Cotton Candy

いちご

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第一章

17.

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「時雨、時雨」
口から零れるは青葉の名前と甘く媚びた様な喘ぎ。
ずっと欲しかった。
触れられたかった。

与えられる熱が
「千紗」
呼ばれる名前が
「好きです」
告げられる想いが、全てが愛しくて嬉しい。

「ね、も、ちょうだい?欲しいよ。時雨の挿れて?」
足を開脚し、孔を両手で開く。
ヒクヒク待ちきれず収縮を繰り返すソコは、ローションと先走りで濡れそぼっていて
「力抜いてて下さい千紗」
「…………っや、あーーーーーっつ」
ズプンッ、簡単に奥迄青葉を呑み込み、挿れられただけで俺は達した。

フフッ
「トコロテンですね」
嬉しそうに笑いながら呟かれたが
「ひゃん、ゃ、待っ、て。まだ、イッて……る、からぁ。ゃぁあん」
意味を理解する間もなく、イッてる最中も腰を動かされ、余りの快楽に唯々喘ぐしか出来なかった。

「中……気持ち良いですか?」
揺さぶられながら聞かれ
「……気持ち……良…い」
トロン蕩けた目で返す。

「なら、もっと良くしてあげますね?」
もっと?
「コレ、最後迄挿れて良い…ですか?」
接合部に入り切れてない青葉の物を指で触らせられる。
あっ、まだこんなにある。
全部入ったら何処迄届くんだろう。
怖かったが
「もう、挿れたい、です。奥迄、全部入れさせて下さい。先輩の中でギュッってして下さい」
切羽詰まった声で甘える様強請られて
「うん。良いよ。来て?」
俺は足を青葉の腰に巻き付けた。

グググッ!一気に押し入ってくる巨大な物。
「………………っ、……ひぁっ、う、そ…ヤ……ダ、らめぇ…………………………っつ」
有り得ない位奥迄侵入した青葉の物。
軽く抜き差しされるだけで、内臓迄刺激されてる様な感覚に陥る。

完全に抜いて、ヒクヒク待ち侘びている孔に一気に押し入る。
何度も繰り返され
「ゃぁ、や、やぁあ、ひぁああ、あああ」
凄まじい快楽に呑み込まれる。
勢いよく腰をぶつけられ、パンッ、打ち付けられる衝撃が、青葉が全て中に入っている事を実感させてくれる。

余す事なく満たされる胎内。
激しく擦られ、凄まじい快感が全身を断続的に襲う。
嫌だ、気持ち良い。
ダメ、おかしくなる。何も考えられない。

初めて感じる想像以上の甘美さに
「ヤッ、ダメ、ゃっ、やぁ、嘘っ、ヤダ、見ない…でぇ……………………っ!!」
俺は白濁と共に違う液体迄漏らした。

あっ、俺死んだ。

「可愛い千紗。気持ち良過ぎて漏らしたんですね?ほんっと可愛い。ね、もっと感じて?」
は?
ちょっ、もう限界だって。

行き過ぎた快感は地獄です。
その後数え切れない位奥と前立腺を抉られ、何度も意識を手放した。

もう、何も出ません。
沢山吐き出した精液と小水。
この年で、しかも人前で漏らすなんて恥ずかし過ぎる。
だけど気持ち良かった。

びしょ濡れになったシーツと布団は青葉が新しいのと交換してくれるらしく、何処かに電話していた。
もしかしてコレもコレクションにするのか?
って、いくらなんでもこんなに汚れたシーツと布団は宝物にならないだろう。
そこ迄変態じゃない、よな?

交換の間俺は青葉とシャワーを浴びた。
浴槽にお湯を溜める時間はなかった為シャワーだけだったが、様々な液体で汚れた身体を洗い流すには充分だ。
あんなにしたにも関わらず、浴室でも抑情した青葉。
身体を洗われながら、何度もイカされた。
お陰で、上がる頃には完全に逆上せのぼせていた。

湯のぼせのせいでぐったりした俺を抱き上げ、青葉はベッドに寝かし付けてくれた。

流石青葉。この布団物凄くふわふわしてる。
絶対お高いヤツだ。

「あのさ」
「はい」
「誘ったのは俺で、煽ったのも俺だって自覚してるよ。でもさ、ちょっと青葉。お前ヤリ過ぎ。気持ち良過ぎて俺死んじゃうかと思ったんだからな。途中何回か知らないおばあちゃんに親しげに手ぇ振られたんだからな」
暴走した青葉は容赦なく俺を抱いた。
絶頂で意識を失ってはまた新たな快感で意識を呼び覚まされ、また意識を飛ばされる。
気絶と覚醒を繰り返し何度もさせられて、頭がおかしくなりかけた。

「すみません。千紗が可愛過ぎて、好きが止められなくて、途中からワケ分からなくなりました。本当にすみません」
深々頭を下げながら謝られる。
まぁ、仕方ない。謝って貰えたし、お互い様だし、今回は許そう。

「……次…からはその、回数減らして……ね?」
「それって、またして良いって事ですか?」
「…………………………うん……」
真っ赤になりながらOKを出すと
「愛しています千紗」
青葉は俺に優しくキスをした。
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