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◆番外編◆ 夫婦になって初めての☓☓☓
#10
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要さんが、私のおでこにそっと甘やかなキスを降らせば、今度は私が、要さんのおでこにそっとキスを返して。
要さんが、私の頬をそっと優しく啄めば、今度は私が、要さんの頬をそっと優しく啄むというように。
もうふたりを隔てるものは全て脱ぎ去って、生まれたまんまの互いの素肌の身体を絡め合い、ふたりでじゃれあっていたのだった。
そうしているうち、いつもの如く可笑しなスイッチが入ってしまった要さんによって、
「美菜、まだキスしかしていないのに、こんなに硬くして。そんなに俺に触れてほしかったのか?」
要さんの優しい甘やかなキスのお陰で、まだ触れられてもいないのに、ツーンと主張してしまっている胸の先端のことを意地悪な言葉でもって指摘され。
けれど、もう羞恥なんてどこかに吹き飛んでしまっている私は、
「はい、速く可愛がってください」
な~んてことを言いながら、愛おしい要さんの腕の中で、精一杯胸を反らせて、要さんの手をそうっと自分の胸へと宛がってしまっているのだった。
すると、要さんは、もう我慢できないとばかりに、私の背中に回した腕を自分の方へと引き寄せつつ。
私が宛がった自分の手では、左胸の膨らみを包み込んで、やわやわと優しくも厭らしい手つきで揉みしだき始めたかと思えば。
続け様に、今度は、無防備な右胸の硬く主張した尖りへとむしゃぶりついてきた。
まるで、何日も獲物にありつけなくて、お腹をペコペコに空かせていた、獣のように。
どうやら、要さんは、私の思っていた以上に、ムラムラを募らせて、それをずいぶんと我慢してしまっていたようだ。
獣と化した要さんに、滾るように熱くなったざらざらとした舌と、硬い歯とで、巧みに尖りとその周辺を執拗に何度も愛撫なされてしまっては、強すぎる刺激に、声なんて抑えることなんてできる筈もなく。
「……あっ、あん……ああっ……ひゃん……っ」
途端に、甘ったるい嬌声が、私の口から絶え間なく零れ始めるのだった。
そんななか、要さんにも一緒に気持ちよくなってもらいたい、という想いが頭の片隅にチラついてくるから。
要さんの巧みな愛撫に身を捩りながらも、手は無意識に、要さんを求めて彷徨っていて。
ようやくたどり着いた要さんの昂ぶりをそうっと手に包み込めば、直に伝わってくる、いつも以上に硬度も質量もマシマシのその猛々しい雄々しい姿に。
私に、こんなにも元気に反応を示してくれてるんだという嬉しさに、いつもは恥ずかしくて触れるのもおっかなびっくりで、直視するのも憚られるというのに。
きっと、こうして要さんに可愛がってもらうのが久々というのに加えて、結婚して初めてという特別感がそうさせるのだろう。
要さんの昂ぶりまでもが愛おしくて堪らなくなってくるから堪らない。
要さんの昂ぶりを手に包み込んで、ゆっくり擦りあわせていくうち、要さんの胸の愛撫が緩慢になってきて。
「みっ……みなっ。そ……そんなにされたら、あぁっ……く、……ヤバい……っ!!」
いつになく余裕を失くした要さんが、切羽詰まったような声で、そんなことを言ってきて。
私の胸の間に顔を埋めたまま、縋るようにしがみついてきて、動かなくなってしまった要さん。
私の与える愉悦に、なんとかして抗おうとするその姿に、私はますます調子づいてしまうのだった。
要さんが、私の頬をそっと優しく啄めば、今度は私が、要さんの頬をそっと優しく啄むというように。
もうふたりを隔てるものは全て脱ぎ去って、生まれたまんまの互いの素肌の身体を絡め合い、ふたりでじゃれあっていたのだった。
そうしているうち、いつもの如く可笑しなスイッチが入ってしまった要さんによって、
「美菜、まだキスしかしていないのに、こんなに硬くして。そんなに俺に触れてほしかったのか?」
要さんの優しい甘やかなキスのお陰で、まだ触れられてもいないのに、ツーンと主張してしまっている胸の先端のことを意地悪な言葉でもって指摘され。
けれど、もう羞恥なんてどこかに吹き飛んでしまっている私は、
「はい、速く可愛がってください」
な~んてことを言いながら、愛おしい要さんの腕の中で、精一杯胸を反らせて、要さんの手をそうっと自分の胸へと宛がってしまっているのだった。
すると、要さんは、もう我慢できないとばかりに、私の背中に回した腕を自分の方へと引き寄せつつ。
私が宛がった自分の手では、左胸の膨らみを包み込んで、やわやわと優しくも厭らしい手つきで揉みしだき始めたかと思えば。
続け様に、今度は、無防備な右胸の硬く主張した尖りへとむしゃぶりついてきた。
まるで、何日も獲物にありつけなくて、お腹をペコペコに空かせていた、獣のように。
どうやら、要さんは、私の思っていた以上に、ムラムラを募らせて、それをずいぶんと我慢してしまっていたようだ。
獣と化した要さんに、滾るように熱くなったざらざらとした舌と、硬い歯とで、巧みに尖りとその周辺を執拗に何度も愛撫なされてしまっては、強すぎる刺激に、声なんて抑えることなんてできる筈もなく。
「……あっ、あん……ああっ……ひゃん……っ」
途端に、甘ったるい嬌声が、私の口から絶え間なく零れ始めるのだった。
そんななか、要さんにも一緒に気持ちよくなってもらいたい、という想いが頭の片隅にチラついてくるから。
要さんの巧みな愛撫に身を捩りながらも、手は無意識に、要さんを求めて彷徨っていて。
ようやくたどり着いた要さんの昂ぶりをそうっと手に包み込めば、直に伝わってくる、いつも以上に硬度も質量もマシマシのその猛々しい雄々しい姿に。
私に、こんなにも元気に反応を示してくれてるんだという嬉しさに、いつもは恥ずかしくて触れるのもおっかなびっくりで、直視するのも憚られるというのに。
きっと、こうして要さんに可愛がってもらうのが久々というのに加えて、結婚して初めてという特別感がそうさせるのだろう。
要さんの昂ぶりまでもが愛おしくて堪らなくなってくるから堪らない。
要さんの昂ぶりを手に包み込んで、ゆっくり擦りあわせていくうち、要さんの胸の愛撫が緩慢になってきて。
「みっ……みなっ。そ……そんなにされたら、あぁっ……く、……ヤバい……っ!!」
いつになく余裕を失くした要さんが、切羽詰まったような声で、そんなことを言ってきて。
私の胸の間に顔を埋めたまま、縋るようにしがみついてきて、動かなくなってしまった要さん。
私の与える愉悦に、なんとかして抗おうとするその姿に、私はますます調子づいてしまうのだった。
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