三國志 on 世説新語

ヘツポツ斎

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晋編2 竹林七賢

王戎4  はてなき慟哭

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王安豐遭艱,至性過人。裴令往弔之,曰:「若使一慟果能傷人,濬沖必不免滅性之譏。」(德行20)


王戎おうじゅうの母親が死んだ。
このときの王戎の慟哭は、
それはもう凄まじいものだった。

裴楷はいかいが弔問に訪れると、
王戎のその様子を見て、言う。

「王戎殿、慟哭をするな、とは言わん。

 だがな、己が身を損ねてしまえば、
 結局は親より頂いたものを
 損ねてしまうこととなる。

 それはそれで、不孝と
 言われてしまうのではないかな?」
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