17 / 150
第一章 百鬼夜行編
#17 神々の紋章
しおりを挟む
今日は天界へ行く日だ。
集めた鬼の核を天界へ持って行く事で、その仕事分の報酬が貰える。
昨日知り合った陸に案内してもらう約束なので、来人はその為の準備をしていた。
「はんかちヨシ! 弁当ヨシ! ガーネヨシ!」
指差し確認。
「ネも含めるなネ」
「でも、核持ってるのガーネじゃん」
「まあネ」
弁当は朝早くに天野家を訪問してきた美海から既に受け取り済みだ。
お礼がてら朝食かお茶でも誘おうかと思っていた来人だったが、美海は「今日は奈緒とギザと一緒に遊びに行ってくるから! じゃあね~!」と爆速で去って行った。
奈緒というのは同じ学校の美海の友人なので来人の知人でもある。
しかし、ギザとは誰か分からなかった。
濁点と濁点を合わせた名前は明らかに日本人の物では無いだろうし、語感からして、もしかするとペットでも飼い始めたのかもしれない。
「ていうか、らいたん“それ”そこに付けたんだネ」
ガーネが“それ”と指すのは、来人の腰に下げた王の証だ。
腰に下げた鎖を王の証の四角形の穴に通して下げている。
首に十字架、腰に王の証。
「うん、良いでしょ」
「……なんか、中学生のファッションみたいだネ」
「ひどい」
来人の色『鎖』と関連付けたナイスなスタイルだと思っていただけに、来人は少し肩を落とす。
(いや、格好いいだろう。……だよな?)
「そうだ、らいたん。天界へ行くなら原初の三柱へ挨拶しておくネ」
「げん……なんて?」
「原初の三柱――つまり初代神王だネ。世界創生の時から居る、古くて偉い神様で、らいたんからすると曾祖父に当たる神様だネ」
「ああ……。そういうの、苦手なんだよなあ。手土産とか持って行った方がいいかな?」
来人はタスクが増えた事に少しげんなりとした。
偉い人に挨拶というのは緊張するし、やはり気が進まないものだ。
「大丈夫だネ。偉いけど偉そうじゃないから、気楽に友達の家に遊びに行く感覚で行くといいネ」
「ほんとかなあ……」
気が重いながらも、一応来人も血を引く王族らしいので仕方ないだろう。
手土産は――まあ急に良い物を用意は出来ない。
冷凍庫に入っていた“アレ”でいいだろう。
陸との待ち合わせ場所、昨日の寂れた公園に来た。
「えっと、陸は――」
来人は辺りを見回す。
すると、公園の奥からどごんと轟音。
「おらおらァ! オレ様の鎌から逃げられると思うなよォ!!」
生き生きと陸が暴れ回っていた。
「どうしよう、声かけ辛いな」
「だネ」
頃合いを見てから、改めて声を掛ける。
「陸、お待たせ」
「あん? ……あ、来人! やっほー」
するりと髪色から白金が抜けると、普段の穏やかに陸に早変わり。
「ごめんごめん、早く着きすぎたから暇潰ししてたー」
「この公園って、そんなに鬼が湧くの?」
そんな来人の問いに、モシャが答える。
「いや、俺が誘き寄せてここに誘導してんだ」
「広いし、人も来ないし、狩場としては使いやすいからねー」
陸の得物はリーチの長い大鎌だ、開けた場所の方が力を発揮しやすい。
自分のフィールドに引き入れて戦うという点では鬼の上位個体が作り出す“異界”とも少し似ているかもしれない。
そういう戦い方もあるのか、と来人は感心していた。
「来人、その荷物は?」
「ああ、お弁当。美海ちゃん――彼女が作ってくれたんだ」
計らずとも惚気てしまった、と来人照れを見せていると、
「あ、僕もー。藍に作って貰っちゃた」
と、陸もイタチのモシャを抱き上げて、背中に背負われた風呂敷を見せる。
二人共遠足気分だった。
「藍さんって、この前言ってたもう一人の家族?」
「うん、幼馴染なんだー。料理がとっても上手なんだよー」
「美海ちゃんは――うん、きっと上手だよ」
「?」
最近練習していると言っていたし、大丈夫だろう。
合流した後、公園を後にして来人は陸の後を付いて来た。
「天界って、どこから行くの?」
来人の家の物置部屋の扉も一応天界へは通じていたが、後日また行ってみようと開けてみると今度は普通に物置部屋だった。
当然と言えば当然では有るのだが、あの白い光はもうそこには無かった。
なので来人には正規ルートで天界へ行く方法を知らなかったのだ。
「こっちだよー」
陸がそう言ってやって来たのは、公園の近くにあった既に使われていない団地のアパート群だ。
そして、その一室の扉の前で立ち止まる。
「こんな所にも在ったんだネ」
「俺たちはこの扉をよく使ってるね」
ガーネとモシャがそんな話をしている。
「この扉も天界に繋がってるの?」
「そうだよー。ほら、これ見てー」
陸が指差したのは、扉の端の方に小さくある落書きの様な物だった。
「これは……三角形?」
それは三角形と「人」の字の形を重ね合わせたような落書きだった。
「神々の紋章だネ」
「この紋章がある扉の前で、合言葉? みたいなのを示すと、天界へ繋がる様になっているんだよー」
そう言って、陸は自分のスマートフォンを取り出して画面を点ける。
そこには数字四桁のパスワードを入力する画面が表示されていた。
陸はそこに「1・0・5・9」の四つの数字を入力し、扉へとかざした。
もちろんスマートフォンのロックは開錠されない。
しかし、変化はスマートフォンではなく扉の方に在った。
ガチャリ。
開錠音と共に、扉の縁が淡く光る。
「ね、これでおっけー」
「最近の神様ってハイテクなんだな……」
「昔は紙に筆で“一、○、五、九”って書いてたらしいよー」
「それ、本当かな……」
紙に筆は与太話臭いが、もしそれが本当ならスマートフォンを使い熟せないテイテイは現代でも紙と筆が天界への切符になるな、なんて来人は考えつつ。
「それじゃあ、行くネ」
扉を開けば、その先は白い光に包まれた世界。
陸たちは躊躇なくその光りの中へと入って行く。
来人も後を追って、その扉を潜った。
集めた鬼の核を天界へ持って行く事で、その仕事分の報酬が貰える。
昨日知り合った陸に案内してもらう約束なので、来人はその為の準備をしていた。
「はんかちヨシ! 弁当ヨシ! ガーネヨシ!」
指差し確認。
「ネも含めるなネ」
「でも、核持ってるのガーネじゃん」
「まあネ」
弁当は朝早くに天野家を訪問してきた美海から既に受け取り済みだ。
お礼がてら朝食かお茶でも誘おうかと思っていた来人だったが、美海は「今日は奈緒とギザと一緒に遊びに行ってくるから! じゃあね~!」と爆速で去って行った。
奈緒というのは同じ学校の美海の友人なので来人の知人でもある。
しかし、ギザとは誰か分からなかった。
濁点と濁点を合わせた名前は明らかに日本人の物では無いだろうし、語感からして、もしかするとペットでも飼い始めたのかもしれない。
「ていうか、らいたん“それ”そこに付けたんだネ」
ガーネが“それ”と指すのは、来人の腰に下げた王の証だ。
腰に下げた鎖を王の証の四角形の穴に通して下げている。
首に十字架、腰に王の証。
「うん、良いでしょ」
「……なんか、中学生のファッションみたいだネ」
「ひどい」
来人の色『鎖』と関連付けたナイスなスタイルだと思っていただけに、来人は少し肩を落とす。
(いや、格好いいだろう。……だよな?)
「そうだ、らいたん。天界へ行くなら原初の三柱へ挨拶しておくネ」
「げん……なんて?」
「原初の三柱――つまり初代神王だネ。世界創生の時から居る、古くて偉い神様で、らいたんからすると曾祖父に当たる神様だネ」
「ああ……。そういうの、苦手なんだよなあ。手土産とか持って行った方がいいかな?」
来人はタスクが増えた事に少しげんなりとした。
偉い人に挨拶というのは緊張するし、やはり気が進まないものだ。
「大丈夫だネ。偉いけど偉そうじゃないから、気楽に友達の家に遊びに行く感覚で行くといいネ」
「ほんとかなあ……」
気が重いながらも、一応来人も血を引く王族らしいので仕方ないだろう。
手土産は――まあ急に良い物を用意は出来ない。
冷凍庫に入っていた“アレ”でいいだろう。
陸との待ち合わせ場所、昨日の寂れた公園に来た。
「えっと、陸は――」
来人は辺りを見回す。
すると、公園の奥からどごんと轟音。
「おらおらァ! オレ様の鎌から逃げられると思うなよォ!!」
生き生きと陸が暴れ回っていた。
「どうしよう、声かけ辛いな」
「だネ」
頃合いを見てから、改めて声を掛ける。
「陸、お待たせ」
「あん? ……あ、来人! やっほー」
するりと髪色から白金が抜けると、普段の穏やかに陸に早変わり。
「ごめんごめん、早く着きすぎたから暇潰ししてたー」
「この公園って、そんなに鬼が湧くの?」
そんな来人の問いに、モシャが答える。
「いや、俺が誘き寄せてここに誘導してんだ」
「広いし、人も来ないし、狩場としては使いやすいからねー」
陸の得物はリーチの長い大鎌だ、開けた場所の方が力を発揮しやすい。
自分のフィールドに引き入れて戦うという点では鬼の上位個体が作り出す“異界”とも少し似ているかもしれない。
そういう戦い方もあるのか、と来人は感心していた。
「来人、その荷物は?」
「ああ、お弁当。美海ちゃん――彼女が作ってくれたんだ」
計らずとも惚気てしまった、と来人照れを見せていると、
「あ、僕もー。藍に作って貰っちゃた」
と、陸もイタチのモシャを抱き上げて、背中に背負われた風呂敷を見せる。
二人共遠足気分だった。
「藍さんって、この前言ってたもう一人の家族?」
「うん、幼馴染なんだー。料理がとっても上手なんだよー」
「美海ちゃんは――うん、きっと上手だよ」
「?」
最近練習していると言っていたし、大丈夫だろう。
合流した後、公園を後にして来人は陸の後を付いて来た。
「天界って、どこから行くの?」
来人の家の物置部屋の扉も一応天界へは通じていたが、後日また行ってみようと開けてみると今度は普通に物置部屋だった。
当然と言えば当然では有るのだが、あの白い光はもうそこには無かった。
なので来人には正規ルートで天界へ行く方法を知らなかったのだ。
「こっちだよー」
陸がそう言ってやって来たのは、公園の近くにあった既に使われていない団地のアパート群だ。
そして、その一室の扉の前で立ち止まる。
「こんな所にも在ったんだネ」
「俺たちはこの扉をよく使ってるね」
ガーネとモシャがそんな話をしている。
「この扉も天界に繋がってるの?」
「そうだよー。ほら、これ見てー」
陸が指差したのは、扉の端の方に小さくある落書きの様な物だった。
「これは……三角形?」
それは三角形と「人」の字の形を重ね合わせたような落書きだった。
「神々の紋章だネ」
「この紋章がある扉の前で、合言葉? みたいなのを示すと、天界へ繋がる様になっているんだよー」
そう言って、陸は自分のスマートフォンを取り出して画面を点ける。
そこには数字四桁のパスワードを入力する画面が表示されていた。
陸はそこに「1・0・5・9」の四つの数字を入力し、扉へとかざした。
もちろんスマートフォンのロックは開錠されない。
しかし、変化はスマートフォンではなく扉の方に在った。
ガチャリ。
開錠音と共に、扉の縁が淡く光る。
「ね、これでおっけー」
「最近の神様ってハイテクなんだな……」
「昔は紙に筆で“一、○、五、九”って書いてたらしいよー」
「それ、本当かな……」
紙に筆は与太話臭いが、もしそれが本当ならスマートフォンを使い熟せないテイテイは現代でも紙と筆が天界への切符になるな、なんて来人は考えつつ。
「それじゃあ、行くネ」
扉を開けば、その先は白い光に包まれた世界。
陸たちは躊躇なくその光りの中へと入って行く。
来人も後を追って、その扉を潜った。
0
お気に入りに追加
238
あなたにおすすめの小説
魔石と神器の物語 ~アイテムショップの美人姉妹は、史上最強の助っ人です!~
エール
ファンタジー
古代遺跡群攻略都市「イフカ」を訪れた新進気鋭の若き冒険者(ハンター)、ライナス。
彼が立ち寄った「魔法堂 白銀の翼」は、一風変わったアイテムを扱う魔道具専門店だった。
経営者は若い美人姉妹。
妹は自ら作成したアイテムを冒険の実践にて試用する、才能溢れる魔道具製作者。
そして姉の正体は、特定冒険者と契約を交わし、召喚獣として戦う闇の狂戦士だった。
最高純度の「超魔石」と「充魔石」を体内に埋め込まれた不死属性の彼女は、呪われし武具を纏い、補充用の魔石を求めて戦場に向かう。いつの日か、「人間」に戻ることを夢見て――。
angel observerⅢ 大地鳴動
蒼上愛三(あおうえあいみ)
ファンタジー
審判の時が再び訪れた。試されるのは神か人か・・・。
ヒルデたちの前に立ち塞がるのはガイア、今なお心を探す彼女にガイアの圧倒的な力が猛威を振るう時人々は何を思うのか。
少女たちは死地へと赴く。
angel observer の第3章「大地鳴動編」開幕!
【中間選考残作品】医大生が聖女として異世界に召喚されましたが、魔力はからっきしなので現代医術の力で治癒魔法を偽装します!【3章終】
みやこ。@他コン2作通過
ファンタジー
♦️カクヨム様で開催されたコンテストで中間選考に残った作品です。
元医療従事者によるちょっぴりリアルな異世界転移ラブコメディ♡
唱える呪文はデタラメ、杖は注射器、聖水ならぬ聖薬で無垢な人々を欺き、王子を脅す。突然異世界に飛ばされても己の知識と生存本能で図太く生き残る......そんな聖女のイメージとはかけ離れた一風変わった聖女(仮)の黒宮小夜、20歳。
彼女は都内の医科大学に特待生として通う少しだけ貧しい普通の女の子だったが、ある日突然異世界に召喚されてしまう。
しかし、聖女として異世界召喚されたというのに、小夜には魔力が無かった。その代わりに小夜を召喚したという老婆に勝手に改造されたスマートフォンに唯一残った不思議なアプリで元の世界の医療器具や医薬品を召喚出来る事に気付く。
小夜が召喚されたエーデルシュタイン王国では王の不貞により生まれ、国を恨んでいる第二王子による呪いで国民が次々と亡くなっているという。
しかし、医者を目指す小夜は直ぐにそれが呪いによる物では無いと気が付いた。
聖女では無く医者の卵として困っている人々を助けようとするが、エーデルシュタイン王国では全ての病は呪いや悪魔による仕業とされ、治療といえば聖職者の仕事であった。
小夜は召喚された村の人達の信用を得て当面の生活を保障して貰うため、成り行きから聖女を騙り、病に苦しむ人々を救う事になるのだった————。
★登場人物
・黒宮小夜(くろみやさよ)⋯⋯20歳、貧乏育ちで色々と苦労したため気が強い。家族に迷惑を掛けない為に死に物狂いで勉強し、医大の特待生という立場を勝ち取った。
・ルッツ⋯⋯21歳、小夜が召喚された村の村長の息子。身体は大きいが小心者。
・フィン⋯⋯18歳、儚げな美少年。聖女に興味津々。
・ミハエル・フォン・ヴィルヘルム⋯⋯20歳、エーデルシュタイン王国の第二王子。不思議な見た目をしている。
・ルイス・シュミット⋯⋯19歳、ミハエルの護衛騎士。
⚠️ 薬や器具の名前が偶に出てきますが、なんか薬使ってるな〜くらいの認識で問題ございません。また、誤りがあった場合にはご指摘いただけますと幸いです。
現在、ファンタジー小説大賞に参加中です。応援していただけると嬉しいです!

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる