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第一章 百鬼夜行編
#35 祖父と孫、父と子
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集会を終え、神々はそれぞれ持ち場へと向かって行く。
各地に繋がっているゲートを通れば一発だ。
「ゼウス様!」
背を向けて即座に持ち場へとも向かおうとする白髪長髭の爺さん――ゼウスを呼び止めるのは、三代目候補筆頭――純血の王子、ティル。
その瞳は純粋な、祖父を見る孫の目だ。
「――ティルか」
「今回の百鬼夜行で、必ずや混血ども以上の――いえ、ゼウス様のご期待に添う活躍をご覧に入れます」
ティルは胸に手を当て、頭を下げる。
「ふん、当然のことだ」
ゼウスは吐き捨てる様にそう言って、すぐに再び背を向けて去って行く。
そんな様子を相棒のライオン、ダンデは心配そうに見つめて寄り添う。
「ティル様……」
「大丈夫だ。今回の百鬼夜行で功績を上げれば、“お爺様”も認めてくれるはず……」
王にはそれ相応の“欲”――つまり、求める物が有る。
ティルが求めるもの、それは“名声”。
それが、ティルの欲。
「――あんな混血に、負ける訳にはいかない」
王というその地位、それその物。
その名声を手に入れる為に、ティルは戦う。
同じ頃、来人は父親である来神と戦いの前の束の間の一時を過ごす。
集会の解散した王の間の前で、来神とイリス、そして来人とガーネ。
「……父さん」
「――来人、久しぶり。随分と良い顔つきになったね」
来神の外見はかなり肥えている中年男性だ。
良い物を食べているから、肌艶だけは無駄に良い。
それは一見では戦えるか怪しい程に重く丸々とした身体なのだが、何故か天界最強クラスなのだと言う。
「そうかな? 自分じゃあまり分からないけど……」
「お前を知ってる奴なら誰だって同じ様に言うだろうさ。なあ、イリス?」
「ええ、坊ちゃまは本当に大きくなられました。旦那様はまた太りましたが」
来神が話を振れば、イリスも同様に頷く。毒を交えて。
足元のガーネの方を見て見れば、にこにこと笑っていた。
来人はなんだか照れ臭くなった。
「そ、それよりも。父さんは本当に一人で大丈夫なの? アナ様とか当然の様に押し付けてたけど」
「うん? まあ、余裕だよ、余裕。小さな異界なんかは開く前にこっちからこじ開けて潰して行ったから、予定よりも早く終わって最後の波の前には休息を取れたしね」
当然の様に異界をこじ開けるなんて芸当を見せる来神に、もはや来人も驚く事も無い。
むしろその化け物っぷりに呆れて溜息さえ出る程だ。
父と子は地球へと続くゲートへ向かって、ゆっくりと歩く。
他愛のない話をしながら。
「美海ちゃんとは上手くやっているかい?」
「もちろん、この前も一緒に陸のとこに遊びに行ったよ」
「そうか、陸とも仲良くなったのか。あの子は父を――リューズを亡くしている、これからも仲良くしてあげてくれ」
「うん」
「ユウリはどうだった?」
「いい先生だよ。お陰でこの通り、すぐに力の使い方をマスター出来た」
「そうだろう。きっと気が合うと思っていたんだ」
「最近は漫画とアニメにはまって地球を満喫してるよ」
「ははは、それは何よりだ」
そして、しばらく無言の間が続いた後。
来神は本題であろう話を、神妙に切り出す。
「――来人には、戦う理由は有るかい?」
「戦う理由?」
「ああ。君が何を求めるか――、“欲”と言い換えてもいい」
「欲……」
「ああ、王にはそれ相応の欲がある物だよ。もっとも、僕にはそれが無かったんだけどね」
そう言えば、来神は三代目に成れたのに成らなかったと、そういう話を聞いていた。
「父さんには、無かったの? 欲なんて誰にでもあると思うんだけど」
「そりゃ、食欲や睡眠欲くらいは持ち合わせているとも。でも、王に成る理由たる大きな欲が無かったんだ」
「僕の欲――わからない。目的は、確かだけど」
目的は、有る。
秋斗を殺した『赫』の鬼を討ち倒す事。
それはもう、目の前まで、すぐ手の届く所まで来ている。
「やはり、その目的というのは秋斗の仇討ちかい?」
「うん」
来人がすぐに頷くと、来神は一瞬悲し気な表情を見せる。
「本当はね、君を神になんてしたくなかったんだよ。息子が復讐の道を進む姿なんて、見たくはなかった」
「だから、記憶の封印を?」
来人はこれまでの人生を、神としての記憶を封印されて人間として育ってきた。
それは、父来神の親心からの物だった。
「ああ。もっとも、血には逆らえないらしい。――現に、君は今ここに居る」
来人は立ち止まる。
「でもね、父さん。復讐――そうだけど、そうじゃないんだ。これはそんな後ろ向きの物じゃない。――これは、僕が過去と決別する為の戦いだ」
来人は真っ直ぐと父親の目を見て、決意を握りしめる。
気付けば、丁度ゲートの前まで来ていた。
すると、横から聞き馴染の有る声。
「――いいや、僕たちの戦いだ、来人」
「テイテイ君!?」
いつの間にか、テイテイが天界に来ていた。
手に紙とペンを持っている。
どうやら本当に手書きパスワードでゲートを突破して来たらしい。
どや顔をしているが、連絡手段に困るのでスマートフォンの操作方法をそろそろ覚えて欲しいのが来人の本音だ。
「テイテイ君、こんなところ居て大丈夫なの? 面倒なのに絡まれたりとか……」
「普通に、何も無かったぞ」
自信満々に壁にもたれ掛かる長身の強面。
確かにここまで堂々としていると、神様か人間かなんて分かりようも無い。
それに、この鋭い眼光で睨まれればわざわざ絡もうとも思うまい。
「そうか。うん、我が子が強く逞しく育ってくれて、そして良い友を持って、嬉しいぞ」
来神は心底嬉しそうにうんうんと頷く。
そうしていると、イリスは軽く腰を折って、
「それでは、わたくしはお屋敷の方へ戻りますわね」
「ああ、うちの事は頼んだよ」
「あれ? イリスさんは父さんと一緒に行かないんですか?」
「ええ、旦那様は一騎当千。お一人で充分ですから。留守を守るのがわたくしの使命ですわ」
相棒のガイア族であるイリスにもワンオペが当然と認識されている来神だった。
イリスはもう一度スカートの裾を摘みお辞儀をした後、天野家へ繋がるゲートに入って行く。
「死ぬなよ、来人」
「父さんこそ」
そして、来人とガーネ、そしてテイテイは中国へ繋がるゲートへと。
来神は北米方面へ繋がるゲートへと入って行く。
白い光に、包まれる。
百鬼夜行、最後の波の開戦まで、あと9時間。
各地に繋がっているゲートを通れば一発だ。
「ゼウス様!」
背を向けて即座に持ち場へとも向かおうとする白髪長髭の爺さん――ゼウスを呼び止めるのは、三代目候補筆頭――純血の王子、ティル。
その瞳は純粋な、祖父を見る孫の目だ。
「――ティルか」
「今回の百鬼夜行で、必ずや混血ども以上の――いえ、ゼウス様のご期待に添う活躍をご覧に入れます」
ティルは胸に手を当て、頭を下げる。
「ふん、当然のことだ」
ゼウスは吐き捨てる様にそう言って、すぐに再び背を向けて去って行く。
そんな様子を相棒のライオン、ダンデは心配そうに見つめて寄り添う。
「ティル様……」
「大丈夫だ。今回の百鬼夜行で功績を上げれば、“お爺様”も認めてくれるはず……」
王にはそれ相応の“欲”――つまり、求める物が有る。
ティルが求めるもの、それは“名声”。
それが、ティルの欲。
「――あんな混血に、負ける訳にはいかない」
王というその地位、それその物。
その名声を手に入れる為に、ティルは戦う。
同じ頃、来人は父親である来神と戦いの前の束の間の一時を過ごす。
集会の解散した王の間の前で、来神とイリス、そして来人とガーネ。
「……父さん」
「――来人、久しぶり。随分と良い顔つきになったね」
来神の外見はかなり肥えている中年男性だ。
良い物を食べているから、肌艶だけは無駄に良い。
それは一見では戦えるか怪しい程に重く丸々とした身体なのだが、何故か天界最強クラスなのだと言う。
「そうかな? 自分じゃあまり分からないけど……」
「お前を知ってる奴なら誰だって同じ様に言うだろうさ。なあ、イリス?」
「ええ、坊ちゃまは本当に大きくなられました。旦那様はまた太りましたが」
来神が話を振れば、イリスも同様に頷く。毒を交えて。
足元のガーネの方を見て見れば、にこにこと笑っていた。
来人はなんだか照れ臭くなった。
「そ、それよりも。父さんは本当に一人で大丈夫なの? アナ様とか当然の様に押し付けてたけど」
「うん? まあ、余裕だよ、余裕。小さな異界なんかは開く前にこっちからこじ開けて潰して行ったから、予定よりも早く終わって最後の波の前には休息を取れたしね」
当然の様に異界をこじ開けるなんて芸当を見せる来神に、もはや来人も驚く事も無い。
むしろその化け物っぷりに呆れて溜息さえ出る程だ。
父と子は地球へと続くゲートへ向かって、ゆっくりと歩く。
他愛のない話をしながら。
「美海ちゃんとは上手くやっているかい?」
「もちろん、この前も一緒に陸のとこに遊びに行ったよ」
「そうか、陸とも仲良くなったのか。あの子は父を――リューズを亡くしている、これからも仲良くしてあげてくれ」
「うん」
「ユウリはどうだった?」
「いい先生だよ。お陰でこの通り、すぐに力の使い方をマスター出来た」
「そうだろう。きっと気が合うと思っていたんだ」
「最近は漫画とアニメにはまって地球を満喫してるよ」
「ははは、それは何よりだ」
そして、しばらく無言の間が続いた後。
来神は本題であろう話を、神妙に切り出す。
「――来人には、戦う理由は有るかい?」
「戦う理由?」
「ああ。君が何を求めるか――、“欲”と言い換えてもいい」
「欲……」
「ああ、王にはそれ相応の欲がある物だよ。もっとも、僕にはそれが無かったんだけどね」
そう言えば、来神は三代目に成れたのに成らなかったと、そういう話を聞いていた。
「父さんには、無かったの? 欲なんて誰にでもあると思うんだけど」
「そりゃ、食欲や睡眠欲くらいは持ち合わせているとも。でも、王に成る理由たる大きな欲が無かったんだ」
「僕の欲――わからない。目的は、確かだけど」
目的は、有る。
秋斗を殺した『赫』の鬼を討ち倒す事。
それはもう、目の前まで、すぐ手の届く所まで来ている。
「やはり、その目的というのは秋斗の仇討ちかい?」
「うん」
来人がすぐに頷くと、来神は一瞬悲し気な表情を見せる。
「本当はね、君を神になんてしたくなかったんだよ。息子が復讐の道を進む姿なんて、見たくはなかった」
「だから、記憶の封印を?」
来人はこれまでの人生を、神としての記憶を封印されて人間として育ってきた。
それは、父来神の親心からの物だった。
「ああ。もっとも、血には逆らえないらしい。――現に、君は今ここに居る」
来人は立ち止まる。
「でもね、父さん。復讐――そうだけど、そうじゃないんだ。これはそんな後ろ向きの物じゃない。――これは、僕が過去と決別する為の戦いだ」
来人は真っ直ぐと父親の目を見て、決意を握りしめる。
気付けば、丁度ゲートの前まで来ていた。
すると、横から聞き馴染の有る声。
「――いいや、僕たちの戦いだ、来人」
「テイテイ君!?」
いつの間にか、テイテイが天界に来ていた。
手に紙とペンを持っている。
どうやら本当に手書きパスワードでゲートを突破して来たらしい。
どや顔をしているが、連絡手段に困るのでスマートフォンの操作方法をそろそろ覚えて欲しいのが来人の本音だ。
「テイテイ君、こんなところ居て大丈夫なの? 面倒なのに絡まれたりとか……」
「普通に、何も無かったぞ」
自信満々に壁にもたれ掛かる長身の強面。
確かにここまで堂々としていると、神様か人間かなんて分かりようも無い。
それに、この鋭い眼光で睨まれればわざわざ絡もうとも思うまい。
「そうか。うん、我が子が強く逞しく育ってくれて、そして良い友を持って、嬉しいぞ」
来神は心底嬉しそうにうんうんと頷く。
そうしていると、イリスは軽く腰を折って、
「それでは、わたくしはお屋敷の方へ戻りますわね」
「ああ、うちの事は頼んだよ」
「あれ? イリスさんは父さんと一緒に行かないんですか?」
「ええ、旦那様は一騎当千。お一人で充分ですから。留守を守るのがわたくしの使命ですわ」
相棒のガイア族であるイリスにもワンオペが当然と認識されている来神だった。
イリスはもう一度スカートの裾を摘みお辞儀をした後、天野家へ繋がるゲートに入って行く。
「死ぬなよ、来人」
「父さんこそ」
そして、来人とガーネ、そしてテイテイは中国へ繋がるゲートへと。
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