無理やりお仕置きされちゃうsubの話(短編集)

みたらし団子

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大学生×準教授(★★)【完結】

お仕置き

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「蓮、keel」
………ペタン、

 俺の突然発したコマンドに驚いたのか、いつもより遅れて反応した蓮を見つめる。

 もうすぐ家を出ないと大学に遅れる時間だ。今、コマンドを俺が出した理由がわからないのだろう。こっちをまっすぐ見つめる、綺麗な目は困惑が浮かんでいた。

「陽斗、私そろそろでないと」
少し反抗の意思を見せながら、抗議してくる恋人を見おろしながら、俺は沈黙を貫く。
「陽斗?聞こえていますか?」
フッ。いつも完璧で全く隙を見せない蓮が珍しく焦り始めてるのが分かり、笑顔が込み上げてくる。

「蓮。今すぐ大学に午前中欠席をする連絡を入れろ」
「ッッッ陽斗!今日は午前中にも講義の予定がありますっ。知っているでしょう」

 恋人は我儘な子供に言い聞かせるように説得してくる

「ーー蓮。」
ビクッ‼︎

 俺がglareをだすと途端に体を震わせ始めた。蓮は忙しい。大学で教鞭をとっており、まだ30歳手前なのにも関わらず准教授を務めている。
 そんな蓮を応援はしている。けれど、蓮の端正な容姿に惹かれてまとわりついている生徒たちも、そんなことを全く考えず笑顔で対応している恋人も気に入らない。

「陽斗、ごめんなさい。何かしたのなら謝ります。ごめんなさい」
keelの体制のまま、肩を振るわせ、こっちを直視できずにうつむきながら謝ってくる。

「蓮、こっち見て 
look」
ビクッッッ

 恐る恐るこちらを見上げてくる蓮をそのまま見下ろす。
「なんで俺がこんなことしたか分かる?」

「…ごめんなさっ」
「なんで謝るの?謝らなきゃいけないことあるんだ?なに?やっぱり分かってやってたんだぁ?」

フルフル首を振って必死に否定している


「れぇ蓮?大学行きたい?」
涙目になりながら必死でコクコク頷いてくる。

「じゃあさ、今日は俺の言うとうりにしてね?お仕置きだもんね?できるよね」

 蓮の瞳を覗き込んで質問する。
ーーpresent,,(晒せ)
コマンドを発すると蓮は素直に従った。

「ちょっと待ってて(stay)」
 そう言って部屋へ戻り、この日のために買っておいた道具を持ち出す
 戻ってくると、蓮がスーツの下だけを脱いで、足を自分で広げながら戻ってくるのを待っていた。

「ッッッ陽人、それはなんですか?」
 俺が持っているものを見た瞬間、何かを察して引き攣っていく顔を見ながら、自分の顔が自然と笑顔になっていくのを感じた。

「何って笑、今日蓮が中に入れていく道具(玩具)だよ」
 今日のために買ったんだ。と付け加える

「無理です。陽斗、本当にそれは、、」
 耐えきれなくなったのか、涙を流して訴えてくる。俺は当然の如く無視して、蓮の穴をほぐし始めた。蓮とする回数はそんなに多くないから、少量のローションで念入りにほぐしていく。

「アッ…うぅ、」
見ると蓮のそれは半分ほど立ち上がっていた。
「ねぇ?勃ってるよ笑」
ビクッ
 一瞬で顔が真っ赤になった。可愛い。
「もういいかな?入れるね」

「アッ 、やめッビクビク」
「これ出しちゃダメだから。まぁ取れないけど笑笑」
そう言って蓮に貞操帯付きのパンツを履かせてあげる。俺は、ずっと放ちっぱなしだったglareを抑えて優しく蓮を抱えた。
「ちゃんとpresent(晒せ)できてていい子だったね。good boy」
「蓮、どうしても我慢できなくて嫌になったら携帯に電話して?できる?」
ーーコク。
さらに、いい子と連呼して、蓮が泣き止むまで頭を撫で続ける。

「蓮、8時になっちゃったね。そろそろでよっか、送っていくよ」
「ッッッ、結構です‼︎」
いつもの調子に戻った蓮が慌てて準備し始める
横に散らかっていたスーツのズボンを履き、俺から逃げるようにして家から出ようとした。
「そっか~、じゃあもうスイッチ入れちゃうね!」カチッ

「ビクビクッ‼︎何したんですか陽斗」
振動は弱なので、耐えられないようなものではないはずだ。
「だから、お仕置きだって」
まさか、入れるだけだとでも思った?
もう行かないと遅れるよ?蓮を家から追い出す。
「陽斗っ仕事でこんなことッ
 もしも見つかったら、、、」
「蓮が我慢できればバレないよ
 それより反省が見えないね、もうちょっとキツいお仕置きのほうがよかったかな」
ッッッっ!
 これ以上何を言っても無駄だと思ったのか蓮は逃げるように出ていった。

 ニヤニヤ
 陽斗は今日ある蓮の授業で、蓮を弄ぶ姿を想像しながら、少し長めの自分の髪をかき上げて大学の準備を始めた。


‥…‥‥‥‥‥‥…‥‥‥‥‥‥…‥‥‥‥‥
文を書くのは初めてで、読みにくいところも多かったと思いますが読んでくださってありがとうございました🙇🏻‍♀️
ゆっくり更新していくので気長に待ってもらえると嬉しいです
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