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響く声
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ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
なんだろう、この懐かしい言葉
あぁ
これは
おばあちゃんの口癖だった言葉だ
ある日 何故か
不意に
心の中に飛び込んで来た。
ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
ううん
違うんよ
ちっともがんばれてないの
がんばれなかったの
ほら
ほら
これもあれも
…
私は一生懸命否定した
それなのに
何度否定しても
何回も
何回も
ずっと響いてくるから
否定することを諦めた。
ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
…
次第に
その言葉に
泣けて
泣けて
仕方なくなった
あのね
いつからか
何かをしようとする時
怖かったの
ずっと怖かった
こんな簡単なことすら
怖くて
自分は
どうなるんだろうって思ってた
それが
その声が聞こえてくると
不思議と怖くなくて
力が湧いてきて
わくわくするの
出来るかもって思うの
楽しそうだなとすら、思うんだ
なんでだろ
なんでかわかんないけど
それだけで
幸せで
大丈夫だ って
嬉しくて
安心して
泣きたくなるんだ
今まで どんな言葉を
自分に掛けてきてたんだろうね
…
この間
夢で見た光景
息を切らして
私が走ってくる
子供の頃の私
ねえみて
ねえみてみて
出来た
逃げたいじゃなくて
早くやめたいじゃなくて
まだ終わらないのじゃなくて
上手になりたいって思えた
より良くしたいって思えた
その気持ちに素直に動けた
夢中になれたの
誇らしげに 嬉しそうに
ほら って
差し出した両手
形のない欠片は
ちっぽけで不細工で
けれど
何よりの宝物。
馬鹿みたいと笑うかな
でも
そんな事が
私には
夢だったんだよ
いつから
出来なくなってたんだろう
自分には無理だと思う度
その重みに耐えられなくて
背を向けた
繰り返す度 確信になり
私はどうせ変われない
どうせ
どうせ
と
自分のこと諦めてた
ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
ううん
違うの
あの頃は
がんばってたんじゃなくて
ふつうにしてたの
普通にできてたの
好きでやってたの
…
あぁ そうか
その感覚を。
思い出せばいいだけ
その感覚と、
繋がればいいだけ。
なんだろう、この懐かしい言葉
あぁ
これは
おばあちゃんの口癖だった言葉だ
ある日 何故か
不意に
心の中に飛び込んで来た。
ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
ううん
違うんよ
ちっともがんばれてないの
がんばれなかったの
ほら
ほら
これもあれも
…
私は一生懸命否定した
それなのに
何度否定しても
何回も
何回も
ずっと響いてくるから
否定することを諦めた。
ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
…
次第に
その言葉に
泣けて
泣けて
仕方なくなった
あのね
いつからか
何かをしようとする時
怖かったの
ずっと怖かった
こんな簡単なことすら
怖くて
自分は
どうなるんだろうって思ってた
それが
その声が聞こえてくると
不思議と怖くなくて
力が湧いてきて
わくわくするの
出来るかもって思うの
楽しそうだなとすら、思うんだ
なんでだろ
なんでかわかんないけど
それだけで
幸せで
大丈夫だ って
嬉しくて
安心して
泣きたくなるんだ
今まで どんな言葉を
自分に掛けてきてたんだろうね
…
この間
夢で見た光景
息を切らして
私が走ってくる
子供の頃の私
ねえみて
ねえみてみて
出来た
逃げたいじゃなくて
早くやめたいじゃなくて
まだ終わらないのじゃなくて
上手になりたいって思えた
より良くしたいって思えた
その気持ちに素直に動けた
夢中になれたの
誇らしげに 嬉しそうに
ほら って
差し出した両手
形のない欠片は
ちっぽけで不細工で
けれど
何よりの宝物。
馬鹿みたいと笑うかな
でも
そんな事が
私には
夢だったんだよ
いつから
出来なくなってたんだろう
自分には無理だと思う度
その重みに耐えられなくて
背を向けた
繰り返す度 確信になり
私はどうせ変われない
どうせ
どうせ
と
自分のこと諦めてた
ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。
ううん
違うの
あの頃は
がんばってたんじゃなくて
ふつうにしてたの
普通にできてたの
好きでやってたの
…
あぁ そうか
その感覚を。
思い出せばいいだけ
その感覚と、
繋がればいいだけ。
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