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第三章 原初の破壊編
#136 旅路の記憶
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ユウリは来人にティルから託された王の証を渡した後、来人の要請に従って、テイテイの元へと向かう。
魔女の様に箒に跨り、空を飛ぶ。
長い黒髪が風に靡き揺れる。髪の隙間からすらっと伸びたエルフ耳がちらりと覗く。
「さて、間に合うと良いのですが――」
テイテイは今、秋斗の核を使い生み出された赫の悪魔と戦っている。
悪魔はアークの『破壊』の波動を帯びている。いくらテイテイが来人の契約者だといっても、所詮はただの人間だ。
それでもテイテイが負けるとは思えないが、急ぎ向かう必要があるだろう。
何より――、
「――テイテイ君に、お友達を殺させる訳にはいきませんから」
箒を加速させ、空を飛ぶ。
しかし、その道中の事だった。
「あれー? 帰ってきたと思えば、やけに賑やかだねえ」
突如、へらへらと笑う声がする。
ユウリがその方を見れば、そこには自分と同じように空を飛ぶ誰かが居た。
目深にとんがり帽子を被り、ローブマントで覆われていて首から下を見る事は出来ない。
ユウリから視認できるのは、場にそぐわぬ笑みを浮かべる口元だけ。男か女かも分からない。
そのとんがり帽子はユウリの行く手を阻む。
「……どなたでしょうか。そこを、どいて頂けますか。急いでいますので」
「一応、こっち側だから。状況を見るに、あんたはそっち側なんでしょう? なら、どけな――」
そうとんがり帽子が言い終える前に、ユウリは『結晶』の弾丸を放っていた。
結晶はとんがり帽子のローブマントの上から貫く。
しかし――、
(――手応えが、有りませんね……)
穴の開いたローブマントだった布切れだけが、宙を舞う。
とんがり帽子とそこから覗く笑みを浮かべた口元だけが怪しくその場に浮いている。
首から下はぼんやりとした黒い影が煙の様になっていて、結晶の弾丸によって貫かれたのはあの煙だけだったのだろうと分かる。
「十二波動神が一柱――と言っても、他の皆は死んじゃったから、もうこの名乗りも意味はないかもね。ただの旅人、ヘルメスだよ。――今この瞬間までは、ね」
ヘルメスと名乗ったとんがり帽子は、その言葉を最後に、姿を変えて行った。
影の煙が形を変え、全く別の輪郭を成す。
「――これが、君の旅路の記憶だよ」
「あなたは――」
ヘルメスは、両の瞳を包帯で覆った少年の様な姿へと変貌した。
そして、片手の人差し指を向け、そこから赤い稲妻を打ち出した。
ユウリの右目が真紅に染まる。
赤い稲妻の軌道を読みすっと軽く身体を逸らせば、稲妻はユウリの頬のすぐ隣を通過して行った。
「――ふうん。上手く使っちゃってまあ。でも、僕の権能、返してもらうよ」
瞳を覆う包帯を片手の親指でぐいと持ち上げれば、そこから覗くのは真っ暗な闇。
眼球の在るはずの場所には、ぽっかりと風穴が空いていた。
「……ごっこ遊び、ですね」
そんな目の前に現れた敵に対しても、ユウリの表情は平時のそれだ。
眼鏡の奥の、真紅と紫紺の両の目を細めてヘルメスを見据えている。
いや、そんな平静に見えるユウリの表情の裏に、僅かな陰りは見て取れただろう。
「はあ……」
大きなため息と共に、ユウリは眼鏡を外して懐に仕舞い込み、『結晶』の双剣を両の手に構えた。
「良いですよ。少しだけ、その遊びに付き合ってあげます。そうしなければ、通してはくれないでしょうから」
「その余裕が、いつまで続くかな? ま、“自分のトラウマ”に殺されるといいよ」
赤い稲妻が奔る。結晶の盾がそれを防ぐ。
舞うように双刃を振るう。ヘルメスは槍を産み出し、それに応戦。
数度の攻防が続く。
「これでも、その澄ました顔のままでいられるかな?」
ヘルメスが指を鳴らせば、どろりと黒い泥が溢れ出て、やがて黒光りするぶよぶよとした異形の怪物の形を成す。
異形の怪物たちは泥の雫をばら撒きながら、羽を羽ばたかせて襲い掛かって来る。
ユウリは視線だけをそれらに流し、紫紺の左目を瞑る。
そして、開いたままの真紅の右目が、輝きを放つ。
「――『聖域』」
小さな『聖域』を複数同時展開。
異形の怪物たちをその世界へと巻き込み――、
びしゃりと水音を立てて、先ほど『聖域』の発生した今は何もない空間から、黒い泥の飛沫が上がる。
全ての異形を、瞬殺――。
そして、気づけば既にユウリはヘルメスの背後に居た。
「なッ――」
「はい、おしまいです」
ユウリは鬼ごっこでもして捕まえたとでも言うかのように、とんと軽くヘルメスの肩を叩く。
「――は? いや、何ふざけて――」
ヘルメスがそう言いかけた、その時だった。
突如、ヘルメスの内から熱が沸き上がる。
「――え、いや、まて、そん――」
内から湧き上がる熱は留まらず、ヘルメスの身体はぶくぶくと音を立てて沸騰を始めた。
まるで電子レンジに入れられて熱されたかのように、肉が、血が、沸き上がり、そして――弾け飛ぶ。
「――かッ……、かはッ……」
血反吐を吐き、体中からボトボトと肉を散らす。
「それでは、急いでいますので」
そのままユウリは事は終わったと、また箒に跨る。
「あ、れ……。おかしい、な。君の一番嫌な記憶を、投影したはず、なんだけど……。どうして、君は、恐怖しないんだ……」
「とうの昔に過ぎた事です。あなたがわたしの中に見出した“それ”も、永遠の中のたった一瞬の記憶です。乗り越えた過去に、どうして恐怖するでしょうか。
――それに、わたしは一人ではありませんから。傍に大切な人が居れば、何も怖くなんてありませんよ」
ユウリの左手には、一つのシルバーの指輪が輝いていた。
ヘルメスの姿が、少しずつ元のとんがり帽子へと戻って行く。
しかし、その姿が完全に元に戻る事は無かった。
静かに、天から大きな『結晶』の弾丸が降って来る。
結晶に穿たれたヘルメスはその勢いのまま地に落ちて行く。
そして、最初の一発を皮切りに、何度も、何度も。
やがて、幾数本の積み重なった『結晶』は華のように。
赤黒い悪魔の群れの肉の波の中に、一つの結晶の華が咲き誇る。
しかし、そんなその輝かしい半透明の紫色の華も、肉の波に圧され儚くも散って行った。
「さよなら、わたしの過去」
ぽつりと言い残し、ユウリは箒に跨り飛んで行った。
魔女の様に箒に跨り、空を飛ぶ。
長い黒髪が風に靡き揺れる。髪の隙間からすらっと伸びたエルフ耳がちらりと覗く。
「さて、間に合うと良いのですが――」
テイテイは今、秋斗の核を使い生み出された赫の悪魔と戦っている。
悪魔はアークの『破壊』の波動を帯びている。いくらテイテイが来人の契約者だといっても、所詮はただの人間だ。
それでもテイテイが負けるとは思えないが、急ぎ向かう必要があるだろう。
何より――、
「――テイテイ君に、お友達を殺させる訳にはいきませんから」
箒を加速させ、空を飛ぶ。
しかし、その道中の事だった。
「あれー? 帰ってきたと思えば、やけに賑やかだねえ」
突如、へらへらと笑う声がする。
ユウリがその方を見れば、そこには自分と同じように空を飛ぶ誰かが居た。
目深にとんがり帽子を被り、ローブマントで覆われていて首から下を見る事は出来ない。
ユウリから視認できるのは、場にそぐわぬ笑みを浮かべる口元だけ。男か女かも分からない。
そのとんがり帽子はユウリの行く手を阻む。
「……どなたでしょうか。そこを、どいて頂けますか。急いでいますので」
「一応、こっち側だから。状況を見るに、あんたはそっち側なんでしょう? なら、どけな――」
そうとんがり帽子が言い終える前に、ユウリは『結晶』の弾丸を放っていた。
結晶はとんがり帽子のローブマントの上から貫く。
しかし――、
(――手応えが、有りませんね……)
穴の開いたローブマントだった布切れだけが、宙を舞う。
とんがり帽子とそこから覗く笑みを浮かべた口元だけが怪しくその場に浮いている。
首から下はぼんやりとした黒い影が煙の様になっていて、結晶の弾丸によって貫かれたのはあの煙だけだったのだろうと分かる。
「十二波動神が一柱――と言っても、他の皆は死んじゃったから、もうこの名乗りも意味はないかもね。ただの旅人、ヘルメスだよ。――今この瞬間までは、ね」
ヘルメスと名乗ったとんがり帽子は、その言葉を最後に、姿を変えて行った。
影の煙が形を変え、全く別の輪郭を成す。
「――これが、君の旅路の記憶だよ」
「あなたは――」
ヘルメスは、両の瞳を包帯で覆った少年の様な姿へと変貌した。
そして、片手の人差し指を向け、そこから赤い稲妻を打ち出した。
ユウリの右目が真紅に染まる。
赤い稲妻の軌道を読みすっと軽く身体を逸らせば、稲妻はユウリの頬のすぐ隣を通過して行った。
「――ふうん。上手く使っちゃってまあ。でも、僕の権能、返してもらうよ」
瞳を覆う包帯を片手の親指でぐいと持ち上げれば、そこから覗くのは真っ暗な闇。
眼球の在るはずの場所には、ぽっかりと風穴が空いていた。
「……ごっこ遊び、ですね」
そんな目の前に現れた敵に対しても、ユウリの表情は平時のそれだ。
眼鏡の奥の、真紅と紫紺の両の目を細めてヘルメスを見据えている。
いや、そんな平静に見えるユウリの表情の裏に、僅かな陰りは見て取れただろう。
「はあ……」
大きなため息と共に、ユウリは眼鏡を外して懐に仕舞い込み、『結晶』の双剣を両の手に構えた。
「良いですよ。少しだけ、その遊びに付き合ってあげます。そうしなければ、通してはくれないでしょうから」
「その余裕が、いつまで続くかな? ま、“自分のトラウマ”に殺されるといいよ」
赤い稲妻が奔る。結晶の盾がそれを防ぐ。
舞うように双刃を振るう。ヘルメスは槍を産み出し、それに応戦。
数度の攻防が続く。
「これでも、その澄ました顔のままでいられるかな?」
ヘルメスが指を鳴らせば、どろりと黒い泥が溢れ出て、やがて黒光りするぶよぶよとした異形の怪物の形を成す。
異形の怪物たちは泥の雫をばら撒きながら、羽を羽ばたかせて襲い掛かって来る。
ユウリは視線だけをそれらに流し、紫紺の左目を瞑る。
そして、開いたままの真紅の右目が、輝きを放つ。
「――『聖域』」
小さな『聖域』を複数同時展開。
異形の怪物たちをその世界へと巻き込み――、
びしゃりと水音を立てて、先ほど『聖域』の発生した今は何もない空間から、黒い泥の飛沫が上がる。
全ての異形を、瞬殺――。
そして、気づけば既にユウリはヘルメスの背後に居た。
「なッ――」
「はい、おしまいです」
ユウリは鬼ごっこでもして捕まえたとでも言うかのように、とんと軽くヘルメスの肩を叩く。
「――は? いや、何ふざけて――」
ヘルメスがそう言いかけた、その時だった。
突如、ヘルメスの内から熱が沸き上がる。
「――え、いや、まて、そん――」
内から湧き上がる熱は留まらず、ヘルメスの身体はぶくぶくと音を立てて沸騰を始めた。
まるで電子レンジに入れられて熱されたかのように、肉が、血が、沸き上がり、そして――弾け飛ぶ。
「――かッ……、かはッ……」
血反吐を吐き、体中からボトボトと肉を散らす。
「それでは、急いでいますので」
そのままユウリは事は終わったと、また箒に跨る。
「あ、れ……。おかしい、な。君の一番嫌な記憶を、投影したはず、なんだけど……。どうして、君は、恐怖しないんだ……」
「とうの昔に過ぎた事です。あなたがわたしの中に見出した“それ”も、永遠の中のたった一瞬の記憶です。乗り越えた過去に、どうして恐怖するでしょうか。
――それに、わたしは一人ではありませんから。傍に大切な人が居れば、何も怖くなんてありませんよ」
ユウリの左手には、一つのシルバーの指輪が輝いていた。
ヘルメスの姿が、少しずつ元のとんがり帽子へと戻って行く。
しかし、その姿が完全に元に戻る事は無かった。
静かに、天から大きな『結晶』の弾丸が降って来る。
結晶に穿たれたヘルメスはその勢いのまま地に落ちて行く。
そして、最初の一発を皮切りに、何度も、何度も。
やがて、幾数本の積み重なった『結晶』は華のように。
赤黒い悪魔の群れの肉の波の中に、一つの結晶の華が咲き誇る。
しかし、そんなその輝かしい半透明の紫色の華も、肉の波に圧され儚くも散って行った。
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