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執着旦那と愛の子作り&子育て編
シーっ
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後ろから抱きしめられながら、首筋に顔を埋められる。
肌の上を滑るガリウスの手が熱く感じた。
「っ・・・あまり、嗅がないで」
昼間に体を清めたとは言え、石鹸などは持ってきていなかった。
だから、洗い切れてないところもあるはずだ。
恥ずかしくてそう言ったのだが、クスリと笑われる。
「シャリオンの香りしかしません」
「!」
「それに、体を清める前の香りも好きです」
なんて恥ずかしいことを言うのだろうか。
でもこれからもっと恥ずかしい事をされるのは、もうわかっている。
ガリウスの長い指が、シャリオンのボタンをゆっくり外していき、前をはだけさせた。
暖炉の前で寒い事はないが、薄暗い部屋の中で明るく照らされると、ぷくりとたちあがる赤い果実が触ってと言うように膨らんでいて、ガリウスはその期待を裏切ることなく指の腹で撫でる。
「ぁっん」
口から漏れそうになる声を慌てて堪えた。
いくら結界の中で、子供達が寝てるとは言え恥ずかしい。
いつもだったら聞かせて欲しいと言うガリウスも、今日はそんな事を言わなかった。
その代わりに、シャリオンの両乳首を転がし弄ぶ。
「シャリオン」
「っ・・・な、に?」
「少しとは、どこまでですか?」
そんなこと聞かれてもシャリオンにわかるわけない。
「貴方のここを・・・口に含むのは『少し』に含まれますでしょうか?」
「っ~・・・!」
内心『また始まった・・・』と、思った。
意地悪気にそんなことを言いながら、煽る様に指先を動かす。
声を漏らさないように口を塞ぎながら、ビクビクと体を動かすのを止められない。
「っ・・・はっ・・・ぁ・・・んっ」
「教えてください・・・シャリオン」
耳元で囁かれるその声に出さえ、欲情を煽られる。
唇が耳に触れるたびに、その状況と与えられる快感を思い出してしまった。
「っ・・・だ、・・・め」
してほしいが、そんなことをしたら声が抑えられるわけがない。
すると両乳首を人差指と親指に簡単に摘ままれ、そこをこねられた。
「駄目・・・なのですか?」
「っ・・・・だめっ」
「どうしても・・・?」
「っ」
コクコクと頷く。
思いとは裏腹なことは思っている以上に辛い。
理性と欲望でぐるぐるする。
「そうですか・・・。・・・ですが、そうですね。
私もここを咥えてしまったら、・・・『少し』では止まらないかもしれません」
「っ」
指の腹で舐めている時のような動きをされると、腰に微かだった甘い疼きが止まらなくなってくる。
「シャリオン。・・・これだけは教えて下さい。
・・・ここを舐められるのは好きですか?」
分かっているでしょう!素面だったらそう言っていただろう。
「っ・・・すき」
か細く答えると、ソロリと見上げた。
「ガリィに・・・舐められるの、・・・すき」
「っ・・・、」
濡れた瞳で素直にシャリオンはそう答える。
やっては貰ったら今は困るが、シャリオンも我慢している。そんな気持ちでけして煽っているつもりではなかった。
「・・・。舌を出して下さい」
「っ・・・?」
良くわからないまま口を薄く開いて舌先を出すと、唇が重なりその舌を吸われ引っ張りだされた。
舌先を吸引されてそれすらも気持ちが良くて震えていると、下をひっぱられちゅぽんと音を立てて離れて行く。
恥ずかしいほどに舌を突き出すようなことに閉じようとしたのだが、舌先を指で摘ままれてしまった。
「舐めて下さい」
言われるがままその指先を舐める。
舌先をもてあそぶように動かす指先を追っていると、『もう良いですよ』と指を抜かれた。
暖炉の明かりでもシャリオンの唾液で指先が濡れているのが分かる。
何がしたかったのか困惑していると、その指先は・・・先ほどまで摘ままれていた乳首に乗せられ、漸く意味が分かり息を飲んだ。
シャリオンが何かを言う間を与えず、今度はもう片方の指を舌先に当てられる。
「こちらもお願いします」
「っ」
始めは気づかなかったが、指先は乳首を愛撫するような動きだった。
シャリオンが舌を動かせば、ガリウスの濡れた指先がシャリオンの乳首を濡らしていく。
「あひゅっ・・・んっ・・ぁっ」
恥ずかしい・・・!
けれど、快感と・・・口の中にいれらた指先が必要以上に声が上がらないことに、舌先が止まらなくなっていく。
舐めて吸ってシャリオンがガリウスの指先を愛撫するのと同じ、・・・いやそれ以上の快感が与えられる。
「っ・・・っ・・・っはっ・・・ふっ」
「・・・今日はここで達しますか?」
「っ」
その言葉にふるふると首を横に振った。
気持ちがいいが、ここには着替えを持たずにやってきた。
正確には屋敷からはここに来た時の服はあるが、溶け始めた頭では着替えが無いと思ってしまった。
ガリウスの言葉に咄嗟に自分のモノを強く握る。
既に先走りで濡れているそこは、ぬるぬると擦れた。
それに感じているのを見計らってか、ガリウスがきゅむりと乳首を捻った。
「ああぁっ」
「しー。・・・起きてしまいますよ?」
「っ~・・・!」
そんなことを言いつつもガリウスは手を止めなくて、キっと睨むとガリウスはシャリオンの唇を貪るように塞いだ。
「っぁっ・・・っ・・・が、りぃ・・・んっ・・・んぅー!」
その途端、全身に甘い刺激が走った。
爪先でカリカリと乳首を掻いたのだ。
後ろを振り返りつらい体勢で口づけられながら、唇と舌を貪られそんな刺激与えられ、・・・逝ってはいけないという思考の中できつく自分で戒めていたが、・・・我慢が出来なかった。
果実のような乳首を弄られながらシャリオンは達してしまった。
「っ・・・っ・・・」
出さずに逝ってしまったシャリオンは呼吸を上がらせて、そのアメジストの瞳を見つめた。
すると額に口づけると膝の上から降ろすために脇の下に手を入れられる。
「拭くものを」
「っ・・・ガリィは?」
「私なら大丈夫です」
そのガリウスの腕を掴んだ。
だがなんて言ったらいいかわからずに、じっと見つめているとガリウスは苦笑する。
「屋敷に帰ったら沢山愛し合いましょう?」
「・・・、」
自分で言ったのもあるし分かっている。
分かっているのだが・・・。
腰に当たっていた高ぶりに気付いていたのもある。
「手・・と、く・・・口で」
そう言うと困った様に苦笑された。
「っ・・・僕、うまくない・・・・?」
「そんなわけないでしょう?
意地悪ですねぇ・・・。私の理性を試しているのですか?」
「!」
そんな風に言われて言葉を詰まらせた。
でもそれは、シャリオン照れさせてやめさせようとしているのが分かる。
「・・・そ、う、だよ」
「・・・、」
後ろから抱きしめられている状態だったのを自分から降りるとボトムを脱いだ。
我慢していたはずなのに先走りで濡れたそこが恥ずかしいが、もっと恥ずかしいことに床に落とすと粘着したペチャっという音が響いた。
トロトロと蜜を零し、欲する様に立ちあがるシャリオンのモノを隠さずにガリウスにさらけ出した。
ここまでしないと、ガリウスはシャリオンに気を遣って引いてしまうと思ったから。
「手が・・・駄目なら、声が出ないように・・・ガリィが塞いで」
「・・・、・・・シャリオンは何時からそんな誘い方を覚えてしまったのでしょうか」
そう言うとガリウスはシャリオンに腕を伸ばし膝の上に乗せた。
「・・・、ガリィしかいないでしょう?」
「そうですが。・・・私が教えたこと以上に素敵なお誘いに、・・・欲情を抑えるのが大変ですよ」
ちゅっと口づけられた。
そして、唇を重ねなら体を撫でられる。
「・・・少し体を浮かせて下さい」
「っ・・・こう?」
肩に掴まり言われたままに腰を浮かせると、蜜を纏ったモノを指先で撫でられる。
2・3度扱かれたが、するり外れるとゆっくりと奥に進んだ。
期待に震えているとついに手がそこに触れられ、焦らすように秘穴をいじられる。
「・・・、」
耳元にはガリウスの熱っぽい吐息がダイレクトに聞こえると、興奮は拍車かかっていく。
「っ・・・っ・・・ぅ・・・じらしちゃ、・・・だめ」
「すみません」
クスリと微笑まれ、窄まりをほぐすように動かされた。
シャリオンの良い所など知りつくしたガリウスの指は、簡単にシャリオンの余裕を奪っていく。
声が上がりそうになるのを必死にこらえ、与えられる快感に震えていると、視線に気づきそちらを見れば口づけられ、前立腺をコリコリと捏ねられた。
「んーーっ!」
解している指が2・3本と増えるころ。
快感と上がってしまいそうな声に、我慢していると余計に感じてしまう気がする。
「っ・・・が・・・りぃ」
もう我慢が出来なくて、求めれば額に口づけられた。
そして離れて行くと自分のモノをとり出し、シャリオンの尻を撫でより体を密着させて、熱く猛ったモノをシャリオンの秘穴に押し当てられる。
指が3本も入いるほど解されたのに、怒張に緊張しているのかひくひくと伸縮してしまう。
欲したのは自分なのだが、何度体を重ねてもこの瞬間は慣れない。
そんなシャリオンを見て愛撫を繰り返しながら、ガリウスは腰を進めてくる。
「っぅぁ・・・っ・・・」
声が響かないようにガリウスの肩に顔を埋めながら力を抜く。
漸くガリウスのすべてが入り込む頃には、シャリオンはすでに息を切らしていた。
「っ・・・っ」
息は上がっているのに、きつかったガリウスのモノが馴染みその熱が欲しくなるのは直ぐだった。
じれったい動きをするガリウスにシャリオンは腰を動かす。
しかし、耳元で囁かれた。
「あまり動いては音がしてしまいますよ」
「っ!」
音を立てるのは何も密着しているそこだけではない。
軋む床、椅子。
改めて言われると、周りの音に敏感になってしまう。
2人の部屋の様に集中できる場所とは違い、子供達が起きてしまうとか、波の音風の音まで気になってしまう。
「っ・・・」
「っ・・・そんなに締め付けては駄目です」
「ご、め」
「・・・今日はゆっくり愛し合いましょう」
「っ・・・」
そう言うとゆっくりと動かれる。
体を持ち上げられ、抜けてしまうくらい抜かれると、再びずぶずぶと差し込まれた。
熱く硬いモノで前立腺をゴリゴリと擦り付けられるとたまらなかった。
「っ・・・ふぁっ・・・んっ」
「・・・我慢できなくなったら、歯を立てても構いません」
「っ」
そんな事出来るわけがない。
そう、思っていたのだが。
ガリウスの逞しいそれに、理性が飛びそうになる。
じれったい動きなのに、気持ちよくてもっと欲しい。
すると、ガリウスが角度を変えてグッと引き寄せた。
「!」
コツン。
最奥の壁に届くと息を飲んだ。
思わずガリウスを見上げるとその目は何を求めているのか分かる。
だが、シャリオンの許可を求める様にコツコツと突き上げられた。
「っ~~っ」
そこを今愛されてしまったら、声を我慢できる自信が本当にない。
けれど、その気持ち良さは知っていて、・・・ぐるぐるとしている時だった。
「あうー」
「!!」
部屋に子供達の声が響いた。
シャリオンはそれに驚いた反動で、自ら腰を勧めてしまった。
その瞬間、ちゅこんっと一番太いカリの部分がハマってしまう。
「っ・・・ぁっ・・・ぁっ」
きゅうっと伸縮すると、耳元でガリウスのつまる息が聞こえた。
「寝言のようですね」
「っ・・・っ・・・」
「・・・良いのですか?」
「っっ」
自分でもみっともない顔をしているは分かっている。
バレそうだったのに、今の状態が理解できない程、気持ちが良い。
シャリオンはコクコクと頷く。
「ぁっ・・・はぁっ・・・うぅぅ」
「っ・・・ハァ・・・駄目ですね・・・やはりこれは良すぎる」
「っ・・・ひぃぁっ」
そう言いながら一度だけ腰を動かされた。
快感が全身を駆け巡った。
「っ・・・シャリオン。噛んでください」
「っ・・・でもっ」
「でないと動いてあげないですよ?」
「!」
傷を付けたくなくてそう言ったのに、ガリウスはそんな意地悪を言う。
こんな状況で辞められるわけもなくシャリオンはガリウスの鎖骨にそっと歯をたてた。
歯型を付けないようにしよう。
そう思えたのは1分も持たなかった。
それからガリウスはクンクンとえぐるように腰を動かす。
「っ~~ぅーっ!!」
「っ・・・はっ」
声を出さないように歯を立てると、ガリウスの動きが荒くなる。
それがたまらなくなっていった。
「ぃ・・・いく・・・いっちゃっ」
「っ・・・えぇ・・・良いですよ・・・私も、もう」
「っ・・・ガリィっ・・・がりぃっ」
あふれ出る快感に押し寄せられながら。
シャリオンは耐えることが出来ずに、ガリウスを締め付けながら一気に達するのだった。
☆☆☆
【別視点:ガリウス】
自分の腹に吹き出された熱いモノ。
ねっとりとしたそれは、最近一人でしていなかったようだ。
指ですくいペロリと舐めるとやはり濃い。
覗き込めばシャリオンはすっかりと落ちてしまっているようで、ガリウスの上でピクリとも動かない。
シャリオンの上半身を脱がし、それで汚れを拭くと自分の服を着せた。
自分に寄り掛からせたまま、ゆっくりと引き抜くとトロリと垂れてくる精液。
シャリオンのモノは舐めとりたいくらいだが、自分のモノだと思うと汚く思うから不思議だ。
悪いと思いつつシャリオンの上着で拭きとった。
これは勿論後で明日までに洗い乾かす。
くたりとしているシャリオンに口づけると、子供達の横にシャリオンを寝かしてやる。
ついでに子供達を見ればこちらもすやすやと寝ている様だ。
シャリオンの気配に気づいたのか、すり寄る2人に苦笑した。
「シャリオンは私のものだと言ったでしょうに」
勿論、本気だが本気ではない。
流石に無意識な赤子に嫉妬はそこまで見せたりなどはしない。
「ですが、あと数年ですよ?」
すると・・・。
「うー」
「ん~」
不満げに唸る子供達にガリウスは吹き出してしまう。
あと少しだ。
これが終わったらもう城に戻るし、こんなことはもうないだろう。
シャリオンと自分とこんな風に寝るのもない。
アンジェリーンの申し出には腹も立ったが、・・・こんな時を過ごせたのは良い機会だった。
肌の上を滑るガリウスの手が熱く感じた。
「っ・・・あまり、嗅がないで」
昼間に体を清めたとは言え、石鹸などは持ってきていなかった。
だから、洗い切れてないところもあるはずだ。
恥ずかしくてそう言ったのだが、クスリと笑われる。
「シャリオンの香りしかしません」
「!」
「それに、体を清める前の香りも好きです」
なんて恥ずかしいことを言うのだろうか。
でもこれからもっと恥ずかしい事をされるのは、もうわかっている。
ガリウスの長い指が、シャリオンのボタンをゆっくり外していき、前をはだけさせた。
暖炉の前で寒い事はないが、薄暗い部屋の中で明るく照らされると、ぷくりとたちあがる赤い果実が触ってと言うように膨らんでいて、ガリウスはその期待を裏切ることなく指の腹で撫でる。
「ぁっん」
口から漏れそうになる声を慌てて堪えた。
いくら結界の中で、子供達が寝てるとは言え恥ずかしい。
いつもだったら聞かせて欲しいと言うガリウスも、今日はそんな事を言わなかった。
その代わりに、シャリオンの両乳首を転がし弄ぶ。
「シャリオン」
「っ・・・な、に?」
「少しとは、どこまでですか?」
そんなこと聞かれてもシャリオンにわかるわけない。
「貴方のここを・・・口に含むのは『少し』に含まれますでしょうか?」
「っ~・・・!」
内心『また始まった・・・』と、思った。
意地悪気にそんなことを言いながら、煽る様に指先を動かす。
声を漏らさないように口を塞ぎながら、ビクビクと体を動かすのを止められない。
「っ・・・はっ・・・ぁ・・・んっ」
「教えてください・・・シャリオン」
耳元で囁かれるその声に出さえ、欲情を煽られる。
唇が耳に触れるたびに、その状況と与えられる快感を思い出してしまった。
「っ・・・だ、・・・め」
してほしいが、そんなことをしたら声が抑えられるわけがない。
すると両乳首を人差指と親指に簡単に摘ままれ、そこをこねられた。
「駄目・・・なのですか?」
「っ・・・・だめっ」
「どうしても・・・?」
「っ」
コクコクと頷く。
思いとは裏腹なことは思っている以上に辛い。
理性と欲望でぐるぐるする。
「そうですか・・・。・・・ですが、そうですね。
私もここを咥えてしまったら、・・・『少し』では止まらないかもしれません」
「っ」
指の腹で舐めている時のような動きをされると、腰に微かだった甘い疼きが止まらなくなってくる。
「シャリオン。・・・これだけは教えて下さい。
・・・ここを舐められるのは好きですか?」
分かっているでしょう!素面だったらそう言っていただろう。
「っ・・・すき」
か細く答えると、ソロリと見上げた。
「ガリィに・・・舐められるの、・・・すき」
「っ・・・、」
濡れた瞳で素直にシャリオンはそう答える。
やっては貰ったら今は困るが、シャリオンも我慢している。そんな気持ちでけして煽っているつもりではなかった。
「・・・。舌を出して下さい」
「っ・・・?」
良くわからないまま口を薄く開いて舌先を出すと、唇が重なりその舌を吸われ引っ張りだされた。
舌先を吸引されてそれすらも気持ちが良くて震えていると、下をひっぱられちゅぽんと音を立てて離れて行く。
恥ずかしいほどに舌を突き出すようなことに閉じようとしたのだが、舌先を指で摘ままれてしまった。
「舐めて下さい」
言われるがままその指先を舐める。
舌先をもてあそぶように動かす指先を追っていると、『もう良いですよ』と指を抜かれた。
暖炉の明かりでもシャリオンの唾液で指先が濡れているのが分かる。
何がしたかったのか困惑していると、その指先は・・・先ほどまで摘ままれていた乳首に乗せられ、漸く意味が分かり息を飲んだ。
シャリオンが何かを言う間を与えず、今度はもう片方の指を舌先に当てられる。
「こちらもお願いします」
「っ」
始めは気づかなかったが、指先は乳首を愛撫するような動きだった。
シャリオンが舌を動かせば、ガリウスの濡れた指先がシャリオンの乳首を濡らしていく。
「あひゅっ・・・んっ・・ぁっ」
恥ずかしい・・・!
けれど、快感と・・・口の中にいれらた指先が必要以上に声が上がらないことに、舌先が止まらなくなっていく。
舐めて吸ってシャリオンがガリウスの指先を愛撫するのと同じ、・・・いやそれ以上の快感が与えられる。
「っ・・・っ・・・っはっ・・・ふっ」
「・・・今日はここで達しますか?」
「っ」
その言葉にふるふると首を横に振った。
気持ちがいいが、ここには着替えを持たずにやってきた。
正確には屋敷からはここに来た時の服はあるが、溶け始めた頭では着替えが無いと思ってしまった。
ガリウスの言葉に咄嗟に自分のモノを強く握る。
既に先走りで濡れているそこは、ぬるぬると擦れた。
それに感じているのを見計らってか、ガリウスがきゅむりと乳首を捻った。
「ああぁっ」
「しー。・・・起きてしまいますよ?」
「っ~・・・!」
そんなことを言いつつもガリウスは手を止めなくて、キっと睨むとガリウスはシャリオンの唇を貪るように塞いだ。
「っぁっ・・・っ・・・が、りぃ・・・んっ・・・んぅー!」
その途端、全身に甘い刺激が走った。
爪先でカリカリと乳首を掻いたのだ。
後ろを振り返りつらい体勢で口づけられながら、唇と舌を貪られそんな刺激与えられ、・・・逝ってはいけないという思考の中できつく自分で戒めていたが、・・・我慢が出来なかった。
果実のような乳首を弄られながらシャリオンは達してしまった。
「っ・・・っ・・・」
出さずに逝ってしまったシャリオンは呼吸を上がらせて、そのアメジストの瞳を見つめた。
すると額に口づけると膝の上から降ろすために脇の下に手を入れられる。
「拭くものを」
「っ・・・ガリィは?」
「私なら大丈夫です」
そのガリウスの腕を掴んだ。
だがなんて言ったらいいかわからずに、じっと見つめているとガリウスは苦笑する。
「屋敷に帰ったら沢山愛し合いましょう?」
「・・・、」
自分で言ったのもあるし分かっている。
分かっているのだが・・・。
腰に当たっていた高ぶりに気付いていたのもある。
「手・・と、く・・・口で」
そう言うと困った様に苦笑された。
「っ・・・僕、うまくない・・・・?」
「そんなわけないでしょう?
意地悪ですねぇ・・・。私の理性を試しているのですか?」
「!」
そんな風に言われて言葉を詰まらせた。
でもそれは、シャリオン照れさせてやめさせようとしているのが分かる。
「・・・そ、う、だよ」
「・・・、」
後ろから抱きしめられている状態だったのを自分から降りるとボトムを脱いだ。
我慢していたはずなのに先走りで濡れたそこが恥ずかしいが、もっと恥ずかしいことに床に落とすと粘着したペチャっという音が響いた。
トロトロと蜜を零し、欲する様に立ちあがるシャリオンのモノを隠さずにガリウスにさらけ出した。
ここまでしないと、ガリウスはシャリオンに気を遣って引いてしまうと思ったから。
「手が・・・駄目なら、声が出ないように・・・ガリィが塞いで」
「・・・、・・・シャリオンは何時からそんな誘い方を覚えてしまったのでしょうか」
そう言うとガリウスはシャリオンに腕を伸ばし膝の上に乗せた。
「・・・、ガリィしかいないでしょう?」
「そうですが。・・・私が教えたこと以上に素敵なお誘いに、・・・欲情を抑えるのが大変ですよ」
ちゅっと口づけられた。
そして、唇を重ねなら体を撫でられる。
「・・・少し体を浮かせて下さい」
「っ・・・こう?」
肩に掴まり言われたままに腰を浮かせると、蜜を纏ったモノを指先で撫でられる。
2・3度扱かれたが、するり外れるとゆっくりと奥に進んだ。
期待に震えているとついに手がそこに触れられ、焦らすように秘穴をいじられる。
「・・・、」
耳元にはガリウスの熱っぽい吐息がダイレクトに聞こえると、興奮は拍車かかっていく。
「っ・・・っ・・・ぅ・・・じらしちゃ、・・・だめ」
「すみません」
クスリと微笑まれ、窄まりをほぐすように動かされた。
シャリオンの良い所など知りつくしたガリウスの指は、簡単にシャリオンの余裕を奪っていく。
声が上がりそうになるのを必死にこらえ、与えられる快感に震えていると、視線に気づきそちらを見れば口づけられ、前立腺をコリコリと捏ねられた。
「んーーっ!」
解している指が2・3本と増えるころ。
快感と上がってしまいそうな声に、我慢していると余計に感じてしまう気がする。
「っ・・・が・・・りぃ」
もう我慢が出来なくて、求めれば額に口づけられた。
そして離れて行くと自分のモノをとり出し、シャリオンの尻を撫でより体を密着させて、熱く猛ったモノをシャリオンの秘穴に押し当てられる。
指が3本も入いるほど解されたのに、怒張に緊張しているのかひくひくと伸縮してしまう。
欲したのは自分なのだが、何度体を重ねてもこの瞬間は慣れない。
そんなシャリオンを見て愛撫を繰り返しながら、ガリウスは腰を進めてくる。
「っぅぁ・・・っ・・・」
声が響かないようにガリウスの肩に顔を埋めながら力を抜く。
漸くガリウスのすべてが入り込む頃には、シャリオンはすでに息を切らしていた。
「っ・・・っ」
息は上がっているのに、きつかったガリウスのモノが馴染みその熱が欲しくなるのは直ぐだった。
じれったい動きをするガリウスにシャリオンは腰を動かす。
しかし、耳元で囁かれた。
「あまり動いては音がしてしまいますよ」
「っ!」
音を立てるのは何も密着しているそこだけではない。
軋む床、椅子。
改めて言われると、周りの音に敏感になってしまう。
2人の部屋の様に集中できる場所とは違い、子供達が起きてしまうとか、波の音風の音まで気になってしまう。
「っ・・・」
「っ・・・そんなに締め付けては駄目です」
「ご、め」
「・・・今日はゆっくり愛し合いましょう」
「っ・・・」
そう言うとゆっくりと動かれる。
体を持ち上げられ、抜けてしまうくらい抜かれると、再びずぶずぶと差し込まれた。
熱く硬いモノで前立腺をゴリゴリと擦り付けられるとたまらなかった。
「っ・・・ふぁっ・・・んっ」
「・・・我慢できなくなったら、歯を立てても構いません」
「っ」
そんな事出来るわけがない。
そう、思っていたのだが。
ガリウスの逞しいそれに、理性が飛びそうになる。
じれったい動きなのに、気持ちよくてもっと欲しい。
すると、ガリウスが角度を変えてグッと引き寄せた。
「!」
コツン。
最奥の壁に届くと息を飲んだ。
思わずガリウスを見上げるとその目は何を求めているのか分かる。
だが、シャリオンの許可を求める様にコツコツと突き上げられた。
「っ~~っ」
そこを今愛されてしまったら、声を我慢できる自信が本当にない。
けれど、その気持ち良さは知っていて、・・・ぐるぐるとしている時だった。
「あうー」
「!!」
部屋に子供達の声が響いた。
シャリオンはそれに驚いた反動で、自ら腰を勧めてしまった。
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「っ・・・ぁっ・・・ぁっ」
きゅうっと伸縮すると、耳元でガリウスのつまる息が聞こえた。
「寝言のようですね」
「っ・・・っ・・・」
「・・・良いのですか?」
「っっ」
自分でもみっともない顔をしているは分かっている。
バレそうだったのに、今の状態が理解できない程、気持ちが良い。
シャリオンはコクコクと頷く。
「ぁっ・・・はぁっ・・・うぅぅ」
「っ・・・ハァ・・・駄目ですね・・・やはりこれは良すぎる」
「っ・・・ひぃぁっ」
そう言いながら一度だけ腰を動かされた。
快感が全身を駆け巡った。
「っ・・・シャリオン。噛んでください」
「っ・・・でもっ」
「でないと動いてあげないですよ?」
「!」
傷を付けたくなくてそう言ったのに、ガリウスはそんな意地悪を言う。
こんな状況で辞められるわけもなくシャリオンはガリウスの鎖骨にそっと歯をたてた。
歯型を付けないようにしよう。
そう思えたのは1分も持たなかった。
それからガリウスはクンクンとえぐるように腰を動かす。
「っ~~ぅーっ!!」
「っ・・・はっ」
声を出さないように歯を立てると、ガリウスの動きが荒くなる。
それがたまらなくなっていった。
「ぃ・・・いく・・・いっちゃっ」
「っ・・・えぇ・・・良いですよ・・・私も、もう」
「っ・・・ガリィっ・・・がりぃっ」
あふれ出る快感に押し寄せられながら。
シャリオンは耐えることが出来ずに、ガリウスを締め付けながら一気に達するのだった。
☆☆☆
【別視点:ガリウス】
自分の腹に吹き出された熱いモノ。
ねっとりとしたそれは、最近一人でしていなかったようだ。
指ですくいペロリと舐めるとやはり濃い。
覗き込めばシャリオンはすっかりと落ちてしまっているようで、ガリウスの上でピクリとも動かない。
シャリオンの上半身を脱がし、それで汚れを拭くと自分の服を着せた。
自分に寄り掛からせたまま、ゆっくりと引き抜くとトロリと垂れてくる精液。
シャリオンのモノは舐めとりたいくらいだが、自分のモノだと思うと汚く思うから不思議だ。
悪いと思いつつシャリオンの上着で拭きとった。
これは勿論後で明日までに洗い乾かす。
くたりとしているシャリオンに口づけると、子供達の横にシャリオンを寝かしてやる。
ついでに子供達を見ればこちらもすやすやと寝ている様だ。
シャリオンの気配に気づいたのか、すり寄る2人に苦笑した。
「シャリオンは私のものだと言ったでしょうに」
勿論、本気だが本気ではない。
流石に無意識な赤子に嫉妬はそこまで見せたりなどはしない。
「ですが、あと数年ですよ?」
すると・・・。
「うー」
「ん~」
不満げに唸る子供達にガリウスは吹き出してしまう。
あと少しだ。
これが終わったらもう城に戻るし、こんなことはもうないだろう。
シャリオンと自分とこんな風に寝るのもない。
アンジェリーンの申し出には腹も立ったが、・・・こんな時を過ごせたのは良い機会だった。
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乙女ゲームのサポートキャラとして転生した俺は、ヒロインと攻略対象を無事くっつけることが出来るだろうか。どうやらヒロインの様子が違うような。距離の近いヒロインに徐々に不信感を抱く攻略対象。何故か攻略対象が接近してきて…
ほのほのです。
※有難いことに別サイトでその後の話をご希望されました(嬉しい😆)ので追加いたしました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
繋がれた絆はどこまでも
mahiro
BL
生存率の低いベイリー家。
そんな家に生まれたライトは、次期当主はお前であるのだと父親である国王は言った。
ただし、それは公表せず表では双子の弟であるメイソンが次期当主であるのだと公表するのだという。
当主交代となるそのとき、正式にライトが当主であるのだと公表するのだとか。
それまでは国を離れ、当主となるべく教育を受けてくるようにと指示をされ、国を出ることになったライト。
次期当主が発表される数週間前、ライトはお忍びで国を訪れ、屋敷を訪れた。
そこは昔と大きく異なり、明るく温かな空気が流れていた。
その事に疑問を抱きつつも中へ中へと突き進めば、メイソンと従者であるイザヤが突然抱き合ったのだ。
それを見たライトは、ある決意をし……?
騎士様、お菓子でなんとか勘弁してください
東院さち
BL
ラズは城で仕える下級使用人の一人だ。竜を追い払った騎士団がもどってきた祝賀会のために少ない魔力を駆使して仕事をしていた。
突然襲ってきた魔力枯渇による具合の悪いところをその英雄の一人が助けてくれた。魔力を分け与えるためにキスされて、お礼にラズの作ったクッキーを欲しがる変わり者の団長と、やはりお菓子に目のない副団長の二人はラズのお菓子を目的に騎士団に勧誘する。
貴族を嫌うラズだったが、恩人二人にせっせとお菓子を作るはめになった。
お菓子が目的だったと思っていたけれど、それだけではないらしい。
やがて二人はラズにとってかけがえのない人になっていく。のかもしれない。
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