溺愛コーヒーの淹れ方

茶山さく

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第一章

17 煽情的※R18

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 連夜side


 部屋のシャワーを浴びて自身の昂りを抑える。
 今更、想が一人で準備してると考えると、胸が熱くなる。早く一つになって……ぐずぐずに泣かせたい……。
「さすがに元気すぎるだろ」
 そんなにご無沙汰な訳では無かったように思うが、想の姿を想像しただけで自身の下半身が熱を持つ。
「マジでヤバいわ……」
 昨日出会ったばかりなのに、知れば知る程嵌り、もう想を手放す気なんてこれっぽっちもなくなっていた。
(誰にも渡さない……)
 冷たいシャワーでようやく冷えた頭と身体を鏡で見ると、口元がニヤけている自身の顔に驚いた。
「ふは、どんだけ待ち遠しいんだよ……」
 俺は自嘲気味に笑うと洗面所を後にした。

 部屋着に着替えて、しばらくしていると控えめに部屋がノックされる。
「どうぞ」
「待たせてごめん……」
 と言おうとしていた想を見た途端我慢が効かず、ベッドに引き寄せキスを落とす。
 髪も少し濡れていて、頬が少しピンクに染まっている。それに、お風呂上がりのいい匂い……極めつけは、部屋着として着ているトレーナーがオーバーサイズで似合いすぎている。
 可愛すぎて、我を忘れるぐらいに無我夢中でキスをした。
「ん、連夜さん……」
 甘すぎる声に俺も我慢の限界で唇を離せば、もっと……とねだってくる。
 あまりのエロさに俺は何度も想の口腔内を貪った。

「……触るよ?」
「んっ……や、あっ」
 服の中に手を入れ、想の可愛い乳首をクリクリと弄ると、少しくすぐったそうにしていたけれど……まんざらでもなさそう。
「そ、そんなとこ、感じひん……」
「ホントに? 捏ねたり摘んだりしてると、どんどん声が甘くなって来たけど」
「やぁ……あ、んっ……」
 上から覆いかぶさりながら首筋にキスを落とし、キュッと乳首を摘まむ。
「ああっ、ん……やめ」
「気持ちいいね? もっと気持ちよくなろ?」
「えっ……」

 ―― チュッ、チュパ……ペロペロ、チュッ ――

 スエットを捲り、可愛い想の乳首を舌で舐め、口に含んで愛撫すると、ぷっくり主張してきて……もっと舐めてと言わんばかりに誘惑してくる。
「ああ゛! やぁ……ん、あ、アカン……」
「んっ……」
「やらぁっ、は……はなして」
「チュッ……だぁめ」
「あ゛あ゛、っ……やぁ」
 気持ちいのかどんどん甘くなる声に、俺の下半身もさっきから痛いぐらいに勃ち上がってくる。
 想は腰をガクガクしながら泣きだすが、その姿に興奮した俺は、想の下着の中に手を入れ、痛いほど起立してるモノを一緒に触った。
(ふはっ、もう先っぽはヌルヌルで熱い)
「!? あっ! あ……連夜さん、あかんっ、あ゛あ゛!」
「……もうビチョビチョだ」
「やっ! はなして! いやっ……あ゛あっ! 蓮夜さん!」
 グチュグチュと容赦なく扱きあげると想の甘い声がどんどん大きくなる。

「あっ! あかんっ……イッちゃう……」
「イキたい? 想?」
「……んっ」
 コクコク頷く想の顔を覗き込むと、目を潤ませ下唇をキュっと噛みしめながら我慢をしている。
(あ゛~可愛いすぎる!)
「イカせてくださいは?」
「やぁ……っ」
「そっか、じゃあこのままだね」
「……やらぁ、イキたい! んっ……連夜さん」
「……」
「イ、イキたい……あ゛っ……い、イカせて……」
「……」
「い゛っ……イ、カせてください……っ」
「んっ、いい子……」
 泣いてる想に深いキスをしながら、先端を扱き尿道口の辺りをグリグリと押す。
「あ、あか、んっ……あ゛あ゛! や、っ……イ、イクッ!」

 ビクンッ! と身体が跳ねたかと思うと、右手に暖かい液体が纏わりついた。
 想は蕩けた表情で口を半開きにしながら、イッた余韻でぼんやりしている……。
(やばい、エロすぎ……)
「ふふっ、イッちゃったね」
「……(コクリ)」
「下着の中ビチョビチョだし脱ごっか……」
 まだ余韻に浸ってる想に口付けをしながら、想の服を全て脱がすと、急に恥ずかしくなったのか顔を手で覆いだす。


 ……その姿さえも煽情的で俺は頭がクラクラしてきた。

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