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私、生まれ変わる?
目覚めたら身体が消えていた
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深い眠りから覚めるように
ふっ…と私は意識を戻した。
意識がある、と自覚してるあたりでもうだいぶおかしい。
「え…なんで生きてるの私?」
自分は屋上から飛び降りたはずだ。
「せっかくアイツらに落ちてく瞬間を見せつけてやったってのに。……フッ、アハハッ、とんでもなく間抜けな顔してたなぁ、アイツら…フハッ」
いやぁ笑いが止まらない。
いい気味だと心底思ったよ!
「ていうか、ここどこ?」
私の視界は黒く染まっていて周囲の様子がわからない。明かりがついていないのか?
「どこにいるか見たいんだけどなぁ……。うーん………ん?」
なぜ自分が生きているのかを考えていて気づかなかった。
もしかして、自分は目が見えなくなったのでは?
ありえない話ではない、あの高さ(校舎5階建て約20m)から頭を下にして落ちたのだ、無事なはずがない。奇跡的に助かったとしても後遺症が残る。
「声はでてるんだよね、見えろって念じてたら見えるようになったり…した!?」
急に視界が開け白、灰、黒で造られた世界が飛び込んでくる。
草木は見える範囲にはなく。ゴツゴツとした岩肌、柔らかさを持たない大地が広がる。空も大地もモノトーンに支配された世界。
「雲がほとんどないのに青空じゃなく灰色の空って不思議だなぁ。」
ポツポツと浮かぶ雲を包む空は白に近い灰色。
そして
「これは、どんな状態なのかな?」
私の身体は消えていた
正確に言うなれば、霧のような物体になっていた。
そして先程から私の現在の身体に似た黒いモヤモヤした霧のような物がふわふわと漂っていおり、風に吹かれている感覚はないが、風が吹いているらしく、空中を流れていく。
しかも、私と接触したものが私に吸収されている。
「私みたいに意識があったらどうしようかと思ったけど、特にないみたいだし。なんで吸収してるのかも謎だなぁ。」
今の私の身体や、それに似た黒いモヤモヤはなんなのだろうか?
「天国でも地獄でもなさそう…。これは転生しちゃった系とか?」
…
「いや、霧に転生ってなんやねん。」
_________________________
はい、主人公のセルフ突っ込み。
※主人公は関西人ではありません。
どうもこんにちは氷水です。
そうサクサク話は進みませんね。
誤字脱字掲示板を作ったので、発見した方はそちらにお願いします(*`∀´ *)
ふっ…と私は意識を戻した。
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いやぁ笑いが止まらない。
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そして
「これは、どんな状態なのかな?」
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そして先程から私の現在の身体に似た黒いモヤモヤした霧のような物がふわふわと漂っていおり、風に吹かれている感覚はないが、風が吹いているらしく、空中を流れていく。
しかも、私と接触したものが私に吸収されている。
「私みたいに意識があったらどうしようかと思ったけど、特にないみたいだし。なんで吸収してるのかも謎だなぁ。」
今の私の身体や、それに似た黒いモヤモヤはなんなのだろうか?
「天国でも地獄でもなさそう…。これは転生しちゃった系とか?」
…
「いや、霧に転生ってなんやねん。」
_________________________
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※主人公は関西人ではありません。
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