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episoudo:7
#5
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だって、主任ってば、
「……フハッ。意味が解かんねぇって反応だな? そういうところも可愛いけど……。
お前って結構俺のこと惑わしてんだぞ?
酔っ払ってた時なんて、俺の手を引っ張ってどうすんのかと思ってたら、甘えるような可愛い声で『胸が結構大きいんですよ』とかなんとか言いながら、自分で服はだけて胸に当てがわれて誘惑されたし。
今朝だって、『大好き』って言いながら俺の首に腕絡めて抱きついてきて離してくれねぇんだもんな。
んなことされて子供だなんて思えねぇよ……。
まぁ、いつものお前とのギャップに萌えさせてもらったけどな」
何が楽しいのか、時折思い出し笑いを漏らしながら、そんなことを言ってきちゃうんだもん。
そりゃありえないくらい恥ずかしすぎて、瞬時に顔が茹でダコみたいになっちゃったじゃないか。
あー、もう、いくら電話で顔が見えないからって。
――恥ずかしすぎるっ!
今すぐにでも消えてしまいたい……。
なんて恥ずかしがってた私は、ハッと我に返って、慌てて声を張り上げた。
「……ちょっ主任! 何デタラメなこと言っちゃってんですかっ!? 私はそんなこと言ってないし、してませんっ! もう、嘘ばっかり言わないでくださいよっ!」
だって、そんなことした覚えも、言った覚えも全然ないんだもん。
ううん、私がそんなことを言うなんてありえない。
――絶対に言ったりしないもん!
きっと、主任のことだ、あることないこと言って私をからかっているに違いない。
――うん、絶対そうに違いない。
それなのに、余りの恥ずかしさと、主任にからかわれたことへの怒りで、頭がカッカしてしまってる私と違って。
ヘラヘラした笑みでも電話の向こうで浮かべてそうな雰囲気の呑気としか思えない主任からは、まるでトドメを刺すような
「あぁ、そうか……。お前、酔ってて記憶なくしてたんだっけ? ごめん、ごめん……。酔ってたんだし、気にすんな。な?」
……なぁんて今更な言葉が返って来てしまい。
真っ赤になった顔はもう発火寸前だ。
全部言っておいて、今更ながらに気にするななんてこと言われて、気にしないような人間が居るんだったら、一度お目にかかってみたいもんだ。
なんてことを心の中で突っ込んでいた私の脳裏に、酔っ払って泊めてもらった主任の部屋での、あの朝のありえないくらいの恥ずかしい光景が色鮮やかに蘇ってきてしまい。
もうこれ以上にないってくらいの熱が私の全身を一瞬のうちに飲み込んでしまって、スマホを持ったまんまで機能停止状態に陥ってしまった。
「……フハッ。意味が解かんねぇって反応だな? そういうところも可愛いけど……。
お前って結構俺のこと惑わしてんだぞ?
酔っ払ってた時なんて、俺の手を引っ張ってどうすんのかと思ってたら、甘えるような可愛い声で『胸が結構大きいんですよ』とかなんとか言いながら、自分で服はだけて胸に当てがわれて誘惑されたし。
今朝だって、『大好き』って言いながら俺の首に腕絡めて抱きついてきて離してくれねぇんだもんな。
んなことされて子供だなんて思えねぇよ……。
まぁ、いつものお前とのギャップに萌えさせてもらったけどな」
何が楽しいのか、時折思い出し笑いを漏らしながら、そんなことを言ってきちゃうんだもん。
そりゃありえないくらい恥ずかしすぎて、瞬時に顔が茹でダコみたいになっちゃったじゃないか。
あー、もう、いくら電話で顔が見えないからって。
――恥ずかしすぎるっ!
今すぐにでも消えてしまいたい……。
なんて恥ずかしがってた私は、ハッと我に返って、慌てて声を張り上げた。
「……ちょっ主任! 何デタラメなこと言っちゃってんですかっ!? 私はそんなこと言ってないし、してませんっ! もう、嘘ばっかり言わないでくださいよっ!」
だって、そんなことした覚えも、言った覚えも全然ないんだもん。
ううん、私がそんなことを言うなんてありえない。
――絶対に言ったりしないもん!
きっと、主任のことだ、あることないこと言って私をからかっているに違いない。
――うん、絶対そうに違いない。
それなのに、余りの恥ずかしさと、主任にからかわれたことへの怒りで、頭がカッカしてしまってる私と違って。
ヘラヘラした笑みでも電話の向こうで浮かべてそうな雰囲気の呑気としか思えない主任からは、まるでトドメを刺すような
「あぁ、そうか……。お前、酔ってて記憶なくしてたんだっけ? ごめん、ごめん……。酔ってたんだし、気にすんな。な?」
……なぁんて今更な言葉が返って来てしまい。
真っ赤になった顔はもう発火寸前だ。
全部言っておいて、今更ながらに気にするななんてこと言われて、気にしないような人間が居るんだったら、一度お目にかかってみたいもんだ。
なんてことを心の中で突っ込んでいた私の脳裏に、酔っ払って泊めてもらった主任の部屋での、あの朝のありえないくらいの恥ずかしい光景が色鮮やかに蘇ってきてしまい。
もうこれ以上にないってくらいの熱が私の全身を一瞬のうちに飲み込んでしまって、スマホを持ったまんまで機能停止状態に陥ってしまった。
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