ハートのEDEN

愛海

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☘第1章☘

『彼女の憂鬱』

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 「はぁ……」
出したくもないため息が漏れる、理由は簡単。また親が私の結婚相手で話し合っているからだ…
 私は「華宮 姫」。そして、ここは地球の太平洋の真ん中ある『ハートの国』。今言ったとおり、このハートの国は周りからは見えず、人から見るとただの海のように見られる国である。そしてここは、私の住む家である華宮邸。私は、たとえ跡継ぎだからと言っても、あんな40歳くらいの人と結婚なんて…………考えたくもないなぁ。そんな事を考えていると、召使いがやってきてお母さんとお父さんが私を呼んでいると言っている。無視すると色々面倒なので私は部屋を出て、居間へ歩き出した。
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