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自分に出来ること。
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数日後の夜。
京を迎えにきたルボミール。
なんでも、邪魔されたくないということで、話すのはルボミールの部屋だ。
初めての時は困惑と薬が切れかかり発情してしまいそうな気配に焦っていたが、今は薬を飲んでいるため落ち着いていられる。
窓辺にセットされた小さな2人がけのテーブルセットに2人で腰掛ける。
京が母国でもこの国でも成人をしていると言ったら大変驚かれたのは忘れない。
今日は日本酒を持ってきた。
摘まみには燻製や出汁巻きに酒盗にクリームチーズ、それにトシマ区で出来たトマトだ。
「これは初めて見るものだな」
「俺達の国お酒なんだけど、これが好きなんだ」
「ほう。・・・独特な文字だな。なんて酒なんだ?」
「日本酒だよ。温かくしたり冷やしたりして飲むんだけど、これは飲むと美味しいんだ。・・・しまった氷に浸けたけばよかったな」
「冷やせば良いのか?」
こくりとうなづきつつ、出汁巻きも出す。
「こっちは温めて欲しい」
そういうとクスリと微笑んだ。
京に遠慮が無くなったからである。
「あと、こっちはルルが農民を連れてきてくれたおかげで無事に出来たトマトだよ」
「そうか。順調のようだな」
「うん。本当にありがとう。・・・島民の皆んなもラージャの言葉を覚えてきたし、引き取った子達も順調に知識レベルが上がってるみたい。
習熟テストも悪く無いって教師が言っていたよ」
「Ωが勉強するとはな。
いや、ラージャではその道すら無かったし、あっても勉強など出来ないものだと思っていた。
俺の乳母は男爵家の者だったが、マナーは出来ていたが、読み書きはそれ程だったかな」
「そうなのか。
・・・俺達の世界・・・というか、国だな。
国が全国民に無償で教育を受けさせていて、国民はそれを受けるのが義務だったからな・・・。
Ωだから教育が受けられないとか思ってもみなかった。
・・・だからなのかな。みんな勉強できるって嬉しそうだったのわ」
「Ωが・・・?」
「そう。ラージャから来たΩ達は勉強を受けることも、自分達がトシマ区民に会話を教えることも戸惑ってはいたが、嬉しそうだった。最近では演算も足し算と引き算も最近覚えてきたみたいだし」
ルボミールには衝撃だったらしい。
Ωとは話せるけど人間として見られていないのが分かる。
俺のことは・・・なんて思っているのだろうな
気になるがそんなことは怖くて聞けなかった。
冷やしてくれた酒瓶の封をねじ切ると、持ってきたお猪口に注ぎ2人で乾杯をした。
たわいもない会話をしたり、相談したり。
落ち着く香りに満たされながら、ルボミールはそれを親身に聞いてくれるから話しやすかったのである。
そして、京は頬を撫でられた。
酒が回ってきたのかそれを嫌がることもなく手にすり寄らせる。
触れられるのが嫌じゃなくなってきたのはこまる。
「そういえば、αを手配してくれてありがとう。
俺は行けなかったのだけど、・・・ハカセは何か余計なことはしていなかった?」
ハカセがどうしても行きたいといっていたのだが、
嵐山から確認したいことがあると言われ、引き渡しに立ち合えなかった。
その代わり如月を付け特に問題がないとは言っていたが目を離すと心配である。
「いや何もなかったと聞いている」
「それは良かった」
その言葉にほっとしていると、ルボミールが真剣な眼差しでこちらを見てくる。
「シノノメ殿。貴方はαには近づかないで欲しいのだが」
「え」
「実験はハカセの下の者がすると聞いている」
「聞いたのか?・・・そうだけど」
今まで何をするのも止められたことはなかったから少し驚いてしまった。
ガーネットの瞳は怒っているかのようにも見えるが、それよりも不安を感じているように見えた。
肌がちりっとしているこれはルボミールの恐怖なのだろうか。
「・・・それがαの束縛と言うやつか?」
「悪いか・・・?」
悪びれもなく眉を顰めていうルボミールに『困った人だ』苦笑を浮かべる。
行動を制限されることに不快にも感じてしまったが、今回元々ハカセや嵐山に任せている。
納得いかない気もしたがルボミールには世話になっている。
これくらいで研究が進むなら良いと気持ちを切り替え頷いた。
今回は鑑定施設の時と違い譲れないものはない。
「・・・。わかった」
すると、表情と気配が和らぐ。
そして、頬にちゅっと口づけられた。
「!・・・っ・・・ルルはこういうこと、軽くするやつなのか・・・?」
「?」
「・・・今、キスしただろ」
きっと睨んでいるのに、ルボミールはクスリと笑みを浮かべた。
あんなことしてもらっていて今更だが恥ずかしいものは恥ずかしいし、気持ちの整理がつくわけがない。
「いいや」
「俺は怒ってるんだぞ?待ってくれるっていったじゃないか」
「すまない。可愛い頬がそこにあったから」
「!?」
自分の頬を抑えて距離を取るとクスリと笑みを浮かべている。
「すまなかった。次はからはちゃんとキスすると言おう」
「そういう問題じゃないから!」
「そういう問題だ。良いじゃないか。キス一つで欲しいものが手に入るんだ」
「!」
そう言われてしまっても仕方がない。
頭では分かっていたはずなのに、ルボミールに甘え切りだった。
何かを望むのなら何かを差し出さなければならないのだ。
「・・・そ、そうだな」
かと言って出せる物はない。
そういう状況を作り出し、あがけなくなるように囲いこまれて行っていることなど、京は気づいていない。
どの願いも必要なものばかりだからだ。
すると、その京の表情を見たルボミールが頬を撫でてきた。
「シノノメ殿は真面目なのだな」
「・・・ルルが軽すぎるんだ」
「シノノメ殿にだけな」
「っ・・・」
王太子である彼が軽いなんてことがないだろう。
でも、『京にだけ』と言われて胸が弾むのを感じた。
「さぁ。まだ夜は長い。・・・まだ付き合ってくれるのだろう?」
そういうルボミールがお猪口を掲げる。
俺は・・・ルルに何が出来るのだろう・・・
聞いた話が事実なら、この先ルボミールと番になるのと言うのは分かる。
実際にルボミールの近くにいると安心するのは事実だ。
何を用意しても、ルボミールの本当に欲しいものではないのは分かるから、余計に悩む京だった。
┬┬┬
すみません、今日は時間切れでした(××)
京を迎えにきたルボミール。
なんでも、邪魔されたくないということで、話すのはルボミールの部屋だ。
初めての時は困惑と薬が切れかかり発情してしまいそうな気配に焦っていたが、今は薬を飲んでいるため落ち着いていられる。
窓辺にセットされた小さな2人がけのテーブルセットに2人で腰掛ける。
京が母国でもこの国でも成人をしていると言ったら大変驚かれたのは忘れない。
今日は日本酒を持ってきた。
摘まみには燻製や出汁巻きに酒盗にクリームチーズ、それにトシマ区で出来たトマトだ。
「これは初めて見るものだな」
「俺達の国お酒なんだけど、これが好きなんだ」
「ほう。・・・独特な文字だな。なんて酒なんだ?」
「日本酒だよ。温かくしたり冷やしたりして飲むんだけど、これは飲むと美味しいんだ。・・・しまった氷に浸けたけばよかったな」
「冷やせば良いのか?」
こくりとうなづきつつ、出汁巻きも出す。
「こっちは温めて欲しい」
そういうとクスリと微笑んだ。
京に遠慮が無くなったからである。
「あと、こっちはルルが農民を連れてきてくれたおかげで無事に出来たトマトだよ」
「そうか。順調のようだな」
「うん。本当にありがとう。・・・島民の皆んなもラージャの言葉を覚えてきたし、引き取った子達も順調に知識レベルが上がってるみたい。
習熟テストも悪く無いって教師が言っていたよ」
「Ωが勉強するとはな。
いや、ラージャではその道すら無かったし、あっても勉強など出来ないものだと思っていた。
俺の乳母は男爵家の者だったが、マナーは出来ていたが、読み書きはそれ程だったかな」
「そうなのか。
・・・俺達の世界・・・というか、国だな。
国が全国民に無償で教育を受けさせていて、国民はそれを受けるのが義務だったからな・・・。
Ωだから教育が受けられないとか思ってもみなかった。
・・・だからなのかな。みんな勉強できるって嬉しそうだったのわ」
「Ωが・・・?」
「そう。ラージャから来たΩ達は勉強を受けることも、自分達がトシマ区民に会話を教えることも戸惑ってはいたが、嬉しそうだった。最近では演算も足し算と引き算も最近覚えてきたみたいだし」
ルボミールには衝撃だったらしい。
Ωとは話せるけど人間として見られていないのが分かる。
俺のことは・・・なんて思っているのだろうな
気になるがそんなことは怖くて聞けなかった。
冷やしてくれた酒瓶の封をねじ切ると、持ってきたお猪口に注ぎ2人で乾杯をした。
たわいもない会話をしたり、相談したり。
落ち着く香りに満たされながら、ルボミールはそれを親身に聞いてくれるから話しやすかったのである。
そして、京は頬を撫でられた。
酒が回ってきたのかそれを嫌がることもなく手にすり寄らせる。
触れられるのが嫌じゃなくなってきたのはこまる。
「そういえば、αを手配してくれてありがとう。
俺は行けなかったのだけど、・・・ハカセは何か余計なことはしていなかった?」
ハカセがどうしても行きたいといっていたのだが、
嵐山から確認したいことがあると言われ、引き渡しに立ち合えなかった。
その代わり如月を付け特に問題がないとは言っていたが目を離すと心配である。
「いや何もなかったと聞いている」
「それは良かった」
その言葉にほっとしていると、ルボミールが真剣な眼差しでこちらを見てくる。
「シノノメ殿。貴方はαには近づかないで欲しいのだが」
「え」
「実験はハカセの下の者がすると聞いている」
「聞いたのか?・・・そうだけど」
今まで何をするのも止められたことはなかったから少し驚いてしまった。
ガーネットの瞳は怒っているかのようにも見えるが、それよりも不安を感じているように見えた。
肌がちりっとしているこれはルボミールの恐怖なのだろうか。
「・・・それがαの束縛と言うやつか?」
「悪いか・・・?」
悪びれもなく眉を顰めていうルボミールに『困った人だ』苦笑を浮かべる。
行動を制限されることに不快にも感じてしまったが、今回元々ハカセや嵐山に任せている。
納得いかない気もしたがルボミールには世話になっている。
これくらいで研究が進むなら良いと気持ちを切り替え頷いた。
今回は鑑定施設の時と違い譲れないものはない。
「・・・。わかった」
すると、表情と気配が和らぐ。
そして、頬にちゅっと口づけられた。
「!・・・っ・・・ルルはこういうこと、軽くするやつなのか・・・?」
「?」
「・・・今、キスしただろ」
きっと睨んでいるのに、ルボミールはクスリと笑みを浮かべた。
あんなことしてもらっていて今更だが恥ずかしいものは恥ずかしいし、気持ちの整理がつくわけがない。
「いいや」
「俺は怒ってるんだぞ?待ってくれるっていったじゃないか」
「すまない。可愛い頬がそこにあったから」
「!?」
自分の頬を抑えて距離を取るとクスリと笑みを浮かべている。
「すまなかった。次はからはちゃんとキスすると言おう」
「そういう問題じゃないから!」
「そういう問題だ。良いじゃないか。キス一つで欲しいものが手に入るんだ」
「!」
そう言われてしまっても仕方がない。
頭では分かっていたはずなのに、ルボミールに甘え切りだった。
何かを望むのなら何かを差し出さなければならないのだ。
「・・・そ、そうだな」
かと言って出せる物はない。
そういう状況を作り出し、あがけなくなるように囲いこまれて行っていることなど、京は気づいていない。
どの願いも必要なものばかりだからだ。
すると、その京の表情を見たルボミールが頬を撫でてきた。
「シノノメ殿は真面目なのだな」
「・・・ルルが軽すぎるんだ」
「シノノメ殿にだけな」
「っ・・・」
王太子である彼が軽いなんてことがないだろう。
でも、『京にだけ』と言われて胸が弾むのを感じた。
「さぁ。まだ夜は長い。・・・まだ付き合ってくれるのだろう?」
そういうルボミールがお猪口を掲げる。
俺は・・・ルルに何が出来るのだろう・・・
聞いた話が事実なら、この先ルボミールと番になるのと言うのは分かる。
実際にルボミールの近くにいると安心するのは事実だ。
何を用意しても、ルボミールの本当に欲しいものではないのは分かるから、余計に悩む京だった。
┬┬┬
すみません、今日は時間切れでした(××)
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