溺愛コーヒーの淹れ方

茶山さく

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第一章

19 涙の理由※R18

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 連夜side

 想のあまりの可愛いさにもう限界! 優しくしようと思ったけど無理だ……
「……挿れるよ?」
 さっきイッた余韻のままうつぶせでベッドに寝ている想の膝を立て、グイっと双尻を掴み、トロトロになっている穴にローションを垂らし自身の昂りを押し付ける。
「やらぁ……」
 そう言って逃げようとするけど身体力が入っておらず、手が枕をギュッと掴んだだけだった……。
(ゴクッ)
 壊したくないのに、壊したい……完全に自分が想に惹かれている事が分かり、歪んだ感情に苦笑いしながら俺は腰を進めた。
「や゛っ……むりっ、あっ」
「キツ……力抜いて」
「やらぁ! 無理や! そんなん……は、い、らへん」
「……っ」
 先端を押し込んだだけでも、想の中はやばいぐらいにキツくて、食いちぎられそう……でも止まる気なんてサラサラない。
 なかなか力が抜けないので、俺はギュッと想の元気が無くなってるモノに触れた。
「いや゛! だめぇっ! 触ったらっ……あかん」
「じゃあ力抜いて? ほら深呼吸……」
 スーハーと必死で深呼吸してるけど、その姿も可愛いすぎる…… 
(泣かせたい、そして甘やかしたい)
 何とも言えない感情に支配されながら、グチュッ、と腰を進めたと同時に想のとろとろになったモノを扱いて刺激を与える。
「いや! れ、連夜さんの嘘つき……さわらへんって、いったあ゛あ゛! アッ」
「ごめんね? でもほらもう、すこ、しで……」
 想の穴がギチギチと音を立ててるみたいに俺のモノを飲み込む。
 馴染ませるまでしばらくじっとしてるけど、必死で前に進み抜こうとするお尻を、お仕置きと言わんばかりに掴んでグイッと奥まで挿れる。
「ん゛ッ! ひっ、はっ……連夜さん……やらぁ、ゆるして、、ぬ、ぬ゛いて!」
(あー気持ち良すぎる……)
 あ、でも想もちゃんと気持ちよくしてあげなきゃね。

「動くよ?」
「あっ……! いたいっ、いやや……はっ、い゛だい゛」
「痛い? ……んっ、ここかな?」
 さっき指で散々可愛がった前立腺を俺のモノで刺激する。
「あっ……アカン! そ、こはだめぇっ……」
「ん? ここがいい? いっぱい突いてあげる」
「ひゃあ! ん、あ゛あ゛あ゛あっ……お、おかしくなる……」

 ――パンパンパンパン……グチュ…グヂュ、グチュ ――

 激しい水音と荒い呼吸、そして……想の甘い声が部屋に鳴り響く。
「っ……あー、最高!」
 気をつけないと絞り取られそうになるので、必死で耐えながら想を責める。
「あ、あ゛っ! ……な、なんかくる、いややぁ……ひっぐっ、アッ……」
 後ろだけの快感でイクのが怖いのか、想は自身で前を触ろうとしだす。
「だめだよ? 後ろだけで、俺を感じてイクの」
「やらぁ! むりやっ……もう、イキたい、いぎだい……」
「だめ」
「イ、イカセてください……」
「……」
「なんでぇ」
 可愛いおねだりだけど駄目。想は素質あると思うんだよね? だから自分で前を触れないように後ろ手にして腕を抑える。
(うわっ……無理矢理してるみたいで興奮するわ)
「いややー! 連夜さん……あがん゛っ! む、り……」
「んっ……ほら集中して……」
「や、や゛ああぁ……」
 腰を打ち付け弱点ばかりを狙うけど、正直俺もそろそろヤバい。
「んっ……想」
「あ゛あ゛……あつい! からだがあつい……いやらぁ! へんになる! なんか、く、る…」
「一緒にイこ」
「やぁ、あ、あ、連夜さん……ん゛ん゛っ! ひっ、あ…あ゛あ゛あ゛っイグッ……イクッ!」
「ッ……」
 ガクガクと痙攣した想の中の締め付けに、自身も耐えきれず中に白濁をぶちまけた。
 ビクビクしてる想の中を堪能したいけど……次は顔を見ながらしたいから、チュッとほっぺにキスをしてズルッと自身を抜いた。

「……想? 腕大丈夫?」
 想の横に寝そべり顔をこちらに向ける。
 涙と涎でぐちょぐちょの顔が可愛すぎて、キスをすると、ぼんやりとした想が一生懸命舌で応えてくれた。
「んっ……連夜さんのアホ……」
「ふふ、酷くしてごめんね?」
「もー知らん」
「ふはっ、次は甘々にするから」
「え……んっ! もう無理や……」
「ん? ほら二回戦しよっか」
 想を仰向けにして覆い被さりながらそう伝えると、想はぷるぷるウサギみたいに震えていた……

(今日は寝かさないよ? 俺のウサギちゃん)


 ――――――――――――――

 想side

 あ、やっと朝や……
 もう声も出やん。
 身体を起こそうにも、さっきようやく寝た隣のイケメンにガッチリ抱きしめられてて無理や。

 ってか……甘々エッチも激しすぎて、全然甘くはなかった。
 俺は数々の行為に急に恥ずかしくなり、真っ赤になった顔を必死で抑える。
(はぁ……こんなイケメンやったらいっぱい相手いるんやろな? 俺は借金返済のための玩具やから、きっと飽きられるまでやろな……)
 なんだか急に胸が締め付けられ、虚しくなり一人涙を流していた。

 でも、この時起きて泣いてる俺にちゃんと気持ちを伝えればよかったと、連夜さんが後々反省することになるなんてこの時の俺は思っても無かった。




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