34 / 84
番外編第一話
しおりを挟む
ただいま、という涼し気な声に僕は浮足立つ気持ちそのままにいそいそと玄関に急ぐ。今日は護衛任務を終えたレオン君が帰宅する日だった。
オッドリーの郊外に買った家は一階にキッチンとダイニング、風呂場と僕の研究室があり、ここで薬を作り売ることで日々の生活費の足しにしていた。二階には寝室と、物置にしている部屋が二つある。レオン君は護衛任務で家を空けることが多いので多くは僕一人で使っていた。
「おかえり、レオン君……」
三日ぶりに会う恋人にニコニコと寄っていった僕だったが、彼の姿を見て目を丸くして立ち止まった。
正確にはレオン君ではなく、レオン君の隣りにいる二人の子どもの存在に、である。
「……この人がレオンさんの恋人ですか?」
「思ったよりちっちゃいね~」
一人は狼の耳と尻尾、明るい茶髪に美しい金の瞳を持った人狼だった。年の頃は十歳前後だろうか。可愛らしい顔をしているものの、下がり眉とタレ目が大人しい印象を与えていた。
もう一人は金色の髪に緑色の瞳、真っ白な肌、小さなドラゴンの羽に尻尾を持った竜人だった。年齢は人狼の子供と同じ位だと推測できる。大きな猫目は愛らしく、物怖じしない態度は利発そうだった。
そんな二人がレオン君のズボンを掴み、周囲を見渡している。
「……え? レオン君?」
「悪い、ルカス。少し話を聞いてもらえないだろうか」
レオン君は申し訳無さそうに肩を落とす。とりあえず立ち話もなんだから、と僕は三人を招き入れた。
台所にはレオン君が帰宅するというので大量の食事を用意していた。そうは言っても僕は料理が上手ではない。買ってきたパンや焼いただけの肉、切っただけの野菜やチーズが並べられていた。
「うわぁ! 美味しそう!」
「こ、こら、迷惑だろう?」
目をキラキラと輝かせる竜人に、人狼の子供が袖を引き止めている。レオン君は既にあった二脚の椅子を寄せると、子供用の椅子を二脚キャリーから取り出した。
「こちらの人狼の子供がウィル。竜人の子供がオリバー。今回の依頼の最中に保護した」
レオン君が受けた依頼は警察の要人の護衛だったような気がする。詳しいことは守秘義務で教えて貰えなかったが、何故それで子供を保護するのだろう。
考えが顔に出ていたのか、レオン君が気まずそうに視線をそらしながら続けた。
「……今回の依頼の詳しい内容は、違法に少数民族を捕まえて奴隷として売っている組織の摘発だったんだ。名のある商人や貴族が後ろについていて警察に手を回しているから、多くは動員できない。たった三人の警察が解雇覚悟で動いているところに手を貸していたんだ」
「……レオン君、そんな危険な仕事をしていたの……?」
僕は真っ青になってレオン君を見る。下手をすると殺されていたかもしれない。レオン君は慌てて続けた。
「たまたま今回はそうなっただけで、いつもは安全を確認して仕事は引き受けている」
「…………」
本当だろうか。じ、と上目遣いに見つめると、レオン君はしばらく黙った後、はぁ、と息を吐き出した。まるで、親に隠し事がバレた子どものようだった。
「……黙っていて悪かった。とはいえ、その少数民族が人狼や竜人、ケットシーを主としていたから見過ごせなかったんだ」
人狼であるレオン君ならばたしかに放っておけないのだろう。僕は彼の連れてきた二人を見る。僕たちの間に流れている不穏な空気を察したのか、オリバー君が口を開いた。
「そうそう。俺たち故郷で暮らしていたのに拉致されちゃってさ~。まさに売られる前日だったんだよね」
「寸前でレオンさんが保護してくれて、組織の人達を逮捕してくれたんです」
ウィル君も続く。奴隷商人から解放したレオン君に恩義を感じているのだろう、口調はどこか庇うようだった。
子供二人にそんな風に言われてしまえば折れざるを得ない。詳しくは後で聞くことについて二人に話題を移した。
「君たちの両親はどうしたの?」
「売られちゃった」
オリバー君が返す。両親が売られたというのに、あっけらかんとした口調だった。
「あの、でも、おかあさんたちはちゃんとレオンさんが探してくれるって……」
ウィル君が続ける。彼らはレオン君に全幅の信頼を寄せているようだった。それはそうだろう。自分たちを拉致し、売ろうとした商人を捕まえ、親も見つけてくれると言ったのだから。義理堅く有言実行な彼はきっとやり遂げるだろう。
レオン君は僕の方を向いて頭を下げた。
「そういうことなんだ。悪い、ルカス……。この子達の親を探し出して保護するまではこの家で預からせて貰えないだろうか。他に預けられる先がなくて……」
「え……」
僕はまばたきをして二人に視線を向ける。大きくつぶらな瞳がじっと僕を見つめていた。
……かわいい。
境遇を知ってしまうと無碍に出来ない。何よりウィル君の狼の耳や尻尾、オリバー君の羽や鱗で覆われた尻尾は僕の動物好きの心を刺激する。
「もちろん大丈夫だよ! ご飯を食べたら早速二階の物置部屋を片付けよう!」
両手を握り、僕は答えた。途端にレオン君は頭をあげ、ほっとしたような顔をする。
「……よかった。出来るだけ早く見つけ出すようにするから」
「ううん。ゆっくりで大丈夫。……でも」
僕は少し声を低くする。
「安全には十分気をつけてね。もしレオン君に何かあったら、僕は三日三晩泣いた後、後を追うからね」
じ、とレオン君から顔をそらさずに告げる。真面目で情に厚いレオン君は止めても無理はするだろう。だから、こう言っておくのだ。そうすれば、彼は自分の安全を考えてくれるようになるだろうから。
「……わかった」
レオン君は顔をほころばせて何度も頷いた。
「……何でそんなに嬉しそうなんだい?」
あまり効いていなさそうな顔に僕は頬をふくらませる。レオン君は口元に手を当てて表情を隠しながら返した。
「……君が、そう言えば俺が無茶をしないと思っているんだと思うと……可愛くて」
レオン君が言葉を選びながら言ったであろう言葉に僕は、かぁ、と顔中に熱が集まる。たしかに付き合い始めた当初なら絶対にこんな事は言わなかっただろう。
僕はレオン君の精悍で綺麗な顔がこうして笑っているのに弱い。これ以上は真剣な顔を続けられなくてそっぽを向いて立ち上がった。
「ラブラブだね」
「うん……。レオンさん、嬉しそう……」
子どもたちがひそひそと話をしている。僕たちが男同士でつきあっていることはレオン君から聞いていたのだろうが、それにしても子どもの前でする会話じゃなかったかもしれない。
オッドリーの郊外に買った家は一階にキッチンとダイニング、風呂場と僕の研究室があり、ここで薬を作り売ることで日々の生活費の足しにしていた。二階には寝室と、物置にしている部屋が二つある。レオン君は護衛任務で家を空けることが多いので多くは僕一人で使っていた。
「おかえり、レオン君……」
三日ぶりに会う恋人にニコニコと寄っていった僕だったが、彼の姿を見て目を丸くして立ち止まった。
正確にはレオン君ではなく、レオン君の隣りにいる二人の子どもの存在に、である。
「……この人がレオンさんの恋人ですか?」
「思ったよりちっちゃいね~」
一人は狼の耳と尻尾、明るい茶髪に美しい金の瞳を持った人狼だった。年の頃は十歳前後だろうか。可愛らしい顔をしているものの、下がり眉とタレ目が大人しい印象を与えていた。
もう一人は金色の髪に緑色の瞳、真っ白な肌、小さなドラゴンの羽に尻尾を持った竜人だった。年齢は人狼の子供と同じ位だと推測できる。大きな猫目は愛らしく、物怖じしない態度は利発そうだった。
そんな二人がレオン君のズボンを掴み、周囲を見渡している。
「……え? レオン君?」
「悪い、ルカス。少し話を聞いてもらえないだろうか」
レオン君は申し訳無さそうに肩を落とす。とりあえず立ち話もなんだから、と僕は三人を招き入れた。
台所にはレオン君が帰宅するというので大量の食事を用意していた。そうは言っても僕は料理が上手ではない。買ってきたパンや焼いただけの肉、切っただけの野菜やチーズが並べられていた。
「うわぁ! 美味しそう!」
「こ、こら、迷惑だろう?」
目をキラキラと輝かせる竜人に、人狼の子供が袖を引き止めている。レオン君は既にあった二脚の椅子を寄せると、子供用の椅子を二脚キャリーから取り出した。
「こちらの人狼の子供がウィル。竜人の子供がオリバー。今回の依頼の最中に保護した」
レオン君が受けた依頼は警察の要人の護衛だったような気がする。詳しいことは守秘義務で教えて貰えなかったが、何故それで子供を保護するのだろう。
考えが顔に出ていたのか、レオン君が気まずそうに視線をそらしながら続けた。
「……今回の依頼の詳しい内容は、違法に少数民族を捕まえて奴隷として売っている組織の摘発だったんだ。名のある商人や貴族が後ろについていて警察に手を回しているから、多くは動員できない。たった三人の警察が解雇覚悟で動いているところに手を貸していたんだ」
「……レオン君、そんな危険な仕事をしていたの……?」
僕は真っ青になってレオン君を見る。下手をすると殺されていたかもしれない。レオン君は慌てて続けた。
「たまたま今回はそうなっただけで、いつもは安全を確認して仕事は引き受けている」
「…………」
本当だろうか。じ、と上目遣いに見つめると、レオン君はしばらく黙った後、はぁ、と息を吐き出した。まるで、親に隠し事がバレた子どものようだった。
「……黙っていて悪かった。とはいえ、その少数民族が人狼や竜人、ケットシーを主としていたから見過ごせなかったんだ」
人狼であるレオン君ならばたしかに放っておけないのだろう。僕は彼の連れてきた二人を見る。僕たちの間に流れている不穏な空気を察したのか、オリバー君が口を開いた。
「そうそう。俺たち故郷で暮らしていたのに拉致されちゃってさ~。まさに売られる前日だったんだよね」
「寸前でレオンさんが保護してくれて、組織の人達を逮捕してくれたんです」
ウィル君も続く。奴隷商人から解放したレオン君に恩義を感じているのだろう、口調はどこか庇うようだった。
子供二人にそんな風に言われてしまえば折れざるを得ない。詳しくは後で聞くことについて二人に話題を移した。
「君たちの両親はどうしたの?」
「売られちゃった」
オリバー君が返す。両親が売られたというのに、あっけらかんとした口調だった。
「あの、でも、おかあさんたちはちゃんとレオンさんが探してくれるって……」
ウィル君が続ける。彼らはレオン君に全幅の信頼を寄せているようだった。それはそうだろう。自分たちを拉致し、売ろうとした商人を捕まえ、親も見つけてくれると言ったのだから。義理堅く有言実行な彼はきっとやり遂げるだろう。
レオン君は僕の方を向いて頭を下げた。
「そういうことなんだ。悪い、ルカス……。この子達の親を探し出して保護するまではこの家で預からせて貰えないだろうか。他に預けられる先がなくて……」
「え……」
僕はまばたきをして二人に視線を向ける。大きくつぶらな瞳がじっと僕を見つめていた。
……かわいい。
境遇を知ってしまうと無碍に出来ない。何よりウィル君の狼の耳や尻尾、オリバー君の羽や鱗で覆われた尻尾は僕の動物好きの心を刺激する。
「もちろん大丈夫だよ! ご飯を食べたら早速二階の物置部屋を片付けよう!」
両手を握り、僕は答えた。途端にレオン君は頭をあげ、ほっとしたような顔をする。
「……よかった。出来るだけ早く見つけ出すようにするから」
「ううん。ゆっくりで大丈夫。……でも」
僕は少し声を低くする。
「安全には十分気をつけてね。もしレオン君に何かあったら、僕は三日三晩泣いた後、後を追うからね」
じ、とレオン君から顔をそらさずに告げる。真面目で情に厚いレオン君は止めても無理はするだろう。だから、こう言っておくのだ。そうすれば、彼は自分の安全を考えてくれるようになるだろうから。
「……わかった」
レオン君は顔をほころばせて何度も頷いた。
「……何でそんなに嬉しそうなんだい?」
あまり効いていなさそうな顔に僕は頬をふくらませる。レオン君は口元に手を当てて表情を隠しながら返した。
「……君が、そう言えば俺が無茶をしないと思っているんだと思うと……可愛くて」
レオン君が言葉を選びながら言ったであろう言葉に僕は、かぁ、と顔中に熱が集まる。たしかに付き合い始めた当初なら絶対にこんな事は言わなかっただろう。
僕はレオン君の精悍で綺麗な顔がこうして笑っているのに弱い。これ以上は真剣な顔を続けられなくてそっぽを向いて立ち上がった。
「ラブラブだね」
「うん……。レオンさん、嬉しそう……」
子どもたちがひそひそと話をしている。僕たちが男同士でつきあっていることはレオン君から聞いていたのだろうが、それにしても子どもの前でする会話じゃなかったかもしれない。
45
お気に入りに追加
791
あなたにおすすめの小説
国を救った英雄と一つ屋根の下とか聞いてない!
古森きり
BL
第8回BL小説大賞、奨励賞ありがとうございます!
7/15よりレンタル切り替えとなります。
紙書籍版もよろしくお願いします!
妾の子であり、『Ω型』として生まれてきて風当たりが強く、居心地の悪い思いをして生きてきた第五王子のシオン。
成人年齢である十八歳の誕生日に王位継承権を破棄して、王都で念願の冒険者酒場宿を開店させた!
これからはお城に呼び出されていびられる事もない、幸せな生活が待っている……はずだった。
「なんで国の英雄と一緒に酒場宿をやらなきゃいけないの!」
「それはもちろん『Ω型』のシオン様お一人で生活出来るはずもない、と国王陛下よりお世話を仰せつかったからです」
「んもおおおっ!」
どうなる、俺の一人暮らし!
いや、従業員もいるから元々一人暮らしじゃないけど!
※読み直しナッシング書き溜め。
※飛び飛びで書いてるから矛盾点とか出ても見逃して欲しい。
【完結】お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
第12回BL大賞奨励賞いただきました!ありがとうございます。僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して、公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…我慢の限界で田舎の領地から家出をして来た。もう戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが我らが坊ちゃま…ジュリアス様だ!坊ちゃまと初めて会った時、不思議な感覚を覚えた。そして突然閃く「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけにジュリアス様が主人公だ!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。だけど何で?全然シナリオ通りじゃないんですけど?
お気に入り&いいね&感想をいただけると嬉しいです!孤独な作業なので(笑)励みになります。
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
何も知らない人間兄は、竜弟の執愛に気付かない
てんつぶ
BL
連峰の最も高い山の上、竜人ばかりの住む村。
その村の長である家で長男として育てられたノアだったが、肌の色や顔立ちも、体つきまで周囲とはまるで違い、華奢で儚げだ。自分はひょっとして拾われた子なのではないかと悩んでいたが、それを口に出すことすら躊躇っていた。
弟のコネハはノアを村の長にするべく奮闘しているが、ノアは竜体にもなれないし、人を癒す力しかもっていない。ひ弱な自分はその器ではないというのに、日々プレッシャーだけが重くのしかかる。
むしろ身体も大きく力も強く、雄々しく美しい弟ならば何の問題もなく長になれる。長男である自分さえいなければ……そんな感情が膨らみながらも、村から出たことのないノアは今日も一人山の麓を眺めていた。
だがある日、両親の会話を聞き、ノアは竜人ですらなく人間だった事を知ってしまう。人間の自分が長になれる訳もなく、またなって良いはずもない。周囲の竜人に人間だとバレてしまっては、家族の立場が悪くなる――そう自分に言い訳をして、ノアは村をこっそり飛び出して、人間の国へと旅立った。探さないでください、そう書置きをした、はずなのに。
人間嫌いの弟が、まさか自分を追って人間の国へ来てしまい――
【完結】僕はキミ専属の魔力付与能力者
みやこ嬢
BL
【2025/01/24 完結、ファンタジーBL】
リアンはウラガヌス伯爵家の養い子。魔力がないという理由で貴族教育を受けさせてもらえないまま18の成人を迎えた。伯爵家の兄妹に良いように使われてきたリアンにとって唯一安らげる場所は月に数度訪れる孤児院だけ。その孤児院でたまに会う友人『サイ』と一緒に子どもたちと遊んでいる間は嫌なことを全て忘れられた。
ある日、リアンに魔力付与能力があることが判明する。能力を見抜いた魔法省職員ドロテアがウラガヌス伯爵家にリアンの今後について話に行くが、何故か軟禁されてしまう。ウラガヌス伯爵はリアンの能力を利用して高位貴族に娘を嫁がせようと画策していた。
そして見合いの日、リアンは初めて孤児院以外の場所で友人『サイ』に出会う。彼はレイディエーレ侯爵家の跡取り息子サイラスだったのだ。明らかな身分の違いや彼を騙す片棒を担いだ負い目からサイラスを拒絶してしまうリアン。
「君とは対等な友人だと思っていた」
素直になれない魔力付与能力者リアンと、無自覚なままリアンをそばに置こうとするサイラス。両片想い状態の二人が様々な障害を乗り越えて幸せを掴むまでの物語です。
【独占欲強め侯爵家跡取り×ワケあり魔力付与能力者】
* * *
2024/11/15 一瞬ホトラン入ってました。感謝!
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
推しのために、モブの俺は悪役令息に成り代わることに決めました!
華抹茶
BL
ある日突然、超強火のオタクだった前世の記憶が蘇った伯爵令息のエルバート。しかも今の自分は大好きだったBLゲームのモブだと気が付いた彼は、このままだと最推しの悪役令息が不幸な未来を迎えることも思い出す。そこで最推しに代わって自分が悪役令息になるためエルバートは猛勉強してゲームの舞台となる学園に入学し、悪役令息として振舞い始める。その結果、主人公やメインキャラクター達には目の敵にされ嫌われ生活を送る彼だけど、何故か最推しだけはエルバートに接近してきて――クールビューティ公爵令息と猪突猛進モブのハイテンションコミカルBLファンタジー!
婚約破棄された俺の農業異世界生活
深山恐竜
BL
「もう一度婚約してくれ」
冤罪で婚約破棄された俺の中身は、異世界転生した農学専攻の大学生!
庶民になって好きなだけ農業に勤しんでいたら、いつの間にか「畑の賢者」と呼ばれていた。
そこに皇子からの迎えが来て復縁を求められる。
皇子の魔の手から逃げ回ってると、幼馴染みの神官が‥。
(ムーンライトノベルズ様、fujossy様にも掲載中)
(第四回fujossy小説大賞エントリー中)
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる