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魔法少女登場?「1」

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 しぐれが自転車を漕いで数分が経過。ポツリと冷たい水滴が額に当たり、しぐれは足を止めて空を見上げる。気が付けば空を覆うほど広くずっしりと分厚く重たい灰色の雨雲が広がっていた。
 ぽつりぽつりと細かい雨が降り始めている。
 今は水面下を見て波紋が出来ているかを確認してようやく雨が降っていると分かる程度の小雨でまだ傘をさすほどではないのだが。
 それでも早く帰ることに越したことはない。今は気にならないとはいえ風もだんだんと強くなってきているし、何かの拍子に雨雲内の均衡が崩れ一気に降りだしてくるかもしれない。
 しぐれは膝を伸ばし立ち漕ぎを始めた。
 行き交う車もないためしぐれはさらに早く右に左に足を交互に動かし、速度を上げていく。
 この先電柱を二つ超えた先にある曲がり角を曲がる。そしてそのまま直進して大通りに出れば都内有数の大きなマンションが見えてくる。しかし残念ながらそのマンションを通過しすぐ近くにある比較的小さな一軒家、そこがしぐれの住まう実家。
 特に誰ともすれ違うことがないまま電柱を二つ超えていく。
 スピードも上がったことからしぐれの髪は大きく風に靡き、赤く染まった内側の髪をあらわになっている。カーブミラーを過ぎる一瞬、しぐれは横目でちらりと新鮮な赤い髪を気にするように見た。
 そして前に向き直ったその瞬間——黒い何かが飛び込んできた。
「うぇあ!」
 しぐれは悲鳴を上げて反射的にハンドルを横にした。すると目の前に電柱が見える。一瞬目をつぶりそうになったところで何とか持ちこたえ、ブレーキを強く押し込み急ブレーキを掛ける。
 電柱に当たる寸前のところでスピードは止まりなんとか衝突を免れた。
 しぐれは息を乱して焦りを露わにした。
 反射的に動けたおかげでなんとか電柱に衝突せずに済んだが、もしももう少しでもよそ見を続けていればおそらく勢いよくぶつかって惨事になっていただろう。
 そしてすぐにあたりに目を配った。突っ込んできた黒い何かの正体が気になったのだ。
 すぐ近くを右に左に見て回ったのだがそれらしき何かはいない。
 見間違いだったのだろうか、としぐれが首をひねった。
 いや、それはない。確かに黒い何かが突然目の前に飛び込んできた。見間違いなわけがない。
 もう一度辺りを入念に見る。
 来た道を眺めた時だった。黒く小さな点が走っているのが目に入る。
 あれは——
「猫……?」
 尻尾を揺らしながら全速力で突き進んでいる。もう遠くになっているから明確には分からないがおそらく黒猫だ。
「猫か……」
 黒い何かの正体が判明したからかしぐれは落ち着きを取り戻し相変わらずの不愛想そうな顔に戻った。
 しかし、走り去る後姿を眺めたまますぐには自転車に乗ろうとしなかった。
 しぐれは遠くからではあるものの猫が正常に動けているかどうか素人ながら観察していた。一応自転車と衝突したのだから怪我をしてもおかしくはないだろうとしぐれなりの気遣いである。
 遠くから見ただけだが足を引きずる仕草も見えない。おそらく致命的な怪我はしていないのだろう。
 しぐれは何事もなかったことに安堵したようでホッと胸を撫でおろす。
 しぐれは自転車から降りてスマホを開いた。
 特に理由はなかった。強いていうのであれば猫とぶつかっても怪我もなく済み安堵したから、つい癖としてスマホを触ったのである。何かあるたびにスマホを触ってしまう癖をしぐれはよく注意されていたが、その癖のおかげでしぐれは怪人が近くで発生した危険通告に気づくことが出来た。
「怪人……? しかもついさっき頃」
 怪人の危険通告を読んでみると、怪人は腕が細くイカやタコのようにうねうねと動かすことが出来るらしい。締め付ける力が強いようで画像として握りつぶされて壊れてしまった自動車が添付されていた。
 それ以外には詳しいことはまだ判明していないようでそれ以外の詳しいことは記載されていない。
 ただどうやら魔法少女が現場へと向かっているようだった。まだ到着していないのだとしてもあと数分もすれば掛け声と共に現れるだろう。
 抵抗する術がないのならむやみやたらに慌てず安全確保をして救助の到着を待つ。なるべく鉢合わせするリスクを減らすために余計な行動はしない——怪人の発生を知らす危険通告が着た時の心得。
 かつては言い聞かす側だったしぐれ自身が今はこの言葉に従う側になっている。
 しぐれは自転車から降りてスマホ弄りに集中することにした。電柱に背中をゆだねてもたれかかる。
 しぐれは危険通告のほかにも連絡が着ていることに気づいた。ウサギのアイコンの持ち主——先ほど一緒にいた灰色っぽい髪色の女の子からの連絡だった。
 電話ではなくメッセージを残していた。
『無事帰れそー?』
 おそらく危険警告を見たから連絡してきたのだろう。
 随分とシンプルなメッセージだが彼女なりに心配していることをしぐれは分かっていた。
 しぐれは適当に『大丈夫』と打ち込み、返信した。


 騒ぎも聞こえてこないし避難している人も見えない。もしかしたら怪人はもう退治されてしまっているのかもしれない。しぐれがそう考えた時だった。
「あの——すいません」
 小さくぼそぼそと少しかすれた低い声が聞こえてきた。
 スマホに夢中になっており分からなかったがしぐれの前にはスーツを着た会社員のような男性がいた。
 第一印象としては中年とも思えるほど老けているように感じるのだが、よく見てみると皺が浅く肌に張りがありどうも実際は二十代後半から三十代前半と言ったところ。目の下に強いクマがありおそらく疲労が溜まっているのだと考えられる。 
 しぐれは持たれていた耐性を素早く直し、男性に対して鋭い目線をした。
 しかし、しぐれの視線を当てられてもなお男性は疲労感のある虚ろな瞳のまま会話を続けた。
「近くで黒い野良猫を見ませんでしたか?」
「野良猫?」
 野良猫と聞き、しぐれは少し拍子抜けた。
 黒い野良猫と言えば先ほどしぐれに衝突してきたあの野良猫のことかもしれない。
「実は先ほどその子に逃げられてしまいまして……探しているんですが、見ませんでしたか?」
 逃げられている、そう聞いたしぐれの目は穏やかな雰囲気へと変化した。
「逃げられてって……もしかして飼われている猫ですか?」
「ええ、まぁそうなりますね」
「そうですか、あっちに走って行きましたが」
 しぐれは走っていた方向に指をさして言った。
 それを聞くと男性はにこやかに笑みを浮かべ「そう、それはどうも」と言った。
 しかし、その笑顔を見たしぐれは背筋にぞくりとなにかが走ったような気がした。
 特に可笑しな笑顔と言うわけではない。理由として挙げるのであれば直観としか言いようがない。
 それでもこのまま見逃してしまってはいけないような衝動に駆られたしぐれ。
 必要以上に頭を下げ、男性は指をさした方にゆっくりとゆっくりと歩き出した。
 つい衝動的に「どうして追っているんですか?」と後姿に問いかけた。
 すると男性は立ち止まりはしたもののこちらに振り向くことはなく「急にあの野良猫がぶつかってきて……怪我していないかと思いましてね」とぼそぼそと答えた。
 怪我をしていないか気になった。
 男性はそう言った。
 確かにしぐれも自転車走行中にぶつかってこられたときは心配した。
 心配したのだが、勢いよく走っている後姿を見ると特に怪我をしているようには思えなかった。だから追いかけなかったのだが——心配になって追いかける人もいると言うことなのだろうか。
 杞憂に過ぎないのだろうか。
 しぐれはそう思った。
 しかし、ふと男性の言葉に異変があることに気が付いた。
 (あれ、確かさっき……野良猫って?)
 しぐれは眉を潜める。
「飼猫ではないんですか?」
「……はて、何の話です?」
 はじめ男性は飼猫であるようなことを言っていた。しかし先ほどは野良猫と言った。
「先ほど野良猫って言いませんでしたか? 気のせいかもしれませんけど」
「…………」
 しとり、しとりと雨の降りが激しくなってきた。
 男性は口をつむり、急に頭を描き始めた。
 初めはゆっくりと小指でポリポリする程度だったのだが次第に力が強まり指の数も増やし、挙句の果てには両手、全指を使い荒く激しく頭を掻きむしる。
 雨に濡れながらも力を弱めるどころかどんどん強くして。
 皮膚すらもえぐる勢いにしぐれは異変を感じずにはいられなかった。
 その変化にしぐれは顔を歪ませる。
「あ、あの?」
「あ、あ? あぁ——もういいや。……うん」
 そう言うと男性は電池が切れたかのようにパッと両手をおろし、ボーっと空を見上げた。
 そして——
 両手をぶらぶらとさせる。
 しばらくぶらぶらさせていると関節を失ったかのようにうねうねとしなり始めた。それはもうまるで——タコやイカの触手のように。
「…………」
 男性の両腕は大きく伸びはじめ、そして鞭のようにしなる。
 人の身を原型とした異形の姿に変化した。
 その姿——怪人だ。


 しぐれはとっさにハンドルを握り自転車に跨った。
 スマホを握りしめたままでちゃんと掴めていないというのに走りだそうとした。
 しかし怪人の腕はしぐれが走り出すよりも速く伸び、正確に自転車の後輪を握りつぶす。
 それだけではなく自転車から崩れるように落ちるしぐれの頬を風を切る勢いで殴りつけるように叩いた。
 叩かれたしぐれは吹き飛ばされるように電柱にズシッと頭をぶつけて崩れ落ちる。頭蓋骨が砕けたのではないかと感じるほどに重たい衝撃がしぐれの脳に響く。
 しぐれには目もくれずに怪人は口を開いた。
「猫ぉどこぉ、猫ぉすきぃ。食べちゃいたいくらいにぃー!!」
 肉声とは思えない淀んだ可笑しな声で叫びだした。
 先ほどよりも冷静さを失くして感情が高ぶっている。自己制御が出来ていないようだ。
 男性の肉体から薄っすらと黒い霧のようなものが溢れてきている。
 あれは魔力。肉体に釣り合わない魔力を体に宿すとアレルギー反応のように魔力の暴走を起こしてしまう。
 魔力の暴走を起こしてしまったら感情の制御が難しくなりあの男性のように我を忘れてしまう場合が多い。
 男性を元に戻す方法は存在する。それを知っているのはこの場にはしぐれしかいない。しかし、今のしぐれにはその方法は使えそうもない。——魔法の使えないしぐれには到底不可能である。
 現状できる最善策は魔法少女が到着するまでこの怪人をこの場に留めること。
 それまでどうにかして気を引くことが出来ればいい。魔法少女さえ到着すればあとはなんとかなる。
 問題はしぐれの体力が持つかどうか……しかし今はそんなことを心配している暇はない。しぐれはどうにか立ち上がろうとした。
 ——が。
 全く体に力が入らない。
 立ち上がろうにも腕が思うように動かない。
 頬がピリッと裂けたように痛み、後頭部が割れたように痛い。
 ——吹き飛ばされた際に頭を強く打ち付けたことが影響しているようだ。
 視界すらもぼんやりとしている。
 しぐれはそれでも怪人を視野から見逃さないように眼の端でなんとか怪人を捉え続けようとする。
 すると——
 一瞬だけ怪人の腕がゴムのように伸びたように見えた。
 錯覚ではない。釣り糸を川に投げ込むかのようにしぐれが指した方向へと腕を伸ばしている。
 伸びた腕はしばらくすると縮みながらすぐに戻ってくる。その腕で巻き付けるように黒い何かを掴んでいた。
 黒い何か。あれは——黒猫だ。
 先ほどしぐれにぶつかってきた黒い野良猫が怪人の触手のような腕に縛られ持ち上げられている。
 猫はぐってりと気絶している。
 とても信じられないようなことではあるがこの怪人は走り去った黒猫のところまで腕を伸ばしてここまで引き寄せてきたのだ。
 流石にしぐれも目を疑った。しかしどう見てもそこには黒い野良猫が巻き付けられている。
 怪人は猫を巻き付けた腕を頭の上に持ち上げた。
 すると、怪人の頭に黒い霧がどんどんと溢れ出していき、顔を包んでいった。その霧の中がどうなっているのかは想像が付かないが、一見すると口を開いて待ち伏せているように見える。
 怪人は再び声を張り叫ぶ。
「猫ぉおおおお!!! いただぁあきまぁーす!」
 その掛け声に合わせてゆっくりと腕の絡みを解いていく。
 しぐれは額に汗を流れ始める。
 あれは一概に断定できないがセリフと行動から推測すると、どう考えても食べようとしている。
 しぐれは思わず悲痛に叫んだ。
「ま! 待ってッ!!」
 ピクリと怪人は動きを止めてしぐれに振り向いた。
 しぐれは怪人に見られるとごくりと息をのんだ。
 そんなしぐれに威嚇をするかのように怪人はしなる腕を思い切り地面にたたきつけた。
 しぐれはその一連の行動を前にしても目を開いたまま睨む。
 それでも怪人はしぐれから目を離し、猫に視線を戻した。
 今すぐにでも怪人の顔面を殴り飛ばしたい、としぐれは歯ぎしりをする。けれどしぐれの身体は思うように動いてくれない。
 立ち向かうどころか立ち上がることすらも出来ないのだ。そんな状態で抵抗なんてできるわけがない。
 怪人は悪趣味にもゆっくり、ゆっくりと腕の絡みを解き始めた。
 いくら歯ぎしりをしてもいくら腕に力を込めたところでしぐれの助けたい気持ちに連動して力が蘇るなんてことはない。しぐれは伸ばしても届かない場所に猫が連れ去られてしまったかのように感じた。
 ——この時、しぐれは切実にあることを強く思った。
 怪人に猫を喰らうことをやめてほしいと願ったのでもなく魔法少女の到達を願ったのでもなかった。
 魔法が使えれば。
 自分にもう一度魔法を使うための魔力が欲しいと願ったのだ。
 しかし、そんなしぐれの切実な思いとは裏腹にあざ笑うかの如く重力が三倍になったかのように体は鈍く動かない。
 ただ怪人が猫を喰らおうとしているのを睨むしかできない。


 怪人がしぐれに興味を失ってほぼ同時。
「にゃお!」
 不意にどこからともなく猫の鳴き声が聞こえた。
 黒い野良猫が目を覚ましたのかとしぐれは怪人の腕の中を見るが黒い野良猫はぐてっと気絶したままだった。
 気のせいだったのだろうか、と疑問を浮かべるもしぐれは耳を潜める。
 すると。
「にゃーお、にゃーにゃー」
 やはりどこからか猫の鳴き声がする。
 声はだんだんと近づいてきている。
 今この場に近づくのは危険だ。近くにはやけに猫に執着心のある怪人がいる。もしも見つかってしまえば食べられてしまうかもしれない。
 怪人も猫の声が聞こえたようで周りを見回している。
 しぐれも必死に周りに目線を送るが猫の姿は見当たらない。
 ——猫の姿は見当たらない。
 しかししぐれは理解した。
 ——猫の姿は見当たらなかったが、猫の声の正体は見当たった。
 ウエストから袖にかけてフリルで広がった緑と紫の色鮮やかな衣装を纏い、翼のような模様を象った翡翠色の美しい宝石の髪飾りを身に着け、大きな宝石の埋め込まれたロッドステッキを握る背の低い女の子がゆっくりと歩いてきていた。
 にんまりと笑みを浮かべ、ちろりと小さく舌を見せている。——そして。
「にゃー、なんてね!」
 その姿、魔法少女だった。
 猫の声は彼女が出していたのだ。
 女の子は太々しくにんまりと笑ったままロッドステッキで怪人を指して口を開く。声にはなっていないが口元の形から言葉が推測できる。
 彼女はこう言っていた。
『よ・わ・そ~』
 音のない声を残してすぐに口元に手を当てて、にひひっと子供っぽく笑む。
 怪人にはその言葉が通じていないようでただポカンと眺めていた。
 そんな状態の怪人を目の当たりにして女の子は楽しそうに舌なめずりをする。どうも彼女の視界にはしぐれは見えていないようだった。いや、もしかしたら見えているうえで興味がないのかもしれない。
 しかしそれでもしぐれは女の子を見てホッとしたように息を吐いた。
 女の子は杖をつきながらにやけたまま怪人に近づく。
「ふふっ、あれ~わかんないかぁ。じゃあ教えてあげるよ」
 女の子が怪人の目の前で止まり杖の先端(宝石の埋め込まれている方)を怪人の腹部に当てる。
 怪人は呆気にとられたように女の子を見ているばかりで微動だにしない。
「クフフ。ではでは——弱者さん、さよなら~」
 すると——杖の先端が緑に光ったかと思ったその直後、とてつもなく強い突風が杖から発生し筋肉質な怪人をいとも簡単に吹き飛ばしてしまった。吹き飛ばされたあとには大きな振動が辺りを駆け巡る。
 女の子は杖を握っていない方の手で嫌味っぽく叩いて大きく高笑いをした。
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