今日も部室はそれなりに盛り上がる

どうだったかな

　どうだい？


　面白いと思わなかったかな？








　私は彼女達の話を聞くのが大好きなのだ。







　彼女達は非能性をもっている。



　しかし、それ以外はごく普通の女子高生だ。






　今だって、たかが写真を見るただそれだけの事で、あんなにも盛り上がっていたのだ。



　見ていてとても微笑ましいと思わないかな？









　まぁ、私が彼女達の会話が好きな理由は他にもあるのだが･･･。









　いや、これはまた別の機会に話すとしよう。








　さて。

　ここまでで何か気になったことは無いだろうか？

　私に答えられることなら答えよう。








　ん？

　彼女達は人間か？









　もちろん。


　彼女達は人間だ。











　･･･いや。






　もしも非能性を持つものを人間ではないとするならば、人間“だった”というのが正しいかもしれないな。



　そう。

　彼女達の非能性は何も、生まれながら持っていたものではない。









　“ある日”をきっかけに、突然それぞれが特殊能力を身に付けてしまったのだ。








　この話をすると長くなってしまうのだが･･･。









　仕方がない。

　君に話すとしよう。







　実は･･･。