謎の美少女芸能界事件簿

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謎の美少女芸能界事件簿 2章

捻じ曲げられたスクープ

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夕理達3人と本郷が車でTV局に向かっていたが普段と違って何か様子がおかしい。 
TV局にマスコミ関係者が大勢押し寄せている。 
TV局内に入るとマスコミ関係者が車に群がる。 
TV局の入り口に横付けして止まると多くのマスコミ関係者に取り囲まれていた。 

本郷が先にドアを開けて降りると芸能リポーターらしき人物がマイクを向けてくる。 

本郷「何なんだ君たちは!!」「入れないじゃないか!!」 

リポーターが本郷にマイクを突きつける。 

リポーター「夕理さんとリッツの星名さんとの熱愛はホントなんですか!!」 

本郷「知らないよそんなこと!!」「何を言ってるんだ!!」 

リポーターの衝撃的な声が車中にいる3人の耳に届く。 

夏樹「え?え?・・嘘でしょ?」 

留奈「えぇ~~信じられなぁい~~。」 
   「夕理とダイ君そういう関係だったんだぁ~。」 
夕理を横目で見ながら惚けた顔をしてそれから驚いた表情へと変わる。 

夕理「・・・」 

本郷「ほら!急いで降りて!」 

本郷が3人を促す。 
3人が車の中から顔を隠すように降りて人混みを書き分けながら入り口の方へ向かう。 

☼パシャッ! ☼パシャッ! ☼パシャッ! 
眩しいくらいにカメラのフラッシュがたかれる。 

リポーター「夕理さん!!」「夕理さん!!」 
      「一言お願いします!!」「熱愛はホントなんですか!!」 

無数の質問が降り注ぐ。 

本郷「ちょっと!!」「邪魔だから通して下さい!!」 

本郷と3人はマスコミの取材陣を掻い潜ってTV局内に入る。 

――TV局内の楽屋 

本郷「原因はこれだよ。」 

本郷が3人の前に今日発売になっている「週間ジャストタイム」をテーブルに置いた。 

見開いたページに星名と夕理が別々ではあるが夕理のマンションに入って行く写真が掲載されていた。 

《☆スクープ☆ 星名大輝・夕理と熱愛か?》 
《♙リッツのダイ君、夕理のマンションで♡お泊まり愛♡》 

日付を見ると留奈が星名を誘い出した日のことである。 

記事には夕理が住んでいるマンションのエントランスから建物内に星名が入って行きその数分後に 
夕理が追いかけるように入って行ったと書かれてある。 
その後二人は出てこなかったのでそのまま一夜を過ごしたんじゃないかとも書かれてあった。 

夏樹「夕理・・・これホントなの?」 

留奈「ホントなんじゃないの。」 

夏樹「留奈は黙ってて!」 

夕理「・・・ホントだよ。」 
悲しげな表情でかぼそい声で言う。 

夏樹「・・・ゆ・・夕理・・」 
一瞬自分の耳を疑った。 

留奈「夕理もやるわね。」 

夏樹「留奈!」「茶化さないの!」 
夏樹は夕理の言葉がとても信じられなかった。 

本郷「・・う~ん・・そうかぁ~」 
   「ホントだったら仕方ないな。」 
   「夕理。」 

夕理「はい。」 

本郷「後で話があるから仕事が終わったら事務所に来るんだ。」 

夕理「はい。」 

――事務所 

夕理と本郷が応接室のソファーで向かい合って座っている。 

本郷「・・・してやられたな。」 
   「上から無断でこういう事をされたんじゃ困るってカンカンに怒られたよ。」 
   「管理がなってないってな。」 

夕理「・・・・」 

本郷「これで解っただろ?」 
   「ずっと夕理のことを見張っていたんだな。」 

夕理「私は・・・どうなるんですか?」 

本郷「・・・う~~ん。」「・・・しばらく謹慎だろうね。」 

夕理「・・謹慎?」「どれくらいですか?」 

本郷「それは状況を見ないとね・・・」 

夕理「・・・」 

本郷「それから・・・。」 

夕理「はい?」 

本郷「留奈のソロデビューが決まったから。」 

夕理「・・・そうですか。」 

本郷「しばらく夕理達の変わりに留奈が1人で出演することになりそうだから。」 

夕理「夏樹ちゃんは・・・」「夏樹ちゃんはどうなるんですか?」 

本郷「夏樹もソロっていうわけにはいかないからね。」 
   「3人で活動できるまで夏樹も謹慎だな。」 

夕理「そんな。」「夏樹ちゃんは関係ないでしょ。」 

本郷「もう決まったんだよ。」 

夕理「・・・そうですか。」 

本郷「これに懲りて大人しくしてるんだな。」 

本郷が立ち上がり夕理に近づくと夕理がさっと身構える。 

本郷「あっ!」「何かするって思っているんだな。」 

夕理「当然です。」 

本郷「夕理は真面目過ぎるのが玉に瑕なんだよな・・・」 
ブツブツ言いながら立ち去って行く。 

夕理「・・・」 

夕理は自分の事はさておき夏樹のことを考えると内心複雑な思いだった。 
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