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番外編第四話
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次の日もレオン君は早朝に出かけていった。彼の顔が見られるのは嬉しかったが、無理をしているようなら街で泊まっていけばいいのにと思ってしまう。オッドリーからここまでは歩いて一時間ほどかかるのだ。
今日、子どもたちは早く起きた。早くとはいっても、僕が仕事を始める時間であるが。
子どもたちの朝食を準備するために台所に行った僕を見たウィル君はぱちぱちと目を瞬かせ、頬が赤く染まった。
「どうしたの?」
「いえ! なんでもないです!」
力強く頭を振ると、布巾を手に取りテーブルを拭く。明らかに挙動不審な彼に首をかしげていると、オリバー君がニコニコと笑って話しかけてきた。
「ねぇねぇ、ルカス! 今日時間があったら手から温かい風を出すやり方教えてよ!」
「魔法のこと?」
「そう、それ!」
恥ずかしそうにちらちらとこちらを見てくるウィル君と違い、オリバー君はやたら楽しそうだ。
とはいえ、魔法を習得しておけばこれから先のこの子達の生活が便利になるだろう。僕は頷いた。
「いいよ。やってみよう」
こうして僕は二人が食事後の後片付けをしている間に魔法学校時代の教科書を探して取り出してくる。「初級魔法の基礎知識」と書かれた本は今から十年以上前に使っていたものだ。今は研究が進んだため、一部が時代遅れの表現となっているが、大枠は変わらないので僕が都度教えればいいだろう。
彼らは文字が読めるようで、渡した本を開き、頬を引っ付けるように隣にならんで一緒に読んでいた。
「へぇ~。こうやってやるんだ」
オリバー君は理解が早いようで数十分読むとすぐに指先に炎を作っていた。同様にウィル君も指先を見つめているが彼の方はなかなか火が出ない。
「魔法には相性があるから……。オリバー君は炎魔法と相性がよかったんだろうね。ウィル君も得意な分野がきっと見つかるはずだよ。それこそレオン君みたいに体術が得意になるかもしれないし……」
へにょりと耳を下げるウィル君を慰めるため、頭を撫でる。魔法そのものも適性によるものなので、本人が素質に気が付かずに一生を終える事もありえるのだ。
こうして午後まで魔法を教えると、オリバー君は風の術も体得し、その日の夜からウィル君の髪を乾かすようになっていた。
「……あの、ありがとうございます。こんなに色々と良くしてもらって……」
夜、夕食を食べているとウィル君はパンを食べる手を止めて上目遣いに告げてくる。現在の彼には狼の耳は見えない。彼もあっという間に擬態の術を習得し、出会った頃のレオン君みたいに人間の外見を纏っていた。
「いいんだよ。お役に立てたなら何よりだ」
「何かお礼に出来ることはありませんか? 僕、貰ってばかりは申し訳なくて……」
ウィル君はじぃ、と僕を見つめる。その隣でウィル君と同様に擬態の術で羽と尻尾を消しているオリバー君も食べる手を止めて僕を見ていた。
そうは言っても子どもにやらせられる仕事はとくに思いつかない。僕の仕事は魔法薬の調合なので危なくて触らせられない。水を汲んできてもらうにもキャリーがあれば簡単にできるし、外で育てている家庭菜園は一定の時間に水が出るように僕の魔法で自動化してある。掃除も朝に二人が手伝ってくれ、もう終わっている。僕個人としてはそれで十分だが、ウィル君は、今、何か仕事を与えてほしそうにしていた。
「そうだ! それじゃあ、今日も動物の形の君たちを撫でさせてくれるかい?」
思いついた一番の僕にとってのご褒美に、ウィル君は目をぱちぱちと瞬かせた。
「……いいんですか?」
そんな事でいいのかと呆気にとられているのだろうか。ウィル君はどこか遠慮がちに僕とオリバー君を交互に見ていた。けれど僕からしたら彼らの子ども特有の柔らかい毛並みや鱗に触れられるのは何よりも嬉しい。
「お安い御用だよ! いくらでも触って!」
オリバー君はあっさりと笑う。ウィル君は困ったようにオリバー君を凝視した後、ゆっくりと頷いた。
こうして僕は食後の一時間ほど、動物の形状の彼らを撫で回す時間を手に入れる事に成功したのだった。
今日もレオン君の帰りは遅かった。
「おかえり、レオン君」
とっくに子どもたちは寝てしまい、僕は研究室でレオン君の帰りを待っていた。
玄関の扉が開いた音を聞いて玄関に飛び出す。
「ああ。……ただいま」
レオン君はまたも僕を見て真顔になる。何かを言いたそうにしていたが、先に口を開いたのは僕の方だった。
「あの二人、魔術の才能があるみたいだよ。今日一日で擬態の術を覚えちゃったんだ!」
「……そうか」
言いながらレオン君は両手を広げ、僕を抱きしめてくる。
「えっ!? レオン君!?」
そのまま頬を擦り寄せてきてくれる。これまでにレオン君がこんな熱烈なお帰りのハグをしてくれたことなんてなかった。僕は頬に熱が集まっていくのを感じながらも、自分からも抱きしめ返す。しばらくの間そうしていて、レオン君はゆっくりと僕から離れた。
「それで? 今日一日何をしていたんだ?」
レオン君の機嫌が元に戻っている。
食事を食べてきたというレオン君のためにホットワインを作りながら一日の出来事を話す。レオン君は相槌を打ちながらも基本は黙って僕の話を聞いてくれていた。
「そうか……。あいつらに魔術の適性があるなら、奨学金をとって魔術学校に入れるのも一つの手だな」
「魔術学校?」
「ああ。まだ本人達には言いたくないんだが、彼らの親がそこそこの傷を負わされていてな……。村に返したとして、まともに働けるかどうか危惧しているんだ。そこで今、就労支援として手に職をつけてもらうか議論していたんだ。幸い、魔術学校は国の支援があるから授業料は安い。特待生なら無料だ。だったら、人間のふりをして寮に入れたほうが親も安心できるんじゃないのかと思ったんだ」
「……そうなんだ」
子どもたちのほのぼのした様子とは逆に、レオン君の方は大変なことになっていたようだった。
魔術学校は全寮制であり、人間であれば誰でも入れる。僕も実家にお金はあまりなかったが、奨学金で学校に入り、シュタインを倒した報奨金で奨学金を完済済みである。
「子どもにとってあそこほど安全な場所は他にない。本来なら、人狼や竜人であっても入ることができればいいんだろうが……」
この国ではいまだに異種族に対して差別意識が強い。生産力として世界各地から連れてきたというのに、選挙権や教育を受ける権利を与えていなかった。そのくせ税金は取るのだからひどいものである。
「レオン君はどうやって入ったの?」
そういえば、と聞いてみる。あまりにも当たり前に魔術学校にいたが、人狼である彼は誰かの支援がないと入れないのではないだろうか。
「エミリアの母親が助けてくれたんだ。人狼でも、将来の可能性は広げておけ、と」
レオン君の母親とエミリアさんの母親は姉妹同然に仲がよく、子どもが同時期に生まれたこともあり結婚後も縁が続いていた。当時はまだエミリアさんの母親は病気になる前だったらしい。レオン君に父方の戸籍を貸してくれ、人種に負けず勉強をしてきなさいと送り出してくれたのだった。
「今思えば、村の近くの学校じゃなくてわざわざ離れたアルティア王国国立魔術学校に入れてくれたのは、俺の知り合いの居ない場所を選んでくれたからなんだろうな」
「そうなんだ……」
魔術学校時代のレオン君を思い出す。あの頃も今も彼は輝いていて、そんな事情は一切感じさせなかった。
「明日、打診をしてみる。あの子達の面倒を見てくれてありがとう」
レオン君は優しい瞳を細め、愛おしそうに僕を見つめてくる。いつまで経っても僕はレオン君のこの顔に弱く、こんな視線を向けられる現在に幸せを感じてしまうのだった。
今日、子どもたちは早く起きた。早くとはいっても、僕が仕事を始める時間であるが。
子どもたちの朝食を準備するために台所に行った僕を見たウィル君はぱちぱちと目を瞬かせ、頬が赤く染まった。
「どうしたの?」
「いえ! なんでもないです!」
力強く頭を振ると、布巾を手に取りテーブルを拭く。明らかに挙動不審な彼に首をかしげていると、オリバー君がニコニコと笑って話しかけてきた。
「ねぇねぇ、ルカス! 今日時間があったら手から温かい風を出すやり方教えてよ!」
「魔法のこと?」
「そう、それ!」
恥ずかしそうにちらちらとこちらを見てくるウィル君と違い、オリバー君はやたら楽しそうだ。
とはいえ、魔法を習得しておけばこれから先のこの子達の生活が便利になるだろう。僕は頷いた。
「いいよ。やってみよう」
こうして僕は二人が食事後の後片付けをしている間に魔法学校時代の教科書を探して取り出してくる。「初級魔法の基礎知識」と書かれた本は今から十年以上前に使っていたものだ。今は研究が進んだため、一部が時代遅れの表現となっているが、大枠は変わらないので僕が都度教えればいいだろう。
彼らは文字が読めるようで、渡した本を開き、頬を引っ付けるように隣にならんで一緒に読んでいた。
「へぇ~。こうやってやるんだ」
オリバー君は理解が早いようで数十分読むとすぐに指先に炎を作っていた。同様にウィル君も指先を見つめているが彼の方はなかなか火が出ない。
「魔法には相性があるから……。オリバー君は炎魔法と相性がよかったんだろうね。ウィル君も得意な分野がきっと見つかるはずだよ。それこそレオン君みたいに体術が得意になるかもしれないし……」
へにょりと耳を下げるウィル君を慰めるため、頭を撫でる。魔法そのものも適性によるものなので、本人が素質に気が付かずに一生を終える事もありえるのだ。
こうして午後まで魔法を教えると、オリバー君は風の術も体得し、その日の夜からウィル君の髪を乾かすようになっていた。
「……あの、ありがとうございます。こんなに色々と良くしてもらって……」
夜、夕食を食べているとウィル君はパンを食べる手を止めて上目遣いに告げてくる。現在の彼には狼の耳は見えない。彼もあっという間に擬態の術を習得し、出会った頃のレオン君みたいに人間の外見を纏っていた。
「いいんだよ。お役に立てたなら何よりだ」
「何かお礼に出来ることはありませんか? 僕、貰ってばかりは申し訳なくて……」
ウィル君はじぃ、と僕を見つめる。その隣でウィル君と同様に擬態の術で羽と尻尾を消しているオリバー君も食べる手を止めて僕を見ていた。
そうは言っても子どもにやらせられる仕事はとくに思いつかない。僕の仕事は魔法薬の調合なので危なくて触らせられない。水を汲んできてもらうにもキャリーがあれば簡単にできるし、外で育てている家庭菜園は一定の時間に水が出るように僕の魔法で自動化してある。掃除も朝に二人が手伝ってくれ、もう終わっている。僕個人としてはそれで十分だが、ウィル君は、今、何か仕事を与えてほしそうにしていた。
「そうだ! それじゃあ、今日も動物の形の君たちを撫でさせてくれるかい?」
思いついた一番の僕にとってのご褒美に、ウィル君は目をぱちぱちと瞬かせた。
「……いいんですか?」
そんな事でいいのかと呆気にとられているのだろうか。ウィル君はどこか遠慮がちに僕とオリバー君を交互に見ていた。けれど僕からしたら彼らの子ども特有の柔らかい毛並みや鱗に触れられるのは何よりも嬉しい。
「お安い御用だよ! いくらでも触って!」
オリバー君はあっさりと笑う。ウィル君は困ったようにオリバー君を凝視した後、ゆっくりと頷いた。
こうして僕は食後の一時間ほど、動物の形状の彼らを撫で回す時間を手に入れる事に成功したのだった。
今日もレオン君の帰りは遅かった。
「おかえり、レオン君」
とっくに子どもたちは寝てしまい、僕は研究室でレオン君の帰りを待っていた。
玄関の扉が開いた音を聞いて玄関に飛び出す。
「ああ。……ただいま」
レオン君はまたも僕を見て真顔になる。何かを言いたそうにしていたが、先に口を開いたのは僕の方だった。
「あの二人、魔術の才能があるみたいだよ。今日一日で擬態の術を覚えちゃったんだ!」
「……そうか」
言いながらレオン君は両手を広げ、僕を抱きしめてくる。
「えっ!? レオン君!?」
そのまま頬を擦り寄せてきてくれる。これまでにレオン君がこんな熱烈なお帰りのハグをしてくれたことなんてなかった。僕は頬に熱が集まっていくのを感じながらも、自分からも抱きしめ返す。しばらくの間そうしていて、レオン君はゆっくりと僕から離れた。
「それで? 今日一日何をしていたんだ?」
レオン君の機嫌が元に戻っている。
食事を食べてきたというレオン君のためにホットワインを作りながら一日の出来事を話す。レオン君は相槌を打ちながらも基本は黙って僕の話を聞いてくれていた。
「そうか……。あいつらに魔術の適性があるなら、奨学金をとって魔術学校に入れるのも一つの手だな」
「魔術学校?」
「ああ。まだ本人達には言いたくないんだが、彼らの親がそこそこの傷を負わされていてな……。村に返したとして、まともに働けるかどうか危惧しているんだ。そこで今、就労支援として手に職をつけてもらうか議論していたんだ。幸い、魔術学校は国の支援があるから授業料は安い。特待生なら無料だ。だったら、人間のふりをして寮に入れたほうが親も安心できるんじゃないのかと思ったんだ」
「……そうなんだ」
子どもたちのほのぼのした様子とは逆に、レオン君の方は大変なことになっていたようだった。
魔術学校は全寮制であり、人間であれば誰でも入れる。僕も実家にお金はあまりなかったが、奨学金で学校に入り、シュタインを倒した報奨金で奨学金を完済済みである。
「子どもにとってあそこほど安全な場所は他にない。本来なら、人狼や竜人であっても入ることができればいいんだろうが……」
この国ではいまだに異種族に対して差別意識が強い。生産力として世界各地から連れてきたというのに、選挙権や教育を受ける権利を与えていなかった。そのくせ税金は取るのだからひどいものである。
「レオン君はどうやって入ったの?」
そういえば、と聞いてみる。あまりにも当たり前に魔術学校にいたが、人狼である彼は誰かの支援がないと入れないのではないだろうか。
「エミリアの母親が助けてくれたんだ。人狼でも、将来の可能性は広げておけ、と」
レオン君の母親とエミリアさんの母親は姉妹同然に仲がよく、子どもが同時期に生まれたこともあり結婚後も縁が続いていた。当時はまだエミリアさんの母親は病気になる前だったらしい。レオン君に父方の戸籍を貸してくれ、人種に負けず勉強をしてきなさいと送り出してくれたのだった。
「今思えば、村の近くの学校じゃなくてわざわざ離れたアルティア王国国立魔術学校に入れてくれたのは、俺の知り合いの居ない場所を選んでくれたからなんだろうな」
「そうなんだ……」
魔術学校時代のレオン君を思い出す。あの頃も今も彼は輝いていて、そんな事情は一切感じさせなかった。
「明日、打診をしてみる。あの子達の面倒を見てくれてありがとう」
レオン君は優しい瞳を細め、愛おしそうに僕を見つめてくる。いつまで経っても僕はレオン君のこの顔に弱く、こんな視線を向けられる現在に幸せを感じてしまうのだった。
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