60年生きてきて、何があったかというと何もない。

今だに謎なこと

「金沢は LONDON か？！」の続編だが、敢えてタイトルを変えた。
　金沢は、小さな名古屋だ。と、勝手に結論づけたが、金沢市は、政令指定都市（人口50万人以上）の条件に届かない人口45万人。面積は約470km2。名古屋市は人口232万人、面積約325km2。
　本当に小さな街だ。
　東京でいうと下町のイメージを残す葛飾区１区とほぼ同じ人口だ（ちなみに葛飾区面積はたった35km2）。東京がいかにギウギウかが判る。
　金沢がゆったりしているかというと、実はそうではなく、中心部にギュッと凝縮されている。少し行けばすぐ海（日本海）だし、逆方向は山が広がり、山側は街ではなく、村だ。
　いろいろなことに気付く。
　日本海の海の色が違う。太平洋は青色。瀬戸内海は空色。日本海は青に少し緑と黒が混ざった色。冬は海が灰色になる。
　怖いくらい雪が積もる。北海道・東北・新潟の人からすれば笑われると思うが、雪への免疫がない僕には、充分すぎる。
　主幹道路のセンターラインから、お湯（水？）が出て、雪を溶かす。冬の朝は蒸気が立ち、ミストを浴びているようだ。乾燥しない。交通に支障は出ない。バスもタクシーも普通に走っている。

　タクシー？！

　アルミホイールをはいている。あのタクシーもこのタクシーも挙ってアルミだ。鉄チンじゃない。個人営業のタクシーではない。いろいろな会社のタクシーが競うようにいろいろなアルミをはきドレスアップしている。目が点である。
　今でこそアルミホイールが純正品として多く装着されているが、20年以上も前の話だ。
　金沢のタクシー運転手は金沢の女性と同じく、オシャレさんなのであろうか？

　今だに謎である。
　（関西のローカル番組『探偵ナイトスクープ』で調べてもらおうかな・・・）

※アルミホイール：軽い・高価。車が軽くなり、運動性能・燃費が向上する。社外品のホイール専用メーカーが多く存在し、多様な色・デザインが選べる。
※鉄チン：鉄のホイール・重い・廉価。一昔前は高級車以外は、ほぼ鉄チン。デザイン性なし・ほぼ同じ。色は黒一色。格好悪いから、鍋の蓋のようなシルバーのキャップを被せ、それをデザインしている。


【お勧め】金沢方面に出かけることがあったら、少し足を延ばして羽咋市（はくい し）の千里浜（ちりはま）なぎさドライブウェイに行ってみてください。約８kmの砂浜を車で走れます。砂浜を車で走ることができるのは、日本でここだけです。爽快です。走行後の洗車は必須です。車が錆びます。