三國志 on 世説新語

ヘツポツ斎

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魏編2 ソピサマ伝説

曹丕7  七歩の才

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文帝嘗令東阿王七步中作詩,不成者行大法。應聲便為詩曰:「煮豆持作羹,漉菽以為汁。萁在釜下燃,豆在釜中泣。本自同根生,相煎何太急?」帝深有慚色。(文學66)


曹丕そうひはかつて、弟の曹植そうしょくに無茶振りした。

「七歩歩いてる間に詩を作れなかったら
 死刑ね☆」

無茶振りって言うか。
いいけど。

もちろんそこは才人曹植。負けない。
詠むよ。

「煮豆でスープを作ります。
 味噌を濾して釜に入れましょう。
 ところで剥いた豆の殻が、
 釜の下で燃えていますね。

 おぉ、豆殻よ。釜の上では、
 元々同じ根から生え出てきたはずの
 豆が、味噌が泣いているよ。

 なんでそんなにいじめるんだい。」

曹丕「ギャフン」


 ○


ここで愧じちゃうのが曹丕様の畜生度の半端なところですね! まぁ豆殻としては豆にやり込められるよね! 炎上だけに(一同大爆笑)

そして、やっぱりここでもきっちり韻は踏んでくるんですねー。
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