78 / 150
第二章 ガイアの遺伝子編
#78 中央都市、メーテル
しおりを挟む
メガからの一報を受けて、至急中央都市メーテルへと向かおうとする来人たち。
街ではバーガの肉体を依り代として復活し、そしてファントムと憑依混沌した、全盛期を超える力を持つゼノムが暴れている。
自身の『遺伝子』の色を使って、無差別にガイア族たちを暴走状態にしているのだ。
暴走状態となったガイア族は強制的に翼の姿へと変化させられ、我を失いその波動尽きるまで破壊の限りを尽くすだろう。
一刻も早くメーテルへ向かい、止めなければならない。
しかし、徒歩で向かっていては間に合わない。
「らいたん! 乗るネ!」
ガーネは状況を見るやいち早く翼の姿へと変化し、氷の龍となる。
龍となったガーネの背には来人、イリス、そしてジューゴが乗り、氷の大地を囲う壁を越えてメーテルへと向かった。
しばらく飛べば冷たい風は過ぎ去り、これまで来人たちが旅をして来た水、山、炎、自然、それらの大地のどれとも違う、無機質で文明的な都市が見えて来た。
「あそこが、中央都市メーテル――」
「酷い有様ですわ。地獄とは、こういう光景を言うのでしょうか……」
イリスが眉を顰め、そう呟く。
上空から見れば、大きな円形の都市の各所で時折爆発音が起こり、火の手が上がっている。
既にゼノムの魔の手は街の民たちに伸びており、多頭の龍や燃え盛る火の鳥など、翼を得たガイア族たちが暴れ回っている様だ。
そんな眼下の都市を眺めながら、メガと落ち合う予定地へと向かう。
『あ! あそこだネ!』
見えて来たのは一軒の家。
そこの屋根上でチカチカと人口の眩い灯りが点滅していて、上空から見下ろした遠目からでも、それがメガからの目印だとすぐに分かった。
話によれば、その家がガーネたちの実家だ。
ガーネがそれを見つけて、少しずつ高度を落としていると――、
「――危ない!」
龍の姿となったガーネが飛翔していれば、蛇の身体に二枚の翼を持つ、ドレイクの姿をした暴走状態のガイア族が襲ってきた。
大きく口を開き、鋭い牙で氷の龍に噛みつかんとする。
ガーネが体勢を崩しかけるが、そこにジューゴが飛び出してドレイクに応戦する。
「ジューゴカッター!!」
ジューゴは『岩』の礫を打ち出し、ドレイクに応戦。
礫は見事その頭部にヒットし、ドレイクはふらふらと蛇行しながら地上へと落ちて行く。
「いったい何人のガイア族がこうなっているんだ……」
そう来人が呟くと、脳内にまた声が響く。
『現在確認しているだけで16体、今の2体を除けば14体だ。――もっとも、ゼノムを止めるまでこれからまだ増えて行くだろうけどネ』
「メガ!」
メガはまたメガ・レンズを通じて来人に通信を送って来た。
すると、もう一体のドレイクが襲い掛かって来る。
しかし、そのドレイクの牙は龍のガーネに届く事は無かった。
ドレイクは轟音と共にすぐに撃ち落とされる。
見れば、ガーネの実家の屋根上の、チカチカと点滅する目印の根元から細い煙が立ち上っている。
どうやら先程の轟音はその場所から大砲が撃ち出された事による物らしい。
『もう付近に障害は居ない。降りて来ると良いヨ』
「よし。ガーネ、着陸だ」
メガの言葉を受け、来人は飛翔するガーネに指示を出す。
そうして無事着陸すれば、そこには犬の科学者メガと制服に白衣の女の子ギザの二人が出迎えてくれた。
ギザはその華奢な女の子の体躯に見合わない、大きな大砲を肩に担いでいて、先程の轟音を伴う砲撃はギザの手によるものだった事が分かる。
そんなギザの足元で、メガは辺り一面にノートパソコンやら何やら何本ものコードが繋がった用途不明の機会を並べ、背負ったリュックサックから伸びたマジックアームでカタカタと忙しなく打鍵音を響かせている。
やっと合流だ。
来人たちを降ろした後、氷の龍は砕け散り、中からひょこりと出て来たいつもの犬の姿のガーネは一目散に弟の元へと走って行く。
「メガ! お待たせだネ!」
「お兄ちゃん、お疲れ様。飛んで来て貰って休む間もなく悪いけれど、時間がない。早速だけど本題に入るヨ」
ガーネがこくりと頷けば、メガは「さて、何から話そうか」と前置きから話を始める。
「とりあえず、メガはどうしてこっちに来たんだ?」
「ライトのその『メガ・レンズ』を通して、全て見ていたヨ。各大地で起こった異変も、ファントムの暗躍も、そしてゼノムの復活も――」
来人はメガから貰ったこのコンタクトレンズにそんな盗聴機能の様な物が付属しているだなんて聞かされていなかった。
それでも生体モニタリング機能や通信機能まで付属したハイテクアイテムなのだから、今更どんな謎機能が追加されていようと驚く事も無いだろう。
多少プライバシーの侵害に抗議したい来人だったが、それどころではない為その抗議の意を呑み込んだ。
「それで、助けに来てくれたのか」
「それもそうだし、興味が湧いたのも有った。あと、ジュゴロクとジャック、そのファントム――いや、ゼノムの被害者となった二人の治療も終え、既に意識を取り戻しているヨ」
「ジュゴロクが!」
「お兄様! 良かったですわ……!」
そのメガの言葉に、親族であるジューゴとイリスの表情が少し明るくなる。
それを見てメガは満足気に小さく頷いた後、「おい、ギザ」と隣の助手へ指示を出す。
「はい、メガさん。――先輩、こちらです」
メガの意図をその短い一言だけで汲み取ったギザは、懐から一つの黒いキューブ状の物体を取り出した。
「それは?」
「これは『メガ・キューブ』と言って、内側に波動と記憶を記録し封じ込めることが出来る物デス。中には彼ら被害者から取り除いた“ゼノムの波動の残滓”が封じられています」
「それって――!?」
それは来人が求めていた物、このガイア界へ来訪した理由だ。
ゼノムの波動の残滓、つまり『遺伝子』の色、それが有れば魂の遺伝子を改変することが出来るかもしれない。
来人がそのキューブに手を伸ばそうとするが、しかしギザはさっとそれを懐へと仕舞い込んだ。
「まだ駄目デスよ、先輩。これはワタシたちが解析して、然るべき処置を施した後に、本当に望んだ効果が有れば、その時先輩へお渡しします」
「それに、それだけじゃ微弱過ぎて色として効果を発揮しないからネ」
それを聞いて来人は、少し肩を落としつつも伸ばしかけた手を引っ込める。
しかし、すぐに調子を戻して、
「じゃあ、何でそれを今出したんだよ。メガの事だから、何か意味は有るんだろう? 勿体ぶって話すのはお前の悪い癖だぞ」
「流石ライト、そろそろボクの事も分かって来たネ。その通り。微弱でこれ単体では使い物にならないが、ゼノムの色の特性を知る事は出来た。そして、色を知ればそれと相反する色をぶつけて相殺する事も出来る――」
それは、イリスの色『虹』の能力にも通ずる所だ。
そう言って、メガは先程の『メガ・キューブ』の小型版をいくつか取り出し、それを皆に配った。
「これは、さっきのとは違うの?」
「そっちのキューブには『絶色領域』を展開する為の機構と、ゼノムの色のデータが記録されている。――つまり具体的には、それを所持していればゼノムの『遺伝子』の色による干渉を受けない」
「『絶色領域』って、いつもながらそんな物をよくもまあ……」
キューブから発する微弱な波動がゼノムの波動に作用し、魂の遺伝子の改変を受けなくする、という効果のアイテムだ。
メガは『メガ・ブラック』と『メガ・ホワイト』という二つの鉱石を使ってあらゆるアイテムを開発している。
その内の一つ、『メガ・キューブ』は来人の『泡沫』の様な記憶と記録の保存をする性質を持っていて、様々な場面で応用が出来るのだ。
「ともかく、それが有ればお兄ちゃんたちガイア族もゼノムの色を気にする事無く、存分に戦えるヨ。それじゃあ、後の話の続きは道中だ。行ってこい」
「行ってこいって――」
「『メガ・レンズ』にルートガイドをインストールしたから、それを追えばゼノムの元へ辿り着けるヨ」
「――分かった」
来人が視界の中に映る『メガ・レンズ』のUIに、ルートガイドが追加された。
道に添うように軌跡が映し出される。
「行くぞ、みんな!」
「だネ!」
「ええ!」
「はい!」
来人の号令に、三人の契約者たちが応える。
一行はメーテルで暴れるゼノムの元へ向けて走り出した。
街ではバーガの肉体を依り代として復活し、そしてファントムと憑依混沌した、全盛期を超える力を持つゼノムが暴れている。
自身の『遺伝子』の色を使って、無差別にガイア族たちを暴走状態にしているのだ。
暴走状態となったガイア族は強制的に翼の姿へと変化させられ、我を失いその波動尽きるまで破壊の限りを尽くすだろう。
一刻も早くメーテルへ向かい、止めなければならない。
しかし、徒歩で向かっていては間に合わない。
「らいたん! 乗るネ!」
ガーネは状況を見るやいち早く翼の姿へと変化し、氷の龍となる。
龍となったガーネの背には来人、イリス、そしてジューゴが乗り、氷の大地を囲う壁を越えてメーテルへと向かった。
しばらく飛べば冷たい風は過ぎ去り、これまで来人たちが旅をして来た水、山、炎、自然、それらの大地のどれとも違う、無機質で文明的な都市が見えて来た。
「あそこが、中央都市メーテル――」
「酷い有様ですわ。地獄とは、こういう光景を言うのでしょうか……」
イリスが眉を顰め、そう呟く。
上空から見れば、大きな円形の都市の各所で時折爆発音が起こり、火の手が上がっている。
既にゼノムの魔の手は街の民たちに伸びており、多頭の龍や燃え盛る火の鳥など、翼を得たガイア族たちが暴れ回っている様だ。
そんな眼下の都市を眺めながら、メガと落ち合う予定地へと向かう。
『あ! あそこだネ!』
見えて来たのは一軒の家。
そこの屋根上でチカチカと人口の眩い灯りが点滅していて、上空から見下ろした遠目からでも、それがメガからの目印だとすぐに分かった。
話によれば、その家がガーネたちの実家だ。
ガーネがそれを見つけて、少しずつ高度を落としていると――、
「――危ない!」
龍の姿となったガーネが飛翔していれば、蛇の身体に二枚の翼を持つ、ドレイクの姿をした暴走状態のガイア族が襲ってきた。
大きく口を開き、鋭い牙で氷の龍に噛みつかんとする。
ガーネが体勢を崩しかけるが、そこにジューゴが飛び出してドレイクに応戦する。
「ジューゴカッター!!」
ジューゴは『岩』の礫を打ち出し、ドレイクに応戦。
礫は見事その頭部にヒットし、ドレイクはふらふらと蛇行しながら地上へと落ちて行く。
「いったい何人のガイア族がこうなっているんだ……」
そう来人が呟くと、脳内にまた声が響く。
『現在確認しているだけで16体、今の2体を除けば14体だ。――もっとも、ゼノムを止めるまでこれからまだ増えて行くだろうけどネ』
「メガ!」
メガはまたメガ・レンズを通じて来人に通信を送って来た。
すると、もう一体のドレイクが襲い掛かって来る。
しかし、そのドレイクの牙は龍のガーネに届く事は無かった。
ドレイクは轟音と共にすぐに撃ち落とされる。
見れば、ガーネの実家の屋根上の、チカチカと点滅する目印の根元から細い煙が立ち上っている。
どうやら先程の轟音はその場所から大砲が撃ち出された事による物らしい。
『もう付近に障害は居ない。降りて来ると良いヨ』
「よし。ガーネ、着陸だ」
メガの言葉を受け、来人は飛翔するガーネに指示を出す。
そうして無事着陸すれば、そこには犬の科学者メガと制服に白衣の女の子ギザの二人が出迎えてくれた。
ギザはその華奢な女の子の体躯に見合わない、大きな大砲を肩に担いでいて、先程の轟音を伴う砲撃はギザの手によるものだった事が分かる。
そんなギザの足元で、メガは辺り一面にノートパソコンやら何やら何本ものコードが繋がった用途不明の機会を並べ、背負ったリュックサックから伸びたマジックアームでカタカタと忙しなく打鍵音を響かせている。
やっと合流だ。
来人たちを降ろした後、氷の龍は砕け散り、中からひょこりと出て来たいつもの犬の姿のガーネは一目散に弟の元へと走って行く。
「メガ! お待たせだネ!」
「お兄ちゃん、お疲れ様。飛んで来て貰って休む間もなく悪いけれど、時間がない。早速だけど本題に入るヨ」
ガーネがこくりと頷けば、メガは「さて、何から話そうか」と前置きから話を始める。
「とりあえず、メガはどうしてこっちに来たんだ?」
「ライトのその『メガ・レンズ』を通して、全て見ていたヨ。各大地で起こった異変も、ファントムの暗躍も、そしてゼノムの復活も――」
来人はメガから貰ったこのコンタクトレンズにそんな盗聴機能の様な物が付属しているだなんて聞かされていなかった。
それでも生体モニタリング機能や通信機能まで付属したハイテクアイテムなのだから、今更どんな謎機能が追加されていようと驚く事も無いだろう。
多少プライバシーの侵害に抗議したい来人だったが、それどころではない為その抗議の意を呑み込んだ。
「それで、助けに来てくれたのか」
「それもそうだし、興味が湧いたのも有った。あと、ジュゴロクとジャック、そのファントム――いや、ゼノムの被害者となった二人の治療も終え、既に意識を取り戻しているヨ」
「ジュゴロクが!」
「お兄様! 良かったですわ……!」
そのメガの言葉に、親族であるジューゴとイリスの表情が少し明るくなる。
それを見てメガは満足気に小さく頷いた後、「おい、ギザ」と隣の助手へ指示を出す。
「はい、メガさん。――先輩、こちらです」
メガの意図をその短い一言だけで汲み取ったギザは、懐から一つの黒いキューブ状の物体を取り出した。
「それは?」
「これは『メガ・キューブ』と言って、内側に波動と記憶を記録し封じ込めることが出来る物デス。中には彼ら被害者から取り除いた“ゼノムの波動の残滓”が封じられています」
「それって――!?」
それは来人が求めていた物、このガイア界へ来訪した理由だ。
ゼノムの波動の残滓、つまり『遺伝子』の色、それが有れば魂の遺伝子を改変することが出来るかもしれない。
来人がそのキューブに手を伸ばそうとするが、しかしギザはさっとそれを懐へと仕舞い込んだ。
「まだ駄目デスよ、先輩。これはワタシたちが解析して、然るべき処置を施した後に、本当に望んだ効果が有れば、その時先輩へお渡しします」
「それに、それだけじゃ微弱過ぎて色として効果を発揮しないからネ」
それを聞いて来人は、少し肩を落としつつも伸ばしかけた手を引っ込める。
しかし、すぐに調子を戻して、
「じゃあ、何でそれを今出したんだよ。メガの事だから、何か意味は有るんだろう? 勿体ぶって話すのはお前の悪い癖だぞ」
「流石ライト、そろそろボクの事も分かって来たネ。その通り。微弱でこれ単体では使い物にならないが、ゼノムの色の特性を知る事は出来た。そして、色を知ればそれと相反する色をぶつけて相殺する事も出来る――」
それは、イリスの色『虹』の能力にも通ずる所だ。
そう言って、メガは先程の『メガ・キューブ』の小型版をいくつか取り出し、それを皆に配った。
「これは、さっきのとは違うの?」
「そっちのキューブには『絶色領域』を展開する為の機構と、ゼノムの色のデータが記録されている。――つまり具体的には、それを所持していればゼノムの『遺伝子』の色による干渉を受けない」
「『絶色領域』って、いつもながらそんな物をよくもまあ……」
キューブから発する微弱な波動がゼノムの波動に作用し、魂の遺伝子の改変を受けなくする、という効果のアイテムだ。
メガは『メガ・ブラック』と『メガ・ホワイト』という二つの鉱石を使ってあらゆるアイテムを開発している。
その内の一つ、『メガ・キューブ』は来人の『泡沫』の様な記憶と記録の保存をする性質を持っていて、様々な場面で応用が出来るのだ。
「ともかく、それが有ればお兄ちゃんたちガイア族もゼノムの色を気にする事無く、存分に戦えるヨ。それじゃあ、後の話の続きは道中だ。行ってこい」
「行ってこいって――」
「『メガ・レンズ』にルートガイドをインストールしたから、それを追えばゼノムの元へ辿り着けるヨ」
「――分かった」
来人が視界の中に映る『メガ・レンズ』のUIに、ルートガイドが追加された。
道に添うように軌跡が映し出される。
「行くぞ、みんな!」
「だネ!」
「ええ!」
「はい!」
来人の号令に、三人の契約者たちが応える。
一行はメーテルで暴れるゼノムの元へ向けて走り出した。
0
お気に入りに追加
238
あなたにおすすめの小説
【中間選考残作品】医大生が聖女として異世界に召喚されましたが、魔力はからっきしなので現代医術の力で治癒魔法を偽装します!【3章終】
みやこ。@他コン2作通過
ファンタジー
♦️カクヨム様で開催されたコンテストで中間選考に残った作品です。
元医療従事者によるちょっぴりリアルな異世界転移ラブコメディ♡
唱える呪文はデタラメ、杖は注射器、聖水ならぬ聖薬で無垢な人々を欺き、王子を脅す。突然異世界に飛ばされても己の知識と生存本能で図太く生き残る......そんな聖女のイメージとはかけ離れた一風変わった聖女(仮)の黒宮小夜、20歳。
彼女は都内の医科大学に特待生として通う少しだけ貧しい普通の女の子だったが、ある日突然異世界に召喚されてしまう。
しかし、聖女として異世界召喚されたというのに、小夜には魔力が無かった。その代わりに小夜を召喚したという老婆に勝手に改造されたスマートフォンに唯一残った不思議なアプリで元の世界の医療器具や医薬品を召喚出来る事に気付く。
小夜が召喚されたエーデルシュタイン王国では王の不貞により生まれ、国を恨んでいる第二王子による呪いで国民が次々と亡くなっているという。
しかし、医者を目指す小夜は直ぐにそれが呪いによる物では無いと気が付いた。
聖女では無く医者の卵として困っている人々を助けようとするが、エーデルシュタイン王国では全ての病は呪いや悪魔による仕業とされ、治療といえば聖職者の仕事であった。
小夜は召喚された村の人達の信用を得て当面の生活を保障して貰うため、成り行きから聖女を騙り、病に苦しむ人々を救う事になるのだった————。
★登場人物
・黒宮小夜(くろみやさよ)⋯⋯20歳、貧乏育ちで色々と苦労したため気が強い。家族に迷惑を掛けない為に死に物狂いで勉強し、医大の特待生という立場を勝ち取った。
・ルッツ⋯⋯21歳、小夜が召喚された村の村長の息子。身体は大きいが小心者。
・フィン⋯⋯18歳、儚げな美少年。聖女に興味津々。
・ミハエル・フォン・ヴィルヘルム⋯⋯20歳、エーデルシュタイン王国の第二王子。不思議な見た目をしている。
・ルイス・シュミット⋯⋯19歳、ミハエルの護衛騎士。
⚠️ 薬や器具の名前が偶に出てきますが、なんか薬使ってるな〜くらいの認識で問題ございません。また、誤りがあった場合にはご指摘いただけますと幸いです。
現在、ファンタジー小説大賞に参加中です。応援していただけると嬉しいです!
angel observerⅢ 大地鳴動
蒼上愛三(あおうえあいみ)
ファンタジー
審判の時が再び訪れた。試されるのは神か人か・・・。
ヒルデたちの前に立ち塞がるのはガイア、今なお心を探す彼女にガイアの圧倒的な力が猛威を振るう時人々は何を思うのか。
少女たちは死地へと赴く。
angel observer の第3章「大地鳴動編」開幕!

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる