生を抱きしめる。
「ご、ご主人様」
弥生の顔が真っ赤になる。
「インドの山奥でんでん虫かたつむりんごはまっかっか~ちゃんおこりんぼ~くは泣いちゃった!」
泣いている武を見て卯月が踊りながら歌った。
「ふう、踊り疲れた。はい百五十円」
卯月が武に向かって手を出す。
「はぁ?」
武が眉をひそめる。
「自動販売機でミネラルウォーター買うからお金頂戴でござる」
「イヤ」
「それならもう一回この犬女の胸に手裏剣ブッ刺して殺すぞ!
クレクレクレ~クレッテクリャルカクリャリンコ~」
卯月は激怒ながら歌って踊った。
「木精は水分が足りなくなるとイライラして荒れるので、
どうか百五十円恵んでやってください」
弥生が言った。
「そうなの?しょうがないなあ」
「生姜は八百屋に売っておろうが!
つべこべ言わずに、とっとと買ってこいよ」
武は少しイライラしながら百五十円をさしだした。
「君も体力を回復するためには水分がいるんだろ、ボクが買ってきてあげるよ」
武は弥生の方を向くと微笑みながら頭をなでた。
「それならついでに私のぶんも買ってこい」
卯月が言った。
「あ、わっちは焼きそばパンとコーヒー牛乳でありんす」
文が言った。
「お前らは自分で買ってこい」
武がきっぱりと言った。
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