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◆番外編◆ なにより愛しいもの~side要~
#17
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そこへ、尚も美菜は、俺へと向き合ってきて。
「最近の要さんは優しすぎです。あんまり優しくされちゃったら、私、調子に乗って、ワガママになっちゃいますよ?」
そんなことを言ってきたかと思えば、
「……要さんなしじゃ居られなくなっちゃうじゃないですか」
今度は、少し拗ねたような声で、ボソッと独りごちるように言葉を零した。
美菜にとっては、俺に対する抗議のつもりかもしれないが、俺にとっては、願ったり叶ったりのことばかりだ。
美菜の可愛すぎる抗議の言葉に、いつも以上に気を良くしてしまった俺は、
「じゃあ、もっともっと優しくして、とろっとろに甘やかして、俺から一生離れられなくしないとな? 俺のできうる限りの力を発揮して、今から精一杯気持ち良くさせてやるから、覚悟しろ」
という、これまた、いつものセリフを口にしているのだった。
こうして、いつも以上にヤル気をみなぎらせてしまった単純な俺は、どういう訳かなんの反応も示さない美菜の様子を窺うべく、美菜の腕をやんわりと解いて見下ろしてみれば。
言葉をなくしてだんまりを決め込んでた筈の俺が、うって変わって強きな発言をしたせいか。
ポカンと放心してしまっている美菜は、余程驚いているのか、身動ぎも忘れて、パチパチとつぶらな瞳で瞬きするのが精一杯って様子だ。
そんな美菜の顔へとゆっくりと近付けば、互いの視線とが交わった刹那、俺は美菜の柔らかな唇に深く口づけた。
まだ美菜の柔らかな唇に触れているだけなのに、燻っていた欲情がどんどん加速していく。
もう自分ではコントロールなんてできそうにないくらい、もっともっと欲しくなって……。
熱くて甘い口づけの角度を変えるたびに、深さを増して、自分の熱くなった舌で、美菜の溶けそうなくらい熱くなった舌を絡めとるように貪ってゆく。
もう、どちらのものかも判別できないくらいに、激しく、執拗に、攻め立てて。
少し前に盛大に潮を吹かせたせいか、どこもかしこも敏感になってしまっている様子の美菜。
熱くて甘い口づけだけで、とろりと蕩けた美菜の身体からはクタリと力が抜けていく。
「……はぁっ、……んんっ、……んぅ……ンンッ」
時折、重なりあう互いの唇の僅かな隙から漏れてくる甘い吐息と、溢れる唾液と、互いの舌とが絡み合う厭らしい水音とが、静かな寝室にクチュクチュ響き渡っていく。
その耳から入ってくるどれも全てが、相乗効果となってしまうから堪らない。
このままだと、昂っていく気持ちが理性を奪って暴走してしまいそうだ。
俺はなんとか踏ん張りつつも、熱くて甘い口づけもそのままに。
ゆるゆると、けれど的確に、美菜の中の弱いポイントをはち切れそうなくらいに昂った己自身で探るようにして、腰を前後左右に巧みに揺らし始めた。
美菜の中で馴染ませるために、もう随分と長い時間動かずにいたお陰で、おそらく痛みも和らいでいたせいだろう。
己自身で美菜の中をゆっくり往き来するだけで、華奢な身体をしならせて甘い声をこぼす可愛い美菜。
「……あっ……や、んっ……ンン……ふぅ……」
俺の腕の中で、全てを委ねて、胸にギュッとしがみついてくる美菜が堪らなく愛おしい。
「最近の要さんは優しすぎです。あんまり優しくされちゃったら、私、調子に乗って、ワガママになっちゃいますよ?」
そんなことを言ってきたかと思えば、
「……要さんなしじゃ居られなくなっちゃうじゃないですか」
今度は、少し拗ねたような声で、ボソッと独りごちるように言葉を零した。
美菜にとっては、俺に対する抗議のつもりかもしれないが、俺にとっては、願ったり叶ったりのことばかりだ。
美菜の可愛すぎる抗議の言葉に、いつも以上に気を良くしてしまった俺は、
「じゃあ、もっともっと優しくして、とろっとろに甘やかして、俺から一生離れられなくしないとな? 俺のできうる限りの力を発揮して、今から精一杯気持ち良くさせてやるから、覚悟しろ」
という、これまた、いつものセリフを口にしているのだった。
こうして、いつも以上にヤル気をみなぎらせてしまった単純な俺は、どういう訳かなんの反応も示さない美菜の様子を窺うべく、美菜の腕をやんわりと解いて見下ろしてみれば。
言葉をなくしてだんまりを決め込んでた筈の俺が、うって変わって強きな発言をしたせいか。
ポカンと放心してしまっている美菜は、余程驚いているのか、身動ぎも忘れて、パチパチとつぶらな瞳で瞬きするのが精一杯って様子だ。
そんな美菜の顔へとゆっくりと近付けば、互いの視線とが交わった刹那、俺は美菜の柔らかな唇に深く口づけた。
まだ美菜の柔らかな唇に触れているだけなのに、燻っていた欲情がどんどん加速していく。
もう自分ではコントロールなんてできそうにないくらい、もっともっと欲しくなって……。
熱くて甘い口づけの角度を変えるたびに、深さを増して、自分の熱くなった舌で、美菜の溶けそうなくらい熱くなった舌を絡めとるように貪ってゆく。
もう、どちらのものかも判別できないくらいに、激しく、執拗に、攻め立てて。
少し前に盛大に潮を吹かせたせいか、どこもかしこも敏感になってしまっている様子の美菜。
熱くて甘い口づけだけで、とろりと蕩けた美菜の身体からはクタリと力が抜けていく。
「……はぁっ、……んんっ、……んぅ……ンンッ」
時折、重なりあう互いの唇の僅かな隙から漏れてくる甘い吐息と、溢れる唾液と、互いの舌とが絡み合う厭らしい水音とが、静かな寝室にクチュクチュ響き渡っていく。
その耳から入ってくるどれも全てが、相乗効果となってしまうから堪らない。
このままだと、昂っていく気持ちが理性を奪って暴走してしまいそうだ。
俺はなんとか踏ん張りつつも、熱くて甘い口づけもそのままに。
ゆるゆると、けれど的確に、美菜の中の弱いポイントをはち切れそうなくらいに昂った己自身で探るようにして、腰を前後左右に巧みに揺らし始めた。
美菜の中で馴染ませるために、もう随分と長い時間動かずにいたお陰で、おそらく痛みも和らいでいたせいだろう。
己自身で美菜の中をゆっくり往き来するだけで、華奢な身体をしならせて甘い声をこぼす可愛い美菜。
「……あっ……や、んっ……ンン……ふぅ……」
俺の腕の中で、全てを委ねて、胸にギュッとしがみついてくる美菜が堪らなく愛おしい。
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