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12.救出
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「おや、シェリル様お一人ですか」
店から出てきた私に気付き、マイクが不思議そうに片眉を上げる。
「ええマイク。ちょっと問題があって。一緒に来てくれる?」
「構いませんが、一体どちらに……ってあれ!?」
困惑気味のマイクが、カフェの中を窓ガラス越しに見て目を丸くした。
「あの女いつの間に……!」
「知っているの?」
今まさにエドガーの席に歩み寄ろうとする女性を見て、マイクが険しい顔になる。
「もちろんです……変装してやがったのか。変な知恵つけやがって」
嫌そうに顔をしかめながら、普段なら使わないような言葉遣いでマイクがブツブツと言う。
エドガー付の従者だから、彼の行く先々で出没するという彼女のことを知っているのも当然か。
納得しながら、マイクに軽く現状を説明しつつカフェ向かいの宝石店へと入る。
「彼女はどういう方なの?」
「どこぞの伯爵家のお嬢さんです。ご自分がエドガー様の運命の女だとかって、偶然を装ってあちこち現れるんですよ。ネチャッとした薄ら笑いが気持ち悪くて」
失礼なことを言って、マイクがぶるりと身震いをする。
どんなお客さまにも礼を欠くことのない彼にしてはとても珍しい態度だ。
「あまりに鬱陶しいので、先に気付いてさりげなく撒いてたから僕敵認定されたみたいで。エドガー様のいないところで『殺すわよ下民が』ってめちゃくちゃ低い声で脅されました」
マイクはうんざりしたように言って、宝石店の窓越しにカフェにいる二人を観察する。
「どっ、どうしましょう、そんな方と二人きりにして大丈夫かしら。やはり残るべきだった?」
「いえ、たぶん大丈夫です。エドガー様の前では清楚ぶってるので。シェリル様は逃げて正解です。エドガー様と仲のいい女性にえげつない嫌がらせをするんで有名でしたから」
「こっわぁ……」
それを聞いて、思わずマイクの身震いが移ったようにゾクリと震えてしまった。
「結婚してからは見なかったから、さすがに諦めたと思ったのに」
マイクがぼやく。
確かに結婚してから一ヵ月が経つが、彼女を見たのは初めてだ。夜会でも昼間の社交の場でも、挨拶をした覚えはない。嫌がらせをする機会ならいくらでもあったはずだ。
「……結婚相手について調べ回っていた、とか……?」
「うわやりそうです。僕の時から学んで、シェリル様に顔を覚えられないようにコソコソしてたのかも」
「それで私たち夫婦が上手くいっていないと確信して、勝機ありと見たのかしら」
もし愛のない夫婦を演じていなかったらどうなっていたことか。考えるだけでゾッとする。
「ポジティブが過ぎますね。どう見ても迷惑がられてるのに」
ちゃっかり私が座っていた席に腰を下ろした女性が、幸せそうな微笑みを浮かべてしきりにエドガーに話しかけている。
正面に座るエドガーは、困ったように眉尻を下げたまま相槌と頷きだけで対応していた。
内容は聞こえないが明らかに会話は一方的で、コミュニケーションが取れているとは思えない。
彼女はきっと、優しいエドガーが強く出られないのを知っていて、自分が満足するまで話をやめないつもりだろう。
彼も楽しんでいるのならまだしも、どう見てもそうではない。
興味のない相手からの一方的な会話がどれほど苦痛か、よく知っていた。だからできることならばあの状況からエドガーを抜け出させてあげたい。
「……ねぇマイク、申し訳ないのだけどカフェに戻ってエドガーに『お財布がないと買えないわ』と伝えてきてくれる?」
考えながらマイクに言う。
エドガーは私一人だと危険だと言ってくれたけれど、道端ならともかくここは上位貴族御用達の高級店だ。警備もしっかりしているし、過去に問題を起こしているようなおかしな人間は容赦なく出入り禁止にされる。
今も店内には、上品な紳士がきっと奥方に贈るのであろうネックレスをじっくり吟味しているのみだ。
「ここの支払でしたら僕が十分に預かっていますが」
「そういうことじゃなくて」
不思議そうに頭を傾げるマイクに首を振る。
「ああ! そういうことですか!」
すぐに私からの助け舟だと気づいたマイクが、パッと顔を輝かせた。
「目一杯嫌味っぽく言ってちょうだいね」
「あははっ、承知いたしました」
「およそ男性に好かれる要素のなさそうな傲慢な女性っぽくよ?」
「委細よろしくてよ」
念を押すように言うと、しゃなりとしなを作ってマイクが頷く。
高飛車で感じの悪さがよく出ていて、思わず笑ってしまった。
「いいわ素敵! そんな感じでお願いね」
このノリの良さでよくエドガーとふざけ合っているのをよく目撃する。
マイクといる時のエドガーはいつもより少しだけ幼く見えると思っていたけれど、たぶん今の私も傍から見ればそうなのだろう。
「では行ってまいります!」
マイクも楽しそうに笑って、勢いよくお店を飛び出していく。
カーテンに隠れながらじっと様子を見守っていると、マイクが二人の会話に強引に割って入っていくのが見えた。
つい先程までとろけるような笑みを浮かべていた女性が、憎悪に満ちた目でマイクを睨む。
その変わりようがあまりに恐ろしくて、やっぱりホラーじゃないかと少し泣きそうになる。
エドガーはホッとしたように表情を緩め、ぺこりと彼女に会釈をして立ち上がった。
連れ立ってカフェを出る主従を切なそうに見送った彼女が、不意にギラリとした視線をこちらに向けて慌てて窓辺から身を隠す。
心臓がバクバクと激しい音を立てている。
どんなホラー小説を読むよりも恐ろしかった。
「いや気が利かなくてすまない。で、どれを買いたいんだい?」
解放された喜びからか、私を見つけるなり朗らかに言うエドガーの声に腰が抜けそうになる。
「……どれも不要でしてよ」
安心感に脱力した笑みを浮かべると、意図に気付いたのかエドガーが嬉しそうに破顔した。
「なんだ、そういうことだったのか」
それから少しがっかりした顔で肩を竦める。
「無欲な君にとうとう欲しいものができたのかと思って、挨拶もそこそこに急いで出てきてしまった」
「ごめんなさい、困っているようだったから」
もしかしたら余計なことをしてしまっただろうか。
今更な不安を、けれどエドガーはすぐに笑顔で吹き飛ばしてくれた。
「うん、ありがとう、シェリル。本当に助かったよ」
その眩しいほどの表情に、心臓がさっきとは別の音を立て始める。
「どう、いたしまして……」
それがどういう意味のものなのか、自分ではまだわからなかった。
店から出てきた私に気付き、マイクが不思議そうに片眉を上げる。
「ええマイク。ちょっと問題があって。一緒に来てくれる?」
「構いませんが、一体どちらに……ってあれ!?」
困惑気味のマイクが、カフェの中を窓ガラス越しに見て目を丸くした。
「あの女いつの間に……!」
「知っているの?」
今まさにエドガーの席に歩み寄ろうとする女性を見て、マイクが険しい顔になる。
「もちろんです……変装してやがったのか。変な知恵つけやがって」
嫌そうに顔をしかめながら、普段なら使わないような言葉遣いでマイクがブツブツと言う。
エドガー付の従者だから、彼の行く先々で出没するという彼女のことを知っているのも当然か。
納得しながら、マイクに軽く現状を説明しつつカフェ向かいの宝石店へと入る。
「彼女はどういう方なの?」
「どこぞの伯爵家のお嬢さんです。ご自分がエドガー様の運命の女だとかって、偶然を装ってあちこち現れるんですよ。ネチャッとした薄ら笑いが気持ち悪くて」
失礼なことを言って、マイクがぶるりと身震いをする。
どんなお客さまにも礼を欠くことのない彼にしてはとても珍しい態度だ。
「あまりに鬱陶しいので、先に気付いてさりげなく撒いてたから僕敵認定されたみたいで。エドガー様のいないところで『殺すわよ下民が』ってめちゃくちゃ低い声で脅されました」
マイクはうんざりしたように言って、宝石店の窓越しにカフェにいる二人を観察する。
「どっ、どうしましょう、そんな方と二人きりにして大丈夫かしら。やはり残るべきだった?」
「いえ、たぶん大丈夫です。エドガー様の前では清楚ぶってるので。シェリル様は逃げて正解です。エドガー様と仲のいい女性にえげつない嫌がらせをするんで有名でしたから」
「こっわぁ……」
それを聞いて、思わずマイクの身震いが移ったようにゾクリと震えてしまった。
「結婚してからは見なかったから、さすがに諦めたと思ったのに」
マイクがぼやく。
確かに結婚してから一ヵ月が経つが、彼女を見たのは初めてだ。夜会でも昼間の社交の場でも、挨拶をした覚えはない。嫌がらせをする機会ならいくらでもあったはずだ。
「……結婚相手について調べ回っていた、とか……?」
「うわやりそうです。僕の時から学んで、シェリル様に顔を覚えられないようにコソコソしてたのかも」
「それで私たち夫婦が上手くいっていないと確信して、勝機ありと見たのかしら」
もし愛のない夫婦を演じていなかったらどうなっていたことか。考えるだけでゾッとする。
「ポジティブが過ぎますね。どう見ても迷惑がられてるのに」
ちゃっかり私が座っていた席に腰を下ろした女性が、幸せそうな微笑みを浮かべてしきりにエドガーに話しかけている。
正面に座るエドガーは、困ったように眉尻を下げたまま相槌と頷きだけで対応していた。
内容は聞こえないが明らかに会話は一方的で、コミュニケーションが取れているとは思えない。
彼女はきっと、優しいエドガーが強く出られないのを知っていて、自分が満足するまで話をやめないつもりだろう。
彼も楽しんでいるのならまだしも、どう見てもそうではない。
興味のない相手からの一方的な会話がどれほど苦痛か、よく知っていた。だからできることならばあの状況からエドガーを抜け出させてあげたい。
「……ねぇマイク、申し訳ないのだけどカフェに戻ってエドガーに『お財布がないと買えないわ』と伝えてきてくれる?」
考えながらマイクに言う。
エドガーは私一人だと危険だと言ってくれたけれど、道端ならともかくここは上位貴族御用達の高級店だ。警備もしっかりしているし、過去に問題を起こしているようなおかしな人間は容赦なく出入り禁止にされる。
今も店内には、上品な紳士がきっと奥方に贈るのであろうネックレスをじっくり吟味しているのみだ。
「ここの支払でしたら僕が十分に預かっていますが」
「そういうことじゃなくて」
不思議そうに頭を傾げるマイクに首を振る。
「ああ! そういうことですか!」
すぐに私からの助け舟だと気づいたマイクが、パッと顔を輝かせた。
「目一杯嫌味っぽく言ってちょうだいね」
「あははっ、承知いたしました」
「およそ男性に好かれる要素のなさそうな傲慢な女性っぽくよ?」
「委細よろしくてよ」
念を押すように言うと、しゃなりとしなを作ってマイクが頷く。
高飛車で感じの悪さがよく出ていて、思わず笑ってしまった。
「いいわ素敵! そんな感じでお願いね」
このノリの良さでよくエドガーとふざけ合っているのをよく目撃する。
マイクといる時のエドガーはいつもより少しだけ幼く見えると思っていたけれど、たぶん今の私も傍から見ればそうなのだろう。
「では行ってまいります!」
マイクも楽しそうに笑って、勢いよくお店を飛び出していく。
カーテンに隠れながらじっと様子を見守っていると、マイクが二人の会話に強引に割って入っていくのが見えた。
つい先程までとろけるような笑みを浮かべていた女性が、憎悪に満ちた目でマイクを睨む。
その変わりようがあまりに恐ろしくて、やっぱりホラーじゃないかと少し泣きそうになる。
エドガーはホッとしたように表情を緩め、ぺこりと彼女に会釈をして立ち上がった。
連れ立ってカフェを出る主従を切なそうに見送った彼女が、不意にギラリとした視線をこちらに向けて慌てて窓辺から身を隠す。
心臓がバクバクと激しい音を立てている。
どんなホラー小説を読むよりも恐ろしかった。
「いや気が利かなくてすまない。で、どれを買いたいんだい?」
解放された喜びからか、私を見つけるなり朗らかに言うエドガーの声に腰が抜けそうになる。
「……どれも不要でしてよ」
安心感に脱力した笑みを浮かべると、意図に気付いたのかエドガーが嬉しそうに破顔した。
「なんだ、そういうことだったのか」
それから少しがっかりした顔で肩を竦める。
「無欲な君にとうとう欲しいものができたのかと思って、挨拶もそこそこに急いで出てきてしまった」
「ごめんなさい、困っているようだったから」
もしかしたら余計なことをしてしまっただろうか。
今更な不安を、けれどエドガーはすぐに笑顔で吹き飛ばしてくれた。
「うん、ありがとう、シェリル。本当に助かったよ」
その眩しいほどの表情に、心臓がさっきとは別の音を立て始める。
「どう、いたしまして……」
それがどういう意味のものなのか、自分ではまだわからなかった。
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