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激しく愛して(エロエロエロにするつもり(* 'ᵕ' )☆)
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目の前で自分のパートナーが知らない男にキスをさせている所を目撃した。身長が高く、いかにも高価そうなスーツを着こなしている男で、後ろには付き人のような人が大きいスーツケースを2つ持って立っている。
そして綾人(パートナー)もキスをされたのにも関わらず軽く抵抗しただけで笑って受け流していた。
腹の底からどうしようもない怒りが込み上げて来る。普段、綾人は自分にあんな笑顔を見せない。
それどころか、パートナー=恋人と言うのが当たり前なのにplayだけの関係を知らないうちに作られ、カラーを渡そうとしても断られていた。
あいつと綾人の関係がなんとなく分かる。今にも男に殴り掛かりたい気持ちをなんとか抑えた。
まだ、あいつと綾人が恋愛関係だと決まったわけじゃない。けれども、大企業の御曹司である綾人とおそらくそれに匹敵する地位だろう男が2人で喋っている様子が、誰が見てもお似合いの2人であることに理性がなくなりただただ深い怒りと嫉妬が込み上げてきていた。
「綾人、そいつ誰?」
嫉妬していると思われたくなくて冷静に言おうとした言葉は人生で初めて聞くほど低い声だった。
「え…悠真、?なんでここにいるの?」
ブチッ…
そのいかにもな答えを聞いた瞬間、俺の中の何かが外れる音がした。
「おい、答えろよ?そいつ誰だよ?いつ俺がそいつと喋る許可出したんだ?舐めてんのかぁ、あ?」
俺はdomの中でも把握できるほどにしかいない、sssランクだ。その俺が公共の場で全力のグレアを出した。
周りを歩いていた人達がその場でうづくまったり過呼吸を起こし出す。けれどもそんなことが全く気にならないほど俺は怒っていた。
「ご、めん、、、な、、さ………ぃ」
綾人は男に庇われるように後ろに隠れ謝ってくる。男もこの俺のグレアを浴びて立っていられるということはランクが高いdomなんだろう。その行動と事実がますます俺の怒りを増幅させた。
「俺は質問に答えろっつったんだよ!!そんなことも出来ねぇのか?!?!隠れてんじゃねぇ、こっち来て跪け!」
「待て、、お前、綾人のパートナーなのか?」
今にも崩れ落ちそうな綾人を支えながら男が質問してきた。そんなこと、今更隠す必要も無い。
「そうだよ、お前こそ誰だ?どの面下げて人のsubに触ってんだてめぇ」
綾人に向けていたグレアを移すと、男はその場に膝をついた。
「誤解だ、君が思っているような、、ことはない。さっきのことは、謝る、、早く綾人をケアしてあげてくれ、、、、ここのことは、、任せてくれていいから、、」
誤解だと…?!
domとキスしときながら何が誤解なんだ!
ついに抑えられなくなり男に殴り掛かる。と、素早い動きで男の後ろにいた付き人がそれを阻止した。
そのまま手首を捕まれ近くに停まっている黒塗りの車に押し込まれる。そして、すぐに綾人も送り込まれた。
状況が変わったことで少しだけ周りを見る隙が生まれると、そこには複数の人が倒れていた。中には道に吐いてしまった人もいる。
そして、あの男がその人達を一人一人ケアして回っていた。
隣を見ると綾人が怯えきった目で俯いている。
運転席に男の付き人が座り、車が動き出した。付き人の負担を考えるとここでまたグレアを出す訳にはいかない。
ただ、そのグレアを抑えている間に俺の怒りはどんどんと大きくなっていった。
*****
俺達ふたりが降ろされたのは綾人の家だった。なぜあの男の付き人が綾人の家を知っているのか、疑いは確信に変わる。
「悠真、やめ、、」
「shut up!!黙れ!!お前はあいつがいいんだろう?分かったよ。俺の支配下は嫌だったか?今からもっと嫌な思いさせてやるから安心しろよ?な?」
綾人がセーフワードを言おうとしたのを強制的に阻害する。
基本的にdomやsubのランクが高いほど欲求も大きくなる。俺と綾人は共にsssランクだ。俺は綾人の呼吸や瞬きの1つまで支配したい。逆を言えば綾人も完全に全てを支配されたいはずだ。
綾人には企業の御曹司という立場があるから支配できることは限られてはいたものの、食事や睡眠、人との接触や会話、全て俺が管理していた。いや、していると思っていた。あのような男との会話や接触など許可していない。
いつから綾人は俺の支配から抜け出していた?そういえば最初から綾人は俺と一線を敷いていた。
あぁ、俺は綾人の欲求を満たす道具でしか無かったんだ。あの男ではきっと綾人のsub性の欲求をほとんど満たすことが出来ない。だから、都合がいい俺で欲だけ発散していたわけか…、
許せない、、綾人は俺のものだ、、髪の毛の1本でも誰かに譲るつもりなんてない。
俺でしか綾人は満たされない。なのになんで俺じゃないんだ?地位が違うからか?俺がそこら辺の価値のない馬鹿だからか?
許さない、絶対に後悔させてやる、、
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