2 / 37
第一章
1.
しおりを挟む
「凛茉可愛い」
「もぉ。かずちゃん、恥ずかしいよ、バカ」
学校の休み時間、人目も気にせず凛茉を膝上に乗せて抱き締める。
チュッ、チュッ、柔らかな髪に唇を落とすと
「もう、ほんっと……バ…カ」
真っ赤な顔で凛茉は呟いた。
あ~もう、可愛い。
メチャクチャ可愛い。
俺の名前は鳴海千紗。
今膝上に乗せている白水凛茉と付き合っている。
凛茉は同じ男と思えない位の美少女顔で、アイドルやモデルや芸能人にも負けない可愛さを持っている。
声変わりをしているにも関わらず可愛らしい声。
仕草も雰囲気も全てが可愛くて、もう天使としか言い表せない。
余りの可愛さに一目惚れした俺は知り合って速攻告白し、今に至る。
「明日かぁ」
「早いな」
周囲が口にするのも分かる。
つい最近入学したばかりな気がするのに、もう明日は入学式。
新しい1年生が来る。
ついに俺も先輩か、早いな。
「可愛い子居るかな?」
色めき立つのも仕方ない。
此処は男子校。
近くに共学も女子高もない為、常に皆飢えている。
女子が居ないのなら、もう男子でも良くね?って感じなのだ。
実際男同士でくっ付く奴は多く、俺もその中の1人だ。
その日は昼食前に終わったから寄り道せずスグに凛茉と帰宅した。
「美味し~い」
嬉しそうにオムライスを口にする凛茉。
モグモグまるでハムスターみたいに頬張って、そんなにお腹空いてたのか?
可愛い。
看護師で忙しい母にかわり、料理は俺がしている。
因みに父は長期単身赴任中で居ない為、家に居る時間は殆ど1人だ。
それを知っている凛茉は俺が寂しくない様に毎日遊びに来てくれる。
あっ、付いてる。
唇の端に付いたご飯粒。
味わう様に舐め取った。
うん。美味しい。
ケチャップの量丁度良かったな。
お腹減ったし、自分も食べるか。
スプーンを手にした。
食後食器を洗い、部屋に行く。
面倒だが、出された課題とワークを終わらせる。
スッゴイ嫌だけど、その後の時間の為だ。
頑張った。
「ぁ、ん。ふぅ、ぁっ」
勉強後は御褒美タイム。
向かい合い、舌先を絡め合う。
チュッ、ンチュ、レロ、ヂュ、チュッ。
時折垂れる唾液を吸い上げながら続ける。
深く唇を重ね、口腔内を余す事なく舐め、味わう。
少し強めに舌先を吸うと
「んんんっ、ふ、ぁは」
ビクビク震える身体。
嗚呼、もうほんっと可愛い。
我慢出来なくなった俺は
「好きだよ凛茉」
制服に手を掛けた。
「もぉ。かずちゃん、恥ずかしいよ、バカ」
学校の休み時間、人目も気にせず凛茉を膝上に乗せて抱き締める。
チュッ、チュッ、柔らかな髪に唇を落とすと
「もう、ほんっと……バ…カ」
真っ赤な顔で凛茉は呟いた。
あ~もう、可愛い。
メチャクチャ可愛い。
俺の名前は鳴海千紗。
今膝上に乗せている白水凛茉と付き合っている。
凛茉は同じ男と思えない位の美少女顔で、アイドルやモデルや芸能人にも負けない可愛さを持っている。
声変わりをしているにも関わらず可愛らしい声。
仕草も雰囲気も全てが可愛くて、もう天使としか言い表せない。
余りの可愛さに一目惚れした俺は知り合って速攻告白し、今に至る。
「明日かぁ」
「早いな」
周囲が口にするのも分かる。
つい最近入学したばかりな気がするのに、もう明日は入学式。
新しい1年生が来る。
ついに俺も先輩か、早いな。
「可愛い子居るかな?」
色めき立つのも仕方ない。
此処は男子校。
近くに共学も女子高もない為、常に皆飢えている。
女子が居ないのなら、もう男子でも良くね?って感じなのだ。
実際男同士でくっ付く奴は多く、俺もその中の1人だ。
その日は昼食前に終わったから寄り道せずスグに凛茉と帰宅した。
「美味し~い」
嬉しそうにオムライスを口にする凛茉。
モグモグまるでハムスターみたいに頬張って、そんなにお腹空いてたのか?
可愛い。
看護師で忙しい母にかわり、料理は俺がしている。
因みに父は長期単身赴任中で居ない為、家に居る時間は殆ど1人だ。
それを知っている凛茉は俺が寂しくない様に毎日遊びに来てくれる。
あっ、付いてる。
唇の端に付いたご飯粒。
味わう様に舐め取った。
うん。美味しい。
ケチャップの量丁度良かったな。
お腹減ったし、自分も食べるか。
スプーンを手にした。
食後食器を洗い、部屋に行く。
面倒だが、出された課題とワークを終わらせる。
スッゴイ嫌だけど、その後の時間の為だ。
頑張った。
「ぁ、ん。ふぅ、ぁっ」
勉強後は御褒美タイム。
向かい合い、舌先を絡め合う。
チュッ、ンチュ、レロ、ヂュ、チュッ。
時折垂れる唾液を吸い上げながら続ける。
深く唇を重ね、口腔内を余す事なく舐め、味わう。
少し強めに舌先を吸うと
「んんんっ、ふ、ぁは」
ビクビク震える身体。
嗚呼、もうほんっと可愛い。
我慢出来なくなった俺は
「好きだよ凛茉」
制服に手を掛けた。
2
お気に入りに追加
137
あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです!

もしかして俺の人生って詰んでるかもしれない
バナナ男さん
BL
唯一の仇名が《 根暗の根本君 》である地味男である< 根本 源 >には、まるで王子様の様なキラキラ幼馴染< 空野 翔 >がいる。
ある日、そんな幼馴染と仲良くなりたいカースト上位女子に呼び出され、金魚のフンと言われてしまい、改めて自分の立ち位置というモノを冷静に考えたが……あれ?なんか俺達っておかしくない??
イケメンヤンデレ男子✕地味な平凡男子のちょっとした日常の一コマ話です。

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる