117 / 150
第三章 原初の破壊編
#113 究極の『岩』と『氷』
しおりを挟む
「な……何を言ってるんですか! そんなの――」
「いいや、お前なら出来る! お前はらいたんの“盾”だネ! 絶対無敵の防御だネ!」
ガーネは真っ直ぐとジューゴの瞳を見る。
「ネたちにはらいたんの力が有るネ。イメージするネ、お前の『岩』の究極を――」
その間にも、ポセイドンの練り上げる漆黒の水球は大きくなって行く。
ジューゴはごくりと生唾を呑み込み、覚悟を決める。――いや、決めるしかなかった。
「先輩! 後は任せましたよ!」
「おうよ! 信じてるぜ、後輩!」
――その時だった。
ポセイドンの漆黒の水球が、放たれる。
「終わりだ――全て、壊れてしまえ!!!」
ガーネはただその場で佇み、刀へと全神経を集中させる。
ジューゴは宙を舞い、ポセイドンの水球へと真っ直ぐと突っ込んで行く。
「馬鹿め! それは練り上げた『破壊』の波動の塊だ! 触れただけで終わりだ!!」
ジューゴの身体が光り輝く。そして、ジューゴと水球が衝突。
一瞬、天に龍が――いや、その大蛇の様な姿は――リヴァイアサン。一瞬天に浮かび上がったリヴァイアサンのシルエット。
同時に、ポセイドンの放った漆黒の水球は消え去った。
一瞬現れたリヴァイアサンはすぐに、まるで脱皮した蛇の様に、その全身にヒビが入り、砕け散って行く。
その表皮は『岩』――いや、武骨で味気の無い岩では無かった。
光を反射し、透き通る美しい鉱石――その様はまるで『金剛石』の様。
塵行くリヴァイアサンの中から、輝く『金剛石』の鎧を纏ったジューゴがゆっくりと降りて来る。
全くの無傷で、そこに居る。
「僕の色は『岩』。流れゆく『水』ではなく、不動の『岩』なのです」
ジューゴは海に浮かぶ氷の足場へと降り立つ。
「僕は鉄壁の、絶対無敵の王様の盾――そのイメージは『金剛石』! 最も硬く、固く、堅い、最強の防御なのです!!」
それが、ジューゴの色。『岩』の究極。
イメージを変化させ、転換させ、昇華した。
「なん……だと……」
ポセイドンは驚きのあまり、一歩後退りする。
最強のはずの、原初の三柱アークの『破壊』の波動。それは触れたもの全てを消し去るはずだ。
しかし目の前に居る一匹のガイア族は、その波動の塊を正面から受け、防ぎ切り、そして無傷で立っているのだ。
あり得ないはずの現実に、ポセイドンは恐怖を覚え、肝が冷えた。
ジューゴたち契約者には来人との繋がりがある。王の波動が分け与えられている。
その王の力と鉄壁の『金剛石』のイメージが掛け合わされる事によって、ポセイドンという偽物の『破壊』の波動はたった一つの傷すら与える事無く、防ぎ切られたのだ。
「僕の故郷は海でした。だから、見てきた岩はどれも武骨で味気の無い、普通の岩や石ばかり。僕の色もそれと一緒で、綺麗でも格好良くも無い。
でも、先輩の氷は、とても透き通っていて、美しい、まるで『金剛石』みたいに――」
それが、『岩』の究極。ジューゴの色。イメージ。憧れの象徴。
水の大地という狭い胃の中に居ては知る事の出来なかった、新たな世界。
大海へと出て、ジューゴは一段高みへと辿り着いた。
「もう、弱くて泣き虫なジューゴじゃない! 僕は王様の盾! 全部、守るんだ!!」
ジューゴはヒレを刃として振るう。
「――ジューゴカッター!!」
『岩』の――いや、『金剛石』の礫が放たる。
防御しようと手を掲げ水流の盾を作るが、それらは豆腐の様に脆く、いとも容易く礫に穿たれ、それらはポセイドンへと突き刺さる。
「かはっ……」
ポセイドンは口から赤黒い血を吐き出す。
しかし、まだ立っている。
「先輩!」
ジューゴの声に、ガーネは応える。
「お待たせだネ!」
ガーネが刀を振るう。――瞬間、世界は静止した。
ジューゴも、ポセイドンも、動かない。波打つ海も彫刻の様に固まって動かない。
異形の水生生物も、鬼人たちも、戦いの最中が切り取られた一枚の絵画の様。
「よっと」
ガーネは氷の大地を足場を飛び移りながら、ポセイドンの元へと近づいて行く。
「ジューゴの『岩」の究極『金剛石』――良いイメージだネ。ネの『氷』にインスピレーションを受けたという所が、なんとも可愛いネ」
ガーネはポセイドンのすぐ傍までやって来た。
しかしそれでも、ポセイドンは身動ぎ一つしない。出来ない。
「神の力は想像の創造。イメージさえ出来れば、何だって出来るネ。じゃあ、ネの『氷』の究極とは何か――」
刀をポセイドンの胸の中心へと突き立てる。
「――『氷』、つまり凍結、凍らせて、動きを止める、停止のイメージだネ。名付けるなら――“時空剣”」
ガーネは、“時を凍らせた”。
次の瞬間、凍り付いていた時はゆっくりと溶け、動き出す。
刀はポセイドンの胸へと深く突き刺さり、“死”のイメージを刻みつける。
「ぐはっ……、が、ぐ……」
ガーネが刀を引き抜いて飛び退けば、ポセイドンは膝を付き悶え苦しむ。
身体から漆黒の波動を噴出させ、自信の治癒を試みる。
しかし契約者であるガーネとジューゴの攻撃には来人の王の波動を帯びている。アークの波動による再生も出来ない。
刀の刺し傷と礫の与えた裂傷が、ポセイドンの身体を蝕む。
「まだ、まだだ……」
ポセイドンは自身の身を漆黒の波動で埋め尽くして行く。
「先輩、あれは――」
「まさか、再臨!?」
もう一度、自信を破壊し、そして再構築する。何度でも、何度でも――。
しかし、
「―――――ッッ!!!!」
突如、ポセイドンは声にならない声を上げる。
そして、その場へと倒れ込んだ。
「なんだ……?」
ガーネたちは事態が理解出来ず、しばらく呆然とそれを眺めていた。
ポセイドンは、真っ黒に染まった後、動かなくなった。
同時に、暴れていた水生生物の群れも動きを止める。
そして、それらの身体は炭のようにボロボロと崩れ落ち、風に舞って海の藻屑と消えて行った。
「どういう事、なのでしょう?」
「――きっと、アークの波動に耐え切れなかったんだネ。“再臨”なんて、魂の再構築だなんて、そう何度も耐えられる訳が無かったんだネ」
原初の三柱の強すぎる、色濃過ぎる波動にそう何度も耐えられるはずが無かった。
その“黒”に呑まれ、ポセイドンという存在は塗り潰された。ポセイドンは『破壊』された。
ガーネはジューゴの傍へと戻り、
「ジューゴ、まだやれるかネ?」
「ええと……はい、まだ全然――」
と、そう言いかけたジューゴだったが、ふらりと倒れ込む。
ガーネは自分の背でそれを受け止めた。
「おっと」
「うう……。ごめんなさい、ガス欠なのです」
「まあ仕方ないネ。お前はよくやったネ」
この地の脅威は去ったが、まだ戦っている場所もある。援軍に向かうべきだろう。
そして地球の全てが終われば、来人の元へと駆け付けたいという気持ちも有った。
しかし、ジューゴは初めての『金剛石』の色を使ってガス欠状態、しばらくは戦えない。
ガーネだって、平気なように振るまってはいるが、時空剣という大技で殆ど力を使い果たしていた。
付け焼刃の慣れない戦いに、二人共へとへとだ。
ガーネはジューゴを背負ったまま、歩いて陸へと戻って行った。
少し休もう。そして、また飛んで行こう。仲間たちの元へ。
「いいや、お前なら出来る! お前はらいたんの“盾”だネ! 絶対無敵の防御だネ!」
ガーネは真っ直ぐとジューゴの瞳を見る。
「ネたちにはらいたんの力が有るネ。イメージするネ、お前の『岩』の究極を――」
その間にも、ポセイドンの練り上げる漆黒の水球は大きくなって行く。
ジューゴはごくりと生唾を呑み込み、覚悟を決める。――いや、決めるしかなかった。
「先輩! 後は任せましたよ!」
「おうよ! 信じてるぜ、後輩!」
――その時だった。
ポセイドンの漆黒の水球が、放たれる。
「終わりだ――全て、壊れてしまえ!!!」
ガーネはただその場で佇み、刀へと全神経を集中させる。
ジューゴは宙を舞い、ポセイドンの水球へと真っ直ぐと突っ込んで行く。
「馬鹿め! それは練り上げた『破壊』の波動の塊だ! 触れただけで終わりだ!!」
ジューゴの身体が光り輝く。そして、ジューゴと水球が衝突。
一瞬、天に龍が――いや、その大蛇の様な姿は――リヴァイアサン。一瞬天に浮かび上がったリヴァイアサンのシルエット。
同時に、ポセイドンの放った漆黒の水球は消え去った。
一瞬現れたリヴァイアサンはすぐに、まるで脱皮した蛇の様に、その全身にヒビが入り、砕け散って行く。
その表皮は『岩』――いや、武骨で味気の無い岩では無かった。
光を反射し、透き通る美しい鉱石――その様はまるで『金剛石』の様。
塵行くリヴァイアサンの中から、輝く『金剛石』の鎧を纏ったジューゴがゆっくりと降りて来る。
全くの無傷で、そこに居る。
「僕の色は『岩』。流れゆく『水』ではなく、不動の『岩』なのです」
ジューゴは海に浮かぶ氷の足場へと降り立つ。
「僕は鉄壁の、絶対無敵の王様の盾――そのイメージは『金剛石』! 最も硬く、固く、堅い、最強の防御なのです!!」
それが、ジューゴの色。『岩』の究極。
イメージを変化させ、転換させ、昇華した。
「なん……だと……」
ポセイドンは驚きのあまり、一歩後退りする。
最強のはずの、原初の三柱アークの『破壊』の波動。それは触れたもの全てを消し去るはずだ。
しかし目の前に居る一匹のガイア族は、その波動の塊を正面から受け、防ぎ切り、そして無傷で立っているのだ。
あり得ないはずの現実に、ポセイドンは恐怖を覚え、肝が冷えた。
ジューゴたち契約者には来人との繋がりがある。王の波動が分け与えられている。
その王の力と鉄壁の『金剛石』のイメージが掛け合わされる事によって、ポセイドンという偽物の『破壊』の波動はたった一つの傷すら与える事無く、防ぎ切られたのだ。
「僕の故郷は海でした。だから、見てきた岩はどれも武骨で味気の無い、普通の岩や石ばかり。僕の色もそれと一緒で、綺麗でも格好良くも無い。
でも、先輩の氷は、とても透き通っていて、美しい、まるで『金剛石』みたいに――」
それが、『岩』の究極。ジューゴの色。イメージ。憧れの象徴。
水の大地という狭い胃の中に居ては知る事の出来なかった、新たな世界。
大海へと出て、ジューゴは一段高みへと辿り着いた。
「もう、弱くて泣き虫なジューゴじゃない! 僕は王様の盾! 全部、守るんだ!!」
ジューゴはヒレを刃として振るう。
「――ジューゴカッター!!」
『岩』の――いや、『金剛石』の礫が放たる。
防御しようと手を掲げ水流の盾を作るが、それらは豆腐の様に脆く、いとも容易く礫に穿たれ、それらはポセイドンへと突き刺さる。
「かはっ……」
ポセイドンは口から赤黒い血を吐き出す。
しかし、まだ立っている。
「先輩!」
ジューゴの声に、ガーネは応える。
「お待たせだネ!」
ガーネが刀を振るう。――瞬間、世界は静止した。
ジューゴも、ポセイドンも、動かない。波打つ海も彫刻の様に固まって動かない。
異形の水生生物も、鬼人たちも、戦いの最中が切り取られた一枚の絵画の様。
「よっと」
ガーネは氷の大地を足場を飛び移りながら、ポセイドンの元へと近づいて行く。
「ジューゴの『岩」の究極『金剛石』――良いイメージだネ。ネの『氷』にインスピレーションを受けたという所が、なんとも可愛いネ」
ガーネはポセイドンのすぐ傍までやって来た。
しかしそれでも、ポセイドンは身動ぎ一つしない。出来ない。
「神の力は想像の創造。イメージさえ出来れば、何だって出来るネ。じゃあ、ネの『氷』の究極とは何か――」
刀をポセイドンの胸の中心へと突き立てる。
「――『氷』、つまり凍結、凍らせて、動きを止める、停止のイメージだネ。名付けるなら――“時空剣”」
ガーネは、“時を凍らせた”。
次の瞬間、凍り付いていた時はゆっくりと溶け、動き出す。
刀はポセイドンの胸へと深く突き刺さり、“死”のイメージを刻みつける。
「ぐはっ……、が、ぐ……」
ガーネが刀を引き抜いて飛び退けば、ポセイドンは膝を付き悶え苦しむ。
身体から漆黒の波動を噴出させ、自信の治癒を試みる。
しかし契約者であるガーネとジューゴの攻撃には来人の王の波動を帯びている。アークの波動による再生も出来ない。
刀の刺し傷と礫の与えた裂傷が、ポセイドンの身体を蝕む。
「まだ、まだだ……」
ポセイドンは自身の身を漆黒の波動で埋め尽くして行く。
「先輩、あれは――」
「まさか、再臨!?」
もう一度、自信を破壊し、そして再構築する。何度でも、何度でも――。
しかし、
「―――――ッッ!!!!」
突如、ポセイドンは声にならない声を上げる。
そして、その場へと倒れ込んだ。
「なんだ……?」
ガーネたちは事態が理解出来ず、しばらく呆然とそれを眺めていた。
ポセイドンは、真っ黒に染まった後、動かなくなった。
同時に、暴れていた水生生物の群れも動きを止める。
そして、それらの身体は炭のようにボロボロと崩れ落ち、風に舞って海の藻屑と消えて行った。
「どういう事、なのでしょう?」
「――きっと、アークの波動に耐え切れなかったんだネ。“再臨”なんて、魂の再構築だなんて、そう何度も耐えられる訳が無かったんだネ」
原初の三柱の強すぎる、色濃過ぎる波動にそう何度も耐えられるはずが無かった。
その“黒”に呑まれ、ポセイドンという存在は塗り潰された。ポセイドンは『破壊』された。
ガーネはジューゴの傍へと戻り、
「ジューゴ、まだやれるかネ?」
「ええと……はい、まだ全然――」
と、そう言いかけたジューゴだったが、ふらりと倒れ込む。
ガーネは自分の背でそれを受け止めた。
「おっと」
「うう……。ごめんなさい、ガス欠なのです」
「まあ仕方ないネ。お前はよくやったネ」
この地の脅威は去ったが、まだ戦っている場所もある。援軍に向かうべきだろう。
そして地球の全てが終われば、来人の元へと駆け付けたいという気持ちも有った。
しかし、ジューゴは初めての『金剛石』の色を使ってガス欠状態、しばらくは戦えない。
ガーネだって、平気なように振るまってはいるが、時空剣という大技で殆ど力を使い果たしていた。
付け焼刃の慣れない戦いに、二人共へとへとだ。
ガーネはジューゴを背負ったまま、歩いて陸へと戻って行った。
少し休もう。そして、また飛んで行こう。仲間たちの元へ。
0
お気に入りに追加
238
あなたにおすすめの小説
悪行貴族のはずれ息子【第1部 魔法講師編】
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
★作者個人でAmazonにて自費出版中。Kindle電子書籍有料ランキング「SF・ホラー・ファンタジー」「児童書>読み物」1位にWランクイン!
★第2部はこちら↓
https://www.alphapolis.co.jp/novel/162178383/450916603
「お前みたいな無能は分家がお似合いだ」
幼い頃から魔法を使う事ができた本家の息子リーヴは、そうして魔法の才能がない分家の息子アシックをいつも笑っていた。
東にある小さな街を領地としている悪名高き貴族『ユーグ家』―古くからその街を統治している彼らの実態は酷いものだった。
本家の当主がまともに管理せず、領地は放置状態。にもかかわらず、税の徴収だけ行うことから人々から嫌悪され、さらに近年はその長男であるリーヴ・ユーグの悪名高さもそれに拍車をかけていた。
容姿端麗、文武両道…というのは他の貴族への印象を良くする為の表向きの顔。その実態は父親の権力を駆使して悪ガキを集め、街の人々を困らせて楽しむガキ大将のような人間だった。
悪知恵が働き、魔法も使え、取り巻き達と好き放題するリーヴを誰も止めることができず、人々は『ユーグ家』をやっかんでいた。
さらにリーヴ達は街の人間だけではなく、自分達の分家も馬鹿にしており、中でも分家の長男として生まれたアシック・ユーグを『無能』と呼んで嘲笑うのが日課だった。だが、努力することなく才能に溺れていたリーヴは気付いていなかった。
自分が無能と嘲笑っていたアシックが努力し続けた結果、書庫に眠っていた魔法を全て習得し終えていたことを。そして、本家よりも街の人間達から感心を向けられ、分家の力が強まっていることを。
やがて、リーヴがその事実に気付いた時にはもう遅かった。
アシックに追い抜かれた焦りから魔法を再び学び始めたが、今さら才能が実ることもなく二人の差は徐々に広まっていくばかり。
そんな中、リーヴの妹で『忌み子』として幽閉されていたユミィを助けたのを機に、アシックは本家を変えていってしまい…?
◇過去最高ランキング
・アルファポリス
男性HOTランキング:10位
・カクヨム
週間ランキング(総合):80位台
週間ランキング(異世界ファンタジー):43位
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる