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◆番外編◆ なにより愛しいもの~side要~
#24
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……た、頼む。目を覚まさないでくれ。
荒ぶる自分の分身を慰めてやりつつも、腕の中で眠る美菜の様子が、もう気になって気になって、集中できない。
そんな俺を急き立てるように、荒ぶる分身は、
――『こらっ! もっとしっかりやれ! そんなんじゃいつまで経ってもイケないぞ!』
と、なおも無言の圧力をかけてくる。
ちょうどその時、腕の中の美菜がなにやらまた身動ぎする気配がして、ハイリスクの屈辱を味わっている俺の緊張感は、最高潮に達してしまい。
それどころか、荒ぶる分身以外の全身からも血の気が引いて、同時にカッチーンとすべての動きを緊急停止させた。
まるで、機械仕掛けの人形のように、ぎこちない動きでギギッーってな具合で、美菜の方へと顔を向けると……。
これまた嬉しそうな可愛い笑顔を浮かべて、なにやらムニャムニャ言ったかと思えば、
「……か、な、め、……しゃん、……だい、……しゅきぃ」
なんて、寝惚けた可愛いらしい声で、これまた可愛い寝言をお見舞いしてきた美菜。
そんな可愛すぎる不意打ちを喰らってしまった俺の胸は、ズキューンと撃ち抜かれて、荒ぶる分身までが素直に反応を示してしまうから堪ったもんじゃない。
「……ぅうっ……ぐ、はぁっ……はぁはぁ」
けれど、ラストを迎えるほどではなかったため、無駄に悶えさせられて疲労感が増しただけだった。
――幸せそうな表情して俺を煽るだけ煽りやがって。覚えてろよ? 今度起きた時には、メチャクチャ恥ずかしい目にあわせてやる!
結局俺は、腕の中で眠る愛しい美菜相手に、心の中でそんなことを毒づくことしかできないのだった。
いまだ眠ったままの愛しい美菜相手に毒づくことしかできない俺のことを、嘲笑うかのように、美菜がなおもむぎゅとくっついてきて。
俺のあばら辺りには、美菜の胸の膨らみのなんともいえない柔らかな感触が、いい具合に押し当てられてしまった。
……くそう! 気づかないフリしてたっていうのに……。
いつもなら恥ずかしがって隙あらば隠そうとするクセに。
これみよがしに、グイグイ押し付けてきやがって。
――あぁ、今すぐ、その乳首にむしゃぶりついてしまいたい。
こんな荒ぶる分身なんてほっぽり出して、この手でむんずと鷲掴んで、谷間に顔を挟んで、メチャクチャに揉みしだいてしまいたい。
――なんなら今すぐにでも、突っ込んでしまいたい。
なんて、ただの"変態チック"なことばかりが、可笑しなテンションになってしまった可哀想な俺の頭に次から次に浮かんでくる。
――『いんじゃない? やっちゃえよ』
と、可笑しなテンションになってしまった俺のことを唆そうとする荒ぶる分身。
果たして俺は、この誘惑に打ち勝つことができるんだろうか?
――『できない方に一票🎵』
"変態チックな欲求"を必死で抑え込もうとしている俺の荒ぶる分身の楽しそうな声が、一瞬、聞こえたような気がした。
荒ぶる自分の分身を慰めてやりつつも、腕の中で眠る美菜の様子が、もう気になって気になって、集中できない。
そんな俺を急き立てるように、荒ぶる分身は、
――『こらっ! もっとしっかりやれ! そんなんじゃいつまで経ってもイケないぞ!』
と、なおも無言の圧力をかけてくる。
ちょうどその時、腕の中の美菜がなにやらまた身動ぎする気配がして、ハイリスクの屈辱を味わっている俺の緊張感は、最高潮に達してしまい。
それどころか、荒ぶる分身以外の全身からも血の気が引いて、同時にカッチーンとすべての動きを緊急停止させた。
まるで、機械仕掛けの人形のように、ぎこちない動きでギギッーってな具合で、美菜の方へと顔を向けると……。
これまた嬉しそうな可愛い笑顔を浮かべて、なにやらムニャムニャ言ったかと思えば、
「……か、な、め、……しゃん、……だい、……しゅきぃ」
なんて、寝惚けた可愛いらしい声で、これまた可愛い寝言をお見舞いしてきた美菜。
そんな可愛すぎる不意打ちを喰らってしまった俺の胸は、ズキューンと撃ち抜かれて、荒ぶる分身までが素直に反応を示してしまうから堪ったもんじゃない。
「……ぅうっ……ぐ、はぁっ……はぁはぁ」
けれど、ラストを迎えるほどではなかったため、無駄に悶えさせられて疲労感が増しただけだった。
――幸せそうな表情して俺を煽るだけ煽りやがって。覚えてろよ? 今度起きた時には、メチャクチャ恥ずかしい目にあわせてやる!
結局俺は、腕の中で眠る愛しい美菜相手に、心の中でそんなことを毒づくことしかできないのだった。
いまだ眠ったままの愛しい美菜相手に毒づくことしかできない俺のことを、嘲笑うかのように、美菜がなおもむぎゅとくっついてきて。
俺のあばら辺りには、美菜の胸の膨らみのなんともいえない柔らかな感触が、いい具合に押し当てられてしまった。
……くそう! 気づかないフリしてたっていうのに……。
いつもなら恥ずかしがって隙あらば隠そうとするクセに。
これみよがしに、グイグイ押し付けてきやがって。
――あぁ、今すぐ、その乳首にむしゃぶりついてしまいたい。
こんな荒ぶる分身なんてほっぽり出して、この手でむんずと鷲掴んで、谷間に顔を挟んで、メチャクチャに揉みしだいてしまいたい。
――なんなら今すぐにでも、突っ込んでしまいたい。
なんて、ただの"変態チック"なことばかりが、可笑しなテンションになってしまった可哀想な俺の頭に次から次に浮かんでくる。
――『いんじゃない? やっちゃえよ』
と、可笑しなテンションになってしまった俺のことを唆そうとする荒ぶる分身。
果たして俺は、この誘惑に打ち勝つことができるんだろうか?
――『できない方に一票🎵』
"変態チックな欲求"を必死で抑え込もうとしている俺の荒ぶる分身の楽しそうな声が、一瞬、聞こえたような気がした。
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