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23.とびきりの美少女登場
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エントランスホールは賑やかで、使用人たちが忙しく駆け回っている。
先に届いた大量の荷物を男性使用人たちが運び込んでは、女性使用人たちがそれぞれに用意した部屋へ細かく割り振っていくのを階段の上から見ていると、目が回りそうだった
。
彼らの動きには一切の無駄がなく的確で、本当に有能な人たちなのだなと改めて感心してしまう。
「シェリル、準備はいいかい?」
背後からの声に振り返ると、そこにはセミフォーマルな出で立ちのエドガーがいた。
「ええ。アンバーがきっちり整えてくれましたので」
対する私も、昼間なので露出は抑えているもののきちんとした格好をしている。
今日はこれからライケンス家の親戚にあたるオルセン伯爵一家を迎える予定になっている。
当主の仕事の都合で一ヶ月ほどこの屋敷に滞在するため、彼らの到着を待って盛大な歓迎パーティーを開くのだ。
「今日は一段と美しい。アンバーは本当にいい仕事をするな」
「あなたも素敵でしてよ。まるで物語に出てくる王子様みたい」
「俺はいつもと代わり映えしないさ」
苦笑しながらエドガーは言うが、いつも王子様みたいに見えているのだと言ったらきっと気持ち悪がられるだろう。
最近の私は思考能力が著しく鈍ってしまっているようで、エドガーの一挙手一投足がキラキラと輝いて見えてしまうのだ。
「では参りましょうか、お姫様」
エドガーがキザな動作で私に手を差し出す。
彼の悪ふざけにさえ胸が高鳴るのだ、重症も重症だ。
こんなことでは、そう遠くないうちに気持ちが溢れてしまう。
それだけはなんとしてでも阻止しなくては。
「あなたが言うと洒落になりませんわ」
わざと呆れた口調で言って、肩を竦めてみせる。
それから改めて気を引き締めると、エドガーの手を取り共に階段を降りた。
*
「ようこそおいでくださいました。滞在中はゆっくりとくつろいでくださいね」
「結婚式の際はありがとうございました。またお会いできて嬉しいです」
義父母たちの挨拶のあと、エドガーと共に前に進み出る。
「こちらこそ。素晴らしい式でしたからな。あなたの才女ぶりはこちらにまで届いていますよ」
オルセン伯爵は人好きのする笑みを浮かべて、私にも親し気な握手をしてくれた。
義父の弟にあたるその人は、全体的にツルっとしていて卵みたいな印象だ。
彼の拝領した土地は王都から遠く、人付き合いにも熱心ではないために社交シーズンもあまりこちらへは来ないらしい。
式で一度会っただけでも好印象だったので、今回の滞在を楽しみにしていた。
「お兄様! お会いしたかったわ!」
伯爵の隣にいた少女が、待ちきれないとばかりに輝く笑顔でエドガーに言った。
「やあミランダ。さらに綺麗になったな」
ローズブロンドの巻き毛を撫でて、エドガーが懐かしそうに目を細める。
「もう! いつまでも子供扱いしないでください! もう十八ですのよ?」
むくれて尖らせる唇はコーラルピンクで、薄化粧なのにその可憐さは際立っていた。
私が世間一般的に言う「美女」という扱いなら、彼女は文句なく「美少女」に分類されるだろう。
しかも間違いなくそのトップクラスだ。
小動物的な可愛さは、まさしく「お姫様」のようだった。
「落ち着きのなさは十歳の頃のままだ。自己紹介が先だろう?」
苦笑しながら言うエドガーに、少女はハッとした顔をした後で私の方へ向き直り、華奢な手を差し出した。
「初めましてお姉様。私、ミランダ・オルセンと申します」
ミランダ・オルセン。私より二つ年下で、エドガーの従妹に当たるのだという彼女。
一年に一度程度しか会えないけれど、彼女とエドガーは仲が良いらしい。
式には来られなかったので、私とは初対面だ。
「初めましてミランダさん。シェリル・ライケンスと申します」
ぎこちなく握手を交わすと、彼女は笑みを消してジッと私の顔を見た。
「……何か顔についていますか?」
「いいえ! お綺麗だなって感動しちゃって!」
それから再び輝く笑顔を浮かべ、握手のままの手をもう一方の手でぎゅっと握った。
「ミランダとお呼びください、お姉様」
「……では、私もシェリルと」
「よろしいのですか? ではシェリル様。滞在期間中、よろしくお願いしますね」
屈託なく笑って、ミランダの手がパッと離れる。
それからすぐにエドガーへと視線を戻した。
「ね、お兄様。私、王都で沢山行きたいところがあるの。連れて行ってくださるわよね?」
「それはもう確定事項の言い方じゃないか」
ニコニコと無邪気に言うミランダに、エドガーは呆れたように返すけれどどこか嬉しそうだ。
ミランダの手はエドガーの腕に自然に触れていて、彼もそれを気にした様子はない。
だけど私の胸にはモヤモヤしたものが湧き上がって、なんとなく二人から目を逸らしてしまった。
「しかしすまないがしばらくの間、少し忙しいんだ。女性向けの店ならシェリルが詳しいし、二人で出掛けるのはどうだろう」
「えっ」
エドガーが私を見て言う。
たぶん、親族に早く慣れてほしいという彼なりの気遣いなのだとは思う。
だけど。
「わ、私でいいのかしら」
焦ってたじろいでしまう。
女性と二人でなんて、今まで経験がない。
正直言って、できれば遠慮したい。
それにどう見たってミランダは王都を楽しみたいというより、エドガーと一緒にいたがっている。
「ええー残念……お兄様とのデート、楽しみにしていたのに」
がっかりしたようにミランダが言う。
綺麗に弧を描いていた眉が悲しそうに垂れ下がり、思わず撫でたい衝動に駆られた。
どんな仕草も、彼女がすると可愛らしくてひとつひとつに目がいってしまう。
同性の私から見ても、彼女はとても可愛らしい。
「でもいいわ! 実はお姉様とお話できるのも楽しみだったの」
気持ちを切り替えたように明るい声でミランダが言う。
くるくると変わる表情はとても魅力的で、社交界デビューして以来すっかりひねくれてしまった私にはその素直さが眩しかった。
「シェリル様、お出掛けにご一緒させていただいてもいいですか?」
ひらりとスカートの裾をひるがえして、ミランダが私へと向き直る。
その顔は期待で満ちていて、とてもではないが嫌ですと言えそうになかった。
「う、ええと、その」
助けを求めるようにエドガーをちらりと見ると、彼は真剣な目でミランダのことを見つめていた。
どきん、と心臓が嫌な音を立てた。
「……私でよろしければ。では早速私の部屋でどこに行くか相談いたしましょうか」
その視線に言い知れぬ不安を感じて、気付けば私は彼の目から隠すようにミランダをその場から連れ出していた。
先に届いた大量の荷物を男性使用人たちが運び込んでは、女性使用人たちがそれぞれに用意した部屋へ細かく割り振っていくのを階段の上から見ていると、目が回りそうだった
。
彼らの動きには一切の無駄がなく的確で、本当に有能な人たちなのだなと改めて感心してしまう。
「シェリル、準備はいいかい?」
背後からの声に振り返ると、そこにはセミフォーマルな出で立ちのエドガーがいた。
「ええ。アンバーがきっちり整えてくれましたので」
対する私も、昼間なので露出は抑えているもののきちんとした格好をしている。
今日はこれからライケンス家の親戚にあたるオルセン伯爵一家を迎える予定になっている。
当主の仕事の都合で一ヶ月ほどこの屋敷に滞在するため、彼らの到着を待って盛大な歓迎パーティーを開くのだ。
「今日は一段と美しい。アンバーは本当にいい仕事をするな」
「あなたも素敵でしてよ。まるで物語に出てくる王子様みたい」
「俺はいつもと代わり映えしないさ」
苦笑しながらエドガーは言うが、いつも王子様みたいに見えているのだと言ったらきっと気持ち悪がられるだろう。
最近の私は思考能力が著しく鈍ってしまっているようで、エドガーの一挙手一投足がキラキラと輝いて見えてしまうのだ。
「では参りましょうか、お姫様」
エドガーがキザな動作で私に手を差し出す。
彼の悪ふざけにさえ胸が高鳴るのだ、重症も重症だ。
こんなことでは、そう遠くないうちに気持ちが溢れてしまう。
それだけはなんとしてでも阻止しなくては。
「あなたが言うと洒落になりませんわ」
わざと呆れた口調で言って、肩を竦めてみせる。
それから改めて気を引き締めると、エドガーの手を取り共に階段を降りた。
*
「ようこそおいでくださいました。滞在中はゆっくりとくつろいでくださいね」
「結婚式の際はありがとうございました。またお会いできて嬉しいです」
義父母たちの挨拶のあと、エドガーと共に前に進み出る。
「こちらこそ。素晴らしい式でしたからな。あなたの才女ぶりはこちらにまで届いていますよ」
オルセン伯爵は人好きのする笑みを浮かべて、私にも親し気な握手をしてくれた。
義父の弟にあたるその人は、全体的にツルっとしていて卵みたいな印象だ。
彼の拝領した土地は王都から遠く、人付き合いにも熱心ではないために社交シーズンもあまりこちらへは来ないらしい。
式で一度会っただけでも好印象だったので、今回の滞在を楽しみにしていた。
「お兄様! お会いしたかったわ!」
伯爵の隣にいた少女が、待ちきれないとばかりに輝く笑顔でエドガーに言った。
「やあミランダ。さらに綺麗になったな」
ローズブロンドの巻き毛を撫でて、エドガーが懐かしそうに目を細める。
「もう! いつまでも子供扱いしないでください! もう十八ですのよ?」
むくれて尖らせる唇はコーラルピンクで、薄化粧なのにその可憐さは際立っていた。
私が世間一般的に言う「美女」という扱いなら、彼女は文句なく「美少女」に分類されるだろう。
しかも間違いなくそのトップクラスだ。
小動物的な可愛さは、まさしく「お姫様」のようだった。
「落ち着きのなさは十歳の頃のままだ。自己紹介が先だろう?」
苦笑しながら言うエドガーに、少女はハッとした顔をした後で私の方へ向き直り、華奢な手を差し出した。
「初めましてお姉様。私、ミランダ・オルセンと申します」
ミランダ・オルセン。私より二つ年下で、エドガーの従妹に当たるのだという彼女。
一年に一度程度しか会えないけれど、彼女とエドガーは仲が良いらしい。
式には来られなかったので、私とは初対面だ。
「初めましてミランダさん。シェリル・ライケンスと申します」
ぎこちなく握手を交わすと、彼女は笑みを消してジッと私の顔を見た。
「……何か顔についていますか?」
「いいえ! お綺麗だなって感動しちゃって!」
それから再び輝く笑顔を浮かべ、握手のままの手をもう一方の手でぎゅっと握った。
「ミランダとお呼びください、お姉様」
「……では、私もシェリルと」
「よろしいのですか? ではシェリル様。滞在期間中、よろしくお願いしますね」
屈託なく笑って、ミランダの手がパッと離れる。
それからすぐにエドガーへと視線を戻した。
「ね、お兄様。私、王都で沢山行きたいところがあるの。連れて行ってくださるわよね?」
「それはもう確定事項の言い方じゃないか」
ニコニコと無邪気に言うミランダに、エドガーは呆れたように返すけれどどこか嬉しそうだ。
ミランダの手はエドガーの腕に自然に触れていて、彼もそれを気にした様子はない。
だけど私の胸にはモヤモヤしたものが湧き上がって、なんとなく二人から目を逸らしてしまった。
「しかしすまないがしばらくの間、少し忙しいんだ。女性向けの店ならシェリルが詳しいし、二人で出掛けるのはどうだろう」
「えっ」
エドガーが私を見て言う。
たぶん、親族に早く慣れてほしいという彼なりの気遣いなのだとは思う。
だけど。
「わ、私でいいのかしら」
焦ってたじろいでしまう。
女性と二人でなんて、今まで経験がない。
正直言って、できれば遠慮したい。
それにどう見たってミランダは王都を楽しみたいというより、エドガーと一緒にいたがっている。
「ええー残念……お兄様とのデート、楽しみにしていたのに」
がっかりしたようにミランダが言う。
綺麗に弧を描いていた眉が悲しそうに垂れ下がり、思わず撫でたい衝動に駆られた。
どんな仕草も、彼女がすると可愛らしくてひとつひとつに目がいってしまう。
同性の私から見ても、彼女はとても可愛らしい。
「でもいいわ! 実はお姉様とお話できるのも楽しみだったの」
気持ちを切り替えたように明るい声でミランダが言う。
くるくると変わる表情はとても魅力的で、社交界デビューして以来すっかりひねくれてしまった私にはその素直さが眩しかった。
「シェリル様、お出掛けにご一緒させていただいてもいいですか?」
ひらりとスカートの裾をひるがえして、ミランダが私へと向き直る。
その顔は期待で満ちていて、とてもではないが嫌ですと言えそうになかった。
「う、ええと、その」
助けを求めるようにエドガーをちらりと見ると、彼は真剣な目でミランダのことを見つめていた。
どきん、と心臓が嫌な音を立てた。
「……私でよろしければ。では早速私の部屋でどこに行くか相談いたしましょうか」
その視線に言い知れぬ不安を感じて、気付けば私は彼の目から隠すようにミランダをその場から連れ出していた。
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