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第21話「抱きしめさせてくださいませんか?」
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シュタイン誕生は瞬く間に近辺の国々に知れ渡った。魔王復活と神話になぞらえて囃し立てる者も居て、各地で続々と討伐隊が作られた。しかし、シュタインが魔物を呼び出し世に放つものだからシュタインだけに注力出来ない。
魔物は各地で人間を殺し、肉を食べる。知性があるものはゲームのように人殺しを楽しむ。結果として民間からも広く勇者御一行が集められ、シュタインを倒したパーティには報奨金を与えると各国がお触れを出したのだった。
「ルカスも、卒業後はどこかのパーティに所属するのか?」
食堂で夕食を食べていると、そうレオン君に尋ねられた。レオン君の後ろにはフィリップ君とエミリアさんもいる。ついに来たか、と僕はゴクリと喉を鳴らした。
「はい、そのつもりですけど」
彼らは既に食事を終えていたようで、何も持たずにテーブルに座る。正面にレオン君、その隣にフィリップ君、僕の隣にエミリアさんといった布陣だった。
「だったら、よければ俺たちと一緒に行かないか? 俺とフィリップとエミリアで卒業後パーティを組む予定なんだが、ルカスの補助魔法があると助かる」
「えっ!?」
僕は目を丸くする。誘われること自体はわかっていたが、レオン君に声をかけられるのは初めてだった。
「レオンがぜひルカスをって煩くてさ」
ばち、とフィリップ君がウインクをする。レオン君は眉間に皺を寄せた。
「嫌なら断ってくれていい。ただ、一緒に旅をしていた時に君に補助魔法をかけてもらうとすごく戦いやすかったから……」
ぱちぱちと何度も瞬きをする。そう思っていてくれただなんて。頬が熱い。嬉しかった。
「俺からも頼むよ! 補助魔法ならルカスは学年一位だろ?」
総合的には二桁半ばに落ちるが、フィリップ君はあえてそのことには触れなかった。ちなみにレオン君達は一桁代の順位である。
「私からも! ルカスと旅するなんて楽しそう! 占いも得意みたいだし、今度私も占ってよ」
隣にいたエミリアさんも微笑んで肩を組んでくる。オリエンタルな良い匂いがした。
「えっと……、あの、はい。光栄です。どうぞよろしくお願いします」
僕はボソボソと返す。相変わらずの陰キャムーブである。けれど三人は気にした様子無くやったぁとはしゃいでくれていた。
レオン君が目を細める。
「よかった。何かあっても、できる限り俺が君のことを守るから」
嬉しそうな様子に心臓が跳ねる。僕はコクコクと頷いた。
「僕も、皆さんのお役に立てるように頑張りますね」
この台詞を言うのは十七回目である。今度こそ僕は守り抜くと三人の笑顔を見て思った。
こうして卒業を迎え、僕たちのパーティは国の機関に登録され、晴れて勇者様御一行となったのだった。
シュタインの居住地は日によって変わる。彼は常に移動を続け、それぞれの土地で魔物を生み出し続けているのだ。そしてそれが終わり、遠く離れた北の地の城を乗っ取るのが毎回五月頃で、僕たちが城にたどり着くのも大体その頃だった。
なので、まずはシュタインが生み出した魔物を倒すことで経験を積み、できる限り強くなった所でシュタインに挑む。
これまでのループの間、僕はこの期間にエミリアさんとレオン君の仲の良さを見せつけられ、じくじくと痛む胸に苦しみ続けた。どんなに諦めたと心に言い聞かせても、十八歳に戻った僕の心は抵抗を示す。
今回もそうなるのだろうか、と半ば諦めの気持ちを持って臨んでいた。
グギェエエエエエ……
レオン君の振り下ろした剣により、グリフォンの首が切り落とされる。彼の身長の三倍はある巨大な怪鳥はあっさりと絶命した。
「やった!」
後衛で適宜三人を癒やしていたフィリップ君が拳を握りしめる。同様に彼の少し前で遠隔攻撃をしていたエミリアさんも飛び上がって喜んでいた。
「さすがレオン! あっという間だったね!」
旅をして半年が経った。たまたま立ち寄ったアルティア王国の南側の山に囲まれた街、ガーメリアの近くにグリフォンが巣食っているという噂を聞き、ギルドに確認すると討伐依頼が出ていた。額が魅力的だったのでフィリップ君が意気揚々と受け、こうして討伐に来たのだった。
今回のレオン君は今までのどのループのレオン君よりも強かった。きっと僕と一緒に旅をした際の経験が活きているのだろう。僕も笑顔で手を叩く。
彼はグリフォンの胴体を触り、死亡を確認してから振り返った。
「ありがとうな、皆。お陰で今回も無傷で倒すことが出来た」
「証拠として風切羽を切り落としてきたらいいんだっけ? さっさと持って帰って今晩はいい宿に泊まろう」
フィリップ君がグリフォンに近付き、羽を取る。そして、あ、と思い出したように僕の方を見た。
「ルカス、そろそろ誕生日だっけ? せっかくだし今日お祝いしようぜ!」
「えっ」
僕は驚いて目を丸くする。レオン君とエミリアさんの視線も集まった。
「誕生日なの? 知らなかった」
「あ、はい……。明日ですけど。あの、でも、気にしなくて大丈夫ですから」
フィリップ君が頬をふくらませる。
「なんでだよ。せっかく報奨金が入るんだし、好きなもの食べていいんだよ? 荷物になるから大きな物は買ってあげられないけど」
「いえ、そんな、祝ってくれるだけで全然……」
僕は両手を振る。どのループでも僕の誕生日はスルーされるだけだったのでまさか話題に出される日が来るとは思わなかった。
「フィリップ君は、どうして僕の誕生日をご存知なんですか」
尋ねると、何でも無いことのように返される。
「国に登録する時に書いてただろ? 俺が取りまとめだったから覚えていたんだよ」
「そうなんですね……。記憶力がいいんですね」
僕なら月は覚えていても何日かまでは覚えていられない。他のメンバーも全員以前のループではお祝いをしていなかったように思う。今回のループではメンバー同士の仲がいい。だから、一ヶ月ほど前にあったレオン君の誕生日もちょっと良い食事を食べに行った。
「よし! じゃあ早速ギルドに討伐完了の報告をして美味しいごはんを食べに行こう!」
フィリップ君が片手をあげて取り出した風切羽を横にふる。その後ろではエミリアさんも嬉しそうに足を踏み出した。
基本的にフィリップ君とエミリアさんがぐいぐい進んでいくので僕とレオン君は少し後ろを歩くことが多い。
「何か欲しいものはないか?」
こそりとレオン君が話しかけてきてくれた。まさかレオン君にそんな事を聞かれるだなんて思っていなかった僕はびくりと震えてしまった。
「え、いえ、気を使わなくて……」
そこまで言い、僕はここの所の欲求不満を思い出す。毛皮の生えた生き物を撫で回したい。少し前までは知らなかったとはいえ狼の姿のレオン君を撫で回すことが出来ていたのに、旅に出てからというもの動物に触る機会はとんとなくなっていた。
僕は探るようにレオン君を見る。彼に言って受け入れてもらえるだろうか。誕生日ということで許してくれないだろうか。
「……あの、ものじゃなくて、一つだけお願いがあるんですけれど」
僕はレオン君の袖を引いて耳打ちする。滅多に僕から他人に触れることはないので、レオン君は一瞬驚いたような顔をした後聞く姿勢に入った。
「抱きしめさせてくださいませんか?」
こそ、と囁いた言葉にレオン君が固まる。頬が赤い。不思議に思い、すぐに僕は慌てて付け加えた。
「あの、狼の姿になってです! 僕、旅に出てから動物に触れていなくて……」
「あ、ああ。わかっている」
レオン君は少し僕から距離を取り、頷いた。
「そんな事でいいのか?」
レオン君も僕の耳元に口を近づける。彼の吐息が耳にかかり、体温が上昇した。何なんだこれは。どんなサービスだ。これだけで誕生日プレゼントとしては十分すぎる。僕は夢中でコクコクと頷いた。
「あの……、はい。嬉しいです」
「わかった。じゃあ、今晩お前の部屋に行く」
告げると、レオン君は体を離す。前の二人に視線を移すと、何やら楽しそうに笑って話をしており、こちらを気にする様子はなかった。
これまでのループだと、エミリアさんはレオン君の隣に居ることが多かったのに、今回はフィリップ君と一緒によく行動している。結果として僕とレオン君が隣に並んで歩くことが増えていた。とはいえ、お互いよく喋る方ではないので黙っていることの方が多い。旅の途中もそうだったが、レオン君は沈黙が苦にならないタイプのようで居心地がよかった。比べる訳では無いが、以前のループではフィリップ君が気を使って話しかけてきてくれていて、ありがたかったが上手く喋れなかったので申し訳ない気持ちが大きかった。
魔物は各地で人間を殺し、肉を食べる。知性があるものはゲームのように人殺しを楽しむ。結果として民間からも広く勇者御一行が集められ、シュタインを倒したパーティには報奨金を与えると各国がお触れを出したのだった。
「ルカスも、卒業後はどこかのパーティに所属するのか?」
食堂で夕食を食べていると、そうレオン君に尋ねられた。レオン君の後ろにはフィリップ君とエミリアさんもいる。ついに来たか、と僕はゴクリと喉を鳴らした。
「はい、そのつもりですけど」
彼らは既に食事を終えていたようで、何も持たずにテーブルに座る。正面にレオン君、その隣にフィリップ君、僕の隣にエミリアさんといった布陣だった。
「だったら、よければ俺たちと一緒に行かないか? 俺とフィリップとエミリアで卒業後パーティを組む予定なんだが、ルカスの補助魔法があると助かる」
「えっ!?」
僕は目を丸くする。誘われること自体はわかっていたが、レオン君に声をかけられるのは初めてだった。
「レオンがぜひルカスをって煩くてさ」
ばち、とフィリップ君がウインクをする。レオン君は眉間に皺を寄せた。
「嫌なら断ってくれていい。ただ、一緒に旅をしていた時に君に補助魔法をかけてもらうとすごく戦いやすかったから……」
ぱちぱちと何度も瞬きをする。そう思っていてくれただなんて。頬が熱い。嬉しかった。
「俺からも頼むよ! 補助魔法ならルカスは学年一位だろ?」
総合的には二桁半ばに落ちるが、フィリップ君はあえてそのことには触れなかった。ちなみにレオン君達は一桁代の順位である。
「私からも! ルカスと旅するなんて楽しそう! 占いも得意みたいだし、今度私も占ってよ」
隣にいたエミリアさんも微笑んで肩を組んでくる。オリエンタルな良い匂いがした。
「えっと……、あの、はい。光栄です。どうぞよろしくお願いします」
僕はボソボソと返す。相変わらずの陰キャムーブである。けれど三人は気にした様子無くやったぁとはしゃいでくれていた。
レオン君が目を細める。
「よかった。何かあっても、できる限り俺が君のことを守るから」
嬉しそうな様子に心臓が跳ねる。僕はコクコクと頷いた。
「僕も、皆さんのお役に立てるように頑張りますね」
この台詞を言うのは十七回目である。今度こそ僕は守り抜くと三人の笑顔を見て思った。
こうして卒業を迎え、僕たちのパーティは国の機関に登録され、晴れて勇者様御一行となったのだった。
シュタインの居住地は日によって変わる。彼は常に移動を続け、それぞれの土地で魔物を生み出し続けているのだ。そしてそれが終わり、遠く離れた北の地の城を乗っ取るのが毎回五月頃で、僕たちが城にたどり着くのも大体その頃だった。
なので、まずはシュタインが生み出した魔物を倒すことで経験を積み、できる限り強くなった所でシュタインに挑む。
これまでのループの間、僕はこの期間にエミリアさんとレオン君の仲の良さを見せつけられ、じくじくと痛む胸に苦しみ続けた。どんなに諦めたと心に言い聞かせても、十八歳に戻った僕の心は抵抗を示す。
今回もそうなるのだろうか、と半ば諦めの気持ちを持って臨んでいた。
グギェエエエエエ……
レオン君の振り下ろした剣により、グリフォンの首が切り落とされる。彼の身長の三倍はある巨大な怪鳥はあっさりと絶命した。
「やった!」
後衛で適宜三人を癒やしていたフィリップ君が拳を握りしめる。同様に彼の少し前で遠隔攻撃をしていたエミリアさんも飛び上がって喜んでいた。
「さすがレオン! あっという間だったね!」
旅をして半年が経った。たまたま立ち寄ったアルティア王国の南側の山に囲まれた街、ガーメリアの近くにグリフォンが巣食っているという噂を聞き、ギルドに確認すると討伐依頼が出ていた。額が魅力的だったのでフィリップ君が意気揚々と受け、こうして討伐に来たのだった。
今回のレオン君は今までのどのループのレオン君よりも強かった。きっと僕と一緒に旅をした際の経験が活きているのだろう。僕も笑顔で手を叩く。
彼はグリフォンの胴体を触り、死亡を確認してから振り返った。
「ありがとうな、皆。お陰で今回も無傷で倒すことが出来た」
「証拠として風切羽を切り落としてきたらいいんだっけ? さっさと持って帰って今晩はいい宿に泊まろう」
フィリップ君がグリフォンに近付き、羽を取る。そして、あ、と思い出したように僕の方を見た。
「ルカス、そろそろ誕生日だっけ? せっかくだし今日お祝いしようぜ!」
「えっ」
僕は驚いて目を丸くする。レオン君とエミリアさんの視線も集まった。
「誕生日なの? 知らなかった」
「あ、はい……。明日ですけど。あの、でも、気にしなくて大丈夫ですから」
フィリップ君が頬をふくらませる。
「なんでだよ。せっかく報奨金が入るんだし、好きなもの食べていいんだよ? 荷物になるから大きな物は買ってあげられないけど」
「いえ、そんな、祝ってくれるだけで全然……」
僕は両手を振る。どのループでも僕の誕生日はスルーされるだけだったのでまさか話題に出される日が来るとは思わなかった。
「フィリップ君は、どうして僕の誕生日をご存知なんですか」
尋ねると、何でも無いことのように返される。
「国に登録する時に書いてただろ? 俺が取りまとめだったから覚えていたんだよ」
「そうなんですね……。記憶力がいいんですね」
僕なら月は覚えていても何日かまでは覚えていられない。他のメンバーも全員以前のループではお祝いをしていなかったように思う。今回のループではメンバー同士の仲がいい。だから、一ヶ月ほど前にあったレオン君の誕生日もちょっと良い食事を食べに行った。
「よし! じゃあ早速ギルドに討伐完了の報告をして美味しいごはんを食べに行こう!」
フィリップ君が片手をあげて取り出した風切羽を横にふる。その後ろではエミリアさんも嬉しそうに足を踏み出した。
基本的にフィリップ君とエミリアさんがぐいぐい進んでいくので僕とレオン君は少し後ろを歩くことが多い。
「何か欲しいものはないか?」
こそりとレオン君が話しかけてきてくれた。まさかレオン君にそんな事を聞かれるだなんて思っていなかった僕はびくりと震えてしまった。
「え、いえ、気を使わなくて……」
そこまで言い、僕はここの所の欲求不満を思い出す。毛皮の生えた生き物を撫で回したい。少し前までは知らなかったとはいえ狼の姿のレオン君を撫で回すことが出来ていたのに、旅に出てからというもの動物に触る機会はとんとなくなっていた。
僕は探るようにレオン君を見る。彼に言って受け入れてもらえるだろうか。誕生日ということで許してくれないだろうか。
「……あの、ものじゃなくて、一つだけお願いがあるんですけれど」
僕はレオン君の袖を引いて耳打ちする。滅多に僕から他人に触れることはないので、レオン君は一瞬驚いたような顔をした後聞く姿勢に入った。
「抱きしめさせてくださいませんか?」
こそ、と囁いた言葉にレオン君が固まる。頬が赤い。不思議に思い、すぐに僕は慌てて付け加えた。
「あの、狼の姿になってです! 僕、旅に出てから動物に触れていなくて……」
「あ、ああ。わかっている」
レオン君は少し僕から距離を取り、頷いた。
「そんな事でいいのか?」
レオン君も僕の耳元に口を近づける。彼の吐息が耳にかかり、体温が上昇した。何なんだこれは。どんなサービスだ。これだけで誕生日プレゼントとしては十分すぎる。僕は夢中でコクコクと頷いた。
「あの……、はい。嬉しいです」
「わかった。じゃあ、今晩お前の部屋に行く」
告げると、レオン君は体を離す。前の二人に視線を移すと、何やら楽しそうに笑って話をしており、こちらを気にする様子はなかった。
これまでのループだと、エミリアさんはレオン君の隣に居ることが多かったのに、今回はフィリップ君と一緒によく行動している。結果として僕とレオン君が隣に並んで歩くことが増えていた。とはいえ、お互いよく喋る方ではないので黙っていることの方が多い。旅の途中もそうだったが、レオン君は沈黙が苦にならないタイプのようで居心地がよかった。比べる訳では無いが、以前のループではフィリップ君が気を使って話しかけてきてくれていて、ありがたかったが上手く喋れなかったので申し訳ない気持ちが大きかった。
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