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第16話「やっぱり、満月の夜は血が騒ぐんですか?」
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彼は黙って木の陰から獣道を見つめている。少しして、赤い髪の女性が歩いてきた。
女性はくるくるとウェーブのかかった髪を後ろで一つに結び、腰にポーチをつけている以外は何も持っていなかった。この時点で魔女だとわかる。普通の人間だったらキャリーの中に魔法で物をしまえない。
そばかすだらけの頬に明るいグリーンの瞳は見覚えがあった。
「ミランダ……」
低くレオン君がつぶやく。間一髪だったのだ、と僕は胸を撫で下ろす。
彼女が通り過ぎ、僕達は再び道に戻る。
「レオン君もミランダの事をご存知だったんですね」
何かを考え込んでいるように俯いているレオン君に話しかける。
「……ああ。彼女はヒドラに用事があるんだろうか」
「多分そうだと思います。この先にはヒドラの巣があるので、他の用事があれば迂回するはずですから」
「彼女も逆鱗を狙っていたのだろうか」
僕は顔を伏せ口を引き結ぶ。
「……どうでしょうね。ヒドラの爪は薬になるといいますし」
確実に逆鱗を手に入れるために来たのだろうが、それを言うと何故知っているかという話になる。レオン君は立ち止まり、彼女の通り過ぎた先を見つめた。
「もしかして、彼女の居住地はこの近くにあるのか?」
ミランダは有名な魔女だが、住処は知られていなかった。僕も彼女の後をつけてやっと知ったのだ。
「……何故ですか?」
「卒業後に彼女の城に行こうと思っていたんだ」
「ミランダの城に?」
以前彼女の家に行った時は魔法によって家主以外の侵入が拒まれていた。だから僕は中に入る事は出来ず、シュタインが出ていったあとに誰も居なかったのでミランダは殺されて食べられたのだろうと察した。
レオン君は頷き、居心地が悪そうに地面の方を見る。
「人間になる術が存在していて、彼女の持っている本の中に方法が書いてあると昔人狼の仲間に聞いたんだ」
「……人間になりたいんですか?」
僕はレオン君の方を見て目を丸くする。彼はコクリと頷いた。
「ああ。人狼は色々と面倒なんだ。だから、俺は人間になりたい」
「……そうなんですね」
ふいに、何度目かのループの際に告白した時の事を思い出した。レオン君に君のことが好きです、と告げたら、彼は不愉快そうに眉間にシワを寄せて返したのだ。
俺のことを何も知らないくせに好きだなんてよく言えたものだ、と。
ショックで仕方なかったが、今思うとあれはこういう事なのだろうか。
レオン君が狼になっている時の姿は可愛らしくてとても好きだったが、本人が望んでいないのであれば僕は何も言えない。
「人間になって、どうしたいんですか?」
レオン君は遠い目をして正面を見る。
「人間の暮らしに溶け込みたい」
揺るぎない口調はずっと求めていた事がうかがえる。
「人狼は差別対象だから、いつバレるかと怯えながら暮らしたくないんだ」
彼は眉尻を下げて僕の方を見る。前回のループの時の結婚式を思い出した。あの時の彼は人狼のままだったのだろうか。エミリアさんと添い遂げるにはやはり人間になりたいと願うのだろうか。
ちくりと痛む胸を無視して僕は頷いた。
「そうなんですね……。では、もし卒業して、色々終わったら一緒にミラベルの家に行きますか?」
その頃にはミラベルはシュタインによって殺されているから、彼女の家に入るハードルは下がっているはずだ。
彼は目を見張る。
「……いいのか?」
「はい。今回の旅の恩返し……に……」
そこまで言って僕は目を丸くした。何を当たり前のように提案しているんだ。彼は僕の助けなんて必要としていないだろう。
「あ、もちろんいらないなら断ってくださって結構です!」
慌てて付け足す。再び歩き出した。レオン君は目を細め、優しく笑う。
「いや、嬉しい。なら、卒業したらよろしく頼むな」
彼の微笑みに僕は視線をそらした。何度見ても彼の微笑みは心臓を直撃する。どくどくとうるさい。あ……やら、う……といった意味をなさない言葉を繰り返していると、あっという間に夜になった。
レオン君と旅をしていて助かることはもう一つある。食料の調達が楽になった。
狼の姿になった彼は夜目が効く。今日も野ウサギを一羽取ってきてくれた。すぐに血抜きをして捌いてくれる。僕は動物が好きで殺したくはないが生きていく為に彼らを食べなければならないこともわかっていた。
大切に食べるから、とレオン君が捌いてくれる光景を見ながら、僕は兎の魂が天国に行けるようにと祈りを捧げる。最初のうちは付き合ってくれていたレオン君だったが、この頃はそんな僕を見ながら慣れた手つきで兎の皮を剥いでいった。
半分は今日の食事に、もう半分は僕の魔法で干し肉にしてしまいキャリーの中に入れる。ほとんど料理が出来なかった僕に対し、レオン君は動物を捌いたり、料理を作ったりする事に慣れているようだった。
夕食が完成する。今晩のメニューはパンと野ウサギと干し野菜のコンソメスープ、それに旅の途中で拾った野イチゴだった。持ってきていたレオン君のテントと僕のテントの間に焚き火を燃やし、向かい合って座り食事を取る。
「今日も美味しかったです。ありがとうございます」
僕は空になったスープ皿を受け取ると土を掘り、持ってきていた水で洗い流し、布で拭いて鞄の中にしまい再び土を盛る。次に水場を見つけたら石鹸で洗う予定だった。レオン君が料理を作ってくれるので、僕が後片付けをする役割と自然と決まっていた。
空を見上げると月が煌々と輝いている。明日は満月だろうか。
同様に空を見上げていたレオン君が口を開く。
「……明日、俺は日が落ちたら狼になって遠くに行くから、ルカスはテントを締め切って、誰が来ても絶対に開けるなよ」
僕は手を拭きながら彼の方を見た。
「やっぱり、満月の夜は血が騒ぐんですか?」
「ああ。もしかしたら君を傷つけてしまうかもしれない。だから、もし俺がルカスの所に姿を表したら、全力で追い払ってくれ」
真顔で告げられたので僕も頷き返す。
「君を追い払うのはハードルが高そうですが……」
「それでも追い払ってほしい。満月の夜は本当に、まるで別の人格が乗り移ったように理性がなくなってしまうんだ」
以前、水車小屋の前で狼の姿のレオン君が倒れていた時も前日が満月だった。寮にいると誰かを傷つけてしまうかもしれないと恐れた彼は狼の姿になって森の中に避難していた。そこでグリフォンと偶然出会ってしまい、食べられそうになった所を命からがら逃げてきて、水車小屋の前で倒れていたのだという。
「わかりました」
僕の了承を確認したレオン君はほっとした顔をし、夜の挨拶をしてテントに戻る。
順調に行けば明日はストッツ鉱石の鉱脈にたどり着き、そこで夜を明かす事になるだろう。その次の日に鉱石に軒並み無効化魔法をかけたら旅の目的はすべて達成したことになる。
明日に備えて休もう、と僕もテントに入った。
ストッツ鉱石は外から見る分には光るわけでもなければ硬いわけでもない、普通の灰色の石だった。ミランダが鉱石を採取するのを見て何に使うのかはわからなかったが、その後調べたらこの鉱石のみが発する魔力があるようだった。以前行った時には教室の一室ほどの空洞にずらりと鉱脈がはりめぐらされていて、全部を無効化するのに一日かかってしまった。
レオン君は眼の前のストッツ鉱石を見て感嘆のため息を吐いた。
「これは……、圧巻だな」
僕は眉尻を下げてはは、と笑う。
人一人通れるかどうかという岩穴から中に入り、数時間ほど歩いた後にたどり着いたストッツ鉱石の鉱脈がある広場は僕たちの他には誰もいなかった。
「はい。僕は一晩中ここで無効化の魔法を使い続けますが、レオン君はどうしますか?」
「俺は外へ出ていく」
レオン君は周囲を見回し、魔獣もいなければ危ない植物も生えていない事を確認し、狼の姿になった。着ていた服を彼のキャリーに入れ、首にかけていた小袋に入れた。
今の時間から外に出て一晩過ごすのだろう。
「……わかりました。気をつけてくださいね」
少し寂しかったが、僕は彼を送り出す。彼のふわふわの尻尾が見えなくなったあたりで僕は踵を返し、ストッツ鉱石に向き直った。
女性はくるくるとウェーブのかかった髪を後ろで一つに結び、腰にポーチをつけている以外は何も持っていなかった。この時点で魔女だとわかる。普通の人間だったらキャリーの中に魔法で物をしまえない。
そばかすだらけの頬に明るいグリーンの瞳は見覚えがあった。
「ミランダ……」
低くレオン君がつぶやく。間一髪だったのだ、と僕は胸を撫で下ろす。
彼女が通り過ぎ、僕達は再び道に戻る。
「レオン君もミランダの事をご存知だったんですね」
何かを考え込んでいるように俯いているレオン君に話しかける。
「……ああ。彼女はヒドラに用事があるんだろうか」
「多分そうだと思います。この先にはヒドラの巣があるので、他の用事があれば迂回するはずですから」
「彼女も逆鱗を狙っていたのだろうか」
僕は顔を伏せ口を引き結ぶ。
「……どうでしょうね。ヒドラの爪は薬になるといいますし」
確実に逆鱗を手に入れるために来たのだろうが、それを言うと何故知っているかという話になる。レオン君は立ち止まり、彼女の通り過ぎた先を見つめた。
「もしかして、彼女の居住地はこの近くにあるのか?」
ミランダは有名な魔女だが、住処は知られていなかった。僕も彼女の後をつけてやっと知ったのだ。
「……何故ですか?」
「卒業後に彼女の城に行こうと思っていたんだ」
「ミランダの城に?」
以前彼女の家に行った時は魔法によって家主以外の侵入が拒まれていた。だから僕は中に入る事は出来ず、シュタインが出ていったあとに誰も居なかったのでミランダは殺されて食べられたのだろうと察した。
レオン君は頷き、居心地が悪そうに地面の方を見る。
「人間になる術が存在していて、彼女の持っている本の中に方法が書いてあると昔人狼の仲間に聞いたんだ」
「……人間になりたいんですか?」
僕はレオン君の方を見て目を丸くする。彼はコクリと頷いた。
「ああ。人狼は色々と面倒なんだ。だから、俺は人間になりたい」
「……そうなんですね」
ふいに、何度目かのループの際に告白した時の事を思い出した。レオン君に君のことが好きです、と告げたら、彼は不愉快そうに眉間にシワを寄せて返したのだ。
俺のことを何も知らないくせに好きだなんてよく言えたものだ、と。
ショックで仕方なかったが、今思うとあれはこういう事なのだろうか。
レオン君が狼になっている時の姿は可愛らしくてとても好きだったが、本人が望んでいないのであれば僕は何も言えない。
「人間になって、どうしたいんですか?」
レオン君は遠い目をして正面を見る。
「人間の暮らしに溶け込みたい」
揺るぎない口調はずっと求めていた事がうかがえる。
「人狼は差別対象だから、いつバレるかと怯えながら暮らしたくないんだ」
彼は眉尻を下げて僕の方を見る。前回のループの時の結婚式を思い出した。あの時の彼は人狼のままだったのだろうか。エミリアさんと添い遂げるにはやはり人間になりたいと願うのだろうか。
ちくりと痛む胸を無視して僕は頷いた。
「そうなんですね……。では、もし卒業して、色々終わったら一緒にミラベルの家に行きますか?」
その頃にはミラベルはシュタインによって殺されているから、彼女の家に入るハードルは下がっているはずだ。
彼は目を見張る。
「……いいのか?」
「はい。今回の旅の恩返し……に……」
そこまで言って僕は目を丸くした。何を当たり前のように提案しているんだ。彼は僕の助けなんて必要としていないだろう。
「あ、もちろんいらないなら断ってくださって結構です!」
慌てて付け足す。再び歩き出した。レオン君は目を細め、優しく笑う。
「いや、嬉しい。なら、卒業したらよろしく頼むな」
彼の微笑みに僕は視線をそらした。何度見ても彼の微笑みは心臓を直撃する。どくどくとうるさい。あ……やら、う……といった意味をなさない言葉を繰り返していると、あっという間に夜になった。
レオン君と旅をしていて助かることはもう一つある。食料の調達が楽になった。
狼の姿になった彼は夜目が効く。今日も野ウサギを一羽取ってきてくれた。すぐに血抜きをして捌いてくれる。僕は動物が好きで殺したくはないが生きていく為に彼らを食べなければならないこともわかっていた。
大切に食べるから、とレオン君が捌いてくれる光景を見ながら、僕は兎の魂が天国に行けるようにと祈りを捧げる。最初のうちは付き合ってくれていたレオン君だったが、この頃はそんな僕を見ながら慣れた手つきで兎の皮を剥いでいった。
半分は今日の食事に、もう半分は僕の魔法で干し肉にしてしまいキャリーの中に入れる。ほとんど料理が出来なかった僕に対し、レオン君は動物を捌いたり、料理を作ったりする事に慣れているようだった。
夕食が完成する。今晩のメニューはパンと野ウサギと干し野菜のコンソメスープ、それに旅の途中で拾った野イチゴだった。持ってきていたレオン君のテントと僕のテントの間に焚き火を燃やし、向かい合って座り食事を取る。
「今日も美味しかったです。ありがとうございます」
僕は空になったスープ皿を受け取ると土を掘り、持ってきていた水で洗い流し、布で拭いて鞄の中にしまい再び土を盛る。次に水場を見つけたら石鹸で洗う予定だった。レオン君が料理を作ってくれるので、僕が後片付けをする役割と自然と決まっていた。
空を見上げると月が煌々と輝いている。明日は満月だろうか。
同様に空を見上げていたレオン君が口を開く。
「……明日、俺は日が落ちたら狼になって遠くに行くから、ルカスはテントを締め切って、誰が来ても絶対に開けるなよ」
僕は手を拭きながら彼の方を見た。
「やっぱり、満月の夜は血が騒ぐんですか?」
「ああ。もしかしたら君を傷つけてしまうかもしれない。だから、もし俺がルカスの所に姿を表したら、全力で追い払ってくれ」
真顔で告げられたので僕も頷き返す。
「君を追い払うのはハードルが高そうですが……」
「それでも追い払ってほしい。満月の夜は本当に、まるで別の人格が乗り移ったように理性がなくなってしまうんだ」
以前、水車小屋の前で狼の姿のレオン君が倒れていた時も前日が満月だった。寮にいると誰かを傷つけてしまうかもしれないと恐れた彼は狼の姿になって森の中に避難していた。そこでグリフォンと偶然出会ってしまい、食べられそうになった所を命からがら逃げてきて、水車小屋の前で倒れていたのだという。
「わかりました」
僕の了承を確認したレオン君はほっとした顔をし、夜の挨拶をしてテントに戻る。
順調に行けば明日はストッツ鉱石の鉱脈にたどり着き、そこで夜を明かす事になるだろう。その次の日に鉱石に軒並み無効化魔法をかけたら旅の目的はすべて達成したことになる。
明日に備えて休もう、と僕もテントに入った。
ストッツ鉱石は外から見る分には光るわけでもなければ硬いわけでもない、普通の灰色の石だった。ミランダが鉱石を採取するのを見て何に使うのかはわからなかったが、その後調べたらこの鉱石のみが発する魔力があるようだった。以前行った時には教室の一室ほどの空洞にずらりと鉱脈がはりめぐらされていて、全部を無効化するのに一日かかってしまった。
レオン君は眼の前のストッツ鉱石を見て感嘆のため息を吐いた。
「これは……、圧巻だな」
僕は眉尻を下げてはは、と笑う。
人一人通れるかどうかという岩穴から中に入り、数時間ほど歩いた後にたどり着いたストッツ鉱石の鉱脈がある広場は僕たちの他には誰もいなかった。
「はい。僕は一晩中ここで無効化の魔法を使い続けますが、レオン君はどうしますか?」
「俺は外へ出ていく」
レオン君は周囲を見回し、魔獣もいなければ危ない植物も生えていない事を確認し、狼の姿になった。着ていた服を彼のキャリーに入れ、首にかけていた小袋に入れた。
今の時間から外に出て一晩過ごすのだろう。
「……わかりました。気をつけてくださいね」
少し寂しかったが、僕は彼を送り出す。彼のふわふわの尻尾が見えなくなったあたりで僕は踵を返し、ストッツ鉱石に向き直った。
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