無理やりお仕置きされちゃうsubの話(短編集)

みたらし団子

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大学生×準教授(★★)【完結】

お仕置き4

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      寒い、、ここはどこだろう?

      確か、陽斗が大学にいて、、急に気持ちよくさせられて、、

      あれ?、、気持ちよかったんだっけ?苦しくて、、、辛くて、、、いい子に出来なくて、。

     そうだ、僕呆れられたんだ、、
   ん~~?でもそんなこと言われたっけ、、

     言われてたとしたら苦しいな、、
  あ、、だから今こんなに苦しいのか。
    僕、捨てられる?お仕置きもまともに出来ないsubなんていらないよね

    胸が、苦しい、、僕には陽斗しかいないのに、

   陽斗、、、ようと、、、、よ、、、と、、、、、、、う、、、と




   





   「蓮っっ起きろ!!蓮ッッッ!!!!!」
  「クソッッッ」

    真っ青な顔をして浅い息を繰り返している蓮を見ながら自分もどんどん血の気が引いていく。

    プライドが高い蓮に人前で玩具を使わせたのは間違いだった。なんであんなことしたんだッッ考えればわかる事だったのに、、

    研究室のソファーに寝かせた蓮の手を握る。
    「蓮、ごめん。俺、これからは絶対こんなことしない、ずっと、、蓮のして欲しいことだけするから。」

    本当になんでもする。

   、、、もしこれで蓮が俺のコマンドも聞けなくなったら?

   蓮は昔タチの悪いdomにsubdropさせられた影響で俺以外のdomを怖がる。命令されてもすぐにdropしかけてしまうらしい。

  
   もし、、蓮が目覚めて
  俺のコマンドも拒否したら?
  俺はどうする、?蓮を閉じ込めて、、
いや、、ダメだ、でも、、俺に蓮を手放すことなんて出来るのか?

   「ゔぅ」蓮が苦しそうに声をだす

   「蓮!!」
こんなこと考えている余裕は無い。今、蓮を引き戻すことが出来るのは俺だけだ。集中しろ⋯

   





   蓮ー。
   そっと蓮の手を握って声をかけ続ける。心做しかさっきよりは呼吸が安定して気がした。

 「蓮
    戻ってきてくれたら何でもする 
   蓮が望むことなんでも叶える
   いっぱい褒めるし、身の回りの事も            全部俺がする」
    
   もう二度とこんな思いはさせない
   たからずっと俺のものでいてくれ、、



 





    ん~~

    なっきからなんか変だ。

    すっごく苦しくて仕方なかったのに、
  今は体がふわふわ浮いている感覚、

 苦しいけどそれを超える幸福感みたいなものが外から流れ込んできて呼吸するのを助けてくれる

   心地いいな、、もっとこの感覚に浸っていたい、、

   必死になって、まるで僕を誘ってきるかのように流れ込んでくる暖かい、光のようなものを求めてを伸ばした







   「ん、、」

    !!?
    「蓮!!」がばっっ!!

     目を開けると陽斗が僕を覗き込んでいて、いきなり抱きしめられた

     「陽斗?」

     見渡すと僕は陽斗と暮らす部屋で寝ていて、今までのものが夢だったことに気づく。
  
    もうちょっとあそこにいたかったな、

   なんで抱きしめられているんだろう?僕は呆れられたんじゃなかったのかな?嘘みたいに思考は落ち着いていて、今なら陽斗にいらないと言われても何も考えずに受け入れられる気がする。

    
  「蓮、ほんとにごめん。言い訳にしかならないけど、俺は蓮のことほんとに大切に思ってる。もう二度と蓮にこんな辛い思いはさせない。だからこれからもパートナーでいてくれないか?」

    陽斗は今まで見たこともない表情で必死に訴えてくる、、、、のは、、、分かる。
    僕捨てられるんじゃないの、?

   「陽斗は僕のこと捨てないの?」

「なっッ!!
    俺が蓮のこと捨てるわけがないだ        ろ!!」

    、、、、、え、、?

   「でも、僕お仕置もちゃんとできないsubだよ?他のsubみたいに甘えることもできないし、」

    「そんなことない!蓮よりいいsubなんていない!」
     「俺とのplayの時だけ甘えてくる蓮が可愛いし」(ボソッ)

    ん?なんか言った???

    心はものっっっすごく落ち着いてて、何を言われても傷つかない準備万端だったのに……………陽斗から出てくるのは嬉しい言葉ばっかりで……………

    ぽろっっ

   自分の顔から涙が出てると気づいたのは、涙が顔を伝ってベットに垂れてからだった。

   「ゔぅ、、ひっく、、」

   どんどん涙が止まらなくなって、あんなに落ち着いていた心も今までの不安や今の安心感でうめつくされていく

   「蓮、一つだけ聞いていいか?」


ーー俺とまだ一緒にいてくれる?ーー
 
    陽斗がこれ以上ないくらい優しい声で聞いてくる。

   
    コクコク
   涙が出すぎて声が出せなくて必死で頷く。
     すると、、

    「Good boy」
    「よく言えたな。本当にいい子」

    優しく頭を撫でられて、ほっぺにチュってされた

    「ゔぅ~ひっぐ、、ぅ、、ゔ~」
    今それは反則!!

    「なぁ蓮、いっぱい甘やかしてやる

     subdropから戻ってこれたご褒美と、俺に限界の時は報告するっていう約束破ったお仕置き
      
      どっちがいい?」

  どっちを選んでも陽斗は甘やかしてくれる…
    ……そんなの選べるわけねーだろ!!
    チラッと陽斗の方を見る

「どっちも」

…とか、ダメですか?


フッ  「Good boy」

     
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