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序章
❖序章「希代の陰陽師と鬼の少女」
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1.「安倍晴明-あべのせいめい」
主人公、頭脳明晰、冷静沈着な希代の天才陰陽師。白弧、葛ノ葉姫と下流貴族、
安倍保名との間に生まれた半人半妖の青年。
都の外れで事件が起こり、調べていた集落で美夕と出会い。養うことになる。
2. 「美夕-みゆう」
ヒロイン。鬼と人との混血児、感情が高まると身体から炎を放射する。
焼きもち焼きが玉に瑕だが、純粋無垢で明るく優しい。
生まれ育った村で惨劇に巻き込まれ、晴明に救われる。
3. 賀茂保憲-かものやすのり
陰陽師の名家賀茂家当主。陰陽寮の次期陰陽頭と噂されている、
晴明、美夕、道満の数少ない味方のひとり。嫡男の光栄に手を焼いている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
化生それは妖魔や神、仏が人と子を生した存在……
この物語は、狐の化生の青年、安倍晴明が
鬼の化生の少女、美夕と出会い、織り成す平安幻想草子。
時は平安、天暦六年。京の都ここは、土御門邸。
稀代の陰陽師、安倍晴明の邸。端整な顔立ち、
細身の身体つき、紫色の切れ長の瞳は
決して、人では持てない化生の者、特有の悲しげな光を宿している。
白い狩衣を着て、烏帽子を被った。
この二十代位の青年がこの邸の主、安倍晴明だ。
月は神無月十月。
晴明は縁側で、琥珀色に輝く中秋の名月を愛でながら、
すのこの上に座し、ほろほろと美酒を楽しんでいた。
庭には、おみなえしススキなどの秋の草が生えている。
晴明は、ふと月を見上げ呟いた。
「そういえば、美夕と出会った頃も秋だったな」
美夕というのは、晴明が養っている少女の名だ。
晴明は美夕と、出会った頃を思い出していた。
ここは京の森の小さな集落、鬼が村で暴れているとの
通報で、兄弟子の陰陽師、賀茂保憲と共に晴明も村に来ていた。
晴明達が着いた時には、家々に火がつけられすでに村人はほとんど殺され、
無残な遺体が、あちらこちらにころがっていた。
それは幼子から老人問わずで、食い散らかされており、
鬼の残忍さがありありと、表れていた。
晴明や保憲、陰陽寮の同僚の陰陽師達は、
次々と、鬼どもを蹴散らしていった。
周囲に焼け焦げた、肉の臭いが混ざり合う。
晴明は気分が悪くなり、思わず腰を屈めると、
「大丈夫か? 晴明」
保憲が心配して、気遣い晴明の背中をさする。
晴明は顔を上げ、うっすらと笑うと。
「はい…しかし、惨いものです。鬼も元は、人だというのに
それを喰らうとは、それをさせないために私達、陰陽師がいるのですがね。
しかし、今回は遅すぎました」
とうつむくと、保憲は元気付けるように、晴明の肩を抱いた。
「なに、希望を捨てては、ならぬ。まだ、生き残りがいるかも知れん」
「はい、そうですね。保憲殿」
晴明が微笑み、立ち上がろうとした。その時、
「キャアア! 助けて――っ!」
絹を裂くような女の悲鳴が、突如、聴こえた。
晴明と保憲が、悲鳴がした方へ走っていくと、
三人の鬼に十四歳ぐらいの女性が、取り囲まれていた。
『ケケケ、美味ソウナ若イ女ダ。肉ガ、柔ラカソウダナ!』
『喰ッテシマエ! 喰ッテシマエ! アノ方モ、ソウシテタシナ』
『モウ、辛抱タマラン!』
目を血走らせ、耳まで裂けた真っ赤な口に鋭い牙が生え、
唾液をしたたらせ、少女に襲い掛かった。
晴明は形代を取り出すと、呪を唱え刀を持った式神を呼び出した。
呼び出された、晴明と保憲の鬼神が鬼どもを切り捨てていく。
『ギャアアアア!』
鬼は黒い血飛沫を上げ、地面にどうと、倒れた。
『クッ! オノレ、陰陽師! 斯クナル上ハ、
オレダケデモ、コイツヲ喰ッテヤルーーー!』
生き残っていた鬼が、少女に襲い掛かる。
「しまった!」晴明と保憲は舌打ちし、
呪を唱えようとしたが、少女を羽交い絞めにしている為、呪を当てられない。
少女は顔を真っ青にして、がたがたと、震えている。
鬼が不気味にニヤリと笑い、少女のきゃしゃな首にしゃぶりついた。
「いやぁあああっっ!」
少女が悲鳴を上げた、その刹那。
何と、少女の身体から紅蓮の炎が発生し、鬼をのみこんだ。
『ギャアアア! 馬鹿ナアアアッッ!?』
鬼は顔を醜く歪めながら燃え尽きていった。
その光景に唖然とする晴明と、保憲。
晴明は気を落ち着かせると、少女に近づいていき、
震える少女をそっと抱きしめた。
「大丈夫か? 私は、陰陽師の安倍晴明だ。
おまえを助けに来た。もう、大丈夫だ。安心しろ」
少女は、少し落ち着きを取り戻し、
「――あたしは、美夕。
安倍様? これ、安倍様がやったの?」黒煙を上げて
黒こげになっている鬼を指差すと、晴明は首を横に振り
「いいや、これはおまえの力だ。このような事は、初めてか」と、問いかけ。
改めて、美夕を見詰めた。肩まで伸びた艶やかな黒髪、まだ幼さが残る表情、
小柄な容姿、それと、何よりも、気になったのは空に輝く月のような、
金色の大きな瞳。それは、人では到底、持てない化生特有の目の色だった。
そう、人と白狐の間に生まれた、化生の自分のように。美夕は戸惑いながら答えた。
「いいえ、初めてではありません。あたし、感情が昂ると身体から、炎が出るの……」
「それでは、やはりお前は、化生の子か。父か母か、親のどちらかが、物の怪か?」
その時、保憲が眉根を寄せ、晴明の肩を掴み言った。
「おい、晴明もう、よせ!このような、惨状が起きた後にそう、
質問攻めにするものでは、ない。見ろ、震えておるではないか!」
美夕はかたかたと、小刻みに震えていた。
晴明は、職業柄いつもの癖が出てしまい、しまったと後悔した。
「すまない……美夕」と、
あわてて気遣う。震えながら美夕はまた、口を開いた。
「あたしが起きたら、とと様が
かか様を食べていて、もう、あたし、
何がなんだかわからなくて! 怖くて、悲しくて、
そしたら今度は、あたしを食べようと襲ってきて、あたし、必死に逃げて。
もう、ふっく…ぇえっっ」
涙が次々と溢れ、それまで気丈にしていた
美夕だったが、堰を切ったように大声で、泣き出した。
切なげな表情で、保憲が美夕を優しく抱きしめながら
「晴明よ。恐らくこの娘は、人と鬼の混血なのだろう。
父親の乱心に巻き込まれたと見える、他の鬼もそれに便乗したのだろう。
このままでは、あまりにもふびんだ。俺の屋敷で、引き取ろう」
すると、晴明は首を横に振り、
「いいえ、この娘は私が、引き取ります。保憲殿は、賀茂家の次期当主ですし、
これ以上、ご迷惑は掛けられません。それに、美夕のような化生の者が
賀茂の屋敷を出入りするのを良く思わない者も、おりましょう……
同じ化生の私の方が、気持ちを理解してやれると思いますし」
「どうだ? 美夕。辛いとは、思うが……おまえが良ければ、私と共に来ないか?」
晴明は、柔らかな微笑と共に、手を差し伸べた。
美夕は希望と不安が入り混じったような表情でおすおずと、手を取った。
☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
ここまでお読みいただいてありがとうございました。
第一話に続きます。
主人公、頭脳明晰、冷静沈着な希代の天才陰陽師。白弧、葛ノ葉姫と下流貴族、
安倍保名との間に生まれた半人半妖の青年。
都の外れで事件が起こり、調べていた集落で美夕と出会い。養うことになる。
2. 「美夕-みゆう」
ヒロイン。鬼と人との混血児、感情が高まると身体から炎を放射する。
焼きもち焼きが玉に瑕だが、純粋無垢で明るく優しい。
生まれ育った村で惨劇に巻き込まれ、晴明に救われる。
3. 賀茂保憲-かものやすのり
陰陽師の名家賀茂家当主。陰陽寮の次期陰陽頭と噂されている、
晴明、美夕、道満の数少ない味方のひとり。嫡男の光栄に手を焼いている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
化生それは妖魔や神、仏が人と子を生した存在……
この物語は、狐の化生の青年、安倍晴明が
鬼の化生の少女、美夕と出会い、織り成す平安幻想草子。
時は平安、天暦六年。京の都ここは、土御門邸。
稀代の陰陽師、安倍晴明の邸。端整な顔立ち、
細身の身体つき、紫色の切れ長の瞳は
決して、人では持てない化生の者、特有の悲しげな光を宿している。
白い狩衣を着て、烏帽子を被った。
この二十代位の青年がこの邸の主、安倍晴明だ。
月は神無月十月。
晴明は縁側で、琥珀色に輝く中秋の名月を愛でながら、
すのこの上に座し、ほろほろと美酒を楽しんでいた。
庭には、おみなえしススキなどの秋の草が生えている。
晴明は、ふと月を見上げ呟いた。
「そういえば、美夕と出会った頃も秋だったな」
美夕というのは、晴明が養っている少女の名だ。
晴明は美夕と、出会った頃を思い出していた。
ここは京の森の小さな集落、鬼が村で暴れているとの
通報で、兄弟子の陰陽師、賀茂保憲と共に晴明も村に来ていた。
晴明達が着いた時には、家々に火がつけられすでに村人はほとんど殺され、
無残な遺体が、あちらこちらにころがっていた。
それは幼子から老人問わずで、食い散らかされており、
鬼の残忍さがありありと、表れていた。
晴明や保憲、陰陽寮の同僚の陰陽師達は、
次々と、鬼どもを蹴散らしていった。
周囲に焼け焦げた、肉の臭いが混ざり合う。
晴明は気分が悪くなり、思わず腰を屈めると、
「大丈夫か? 晴明」
保憲が心配して、気遣い晴明の背中をさする。
晴明は顔を上げ、うっすらと笑うと。
「はい…しかし、惨いものです。鬼も元は、人だというのに
それを喰らうとは、それをさせないために私達、陰陽師がいるのですがね。
しかし、今回は遅すぎました」
とうつむくと、保憲は元気付けるように、晴明の肩を抱いた。
「なに、希望を捨てては、ならぬ。まだ、生き残りがいるかも知れん」
「はい、そうですね。保憲殿」
晴明が微笑み、立ち上がろうとした。その時、
「キャアア! 助けて――っ!」
絹を裂くような女の悲鳴が、突如、聴こえた。
晴明と保憲が、悲鳴がした方へ走っていくと、
三人の鬼に十四歳ぐらいの女性が、取り囲まれていた。
『ケケケ、美味ソウナ若イ女ダ。肉ガ、柔ラカソウダナ!』
『喰ッテシマエ! 喰ッテシマエ! アノ方モ、ソウシテタシナ』
『モウ、辛抱タマラン!』
目を血走らせ、耳まで裂けた真っ赤な口に鋭い牙が生え、
唾液をしたたらせ、少女に襲い掛かった。
晴明は形代を取り出すと、呪を唱え刀を持った式神を呼び出した。
呼び出された、晴明と保憲の鬼神が鬼どもを切り捨てていく。
『ギャアアアア!』
鬼は黒い血飛沫を上げ、地面にどうと、倒れた。
『クッ! オノレ、陰陽師! 斯クナル上ハ、
オレダケデモ、コイツヲ喰ッテヤルーーー!』
生き残っていた鬼が、少女に襲い掛かる。
「しまった!」晴明と保憲は舌打ちし、
呪を唱えようとしたが、少女を羽交い絞めにしている為、呪を当てられない。
少女は顔を真っ青にして、がたがたと、震えている。
鬼が不気味にニヤリと笑い、少女のきゃしゃな首にしゃぶりついた。
「いやぁあああっっ!」
少女が悲鳴を上げた、その刹那。
何と、少女の身体から紅蓮の炎が発生し、鬼をのみこんだ。
『ギャアアア! 馬鹿ナアアアッッ!?』
鬼は顔を醜く歪めながら燃え尽きていった。
その光景に唖然とする晴明と、保憲。
晴明は気を落ち着かせると、少女に近づいていき、
震える少女をそっと抱きしめた。
「大丈夫か? 私は、陰陽師の安倍晴明だ。
おまえを助けに来た。もう、大丈夫だ。安心しろ」
少女は、少し落ち着きを取り戻し、
「――あたしは、美夕。
安倍様? これ、安倍様がやったの?」黒煙を上げて
黒こげになっている鬼を指差すと、晴明は首を横に振り
「いいや、これはおまえの力だ。このような事は、初めてか」と、問いかけ。
改めて、美夕を見詰めた。肩まで伸びた艶やかな黒髪、まだ幼さが残る表情、
小柄な容姿、それと、何よりも、気になったのは空に輝く月のような、
金色の大きな瞳。それは、人では到底、持てない化生特有の目の色だった。
そう、人と白狐の間に生まれた、化生の自分のように。美夕は戸惑いながら答えた。
「いいえ、初めてではありません。あたし、感情が昂ると身体から、炎が出るの……」
「それでは、やはりお前は、化生の子か。父か母か、親のどちらかが、物の怪か?」
その時、保憲が眉根を寄せ、晴明の肩を掴み言った。
「おい、晴明もう、よせ!このような、惨状が起きた後にそう、
質問攻めにするものでは、ない。見ろ、震えておるではないか!」
美夕はかたかたと、小刻みに震えていた。
晴明は、職業柄いつもの癖が出てしまい、しまったと後悔した。
「すまない……美夕」と、
あわてて気遣う。震えながら美夕はまた、口を開いた。
「あたしが起きたら、とと様が
かか様を食べていて、もう、あたし、
何がなんだかわからなくて! 怖くて、悲しくて、
そしたら今度は、あたしを食べようと襲ってきて、あたし、必死に逃げて。
もう、ふっく…ぇえっっ」
涙が次々と溢れ、それまで気丈にしていた
美夕だったが、堰を切ったように大声で、泣き出した。
切なげな表情で、保憲が美夕を優しく抱きしめながら
「晴明よ。恐らくこの娘は、人と鬼の混血なのだろう。
父親の乱心に巻き込まれたと見える、他の鬼もそれに便乗したのだろう。
このままでは、あまりにもふびんだ。俺の屋敷で、引き取ろう」
すると、晴明は首を横に振り、
「いいえ、この娘は私が、引き取ります。保憲殿は、賀茂家の次期当主ですし、
これ以上、ご迷惑は掛けられません。それに、美夕のような化生の者が
賀茂の屋敷を出入りするのを良く思わない者も、おりましょう……
同じ化生の私の方が、気持ちを理解してやれると思いますし」
「どうだ? 美夕。辛いとは、思うが……おまえが良ければ、私と共に来ないか?」
晴明は、柔らかな微笑と共に、手を差し伸べた。
美夕は希望と不安が入り混じったような表情でおすおずと、手を取った。
☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
ここまでお読みいただいてありがとうございました。
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