宝石少年の旅記録

小枝 唯

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【宝石少年と2つの国】

王の審判

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 辺りは、変わらず静かだった。
 遠くでもハッキリ分かる、誰もが見惚れる虹色の全眼。その盲目でありながらも強い瞳に見つめられ、アダマスはそれ以外の色を見失った。
 自分の心臓の激しい脈動に邪魔をされ、呼吸が出来ずにいた。かろうじて吐かれる息は、まるで首でも締められているかの様に苦しげに鳴る。だからか、生唾を飲んで放たれた声は、彼にしては弱々しかった。

「嘘だ」

 こんな子供が、神の依り代と言われる《世界の王》? 信じられない。それなのに、本能が理解している。あの虹の目に見つめられた瞬間から、あの子供には逆らえない、逆らってはいけないと情けなく両手を挙げている。
 本物を目の前にし、そうか、と彼は過去の自分に頷いていた。シェーンが自らを王だと名乗り上げた時、その力に拍子抜けしていたのだ。全ての生物を従える王の力は自分には及んでいない、王すら見下せるのだとすっかりあぐらをかいていた。
 安易に騙されたのは、いくつか理由がある。それでも彼の落ち度であるのは間違いなかった。しかし今まで他人全てを見下してきた人間が、そう簡単には自分の非を認められない。
 理性と本能のせめぎ合いは、案の定アダマスにとって新たな怒りを生み出させた。限界まで憤怒と屈辱に歪んだ鬼の形相は、シェーンへ向けられる。

「貴様、私を騙したのか!!」

 空いている手が彼女の首を掴もうと襲いかかる。すると指先が檻に触れる直前、ダンッ……という音を立てて、目の前を何かが遮断した。視界を覆うのは、細かな彫りを施した白濁。それは、普段滅多にルルの腰から離れる事のない剣だった。彼が、地上からここから投げたのだ。
 アダマスは思わず足を竦ませる。ありえない。何十メートルあると思っているんだ。あんな、少女と見間違うほどしなやかな腕で投げられるなんて、信じられない。

『貴方は今、僕と話を、しているんだよ』
「っ!」
『他の人に、手を出す事は、許さない』

 頭が逆らうなと、自分へ必死に警報を鳴らしている。操られるように、彼の顔がシェーンから逸らされた。
 馬鹿げていると理性が吼える。たかがあの虹の瞳に見つめられただけで、これほどまで体が動かなくなるなんて。

 ルルの目は、一切こちらから動かない。遠く離れているのに、まるで鼻先が触れそうなほど近くで見つめられている様に感じる。
 アダマスの感覚は正しかった。王の力は、反感の意思があればあるほど、強制力が増す。それは生き物ならば誰もが持つ本能を、より強く刺激するからだ。つまりは自分の首を絞めているという事になる。これは誰も気付いていないが、ルルは静かに憤怒してもいた。

 足が意思に反して後退りをした。

「私を……裁くのか」

 考えていない言葉が口を突いて出る。操られているわけではない。奥深くにある本能が口を動かして音を出している。
 弱々しい声に応えたのはルルではなかった。言葉をかき消すように覆ったのは、黒幕を見つけた外野からの不満。国民たちの叫びだった。

「私たちの子を返して!」
「殺せ、王サマ、あんな奴殺してくれ!」
「あの子はまだ16だったんだぞ……っ!」

 国民たちにとっては裏切りによる衝撃で、恨みに任せた声が飛ぶ。悲痛な願いに乗った殺意の槍は、アダマスの足場を崩していく。
 確かに彼は多くの命を、自らのために使いすぎた。失われた命は望んでの死でも無い。さらに激痛と恐怖、絶望を与えられて殺された。彼の命を絶っても償える罪ではない。そう、死は生ぬるいのだ。

 ルルは止まない声に目を閉ざし、何も言わずに片手をあげる。徐々に叫びは収まり、完全に静けさを取り戻した所で、簡潔に宣言した。

『殺さない』

 たったその一言に、疑心がルルを突き刺した。特に、宝石の耳に痛いくらいに響いて聞こえるのは、娘を奪われた母親の涙混じりの非難。ルルはそれを否定せず、静かに続ける。

『1度問いたい。自分の子を失った人たち。貴方たちは、永遠の悲しみを背負う。なのに……アダマスが味わうのは、痛みと、1度きりの死だけ。それで、恨みは収まるの? ずいぶん、生ぬるい制裁だ』

 その問いに応えは返ってこなかった。全員が言葉を失っている。それは驚きよりも恐ろしさが勝っての反応だった。特にベリルやコラン、ルービィは微かに呼吸を忘れるほど、衝撃を受けていた。彼の普段の姿を見ていたからこそ、その冷酷な判断に驚いたのだ。
 もちろん許されない罪に対して、慈悲は必要無い。しかしもし、自分たちが裁く立場だったら、それを理解していても、死よりも残酷な裁きを冷静に言い渡せるだろうか。きっと、判断を下す事への恐怖で押し潰されるだろう。

(ああ……彼は今、王なんだ)

 まさに王としての本能と言えるだろう。
 静かになった人々の様子に、ルルは頷いてくれたのだと判断して、改めてアダマスに顔を戻した。

『死と言うものは、そもそも、罰ではない。死を罰にするには、とても甘い。それに……アダマス。貴方、死が怖いわけでは、ないでしょ?』
「!」

 一見すれば、彼の心臓や長寿への執着は、死を恐れるためのものに見える。最初はルルもそう思っていた。しかしそれだけで納得するには、何かの引っかかりを手放せないでいた。疑問の種は、アダマスの行動やその態度。
 彼は自分の上に立つ存在を、頑なに許さない。神でさえ含まれるその傲慢さ。そう、最終的に彼は、全ての頂点に立ちたいのだ。つまり長寿は目的を成し遂げるための、一過程であるに過ぎない。

『だから死は、相応しくないの。それに……貴方は、死ぬ事で、裁きから逃れる気でも、いる』

 断言の様な問いかけに、答えは返せなかった。歯がくっ付いたかの様で口が開かない。的確に、これまで考えてきた企みが淡々と頭の中で囁かれ、驚愕と悔しさで何も言えなかった。まるで読心術でも扱えるのではと疑いたくなる。
 彼が王であると、認めざるを得ない。ああ、本当に裁かれるのか。今まで誰も自分に指図する事を許さなかったのに。

 アダマスは生まれて初めて、他人へ心の底からの恐怖を覚えた。

(これで、私が終わると……?! ありえない。こんな子供なんぞに!)

 時に恐怖というのは、怒りを増幅させるスパイスになる。彼の今の状況が、まさにそれだった。理性は本能を通り抜け、何か打開策は無いかとルルを見つめ返した。相手の隙を突くのは慣れている。
 ふと、この形に既視感を覚えた。デジャブと言える、奇妙な感覚。彼とは初めて出会い、初めてその姿を目にしたのに。

(珍しいルルの石……盲目、声も出ず)

 走馬灯の様に、記憶が数年前を見せた。やがて既視感の理由が分かった。自分は彼と会った事がある。それはアヴァールへ行った時だ。

「貴様、あの時の奴隷か!」
『……あの時の?』
「アヴァールのセルウスショーで売り出されていたはずだ。お前はあの時、耳すら聞こえなかったから知らないだろうな。姿がずいぶん磨かれているから、気付かなかったが。まさか王だったとは。あの時、クーゥカラットにさえ取られなければ……!」

 その名前に、観客席に居る何人かが驚いた顔をした。アヴァールは多くの国と貿易していたため、彼の噂は良くも悪くも広く伝わっているのだ。

 記憶を思い返し、ルルは理解した。クーゥカラットの生前、興味本位で自分を買った時を尋ねた時があった。彼は値段を言うのに嫌がったが、渋々答えてくれたのを覚えている。
 セルウスショーは自身の親が創り上げたショーの1つだが、参加を拒み続けていたため、そのショーが自分の代になって初めてだった事。そして最高金額の2億を宣言した貴族から、6億を出して阻止した事など。まさかその貴族がアダマスだったなんて。

 僅かに虹の目が大きくなった事で、アダマスは彼が理解した事に気付く。そしていつの間にか先程の弱々しさは消え、不気味な笑顔を取り戻していた。

「聞いたぞ、奴の最期を。殺されたそうじゃないか……それも、自らが生み出した奴隷の手で! 無様だなぁ、奴にお似合いだ!」

 豪快な笑い声は、肌に突き刺さるほど冷たく静かなここでは何重にも響いた。ルルの瞳を見た全員が凍りついている。世界中でどこを探しても無い鮮やかな色に、ドロドロとした色が溶け込んだのが見えたのだ。気付かないのは、未だクツクツと笑っているアダマスだけ。
 ルルは体の奥底がゾッとなるくらい、冷たくなるのを感じた。クーゥカラットが死んだ瞬間を思い出す。あの、何も出来なかった不甲斐なさが生んだ恐怖。そして新たに、その死を笑う事へ憎悪が足され、身体中を駆け巡った。

 次の瞬間だった。心底愉快そうな笑い声に、バキバキという音が混ざる。アダマスの視界に、鋭利な石が迫っていた。地面を破って突き出した鉱石の刃はまるで津波の様に、地上から女神像の体を瞬きが終わるよりも速く這って来る。頭がソレを理解する頃には既に、棘の様な先端が喉元に触れていた。しかし肌に食い込んだその時、石の成長がピタリと止む。
 アダマスは思わず震えた体を後退らせ、壁に寄り掛かるとなんとか姿勢を保った。
 見れば、淡い虹色をした白い鉱石は、ルルの足元から生まれている。怒りがまだ未熟な力を暴走させたのだ。それでも体を貫かなかった理由は、ルービィが彼の腕に居たためだった。怒りに侵食されそうになった耳に、彼女の一瞬の息遣いが聞こえたから、思い止まれた。

 アダマスはそれに気付き、額に浮かんだ汗が伝った口元をクッと引き上げた。忘れていた。1番の弱みを握っているのはこちらじゃないか。

「私に、少しでも触れてみろ……この女の首を切り取ってやろう」

 交わっていたルルの目が、その言葉に細くなる。彼は無言でいるが、それは戸惑いと迷いによるものだと見て取れた。
 チョーカーにダガーが当てられる。ハッタリではない。本当に動けば切り裂くつもりだ。ついでに血が手に入って一石二鳥だ。このまま、忍ばせた刺客へ合図を送ろう。そんな考えに笑みをこぼしていたその時、微かに声が聞こえた。声を辿り、視線を再びルービィへ落とす。

「何か言ったか?」
「足元がガラ空きだと言ったの」

 急に導かれるように、耳がそれまで無視していた音を拾いだす。パキパキという音と共に、何かが絡み合い、這い上がってくるような音。視界の端に緑が映る。女神像は灰色をしているため、そんな鮮やかな色は存在しない。
 促された視線が向いたのは、彼女が言った通り足元だった。両足に絡み付くのは植物の蔓。それもまるで蛇の様に自在に動き、いつの間にか忍び寄っていた。よく見れば、鉱石によって大きく割れた亀裂から成長した植物が、女神像全体を侵食している。

「何だ……?!」
「私がただ、お前の手の中に居るだけだと思うな」

 静かな怒りを含んだルービィの声を合図に、植物が急激に伸び始める。蔓はズルズルと這い上がり、逃れようと身動いだ頃にはアダマスの手足に巻き付いた。こんな紐の様な蔓などすぐ振り払える。そのはずだが、小さな棘が肌に食い込み邪魔をした。

「食い物にしてきた女に、不意を突かれる気分はどう?」

 動きが鈍くなると、ルービィは隙を見て彼の腕から抜け出した。人質がいなくなった今、ルルが動かない理由は失われる。アダマスはもがき悔しげにしながらも、コロシアム全体に響く様に声を張った。

「王の首を狩れ!」

 その反響が空へ消えないうちに、ルルが立つコロシアムの四方の壁が開かれた。そこから雪崩れこむように入場して来たのは、見覚えの無い異国の服に身を包んだ男たち。全員の手には巨大な刃が握られていた。
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