マニアックヒーロー

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始まらない戦い

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 普通の客を装って、2人が来店する。年齢差もあるからパッと見、お兄ちゃん大好きなブラコン妹と、仕方なく来ている兄という感じだ。
 まあ……仕方なくにしては、シロさんの目がキラキラしすぎているかな。でも気持ちはわかる。スイーツ、美味しいし。

「デザートのページのここからここまで、全部持ってきてください」

 とはいえ、さすがに食べすぎである。宇宙人だけあって胃袋ブラックホールかーいとツッコミたくなる。毎度のことなのか、桃くんは気にした様子もなくひたすらニコニコ。シロさんとのデートがよほど嬉しいらしい。

「ここのギャルソン服、中々カッコイイね。司令官サンに着てみてほしいなあ。きっと似合うよね」
「お尻を見ながら言わないでください。モモくんてば、最近すっかり隠さなくなってしまって……」
「毎日理想が目の前に突きつけられてたら、それはオープンにもなるよぉ。ふふっ」

 2人とも顔はアイドル並のルックスなのに、どこか残念なんだよな……。

 オーダーを取って戻ると、厨房がざわついた。デザート全種類とくればそれも仕方ない。ケーキなんかはそのまま皿に盛って軽くデコレーションするだけだけど、パンケーキやパフェは手間が多い。

「ねえねえ、黄原くん、さっきのお友達? 凄くカッコイイわね……! できたデザートアタシが運んでもいいかしらぁ!?」

 店長もすっかり元気になったようで良かった。昨日みたいに怯えているより、このほうがらしくていい。
 大量注文なので、できた端から運んでいく形になる。その足取りは巨体からは想像できないほど軽やかで、スキップでもしそうな勢いだ。

 平日だけど本日もうちの店はほぼ全席埋まってる。もちろん厨房もそれなりに人がいるから、シロさんの重いオーダーもなんとかさばけるはずだ。

「あれ……」

 昨日と同じテーブル。さっき、お客さんを通したはずなのに……。空席になってる。どんな人を通したっけ。案内したのは誰だった?

「店長、あのテーブル……」
「大丈夫、大丈夫よ。何も見えてないわ、アタシ」
「トレーで顔を隠さないでください! 前も見えてないでしょ、それ」

 しかも床にダスターが落ちてる。仕方ないな……。
 拾うために屈むと、蹴躓いたのか店長の巨体が僕の身体に多いかぶさってきて、あまりの重さに死ぬかと思った。本当に死ぬ、無理。胃の中全部出る。

「店長ぉぉ……!」
「ご、ごめんなさいね!」
「いいから早く退いてください」

 腰が痛い……。押さえながらゆっくり立ち上がると、山中が駆け寄ってきた。

「おい、大変だ!」
「僕の腰のが大変なんだけど……。というか、店内を走らない……」
「それどころじゃない。今日も、びしょ濡れなんだよ。椅子から床まで! つまり……」
「今日も氷が……なくなる?」

 だとしたら、目の前で起こったオカルトより、よっぽど恐怖だ。

 急いで厨房へ行って確認してみると、案の定製氷機は空っぽだった。氷のひとつぶすら残されていないどころか、ドライヤーでもかけたみたいに乾いている。機械も止まってる……。

「どうしましょう。今、こっちから人出せませんよ」
「その大量オーダー、僕の友人が注文したものだし、作るのあとで大丈夫です。買いに行ってください」
「わかりました!」

 こんな地味なオカルト騒ぎなのに、なかなかに被害が大きい。氷代もそうだけど、飲食店は人数が1人足りなくなるだけでオペレーションが上手くいかなくなる。
 店内に戻って遅れがちだったオーダーを取りつつ、空いた時間でシロさんと桃くんが座るテーブルまでモップを持っていく。
 店長が先に運んだデザートはすでにすべて平らげてあって、次をまだかなまだかなと待ってる様子だった。

「すみません、シロさん。例の事件です。調査しながら、これで水を拭き取ってもらえますか?」
「えっ!? 私のデザートは!?」
「氷を買いに走らせたので、デザートは後回しです。しばらく出てきません」
「そんな……」

 笑顔が一転して、地獄の底にでも落ちたような表情になって、さすがに少し申し訳なくなる。
 でも……。貴方、司令官なんだし……。これくらいのフォローは部下のためにしてくれますよね?

「ちょっと、そんなことお客様にさせられないわっ!」
「じゃあ店長がやってくれますか?」

 ただでさえガタガタ震えてて、戦力外もいいところだ。掃除をしていてくれたほうがまだ助かる。

「……厨房のほうを手伝ってくるわね……」

 あっさり逃げたし。ビビリなんだから、もー。
 シロさんは渋ったわりには桃くんと一緒に、素直にテーブルを調べてくれている。店長よりは頼りになる上司……いや、上官だ。

 ルックスのいい、兄弟に見えるような二人がモップを持って掃除している姿はかなり目立つ。僕よりそちらに注目してくれるおかげで、オーダーを取るのがかなり楽になった。待たせてもまったく苛ついてないし、なるべく長居しようとするのか食事も注文もかなりスロー。客席の回転率は悪くなるだろうから、店にとってはあまり良くないことだけど……。今この時ばかりは助かる。
 でも調査してる桃くんとシロさんが気になって、何回もオーダーを噛んだり、山中とぶつかりかけたりで散々だった。というのは建前で、正直楽しみで仕方ない。

 昨日と同じように30分ほどして、店は平穏を取り戻した。
 厨房のほうはシロさんのデザート作成を再開し、またバタバタしてるみたいだけど、とりあえずフロアのほうは。

 掃除の終わったテーブルは、なんだか不気味だという理由で『予約席』のプレートを立ててある。それを見てついニヤつきそうになる僕のほうがよほど不気味だなと思いながら、口元を引き締めた。

 僕の担当している席番のオーダーが終わったタイミングでシロさんと桃くんのテーブルへ向かうと、運んだ分のデザートはすでに食べ尽くされていた。

「さっきはありがとうございました」
「いえいえ」
「それで、何かわかりましたか?」
「はい。ここのデザートは、美味しいということが」
「ですよね! ……じゃなくって」
「つまり、それくらいしか言うことがないってことですよ」
「ええ……」

 怪奇現象については謎のまま。気のせいの域を出ないってことか。

「桃くんは、何か気づいたことはない?」
「本来ならボクより、黄原サンのがわかると思うんだけど」
「えっ!? 僕にはそんな力なんて……」
「そういうのいいから。ほら、昨日も見てるんでしょ? つまりボクらより情報量が多いってことだよね? 何か差はなかったの?」
「差……」

 はしゃいでるばかりで、考えたこともなかった。シロさんが見れば、これはなんらかの事象によるもので……と話し始めて、答えがあって、それで解決するみたいな展開を想像していた。現実は物語をなぞるようには上手くいかない。
 桃くんが言ったように、もう少しきちんと現場を見ておくべきだったんだ。製氷機のほうがまだちゃんと見てた……。

「昨日より、濡れ方が酷かった気がする」
「そんなテーブルを片付けさせたんですね。私、ハシヨリオモイモノを持ったことがないのに」
「司令官サン、カワイイ」

 ダメだ、この2人、僕より酷い。調査する気がまったくない。

「お待たせしました! 次を運んできたわよー!」
「ありがとうございます、とても美味しいです!」
「あら、嬉しい!」

 そうこうしているうちに店長が残りのデザートを運んできた。
 あんみつに、パンケーキ、クレープシュゼット。

「店長、それが最後ですか?」
「あとはパフェがあるわよ。3種類。たくさん食べてくれて嬉しいわ。イケメンがスイーツを食べる姿は目の保養よね!!」

 僕はむしろ、桃くんがひとくちずつ貰って口元をほころばせてる姿のほうが可愛らしいと思うけど。

「全部食べ終わったら、一応製氷機も私が見てみましょうか」

 シロさんがやる気を出している。スイーツに釣られたのかもしれない。その言葉に、店長は目を輝かせて巨体をくねらせる。

「黃原くん、もしかしてこの人、お祓いの人かなんかなのかしら!?」
「ええ、まあ、そんなような……」
「是非! 是非見てもらって! 解決したらサービスしちゃう!」

 怖がりな店長はもう藁にでも縋るような想いなのかもしれない。何回もシロさんにペコペコ頭を下げていて、また店が揺れそうな勢いだった。

「それは頑張らないといけませんね!」

 そう言った割には、残り3種のパフェをきっちり食べきってから立ち上がるシロさん。しかも、結局何もわからないというオチつき。
 でもシロさんをお祓いの人だと信じたらしい店長は、何もわからないことで逆にホッとしたようだ。確かにそれっぽいことを言われて怯えさせられるよりは、何もないと言ってもらえるほうがマシなのかもしれない。僕はもう本当に心底がっかりだけど。

 すぐにでもストンと解決していくと思ったのに、まさかの収穫なしだなんて。2日間連続で不思議なことが起こったんだぞ。なんにもないわけない……。いくらなんでも偶然が過ぎる。

 結局2人とも、デザートを食べるだけ食べて、さっさと帰ってしまった。何しに来たんだ。普通にお茶しにきただけか。

 それから先はいつも通り忙しく働いて、あっという間に上がりの時間になった。

「はあ……」

 更衣室で大きな溜息をついていると、少し遅れて山中が入ってきた。

「まだへこんでるのか。何もないにこしたことはないだろ」
「そうだけどさ……」

 今回は期待させられた分、落胆も大きいというか。
 僕が仲間になった途端、悪の組織も壊滅してしまったのでは。そもそもあるかわからんけど。

「ところで黄原、今日来てたのって本当にお祓いの人なのか? どう見ても、そういう見た目じゃないような。でも、バランスの悪い2人組だったから、それもアリなような……」
「これが事件であれば、解決できた人。とだけ言っておく。お祓いの人ではないよ。結局なんでもなかったんだし」
「カッコよかったよな。連れてた子、めっちゃ可愛かったし」
「まあ……」
「お前ほどじゃないけどな」
「何言ってんだ」

 何か、山中の様子がいつもと違う。そわそわしてる。まさか、桃くんに惚れた……とか?

「あのさ。どっちか、お前の恋人だったりする?」
「はあ? まさか。2人はなんというか、仲間だよ」
「そっか。良かった」

 シャツの、最後のボタンを留める。振り返って帰ろうと思ったけど、叶わなかった。

「……山中?」

 背中から壁ドンされた。いや、壁でなくロッカーだけど。

「俺……。俺さ、その。……お前のこと、好きなんだ」

 告白はされ慣れている。それこそ星の数ほど。
 好いてくれるのは嬉しい。でもそれ以上に、憂鬱になる。断った相手と今まで通りでいるのは難しいと知っているから。

「このバイトも、黄原がいたから始めたんだ」

 これは下手に傷つけるとバイトを辞めてしまうパターンだな……。最悪だ。コイツ、仕事できるのに。
 ルックスはいいし、多少自信があるのかもしれないけど、よく男にアッサリ告ってこれらるよなあ。

 しかし更衣室で2人きりで、この体勢。身の危険を感じると同時、体重をかけられた。ロッカーに挟まれて身動きが取れなくなる。

「ごめん、僕はお前のこと、友人以上には思えない」
「わかってる。でも……お前、さっきの2人とさ、やたら親しげで……。恋人でなくてもいいから、俺もあんな関係になりたいって思って……」

 言ってることとやってることが全然違う。切な気な声で殊勝なセリフを吐きながら、胸をまさぐらないでほしい。
 荒い息がうなじにかかって、ぬるりとした感触に総毛立つ。
 ……舐められた?

「や、やめろよ。何を考えてるんだ、こんなところで!」
「だって甘くていい匂いがして、柔らかくてたまらないんだ」

 男がやらかいなんて言われて喜べると思うのか。もはや悪口だ。確かに僕は逞しさとは無縁の体型をしているけれども。
 強い力で込まれて、身動きが取れない。あまりおおごとにはしたくないけど、叫んで助けを求めるしか……。
 好きだって言葉を免罪符にするのはいただけない。こんなの、痴漢とおんなじだ。

 声をあげようとした瞬間、土砂崩れのような音がして、僕にも小石のようなものがコンコンと当たった。

「山中……?」

 拘束も解かれたので振り返ると、そこには細かい氷に埋もれて倒れている山中の姿が。顔は出てるけど身体はほぼ埋まってる。

「だ、大丈夫か!?」

 慌てて上の氷を払う。
 襲ってきた相手に対して甘いかなとも思うけど、今日までずっといいバイト仲間だったんだ。こんなふうに倒れて氷に埋もれてたら普通に心配になる。

「さ、さむ……冷た……」
「当たり前だ。タオルタオル」
「霊とかは、い、いなかったんじゃ……。これ明らかにホラーだぞ。俺が告白したタイミングで、こんな……」

 むしろお前はある意味助けられたと言っていい。僕が叫んでいたら社会的信用を失っていた。もちろん僕としても助かった。氷をかぶって、ちょうど頭も冷えただろう。

「無理矢理しようとなんてするから、バチが当たったんだ。反省しろ」
「したした。さすがにこの状態で手は出せねえよ」

 山中は身体にタオルを巻いて、震えながら両腕を擦っている。

「寒そうなとこ悪いけど、掃除もちゃんとして帰ること」

 僕はコートを羽織って、カバンをロッカーから出した。

「え。黄原、手伝ってくれないの?」
「手伝うわけないだろ。男に襲われるなんて、ショックで今日は眠れそうにないくらいだ……」
「元気そうに見えるけど……。というか、凄い浮かれて見え……」
「気のせいだって! 僕、急ぐから。あと、気持ちは嬉しかった。でも無理。ごめん!」

 これは明らかに怪奇現象だ。シロさんは何もわからないって言ってたけど、絶対に何かがある。氷がなくなったことや、床が水浸し程度なら誰かのイタズラや気のせいもないとは言い切れないけど、空中から氷が現れるのは現実的には有り得ない。

 幽霊? 超能力? 敵が出た? 時計はまだ動いてるけど、山中が氷まみれになって震えるくらいじゃ、被害の度合いが低いんだろうし。

 早く誰かに伝えなくてはと店を出て、裏の路地に入ろうとすると……。

「わぷっ」

 何かに衝突した。ずれる眼鏡を直しながら前を見ると厚い胸板があった。

「赤城さん!?」
「おう。店に寄ろうかと思ってきてみた。ってか、お前……。どうした、そのカッコ」

 怪奇現象に浮かれてて気づかなかったけど、僕の服はいかにも襲われましたという感じにぐちゃぐちゃ。幸いなのは、コートを上から羽織ってるから正面から見ないと気づきにくいってこと。

 慌てて前を合わせると、赤城さんにガバッと開かれた。

「ひ、ひえぇ……」
「ボタン、いくつかとんでるな。何があった?」

 あの馬鹿乱暴にもほどがある。胸をまさぐるなら、せめてボタンはきちんと外してほしかった。

「え、その……。ちょっと」
「襲われたのか?」

 唇が震える。言われることで、惨めさがジワジワと足元から湧き上がってきた。
 慣れてるからってショックをうけないわけじゃない。でも男に襲われた、それを知られたことのほうがつらいのも事実だ。そもそも氷が落ちてきたことで、僕の中ではうやむやな感じになってしまった。

「……はい。でも、無事でしたから!」
「だが、逃げてる途中だったんだろ? ずいぶん焦って急いでいた」
「え!? えー……と、それは……」

 逃げてもないし、起こったことを伝えるために急いでたとは言いにくい雰囲気……。
 赤城さんは心配そうに僕の背を撫でながら、店を睨んだ。

「お前を襲ったやつの名前を教えろ」
「あの、本当にいいんで! それよりも、大変なことが起こったんです! 氷が突然、空中から現れて落ちたんです!」

 抱き寄せようとしてくる腕から逃れ、オーバーアクション気味に言うと、赤城さんはつまらなさそうな顔をした。

「……まあ、雪だって降るしな」
「そういうんじゃなくて! こう、もう、凄い量の細かい氷がドサドサーって! そもそも屋内でですから!」
「なるほど。それは確かに何かあるな……」

 今度は少しだけ興味を持ってくれたらしい。というか、僕なんて大興奮なのに、なんだこの落ち着きようは。慣れてるからなの? 羨ましい。話によると赤城さんはこれが4戦目になるんだもんな。まず、何と戦うのかがわかんないけど。

「よし。とりあえず俺が調べてきてやる」

 真剣な声。キリリとした表情がカッコイイ。大人の男だ。
 僕も一緒に偵察に行きたい。でも襲われたばかりで戻りづらい。ここは赤城さんに任せるか……。

「よろしくお願いします」
「ああ。元から行くつもりだったしな。気にするな」

 意気揚々として去っていく背中が、頼もしく見えた。彼に任せておけば大丈夫な気がした。彼がリーダーなのだと言うのも頷ける。

 今度こそ、白昼夢が体験できる。僕の戦いが始まる……。

 そんな淡い期待は、赤城さんが『なんもわかんなかったわ』とケロッと帰ってきて、アッサリ打ち砕かれたのだった。
 いつ始まるんだよ、僕の戦いは。
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