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【宝石少年と霧の国】
楽しむために
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細い喉を震わせ、低く心地良い音が鳴る。大々的に言ったら勘違いされるかもしれないが、アウィンは自分の歌声が好きだった。自身から出る音が心地良いと思えば思うほど音が伸びる、最高の楽器だから。さらに嬉しいのは、そう思うのが自分だけではないという事。目を開けると、集まってきた魔獣と獣人たちが自然な笑顔を見せている。酔っていると言われてもいいくらい、この空間がとても好きだ。
イリュジオンの中では、わざわざ楽器を使う必要は無かった。豊かな自然が呼吸する音だけで、充分歌になる。この空間なら、一人で何日でも歌っていられるくらい心地良い。だが時間は有限で、思い付いた歌は一通り歌ってしまった。
アウィンは拍手する観客へ優雅に腰を折り、彼らの帰路を見送った。すると、遅れて一つの拍手が後ろから聞こえ、振り返る。小さな音を鳴らしていたのは、薄青い両手だった。
「ルル、コーパル殿」
『素敵だった。やっぱりアウィンの歌は、魔法みたいに、凄いね』
「ふふふ、気に入っていただけて嬉しいです」
コーパルは言葉を思いつかないほど感動したのか、ルルの言葉にただ頷く。いつまでも聴いていたい。改めての自己紹介で吟遊詩人だとは聞いていたが、これほど歌の技術が高いとは思っていなかった。歌い手は女性が多い中、男性でここまでの者は中々いないだろう。
驚いている様子が面白いのか、アウィンは緩めた拳を口元に添えて、クスクスと笑った。
「お二人は気分転換でも?」
『うん。これからね、イリュジオンを、探索しようと思って。それで、アウィンも誘いに来たの』
「おや、それは素晴らしい提案です。ぜひ受けましょう」
『じゃあ』
「でもルル、準備は整っていますか?」
鼻先に立った人差し指に、ルルはキョトンとする。一体何の準備が必要なのか分からず、しばらくの逡巡ののち、ゆっくりと首をかしげた。
思った通りの反応だ。同じ旅人として彼が荷物が少ない理由を、アウィンはなんとなく察していた。当たり前だが旅というのは、その場で起こった事に、その場で対応する。単純な話、ルルはそれがどんな最悪な状況だとしても、その危機感を心から楽しんでいるのだ。極端だが、そのため準備をするという過程を考えた事がないのだろう。
自分だって、危険と隣り合わせだからこそ、旅を楽しむ心を持っている。だからそうしたいのは山々だ。しかしそれが可能なのは、大雑把でも予想ができる土地だからこそ。人間が築いた国は、大抵予想ができる。しかしイリュジオンは違う。自分たちが到底想像できない出来事は、絶対に起きる。旅人だからといって、あっさり命を投げる気は無い。
「ここで何の知識の無い私たちが動くのは、無茶ではなく、無謀です。賢い貴方は分かるでしょう?」
『…………分かんない』
それが嘘である事は、逸らされた目で理解できる。しゃがんで顔を覗き込めば、不貞腐れるように唇を尖らせていた。アウィンはムスッとした頬をほぐすように撫でる。
「そんな顔をしないで。何もダメとは言っていません。楽しみたいからこそ、ちゃんと準備をしましょうね?」
『はぁい』
「───準備なら、今からする必要はないよ」
後ろから飛んできた声に、アウィンは驚いて振り返る。そこに居たのはアンブルだった。遅れて、ジプスが大きな布袋を背負ってやってきた。
「わざわざ一から用意する必要は無い。探索用の荷物は、もうここにある」
「い、いつの間に?」
「今日のためじゃないさ。いつ材料が無くなっても、採取しに行けるようにしてるいるんだ。イリュジオンは勝手知ったる場所だが、さすがに手ぶらで探索はできないからね」
アンブルはルルの目の前まで歩み寄り、小さな顔を包んで上げさせる。まだ微かに残念そうな色を残す虹の瞳に優しく微笑んだ。
「坊や、ただの探索はつまらない。ちょうどいくつか欲しい材料があるんだ。私の手伝いをしてくれるかい?」
『手伝い……』
「案内に、僕も同行します」
ルルは目を輝かせてアウィンを見上げる。虹の全眼はすっかり美しい色を取り戻し、さらには興奮するようにもっと輝きを増した。探索に手伝いが混ざった事で、より彼を外が誘惑しているようだ。きっと、達成したあとにアンブルに褒められるのを想像しているからだろう。
そしてここまで揃えば、もう文句は無い。懸念していた事が一気に揃ったのだから。アウィンはルルの様子に吹き出し、頷きながら頭を撫でて応えた。
探索には、順調に材料が集まれば二日で終わるらしい。アウィンはもしもの時のためにと、日が落ちても動けるように、アンブルから薬を貰った。ジプスも、呪いによって常に伴う若干の痛みを和らげる薬を飲み、予備を懐にしまう。
各々準備をしている間、おやつだけを渡されたルルはすぐ手持ち無沙汰となった。木の太い根に腰をかけ、空いた小腹を宝石で満たしている。ふと指先に当たった木ノ実を拾い、匂いを嗅ぐと半分かじった。隣に居たコーパルは急な行動にぎょっとし、思わず止めるように手首を柔く掴む。
「ど、毒があったらどうするんだ」
『これは、大丈夫だよ。同じ匂いが、上でするから』
上と言われ、コーパルは木を見上げる。よく目を凝らすと、枝先にある同じ実を鳥が突いて食べている。どうやら彼らの主食らしい。ルルだって、考え無しに手を伸ばしたわけではない。視界が無い分、他の方法で安全を確かめた上で試しているのだ。
実はふわふわしていて甘く、舌の上で溶けてしまった。美味しいが、種が多くて少し食べづらい。手の中に残された身の中身を見れば、ぎっしりと種が詰まっている。
「それはポムって言って、種を取ってジャムとかにするんです。帰ったら作りましょうか」
『僕もやりたい』
様子を見ていたジプスが、種を出すように布を差し出した。しかし一応彼なりに危険を加味してはいるようだが、それでも怖いくらい迷いが無い。本当に、目を離したら独断で何をするか分からない好奇心の強さだ。
「ルルに退屈な時間を与えてはいけませんね」
アウィンは仕方なさそうに笑い、出発を促すために彼へ手を差し伸べた。今は太陽が真上に登った頃。必要とする材料は【アメジストの鱗】、【妖精の羽】、【音キノコの胞子】、【千年樹の雫】の四つ。これらを集めるのに最低でも二日かかるが、何度も行き来しているため、熟知しているらしい。
「気を付けて行っておいで。美味しい食事を、アガットと用意して待ってるからね」
『うん。いってきます』
見送るアンブルにジプスとアウィンは会釈し、ルルは大きく手を振った。
イリュジオンの中では、わざわざ楽器を使う必要は無かった。豊かな自然が呼吸する音だけで、充分歌になる。この空間なら、一人で何日でも歌っていられるくらい心地良い。だが時間は有限で、思い付いた歌は一通り歌ってしまった。
アウィンは拍手する観客へ優雅に腰を折り、彼らの帰路を見送った。すると、遅れて一つの拍手が後ろから聞こえ、振り返る。小さな音を鳴らしていたのは、薄青い両手だった。
「ルル、コーパル殿」
『素敵だった。やっぱりアウィンの歌は、魔法みたいに、凄いね』
「ふふふ、気に入っていただけて嬉しいです」
コーパルは言葉を思いつかないほど感動したのか、ルルの言葉にただ頷く。いつまでも聴いていたい。改めての自己紹介で吟遊詩人だとは聞いていたが、これほど歌の技術が高いとは思っていなかった。歌い手は女性が多い中、男性でここまでの者は中々いないだろう。
驚いている様子が面白いのか、アウィンは緩めた拳を口元に添えて、クスクスと笑った。
「お二人は気分転換でも?」
『うん。これからね、イリュジオンを、探索しようと思って。それで、アウィンも誘いに来たの』
「おや、それは素晴らしい提案です。ぜひ受けましょう」
『じゃあ』
「でもルル、準備は整っていますか?」
鼻先に立った人差し指に、ルルはキョトンとする。一体何の準備が必要なのか分からず、しばらくの逡巡ののち、ゆっくりと首をかしげた。
思った通りの反応だ。同じ旅人として彼が荷物が少ない理由を、アウィンはなんとなく察していた。当たり前だが旅というのは、その場で起こった事に、その場で対応する。単純な話、ルルはそれがどんな最悪な状況だとしても、その危機感を心から楽しんでいるのだ。極端だが、そのため準備をするという過程を考えた事がないのだろう。
自分だって、危険と隣り合わせだからこそ、旅を楽しむ心を持っている。だからそうしたいのは山々だ。しかしそれが可能なのは、大雑把でも予想ができる土地だからこそ。人間が築いた国は、大抵予想ができる。しかしイリュジオンは違う。自分たちが到底想像できない出来事は、絶対に起きる。旅人だからといって、あっさり命を投げる気は無い。
「ここで何の知識の無い私たちが動くのは、無茶ではなく、無謀です。賢い貴方は分かるでしょう?」
『…………分かんない』
それが嘘である事は、逸らされた目で理解できる。しゃがんで顔を覗き込めば、不貞腐れるように唇を尖らせていた。アウィンはムスッとした頬をほぐすように撫でる。
「そんな顔をしないで。何もダメとは言っていません。楽しみたいからこそ、ちゃんと準備をしましょうね?」
『はぁい』
「───準備なら、今からする必要はないよ」
後ろから飛んできた声に、アウィンは驚いて振り返る。そこに居たのはアンブルだった。遅れて、ジプスが大きな布袋を背負ってやってきた。
「わざわざ一から用意する必要は無い。探索用の荷物は、もうここにある」
「い、いつの間に?」
「今日のためじゃないさ。いつ材料が無くなっても、採取しに行けるようにしてるいるんだ。イリュジオンは勝手知ったる場所だが、さすがに手ぶらで探索はできないからね」
アンブルはルルの目の前まで歩み寄り、小さな顔を包んで上げさせる。まだ微かに残念そうな色を残す虹の瞳に優しく微笑んだ。
「坊や、ただの探索はつまらない。ちょうどいくつか欲しい材料があるんだ。私の手伝いをしてくれるかい?」
『手伝い……』
「案内に、僕も同行します」
ルルは目を輝かせてアウィンを見上げる。虹の全眼はすっかり美しい色を取り戻し、さらには興奮するようにもっと輝きを増した。探索に手伝いが混ざった事で、より彼を外が誘惑しているようだ。きっと、達成したあとにアンブルに褒められるのを想像しているからだろう。
そしてここまで揃えば、もう文句は無い。懸念していた事が一気に揃ったのだから。アウィンはルルの様子に吹き出し、頷きながら頭を撫でて応えた。
探索には、順調に材料が集まれば二日で終わるらしい。アウィンはもしもの時のためにと、日が落ちても動けるように、アンブルから薬を貰った。ジプスも、呪いによって常に伴う若干の痛みを和らげる薬を飲み、予備を懐にしまう。
各々準備をしている間、おやつだけを渡されたルルはすぐ手持ち無沙汰となった。木の太い根に腰をかけ、空いた小腹を宝石で満たしている。ふと指先に当たった木ノ実を拾い、匂いを嗅ぐと半分かじった。隣に居たコーパルは急な行動にぎょっとし、思わず止めるように手首を柔く掴む。
「ど、毒があったらどうするんだ」
『これは、大丈夫だよ。同じ匂いが、上でするから』
上と言われ、コーパルは木を見上げる。よく目を凝らすと、枝先にある同じ実を鳥が突いて食べている。どうやら彼らの主食らしい。ルルだって、考え無しに手を伸ばしたわけではない。視界が無い分、他の方法で安全を確かめた上で試しているのだ。
実はふわふわしていて甘く、舌の上で溶けてしまった。美味しいが、種が多くて少し食べづらい。手の中に残された身の中身を見れば、ぎっしりと種が詰まっている。
「それはポムって言って、種を取ってジャムとかにするんです。帰ったら作りましょうか」
『僕もやりたい』
様子を見ていたジプスが、種を出すように布を差し出した。しかし一応彼なりに危険を加味してはいるようだが、それでも怖いくらい迷いが無い。本当に、目を離したら独断で何をするか分からない好奇心の強さだ。
「ルルに退屈な時間を与えてはいけませんね」
アウィンは仕方なさそうに笑い、出発を促すために彼へ手を差し伸べた。今は太陽が真上に登った頃。必要とする材料は【アメジストの鱗】、【妖精の羽】、【音キノコの胞子】、【千年樹の雫】の四つ。これらを集めるのに最低でも二日かかるが、何度も行き来しているため、熟知しているらしい。
「気を付けて行っておいで。美味しい食事を、アガットと用意して待ってるからね」
『うん。いってきます』
見送るアンブルにジプスとアウィンは会釈し、ルルは大きく手を振った。
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