114 / 150
第三章 原初の破壊編
#110 魔女
しおりを挟む
雷鳴と眩い光と共に、ティルの周囲の空間が引き裂かれた。
ユウリの作り出した聖域の一部が裂け、穴が空き、そこから雷電を纏う一匹の獅子が現れた。
主人の呼びかけに応え、駆け付けた。
そして、その雷電の獅子はその姿を溶かし、主人の身に纏われて行く。
直後、光の柱がティルを中心として打ち上がり、天から降り注ぐ炎球を穿つ。
砕かれた隕石は礫と成って降り注ぎ、森の地に刺さり柱となる。
「遅いぞ」
『申し訳ありません。ティル様ならお一人でも充分かと思いましたので』
忠実な僕にそう皮肉で返されたティルだったが、特段気を悪くする事も無い。
それどころかどこか楽し気に、そして嬉し気に口角を上げた。
そこにダンデの姿は無い。ティルだけだ。
そして、そのティルの姿は、まさに神の名に相応しい神々しい物だった。
バチバチと火花を散らす『雷』を纏い、背には翼と、大きな光の輪――それは獅子のたてがみの様。
手に握る弓もいつもの王の証を模した物から円の形へと変わり、それはティルの手首に装備され、そこから三つの弦を伸ばしている。
「――『憑依混沌』、ですね」
『憑依混沌』したティルとダンデ。その圧倒的“一矢”によって、森へと降り注ぐ隕石を破壊した。
炎に包まれていたはずの森はいつの間にか鎮火し、静かに冷たい空気感が戻っていた。
ティルの『憑依混沌』もまた、解けて行く。
纏う雷は次第に獅子の形へと戻り、ティルの傍にはダンデの姿が現れた。
「まさかわたしの聖域を突破して来るとは――流石、神王候補者とその契約者、ですかね」
「だから、舐めるなと言っただろう。この程度の結界で、私たちを引き裂けると思うな」
ユウリは小さく微笑む。
「でも、もう解いてしまっていいんですか? わたしはまだ、立っていますよ」
「ふん。時に必殺の一撃の威力よりも、止む事のない嵐の様な手数が勝る事もある」
ティルのその言葉ははったりだった。
その『憑依混沌』は来人の使う契約者を常時纏い戦う継戦能力の高いものではなく、一撃必殺に特化した瞬間解放型だ。
決してその強大な一撃を続けては放てない。
「――ガオオオォォォ!!!!」
ティルが視線で合図を出せば、ダンデが吠える。
森の周囲のに幾つもの『雷』の輪が生成される。それらは全て“弓”だ。
ティルが弦を引き絞り、『光』の矢を放つ。
同時に、ダンデの作り出した『雷』の輪からも同じ『光』の矢が放たれ、幾千もの矢の雨がユウリを襲う。
土煙が立ち上る。
やがて、その土煙が晴れる。
すると、
「なん、だと……」
そこには直前と変わらない、綺麗なままの姿のユウリが立っていた。
そのユウリの周囲には、ユウリへと届く事の無かった数千の矢の剣山。
全ての矢は丁度ぴったり、寸分の狂いも無く矢の軌道上に生成された、空間の一点を固定した『結晶』によって阻まれていたのだ。
まるでどこから矢が飛んでくるのか視えているかの様に、悉くを防ぎ切ったのだ。
ユウリは不敵に微笑む。
剣山の隙間から垣間見えるその表情。そのユウリの右目はいつもの紫紺色ではなく――真紅。
「ティルさんは素直で正直な、良い子ですよね。自分の感情を表に出して、分かりやすいです」
ユウリが指を鳴らせば、その『結晶』と『光』の織り成す美しい剣山は砕け、光の粒が舞い輝く。
「でも、わたしは魔女ですから。魔女はずるくて嘘つきで狡猾な生き物なんですよ。つまりですね、奥の手というのは最後まで隠しておくから奥の手なんです」
眼鏡の奥で輝く紫紺の左目と、真紅の右目。怪しく笑う魔女。
これが“奥の手”だ。
彼女の真の色は『結晶』などでは無かった。
彼女は魔女。土の傀儡も、炎球も、結晶も、それらは全て彼女の『魔法』だ。
ここは彼女の世界だ。彼女の聖域だ。
この世界においての主人公はユウリであり、この世界においての神はユウリだ。
純血の王子はそれに抗う。世界に抗う。
自分の色で、魔女の世界を侵食し、染め上げて行く。
しかし、足りない。ティルが染め上げた端から、ユウリの色が上書きし、呑み込んで行く。
『光』と『雷』、矢の雨が降り注ぐ。
しかし、『結晶』の弾丸が、土の傀儡が、炎球が、鎖が、氷が、風が、多種多様、多色無限彩。
これまで見た事も無い色取り取りの攻撃の嵐が、その全てを呑み込み、弾き返す。
そして、膝を付いたのは――ティルだった。
膝を付き、そして倒れるティルの元に、同じく消耗し切ったダンデが駆け寄る。
そして、ユウリもその元へとゆっくりと歩いて近づいて行く。
決着は付いた。互いにもう戦意は無い。
「どうですか、ティルさん。すっきりしましたか? 出し切りましたか? 空っぽになるまで、全て使い果たしましたか?」
ティルは倒れたままの身体を返し、「ああ」と短く答えて、天を仰ぐ。
ダンデはその傍にそっと寄り添う。
「――ユウリ、貴方は私に問うたな。私の“欲”は何か、と」
「ええ。改めて、聞かせてください。ティルさん、あなたの欲は、何ですか?」
ティルは腕で自身の目元を覆い、静かに答える。
「――“無い”。私の欲は、無い」
これまでティルは自身の望みは名声なのだと、王という地位なのだと、そう思っていた。
しかし、揺らいでいた。ゼウスという自分の師が、祖父が、アークという邪神へと下ったのを見て、その心が揺らいでしまった。
「私は、空っぽだ。王に成りたい? 地位が欲しい? 名声が欲しい? ――いいや、違う。それらは全て託された物だ、与えられたものだ」
ゼウスという師の教えによって、ティルという神は形作られて来た。
父や母よりもより多くの、より大きな影響を受けてきた。
ゼウスはウルスに敗し、王とは成れなかった。しかしその想いは、理想は、無くなることは無かった。
「望みも、主義も、信念も、何もかも祖父に押し付けられ、詰め込まれた物だ」
そのゼウスの想いは、孫へと引き継がれた。
そのティルに託された想いは、掛けられた期待は、重く圧し掛かっていた。
ティルの器を染め上げていた。
王に成るという望みも、半神半人を、人間の血を嫌悪するその主義も、主張も、自分の物だと思っていたそれら信念も、何もかも自分の色では無かった。
「それらを私の器の上から排して行った時、何も残らなかった」
ユウリと戦い、全力を出し切り、波動を使い果たし、ティルの器は綺麗さっぱりと更地になっていた。
これまで無我夢中で、緊張の糸を解く事なく、真っ直ぐと進んで来たティル。
いつも頭の中はぐちゃぐちゃで、ぎちぎちのぱんぱんで、一杯一杯だった。
そして今日、そのティルが産まれて初めてただ全力で思いっきり、感情を乗せて思うがままに“暴れた”。
所詮ストレス発散。ティルは“すっきりした”。
「なあ、ユウリ。私はどうすれば良いのだ。どうすれば、良かったんだ」
全てを綺麗っさっぱり洗い流し、祖父という指針を失ったティルは、何も分からなかった。
何をすればいいのか、そこへ行けばいいのか、分からなかった。
空っぽで、“欲”が無かった。
そんな主人の事を、ダンデは心配そうに見つめている。
ティルを見下ろしていたユウリはしゃがみ込み、そっとティルの髪を撫で、
「それで良かったんですよ。間違ってなんていません。別に、空っぽになったのなら、それはそれで良いじゃないですか。空っぽになった所に、あなただけの新しい物を入れて行けば良いじゃないですか」
ティルは目元を覆っていた腕を浮かせ、驚いた様にユウリを見る。
「白紙のキャンバスの上には、自由に伸び伸びと描くことが出来ます。ラッキーでしたね、それはもうわたしには出来ない事ですから」
ユウリは少し寂しそうに、微笑みかける。
「そんな、そんな事……」
そう溢すティルの目尻には僅かに雫が滲んでいた。
「なあ、ユウリ。私はそれでも、指針無くして生きた事が無い。歩き方が分からない。最初の一歩は、どうやって踏み出せばいいんだ」
「そうですね。あなたが新しいあなたを描く前に、そのパレットの上に乗せられた、重くて古い絵の具を、綺麗に洗い流してしまいましょうか。その色はあなたの物では有りませんから」
ユウリは、手を差し伸べる。
「ああ、全く――」
――なんと恐ろしい魔女だろうか。今は、その口車に乗せられてやろう。
ユウリの作り出した聖域の一部が裂け、穴が空き、そこから雷電を纏う一匹の獅子が現れた。
主人の呼びかけに応え、駆け付けた。
そして、その雷電の獅子はその姿を溶かし、主人の身に纏われて行く。
直後、光の柱がティルを中心として打ち上がり、天から降り注ぐ炎球を穿つ。
砕かれた隕石は礫と成って降り注ぎ、森の地に刺さり柱となる。
「遅いぞ」
『申し訳ありません。ティル様ならお一人でも充分かと思いましたので』
忠実な僕にそう皮肉で返されたティルだったが、特段気を悪くする事も無い。
それどころかどこか楽し気に、そして嬉し気に口角を上げた。
そこにダンデの姿は無い。ティルだけだ。
そして、そのティルの姿は、まさに神の名に相応しい神々しい物だった。
バチバチと火花を散らす『雷』を纏い、背には翼と、大きな光の輪――それは獅子のたてがみの様。
手に握る弓もいつもの王の証を模した物から円の形へと変わり、それはティルの手首に装備され、そこから三つの弦を伸ばしている。
「――『憑依混沌』、ですね」
『憑依混沌』したティルとダンデ。その圧倒的“一矢”によって、森へと降り注ぐ隕石を破壊した。
炎に包まれていたはずの森はいつの間にか鎮火し、静かに冷たい空気感が戻っていた。
ティルの『憑依混沌』もまた、解けて行く。
纏う雷は次第に獅子の形へと戻り、ティルの傍にはダンデの姿が現れた。
「まさかわたしの聖域を突破して来るとは――流石、神王候補者とその契約者、ですかね」
「だから、舐めるなと言っただろう。この程度の結界で、私たちを引き裂けると思うな」
ユウリは小さく微笑む。
「でも、もう解いてしまっていいんですか? わたしはまだ、立っていますよ」
「ふん。時に必殺の一撃の威力よりも、止む事のない嵐の様な手数が勝る事もある」
ティルのその言葉ははったりだった。
その『憑依混沌』は来人の使う契約者を常時纏い戦う継戦能力の高いものではなく、一撃必殺に特化した瞬間解放型だ。
決してその強大な一撃を続けては放てない。
「――ガオオオォォォ!!!!」
ティルが視線で合図を出せば、ダンデが吠える。
森の周囲のに幾つもの『雷』の輪が生成される。それらは全て“弓”だ。
ティルが弦を引き絞り、『光』の矢を放つ。
同時に、ダンデの作り出した『雷』の輪からも同じ『光』の矢が放たれ、幾千もの矢の雨がユウリを襲う。
土煙が立ち上る。
やがて、その土煙が晴れる。
すると、
「なん、だと……」
そこには直前と変わらない、綺麗なままの姿のユウリが立っていた。
そのユウリの周囲には、ユウリへと届く事の無かった数千の矢の剣山。
全ての矢は丁度ぴったり、寸分の狂いも無く矢の軌道上に生成された、空間の一点を固定した『結晶』によって阻まれていたのだ。
まるでどこから矢が飛んでくるのか視えているかの様に、悉くを防ぎ切ったのだ。
ユウリは不敵に微笑む。
剣山の隙間から垣間見えるその表情。そのユウリの右目はいつもの紫紺色ではなく――真紅。
「ティルさんは素直で正直な、良い子ですよね。自分の感情を表に出して、分かりやすいです」
ユウリが指を鳴らせば、その『結晶』と『光』の織り成す美しい剣山は砕け、光の粒が舞い輝く。
「でも、わたしは魔女ですから。魔女はずるくて嘘つきで狡猾な生き物なんですよ。つまりですね、奥の手というのは最後まで隠しておくから奥の手なんです」
眼鏡の奥で輝く紫紺の左目と、真紅の右目。怪しく笑う魔女。
これが“奥の手”だ。
彼女の真の色は『結晶』などでは無かった。
彼女は魔女。土の傀儡も、炎球も、結晶も、それらは全て彼女の『魔法』だ。
ここは彼女の世界だ。彼女の聖域だ。
この世界においての主人公はユウリであり、この世界においての神はユウリだ。
純血の王子はそれに抗う。世界に抗う。
自分の色で、魔女の世界を侵食し、染め上げて行く。
しかし、足りない。ティルが染め上げた端から、ユウリの色が上書きし、呑み込んで行く。
『光』と『雷』、矢の雨が降り注ぐ。
しかし、『結晶』の弾丸が、土の傀儡が、炎球が、鎖が、氷が、風が、多種多様、多色無限彩。
これまで見た事も無い色取り取りの攻撃の嵐が、その全てを呑み込み、弾き返す。
そして、膝を付いたのは――ティルだった。
膝を付き、そして倒れるティルの元に、同じく消耗し切ったダンデが駆け寄る。
そして、ユウリもその元へとゆっくりと歩いて近づいて行く。
決着は付いた。互いにもう戦意は無い。
「どうですか、ティルさん。すっきりしましたか? 出し切りましたか? 空っぽになるまで、全て使い果たしましたか?」
ティルは倒れたままの身体を返し、「ああ」と短く答えて、天を仰ぐ。
ダンデはその傍にそっと寄り添う。
「――ユウリ、貴方は私に問うたな。私の“欲”は何か、と」
「ええ。改めて、聞かせてください。ティルさん、あなたの欲は、何ですか?」
ティルは腕で自身の目元を覆い、静かに答える。
「――“無い”。私の欲は、無い」
これまでティルは自身の望みは名声なのだと、王という地位なのだと、そう思っていた。
しかし、揺らいでいた。ゼウスという自分の師が、祖父が、アークという邪神へと下ったのを見て、その心が揺らいでしまった。
「私は、空っぽだ。王に成りたい? 地位が欲しい? 名声が欲しい? ――いいや、違う。それらは全て託された物だ、与えられたものだ」
ゼウスという師の教えによって、ティルという神は形作られて来た。
父や母よりもより多くの、より大きな影響を受けてきた。
ゼウスはウルスに敗し、王とは成れなかった。しかしその想いは、理想は、無くなることは無かった。
「望みも、主義も、信念も、何もかも祖父に押し付けられ、詰め込まれた物だ」
そのゼウスの想いは、孫へと引き継がれた。
そのティルに託された想いは、掛けられた期待は、重く圧し掛かっていた。
ティルの器を染め上げていた。
王に成るという望みも、半神半人を、人間の血を嫌悪するその主義も、主張も、自分の物だと思っていたそれら信念も、何もかも自分の色では無かった。
「それらを私の器の上から排して行った時、何も残らなかった」
ユウリと戦い、全力を出し切り、波動を使い果たし、ティルの器は綺麗さっぱりと更地になっていた。
これまで無我夢中で、緊張の糸を解く事なく、真っ直ぐと進んで来たティル。
いつも頭の中はぐちゃぐちゃで、ぎちぎちのぱんぱんで、一杯一杯だった。
そして今日、そのティルが産まれて初めてただ全力で思いっきり、感情を乗せて思うがままに“暴れた”。
所詮ストレス発散。ティルは“すっきりした”。
「なあ、ユウリ。私はどうすれば良いのだ。どうすれば、良かったんだ」
全てを綺麗っさっぱり洗い流し、祖父という指針を失ったティルは、何も分からなかった。
何をすればいいのか、そこへ行けばいいのか、分からなかった。
空っぽで、“欲”が無かった。
そんな主人の事を、ダンデは心配そうに見つめている。
ティルを見下ろしていたユウリはしゃがみ込み、そっとティルの髪を撫で、
「それで良かったんですよ。間違ってなんていません。別に、空っぽになったのなら、それはそれで良いじゃないですか。空っぽになった所に、あなただけの新しい物を入れて行けば良いじゃないですか」
ティルは目元を覆っていた腕を浮かせ、驚いた様にユウリを見る。
「白紙のキャンバスの上には、自由に伸び伸びと描くことが出来ます。ラッキーでしたね、それはもうわたしには出来ない事ですから」
ユウリは少し寂しそうに、微笑みかける。
「そんな、そんな事……」
そう溢すティルの目尻には僅かに雫が滲んでいた。
「なあ、ユウリ。私はそれでも、指針無くして生きた事が無い。歩き方が分からない。最初の一歩は、どうやって踏み出せばいいんだ」
「そうですね。あなたが新しいあなたを描く前に、そのパレットの上に乗せられた、重くて古い絵の具を、綺麗に洗い流してしまいましょうか。その色はあなたの物では有りませんから」
ユウリは、手を差し伸べる。
「ああ、全く――」
――なんと恐ろしい魔女だろうか。今は、その口車に乗せられてやろう。
0
お気に入りに追加
238
あなたにおすすめの小説
魔石と神器の物語 ~アイテムショップの美人姉妹は、史上最強の助っ人です!~
エール
ファンタジー
古代遺跡群攻略都市「イフカ」を訪れた新進気鋭の若き冒険者(ハンター)、ライナス。
彼が立ち寄った「魔法堂 白銀の翼」は、一風変わったアイテムを扱う魔道具専門店だった。
経営者は若い美人姉妹。
妹は自ら作成したアイテムを冒険の実践にて試用する、才能溢れる魔道具製作者。
そして姉の正体は、特定冒険者と契約を交わし、召喚獣として戦う闇の狂戦士だった。
最高純度の「超魔石」と「充魔石」を体内に埋め込まれた不死属性の彼女は、呪われし武具を纏い、補充用の魔石を求めて戦場に向かう。いつの日か、「人間」に戻ることを夢見て――。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
angel observerⅢ 大地鳴動
蒼上愛三(あおうえあいみ)
ファンタジー
審判の時が再び訪れた。試されるのは神か人か・・・。
ヒルデたちの前に立ち塞がるのはガイア、今なお心を探す彼女にガイアの圧倒的な力が猛威を振るう時人々は何を思うのか。
少女たちは死地へと赴く。
angel observer の第3章「大地鳴動編」開幕!

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる