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執着旦那と愛の子作り&子育て編
【別視点:ガリウス】無自覚だから恐ろしい。
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シャリオンだけがガリウスの冷静を奪う。
子爵の家の出の者で次期宰相と言われている立場なため感情的にはならない。
だがシャリオンには別だ。
悪い方向で予測のつかないことをたまにするがそれには身を案じ怒りもわくし、
切なげな声、求める濡れた瞳、縋る腕に高ぶりは抗えるわけもない。
口では愛し合うことを『罰ですることではないでしょう?』と、言いつつもそれで逃がす気は無かった。
勿論、『罰ですることではない』と、思っているがそれとこれとは別。
柑橘系のいい香りを纏わせたシャリオンは、すでに入浴済みであることは証明していた。
だから、早く体を清めてシャリオンを抱きたくて焦れているのが分かっていても立ちあがったのだ。
嫉妬と鬱憤から『貴族でなかったら攫いたかった』と、言いそこから始まった『夢物語』。
貴族のしがらみをうっとおしいと感じてるようだが、それでも生まれながらの貴族。
ちょっと面倒なことにそう言っているのかもしれないとも思っていた。
しかし、話始めるとシャリオンは思いのほか『夢物語』に食いついた。
貴族でなくなることも、貴族でない自分を欲してくれることも、至上の喜びだ。
入浴から戻ってきたらちゃんと愛し合おう。
しかし、立ち上がった瞬間に再び腰に掛かる愛しい重みに振り返れば、先ほどの拗ねたような表情とは変わり、頬を染めたシャリオンがこちらを見てきた。
「一緒に・・・入りたい。・・・駄目・・・?」
上目遣いで見上げられるそれは誘われているのか、純粋に傍にいたいのか良くわからない。
しかし、どちらにしても断るわけがない。
「えぇ。今日は冷えますから、温まりなおしましょう」
ガリウスはニコリと笑みを浮かべながら、2人で備え付けの浴室へと向かった。
・・・
・・
・
この屋敷、・・・と言うかハイシア家には公爵家らしく豪勢な浴場も完備している。
しかしながら、シャリオンがそこに入ることはそうないとなればガリウスもそこには用がない。自室にある浴室で十分だ。
これはシャーリーも同じで、つまりレオンの指示で、理由は着替えの手伝いと同じだ。
多くのことは過保護だと思うが、そればかりは良いことだと思う。
そんなことを思っていると、服を脱いだあたりからシャリオンの様子が変わった。
明らかに自分を意識している。
その視線に気付かないふりをしながら、いつもよりゆっくりと体を洗い終えた。
ふと、頭の中で悪い癖が出てしまったと思うが、シャリオンがどう出るのか好奇心に勝てなかった。
明日、レオンに勘づかれなければそれでいいと思いなおすと、シャリオンの元へ向かう。
まだ酒の余韻が残っているようで、我慢させた分、大胆に甘えてくるシャリオンはとても積極的だった。
羞恥よりも欲情し煽情的にガリウスを無意識に誘う。
シャリオンのさせたいままにしていたのだが、その目的を察しガリウスは苦笑を浮かべた。
ガリウスは浴槽の淵に座らせられると、その足の間にしゃがみこんだシャリオン。
頬を赤く染め、濡れた瞳でこちらを見えあげて来る。
ピンク色で薄い唇は愛らしく、腫れぼったくなるほど貪りたくなる衝動を抑えた。
シャリオンのモノと比べて可愛げのない自分のモノが良い子にしているのをほめてやりたいくらいだ。
だが、その理性もそんなに持たないかもしれない。
制止したにもかかわらずガリウスを煽る様にペニスを凝視し、扱きだした。
これが、純粋にガリウスの為の奉仕であり、煽っているわけじゃないのがシャリオンだ。
次第に芯を持ち始めたガリウスのものに嬉しそうに口づけた。
その可愛らしい唇に、グロテスクな自分のモノは不釣り合いなのに酷く興奮する。
うっとりとした表情で、ちゅっちゅと愛おしそうにキスを繰り返されると、ガリウスの我慢もそこまでだった。
先走りがこぼれるとまたも嬉しそうな声を上げるシャリオンは、それだけでは止まらず自分の指ですくい始めるではないか。
これ以上煽られたらたまらなくて、それに湯をかけて止めさせたのだが・・・。
「ガリウスに汚い所なんて無いよ」
美しい灰緑の瞳がまっすぐこちらを見てくる。
久しぶりのその名を呼ばれふと動きを止めていると、シャリオンはついに口を開けてしまった。
・・・動かないようにしないとですね
そんなことを思っていると、柔らかな唇が鬼頭の先端を包む。
舌先がちろりと敏感な場所に当たり、快感が走るのと同時にシャリオンがむせた。
「っくふっ」
大きく口を開けて、眉を痛そうに顰めている。
それで自分が興奮しすぎたのだと理解する。
シャリオンを快楽で泣かせるのは好きだが、痛みで泣かしたくない。
今度は強めに引き離し、シャリオンを説得する。
普段清廉そのもののシャリオンが治療をする魔術師に事細かに説明するなんて無理であると踏んだガリウスは、シャリオンにやめさせるように仕向けた。
しかし、変なところで頑固なシャリオン。
『わかった』と返事をしたから辞めると思ったのは甘かった。
舌を突き出してガリウスのモノに舌を這わせる。
ガリウスがシャリオンにしていることをしながら必死に舌を、手を動かした。
「はっ・・・ふっ・・・んっ」
漏れる吐息すらも色っぽい。
密着している為見えないが、今シャリオンのモノは弾けそうな果実の様に実っているのだろうと思うと、暴きたい衝動に駆られる。
シャリオンに愛撫をされるのは勿論気持ち良い。
だが、ガリウスはシャリオンに奉仕をする方が好きだ。
自分の手でどろどろに溶かし、感じさせて、喘がせたい。
「シャリオン。・・・腰を上げて下さい」
「っ・・・ふっ・・んぅっ・・・え・・・?」
興奮した表情のシャリオンがこちらに視線をあげる。
止められるんじゃないことに安心したのか、シャリオンは素直に腰を上げる。
「こう・・・?」
つうっとシャリオンの背中を撫でながら腕を伸ばすと臀部に手を置くと、流石に何をされるかわかったようだ。
「ガリィっ・・・そこは」
「ほら。私のことをしてくださるのでしょう?その舌で沢山舐めて下さい」
「っ」
制止を言わせないようにそう言いながら、尻の穴を中指でカリカリと掻く。
湯で温まり濡れたそこは滑りが足りないが、指を伸ばせばシャリオンの先走りでそこはヌルついていた。
それを入口の方まで伸ばすと指は先ほどよりもスムーズに動く。
ガリウスのモノに合わせて縦に広がったそこを指で触れていると、意識してそこがヒクヒクと動き出した。
・・・可愛いですね
笑みを浮かべながら人差指と中指を少しだけいれて出すを繰り返すと、半泣きの声で名前を呼ばれる。
「・・・ガリィ・・・」
期待した声色にガリウスは指先を尻穴の淵にひっかけたまま左右に開いた。
「ひぃぁ」
「どうかしましたか」
「そんな、・・・したら」
「したら?」
「っ・・・できない」
「愛してくださるのではないのですか・・・?」
「っ」
声色ワントーン落としただけで、シャリオンは息を飲んだ。
「私も貴方のここを愛したいのです」
「っ・・・・ぁ!」
中指だけ先ほどよりも深く入り込ませると、シャリオンの甲高い声が響いた。
「シャリオン」
「っ」
名前を呼べば、ちゅうちゅうとガリウスのものを吸いながら扱き始めた。
あくまでも頑張りたいらしいシャリオンに、見えないところで笑みを浮かべた。
「・・・気持ち良いですよ。シャリオン」
「っ・・・んっ・・・ふぅ」
ぴちゃぴちゃと水音を響かせながら、舌先がガリウスの鬼頭をなじる。
ガリウスの教え込んだ手管を必死に答えるシャリオン。
そんなシャリオンの中に解す指が三本入る様になったころ。
「シャリオン」
「っ・・・っ・・・?・・・!」
ガリウスが体を起こし指を引き抜くと、驚いたシャリオンと視線が合う。
すっかり目は潤み、唾液とガリウスの先走りで口元を濡らしている。
「シャリオンに愛していただけるのはとても嬉しいですが、・・・・このまま互いに続けるのと愛し合うのはどちらが良いですか?」
「!」
「・・・私のを・・・貴方の中にいれさせてはくれませんか?」
くいっと腰を動かすと、シャリオンの手の中で滑る。
その言葉にシャリオンはコクリと頷く。
「貴方の全身で、・・・私を愛してください」
「っ・・・うんっ」
腕を伸ばすとシャリオンはガリウスの胸に飛び込んできた。
それをしっかりと抱きかかえる。
自分の上に乗せるような形で安定させると、シャリオンの唾液ですっかりと濡らされたモノを押し当てる。
「・・・いつもと逆ですね」
「ぁっ・・・ぅっ・・・っな、に?」
何度抱いても最初は少し衝撃があるようで構えている様だった。
そんなところで動きを止めると、シャリオンの耳元で囁く。
「いつもは貴方のここは・・・私の唾液で濡れていますが、今日は私のモノが貴方の唾液で濡れているでしょう?」
「!!!!」
事実なのにそれはシャリオンの羞恥を煽ったようで息を飲んだ。
少しいきんだのも構わずゆっくりと侵入を再開させると、シャリオンが震える。
「ひぃぁ」
「・・・上手、・・・ですよ」
「っ・・・いつもより、おっき・・・っ・・・・ぁぅっ」
「それはそうです。・・・貴方の唇と舌、そして手でしてくださったのですよ・・・?
貴方がこうしてくださったんです。・・・責任取って下さいね」
「!!・・・っ・・ああっぁっ」
徐々には自身を挿入していき、一番太い場所を抜けた後、シャリオンがなじむまで顔中にキスを降らせ待った。
「はぁっ・・・ぁっ・・・ん」
それだけでも感じるのか体をぴくんと震わせるシャリオンに耳元で囁く。
「愛してます。シャリオン」
「ぼ、・・・くもっ」
それを合図に2人を始まりに水面が揺れ動く。
「ぁぁっぁっ・・・あぁぁっ」
今日もどんな楽器でも奏でられれない美しい音色を聞きながら、シャリオンの体を貪るのだった。
子爵の家の出の者で次期宰相と言われている立場なため感情的にはならない。
だがシャリオンには別だ。
悪い方向で予測のつかないことをたまにするがそれには身を案じ怒りもわくし、
切なげな声、求める濡れた瞳、縋る腕に高ぶりは抗えるわけもない。
口では愛し合うことを『罰ですることではないでしょう?』と、言いつつもそれで逃がす気は無かった。
勿論、『罰ですることではない』と、思っているがそれとこれとは別。
柑橘系のいい香りを纏わせたシャリオンは、すでに入浴済みであることは証明していた。
だから、早く体を清めてシャリオンを抱きたくて焦れているのが分かっていても立ちあがったのだ。
嫉妬と鬱憤から『貴族でなかったら攫いたかった』と、言いそこから始まった『夢物語』。
貴族のしがらみをうっとおしいと感じてるようだが、それでも生まれながらの貴族。
ちょっと面倒なことにそう言っているのかもしれないとも思っていた。
しかし、話始めるとシャリオンは思いのほか『夢物語』に食いついた。
貴族でなくなることも、貴族でない自分を欲してくれることも、至上の喜びだ。
入浴から戻ってきたらちゃんと愛し合おう。
しかし、立ち上がった瞬間に再び腰に掛かる愛しい重みに振り返れば、先ほどの拗ねたような表情とは変わり、頬を染めたシャリオンがこちらを見てきた。
「一緒に・・・入りたい。・・・駄目・・・?」
上目遣いで見上げられるそれは誘われているのか、純粋に傍にいたいのか良くわからない。
しかし、どちらにしても断るわけがない。
「えぇ。今日は冷えますから、温まりなおしましょう」
ガリウスはニコリと笑みを浮かべながら、2人で備え付けの浴室へと向かった。
・・・
・・
・
この屋敷、・・・と言うかハイシア家には公爵家らしく豪勢な浴場も完備している。
しかしながら、シャリオンがそこに入ることはそうないとなればガリウスもそこには用がない。自室にある浴室で十分だ。
これはシャーリーも同じで、つまりレオンの指示で、理由は着替えの手伝いと同じだ。
多くのことは過保護だと思うが、そればかりは良いことだと思う。
そんなことを思っていると、服を脱いだあたりからシャリオンの様子が変わった。
明らかに自分を意識している。
その視線に気付かないふりをしながら、いつもよりゆっくりと体を洗い終えた。
ふと、頭の中で悪い癖が出てしまったと思うが、シャリオンがどう出るのか好奇心に勝てなかった。
明日、レオンに勘づかれなければそれでいいと思いなおすと、シャリオンの元へ向かう。
まだ酒の余韻が残っているようで、我慢させた分、大胆に甘えてくるシャリオンはとても積極的だった。
羞恥よりも欲情し煽情的にガリウスを無意識に誘う。
シャリオンのさせたいままにしていたのだが、その目的を察しガリウスは苦笑を浮かべた。
ガリウスは浴槽の淵に座らせられると、その足の間にしゃがみこんだシャリオン。
頬を赤く染め、濡れた瞳でこちらを見えあげて来る。
ピンク色で薄い唇は愛らしく、腫れぼったくなるほど貪りたくなる衝動を抑えた。
シャリオンのモノと比べて可愛げのない自分のモノが良い子にしているのをほめてやりたいくらいだ。
だが、その理性もそんなに持たないかもしれない。
制止したにもかかわらずガリウスを煽る様にペニスを凝視し、扱きだした。
これが、純粋にガリウスの為の奉仕であり、煽っているわけじゃないのがシャリオンだ。
次第に芯を持ち始めたガリウスのものに嬉しそうに口づけた。
その可愛らしい唇に、グロテスクな自分のモノは不釣り合いなのに酷く興奮する。
うっとりとした表情で、ちゅっちゅと愛おしそうにキスを繰り返されると、ガリウスの我慢もそこまでだった。
先走りがこぼれるとまたも嬉しそうな声を上げるシャリオンは、それだけでは止まらず自分の指ですくい始めるではないか。
これ以上煽られたらたまらなくて、それに湯をかけて止めさせたのだが・・・。
「ガリウスに汚い所なんて無いよ」
美しい灰緑の瞳がまっすぐこちらを見てくる。
久しぶりのその名を呼ばれふと動きを止めていると、シャリオンはついに口を開けてしまった。
・・・動かないようにしないとですね
そんなことを思っていると、柔らかな唇が鬼頭の先端を包む。
舌先がちろりと敏感な場所に当たり、快感が走るのと同時にシャリオンがむせた。
「っくふっ」
大きく口を開けて、眉を痛そうに顰めている。
それで自分が興奮しすぎたのだと理解する。
シャリオンを快楽で泣かせるのは好きだが、痛みで泣かしたくない。
今度は強めに引き離し、シャリオンを説得する。
普段清廉そのもののシャリオンが治療をする魔術師に事細かに説明するなんて無理であると踏んだガリウスは、シャリオンにやめさせるように仕向けた。
しかし、変なところで頑固なシャリオン。
『わかった』と返事をしたから辞めると思ったのは甘かった。
舌を突き出してガリウスのモノに舌を這わせる。
ガリウスがシャリオンにしていることをしながら必死に舌を、手を動かした。
「はっ・・・ふっ・・・んっ」
漏れる吐息すらも色っぽい。
密着している為見えないが、今シャリオンのモノは弾けそうな果実の様に実っているのだろうと思うと、暴きたい衝動に駆られる。
シャリオンに愛撫をされるのは勿論気持ち良い。
だが、ガリウスはシャリオンに奉仕をする方が好きだ。
自分の手でどろどろに溶かし、感じさせて、喘がせたい。
「シャリオン。・・・腰を上げて下さい」
「っ・・・ふっ・・んぅっ・・・え・・・?」
興奮した表情のシャリオンがこちらに視線をあげる。
止められるんじゃないことに安心したのか、シャリオンは素直に腰を上げる。
「こう・・・?」
つうっとシャリオンの背中を撫でながら腕を伸ばすと臀部に手を置くと、流石に何をされるかわかったようだ。
「ガリィっ・・・そこは」
「ほら。私のことをしてくださるのでしょう?その舌で沢山舐めて下さい」
「っ」
制止を言わせないようにそう言いながら、尻の穴を中指でカリカリと掻く。
湯で温まり濡れたそこは滑りが足りないが、指を伸ばせばシャリオンの先走りでそこはヌルついていた。
それを入口の方まで伸ばすと指は先ほどよりもスムーズに動く。
ガリウスのモノに合わせて縦に広がったそこを指で触れていると、意識してそこがヒクヒクと動き出した。
・・・可愛いですね
笑みを浮かべながら人差指と中指を少しだけいれて出すを繰り返すと、半泣きの声で名前を呼ばれる。
「・・・ガリィ・・・」
期待した声色にガリウスは指先を尻穴の淵にひっかけたまま左右に開いた。
「ひぃぁ」
「どうかしましたか」
「そんな、・・・したら」
「したら?」
「っ・・・できない」
「愛してくださるのではないのですか・・・?」
「っ」
声色ワントーン落としただけで、シャリオンは息を飲んだ。
「私も貴方のここを愛したいのです」
「っ・・・・ぁ!」
中指だけ先ほどよりも深く入り込ませると、シャリオンの甲高い声が響いた。
「シャリオン」
「っ」
名前を呼べば、ちゅうちゅうとガリウスのものを吸いながら扱き始めた。
あくまでも頑張りたいらしいシャリオンに、見えないところで笑みを浮かべた。
「・・・気持ち良いですよ。シャリオン」
「っ・・・んっ・・・ふぅ」
ぴちゃぴちゃと水音を響かせながら、舌先がガリウスの鬼頭をなじる。
ガリウスの教え込んだ手管を必死に答えるシャリオン。
そんなシャリオンの中に解す指が三本入る様になったころ。
「シャリオン」
「っ・・・っ・・・?・・・!」
ガリウスが体を起こし指を引き抜くと、驚いたシャリオンと視線が合う。
すっかり目は潤み、唾液とガリウスの先走りで口元を濡らしている。
「シャリオンに愛していただけるのはとても嬉しいですが、・・・・このまま互いに続けるのと愛し合うのはどちらが良いですか?」
「!」
「・・・私のを・・・貴方の中にいれさせてはくれませんか?」
くいっと腰を動かすと、シャリオンの手の中で滑る。
その言葉にシャリオンはコクリと頷く。
「貴方の全身で、・・・私を愛してください」
「っ・・・うんっ」
腕を伸ばすとシャリオンはガリウスの胸に飛び込んできた。
それをしっかりと抱きかかえる。
自分の上に乗せるような形で安定させると、シャリオンの唾液ですっかりと濡らされたモノを押し当てる。
「・・・いつもと逆ですね」
「ぁっ・・・ぅっ・・・っな、に?」
何度抱いても最初は少し衝撃があるようで構えている様だった。
そんなところで動きを止めると、シャリオンの耳元で囁く。
「いつもは貴方のここは・・・私の唾液で濡れていますが、今日は私のモノが貴方の唾液で濡れているでしょう?」
「!!!!」
事実なのにそれはシャリオンの羞恥を煽ったようで息を飲んだ。
少しいきんだのも構わずゆっくりと侵入を再開させると、シャリオンが震える。
「ひぃぁ」
「・・・上手、・・・ですよ」
「っ・・・いつもより、おっき・・・っ・・・・ぁぅっ」
「それはそうです。・・・貴方の唇と舌、そして手でしてくださったのですよ・・・?
貴方がこうしてくださったんです。・・・責任取って下さいね」
「!!・・・っ・・ああっぁっ」
徐々には自身を挿入していき、一番太い場所を抜けた後、シャリオンがなじむまで顔中にキスを降らせ待った。
「はぁっ・・・ぁっ・・・ん」
それだけでも感じるのか体をぴくんと震わせるシャリオンに耳元で囁く。
「愛してます。シャリオン」
「ぼ、・・・くもっ」
それを合図に2人を始まりに水面が揺れ動く。
「ぁぁっぁっ・・・あぁぁっ」
今日もどんな楽器でも奏でられれない美しい音色を聞きながら、シャリオンの体を貪るのだった。
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