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それからの2人
俺の
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律もついに高校生。春の身体測定ではついに170を越えたと笑顔で報告があった。
いやもう、多分その前に越えていたとは思うけど、やっぱり数値で見えたのは嬉しかったらしい。
立ってこんな近くに律の顔がある。そんな日が来るなんて思わなかった。
いつかはそうなるだろうって判ってたのにいざそうなるとドキドキしてしまって仕方ない。
俺はいつから、可愛い律じゃなく、カッコイイ律にドキドキするようになったんだろう。
女の子みたいに可愛いのに女の子にもててるって不思議だと思ってたけど、今は普通に凄くもてるんだろうな。そう思うと怖くなる。
「学校には大分慣れたか?」
「うん」
ベッドの中で、律のキスを受けながらそう聞いてみた。
律はそれより先がしたいよーというような顔をしてたけど、気になっちゃったらもうどうしようもなかった。
「その……やっぱ、もてる? 好きって言われたり」
他に聞き方がないのか。直球過ぎるだろ、俺。
律は目をぱちくりと瞬かせてから、にっこりと笑って俺の首筋を強く吸い上げた。
「可愛いなあ。妬いてるの?」
「……うん」
素直に答えると、もっといっぱいキスされた。くすぐったいけど気持ち良くて、身を任せてしまう。
「それなりには、もてる……かなあ。もう3人くらいに告白されたし」
まだ入学して一週間なのに。
「初日に」
「初……っ? 今は?」
「付き合ってる人がいるからってキッパリ言ったから、今はあんまりないかな。中学からの友達が、こいつは年上の彼女に完全メロメロだから無理だって言ってくれてるし」
「年上の……彼女」
「勿論兄さんのことで、僕は一言も女性だなんて言ったことない」
そんなふうに言われるくらい、俺の話をしてるのか? 友達に……どんな、ふうに?
「凄い可愛くて、可愛くて、僕の腕の中で何度も、とか結構キワドイ話はしてるけど」
「えっ!?」
「誰かに自慢したくなっちゃうんだよ。だって兄さん、本当に可愛いもん」
「可愛くなんか……」
「可愛い」
最近律が俺のことを可愛いっていう回数が増えた気がする。子供の律に言われる分には、くすぐったい感じがするだけだったけど、なんか今は……凄く、変な感じだ。
可愛いって言われる度、奥から濡れていく感じがする。最中にいっぱい言われるからだろうか。
「安心して。僕は兄さん以外好きにならないし……。心配なら、毎日搾り取ってよ、全部」
「っん……」
あまり慣らしてないそこに押し付けられて、びくりと身体が反る。
若い律に俺がついていけるはずもなく、搾り取られるならあるけど逆は絶対無理だと思う。
でもまだ見ぬ彼女の存在に怯えている日にそんなこと言われたら……頑張りたく、なる。
「いいよ……。来て、律。き、今日は、頑張る、からっ……」
「きついかもしれないけど、このまま挿れちゃうよ? なんか我慢できない」
「うん……」
かなり頻繁にしているからか、少し慣らした程度で入るようになってしまった。もちろん、痛いし多少引きつる感じはあるけど、それも律を感じられていいかと思ってしまう。
特にこういうことを考えている時は、刻み込まれているような気がしてとても安心できるんだ。
……律がちょっと乱暴に抱くのは、決まって俺がネガティブになる日。
本当誰が見ても賞賛するようないい男に育ったと思う。
でも、誰にもあげないけど。全部、俺のものだから。
いやもう、多分その前に越えていたとは思うけど、やっぱり数値で見えたのは嬉しかったらしい。
立ってこんな近くに律の顔がある。そんな日が来るなんて思わなかった。
いつかはそうなるだろうって判ってたのにいざそうなるとドキドキしてしまって仕方ない。
俺はいつから、可愛い律じゃなく、カッコイイ律にドキドキするようになったんだろう。
女の子みたいに可愛いのに女の子にもててるって不思議だと思ってたけど、今は普通に凄くもてるんだろうな。そう思うと怖くなる。
「学校には大分慣れたか?」
「うん」
ベッドの中で、律のキスを受けながらそう聞いてみた。
律はそれより先がしたいよーというような顔をしてたけど、気になっちゃったらもうどうしようもなかった。
「その……やっぱ、もてる? 好きって言われたり」
他に聞き方がないのか。直球過ぎるだろ、俺。
律は目をぱちくりと瞬かせてから、にっこりと笑って俺の首筋を強く吸い上げた。
「可愛いなあ。妬いてるの?」
「……うん」
素直に答えると、もっといっぱいキスされた。くすぐったいけど気持ち良くて、身を任せてしまう。
「それなりには、もてる……かなあ。もう3人くらいに告白されたし」
まだ入学して一週間なのに。
「初日に」
「初……っ? 今は?」
「付き合ってる人がいるからってキッパリ言ったから、今はあんまりないかな。中学からの友達が、こいつは年上の彼女に完全メロメロだから無理だって言ってくれてるし」
「年上の……彼女」
「勿論兄さんのことで、僕は一言も女性だなんて言ったことない」
そんなふうに言われるくらい、俺の話をしてるのか? 友達に……どんな、ふうに?
「凄い可愛くて、可愛くて、僕の腕の中で何度も、とか結構キワドイ話はしてるけど」
「えっ!?」
「誰かに自慢したくなっちゃうんだよ。だって兄さん、本当に可愛いもん」
「可愛くなんか……」
「可愛い」
最近律が俺のことを可愛いっていう回数が増えた気がする。子供の律に言われる分には、くすぐったい感じがするだけだったけど、なんか今は……凄く、変な感じだ。
可愛いって言われる度、奥から濡れていく感じがする。最中にいっぱい言われるからだろうか。
「安心して。僕は兄さん以外好きにならないし……。心配なら、毎日搾り取ってよ、全部」
「っん……」
あまり慣らしてないそこに押し付けられて、びくりと身体が反る。
若い律に俺がついていけるはずもなく、搾り取られるならあるけど逆は絶対無理だと思う。
でもまだ見ぬ彼女の存在に怯えている日にそんなこと言われたら……頑張りたく、なる。
「いいよ……。来て、律。き、今日は、頑張る、からっ……」
「きついかもしれないけど、このまま挿れちゃうよ? なんか我慢できない」
「うん……」
かなり頻繁にしているからか、少し慣らした程度で入るようになってしまった。もちろん、痛いし多少引きつる感じはあるけど、それも律を感じられていいかと思ってしまう。
特にこういうことを考えている時は、刻み込まれているような気がしてとても安心できるんだ。
……律がちょっと乱暴に抱くのは、決まって俺がネガティブになる日。
本当誰が見ても賞賛するようないい男に育ったと思う。
でも、誰にもあげないけど。全部、俺のものだから。
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