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ある日の休日~閑静な住宅街にて起こる惨劇~
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「うんうん!」
依然として仰向けで、好奇心満々な蝶華が、ブンブンと頷く。
「その……。」
気になる人。
そういう意味。
恋人のいない彼女にとって、それは片思い、乃至はそれに類するもの者のことなのだろう。
「やっぱり喧嘩の強い鯉崎?それともずっと一緒にいる藤柴?……あっ!もしかして兄貴?」
「……うぅ……そ、それは……。」
「……それは?それは何?」
華子はその後、しどろもどろになりながら話を続けた。
蝶華は途中茶々を入れつつもそれを最後まで聞いていた。
終わる頃、彼女らは疲れが出てしまい、皆と同じように眠りについてしまった。
その頃には二人とも、そんな話をしたなど覚えておらず、酷い頭痛に悩まされていた。
依然として仰向けで、好奇心満々な蝶華が、ブンブンと頷く。
「その……。」
気になる人。
そういう意味。
恋人のいない彼女にとって、それは片思い、乃至はそれに類するもの者のことなのだろう。
「やっぱり喧嘩の強い鯉崎?それともずっと一緒にいる藤柴?……あっ!もしかして兄貴?」
「……うぅ……そ、それは……。」
「……それは?それは何?」
華子はその後、しどろもどろになりながら話を続けた。
蝶華は途中茶々を入れつつもそれを最後まで聞いていた。
終わる頃、彼女らは疲れが出てしまい、皆と同じように眠りについてしまった。
その頃には二人とも、そんな話をしたなど覚えておらず、酷い頭痛に悩まされていた。
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