9 / 150
第一章 百鬼夜行編
#9 契約
しおりを挟む
二人と一匹は窪地を後にし、場所を移す。
「ここ、まだやってんのか」
テイテイがそう懐かし気に古びた建物を見上げる。
そこは来人たちが幼い頃から利用している、雑貨屋の様な駄菓子屋の様なよく分からない店だ。
錆びた看板には“ゴールデン屋”と書かれている。
気の良い店主が一人で経営している店で、近所の子供たちに大人気だった。
過去形で、最近では客入りもぼちぼちだ。
横に小さなゲームセンターを併設しているが、古い筐体しか置いていないので最近ではそれで遊んでいる子供を見た記憶が無いので、来人は見る度に電気代の無駄だと思っている。
来人は成長した今も店主と駄弁る為に偶に顔を出しているので、慣れた様子でからんと鈴の音を鳴らしながら入口扉を開ける。
店主は奥に引っ込んでいるのだろう、レジは無人だ。
来人は無遠慮にレジ横にあるクーラーボックスからアイスキャンディーを三本取ってレジ前に三百円を適当に置いた後、そのまま二人と一匹は“カフェスペース”に陣取った。
ちなみにカフェスペースというのは店主が勝手に言っているだけで、実際には布製カバーの破れた木製の椅子と机が置いてあるだけだ。
「このアイスキャンディーまだ有るのか、懐かしいな」
テイテイは少し驚きつつ来人からアイスキャンディーを一本受け取る。
そのまま二人と一匹はアイスキャンディーを齧りながら、客の居ない店内でくつろぐ。
「ここはずっと変わらないよ」
と言っても、変わった物も有るには有る。
二人が小学生だった頃はこのアイスキャンディーは一本五十円で買っていたが、今は一本百円だ。
成長した今ではキッズ割引サービスなるもの対象外となってしまったので、少し割高だ。
「――それで、さっきの話。僕のおかげって?」
先程ガーネの言っていた事。
テイテイの強さ、あの力が来人のおかげだと言う話。
「ああ、多分らいたんとテイテイが昔“契約”してたんじゃないかなって事だネ」
「契約?」
来人の頭に再び疑問符が浮かぶ。
「ほら、昔三人でこの十字架を買った時に、誓い合ったじゃないか」
テイテイに言われて、思い出す。
――これは、友情の証。僕たちは、これからもずっと親友だ!
そんな今思い返すと少し照れ臭くなるような、幼き日の思い出。
幼い来人が無意識に行った、神の契約。
「あれが、契約?」
「神と人間の契り。契約を交わす事で、その人間は神の器を間借りして力を振るう事が出来るネ。謂わば人に神の寵愛を与える行為だネ」
過去に存在したであろう聖人や聖女と呼ばれて来た超常の力を振るう人間もまた、神と契約しその寵愛を受けていたのかもしれない。
「ちなみに、ネもらいたんと契約してるネ」
「まじかよ、お前もいつの間に……」
十字架に友情を誓い合ったテイテイと秋斗、そして相棒のガーネ。
知らぬ間に契約者がたくさん居た。
「ま、そういう事。俺は人間だが、来人と契約して同じ柱を持っているおかげで、この力を使える」
テイテイはそう言って、袖口から鎖をじゃらりと出して見せる。
つまり、テイテイは人間の身でありながらも神の力を振るうことが出来るのだ。
「そうなんだ。――だけど、僕よりもその鎖を使い熟していた様な……」
指の先で鎖をまるで手足の様に自在に操るあの技術は、来人には無い物だ。
「それは俺がこの八年で修得した技、修行の成果。『鎖拳』――中国の裏の歴史で受け継がれて来た、幻の拳法だ」
テイテイは来人を守るために、これまでの人生の全てをその修行に注いで来た。
そして、身に着けた技術。
神の力――『鎖』の色をより使い熟す為の、幻の拳法。
テイテイは神の力と自身の身体能力、そして身に着けた技術を組み合わせる事で、あの複数体の鬼を殲滅する程の圧倒的なパフォーマンスを発揮していたのだ。
「この力が有れば、来人を守ることが出来る……」
「そっか、僕の為に……」
「いいや、俺の為でもある。もうあの時の様に、何も出来ないのは嫌なんだ」
テイテイは強く鎖を握りしめる。
「ま、今度来人にも『鎖拳』を伝授するよ。俺は免許皆伝の師範代だから、任せてくれ」
「やった。よろしくお願いします、師匠!」
「ふん」
テイテイは師匠と呼ばれて満更でもなさそうに鼻を鳴らす。
「らいたんの先生もこれで二人目だネ」
「二人目?」
「だネ。“ゆうりん”っていう神様の先生が居るネ」
ゆうりんって誰だ、と来人は一瞬疑問符を浮かべる。
しかし、それは“ユウリ先生”の事だとすぐに得心がいく。
「おい、勝手にあだ名を付けるな。ユウリ先生な」
「んネ?」
ガーネはかわい子ぶってとぼけて誤魔化す。
「ふうん。まあ、来人が順調そうで良かったよ」
「うん? 順調って、何が?」
「王になるんだろう? 俺も共に戦う。その為に来たんだからな」
そう言って、テイテイは来人に向かって拳を突き出す。
「ああ、まだ王になるって決めた訳じゃないんだけど――それでも、精一杯やってみるつもりだよ。だから、よろしく」
来人も、テイテイの拳に自分の拳を合わせる。
そうしていると、店の奥から店主が出て来た。
片手で先程来人が置いたアイスキャンディー代の百円玉を弾いて、手遊びしている。
「よう、来人。青春してるねえ」
「あ、坂田さん。ども」
「おいおい、ゴールデンお兄さんと呼べと言ってるだろう」
金色のつんつんヘアー、アロハシャツの陽気なおじ――お兄さん、坂田ゴールデン。
おじさんと呼ぶと怒るし、名字で呼ぶと文句を垂れる、変な人だ。
来人に染髪を勧めたのもこの悪いお兄さんである。
何だかんだ相談に乗ってくれたりと、来人はお世話になっていた。
来人はそんな坂田の抗議を「はいはい」と軽く流す。
幼い頃からの付き合いで、そんな気さくな距離感だ。
「それで、そっちの強面のあんちゃんは――うん? もしかしてテイテイか?」
「よく分かったな」
最後に会ったのなんて小学生の時だと言うのに、坂田はすぐにテイテイの正体を言い当てた。
と言っても、やはり判断材料は首から下げた十字架なのだが。
「クソ久しぶりだが――、相変わらず可愛くねえな、お前」
「“おじさん”だって、全然変わってないな」
「お前なあ……」
そんな二人の様子を、来人は「あはは」と乾いた笑いを浮かべながら、一歩引いたところで見ていた。
「テイテイ君、この後どうするの? 予定ないなら、久しぶりに家に泊って行かない?」
「ん、そうだな。まだ引っ越したばかりで俺の家も何もないし、そうしようかな」
来人はイリスに今日は友達を泊めたいという旨の連絡を入れた後、テイテイを連れて自宅へと帰って来た。
「ただいまー」
「だネ」
「お帰りませ、坊ちゃま。――ああ、そちらの方が――」
「はい、テイテイ君です」
そう紹介すると、テイテイは静かに小さく頭を下げる。
「坊ちゃまからご連絡は頂いておりますわ。今日はご馳走にしますわね」
イリスはころころと笑い、そう言って引っ込んで行った。
「ここ、まだやってんのか」
テイテイがそう懐かし気に古びた建物を見上げる。
そこは来人たちが幼い頃から利用している、雑貨屋の様な駄菓子屋の様なよく分からない店だ。
錆びた看板には“ゴールデン屋”と書かれている。
気の良い店主が一人で経営している店で、近所の子供たちに大人気だった。
過去形で、最近では客入りもぼちぼちだ。
横に小さなゲームセンターを併設しているが、古い筐体しか置いていないので最近ではそれで遊んでいる子供を見た記憶が無いので、来人は見る度に電気代の無駄だと思っている。
来人は成長した今も店主と駄弁る為に偶に顔を出しているので、慣れた様子でからんと鈴の音を鳴らしながら入口扉を開ける。
店主は奥に引っ込んでいるのだろう、レジは無人だ。
来人は無遠慮にレジ横にあるクーラーボックスからアイスキャンディーを三本取ってレジ前に三百円を適当に置いた後、そのまま二人と一匹は“カフェスペース”に陣取った。
ちなみにカフェスペースというのは店主が勝手に言っているだけで、実際には布製カバーの破れた木製の椅子と机が置いてあるだけだ。
「このアイスキャンディーまだ有るのか、懐かしいな」
テイテイは少し驚きつつ来人からアイスキャンディーを一本受け取る。
そのまま二人と一匹はアイスキャンディーを齧りながら、客の居ない店内でくつろぐ。
「ここはずっと変わらないよ」
と言っても、変わった物も有るには有る。
二人が小学生だった頃はこのアイスキャンディーは一本五十円で買っていたが、今は一本百円だ。
成長した今ではキッズ割引サービスなるもの対象外となってしまったので、少し割高だ。
「――それで、さっきの話。僕のおかげって?」
先程ガーネの言っていた事。
テイテイの強さ、あの力が来人のおかげだと言う話。
「ああ、多分らいたんとテイテイが昔“契約”してたんじゃないかなって事だネ」
「契約?」
来人の頭に再び疑問符が浮かぶ。
「ほら、昔三人でこの十字架を買った時に、誓い合ったじゃないか」
テイテイに言われて、思い出す。
――これは、友情の証。僕たちは、これからもずっと親友だ!
そんな今思い返すと少し照れ臭くなるような、幼き日の思い出。
幼い来人が無意識に行った、神の契約。
「あれが、契約?」
「神と人間の契り。契約を交わす事で、その人間は神の器を間借りして力を振るう事が出来るネ。謂わば人に神の寵愛を与える行為だネ」
過去に存在したであろう聖人や聖女と呼ばれて来た超常の力を振るう人間もまた、神と契約しその寵愛を受けていたのかもしれない。
「ちなみに、ネもらいたんと契約してるネ」
「まじかよ、お前もいつの間に……」
十字架に友情を誓い合ったテイテイと秋斗、そして相棒のガーネ。
知らぬ間に契約者がたくさん居た。
「ま、そういう事。俺は人間だが、来人と契約して同じ柱を持っているおかげで、この力を使える」
テイテイはそう言って、袖口から鎖をじゃらりと出して見せる。
つまり、テイテイは人間の身でありながらも神の力を振るうことが出来るのだ。
「そうなんだ。――だけど、僕よりもその鎖を使い熟していた様な……」
指の先で鎖をまるで手足の様に自在に操るあの技術は、来人には無い物だ。
「それは俺がこの八年で修得した技、修行の成果。『鎖拳』――中国の裏の歴史で受け継がれて来た、幻の拳法だ」
テイテイは来人を守るために、これまでの人生の全てをその修行に注いで来た。
そして、身に着けた技術。
神の力――『鎖』の色をより使い熟す為の、幻の拳法。
テイテイは神の力と自身の身体能力、そして身に着けた技術を組み合わせる事で、あの複数体の鬼を殲滅する程の圧倒的なパフォーマンスを発揮していたのだ。
「この力が有れば、来人を守ることが出来る……」
「そっか、僕の為に……」
「いいや、俺の為でもある。もうあの時の様に、何も出来ないのは嫌なんだ」
テイテイは強く鎖を握りしめる。
「ま、今度来人にも『鎖拳』を伝授するよ。俺は免許皆伝の師範代だから、任せてくれ」
「やった。よろしくお願いします、師匠!」
「ふん」
テイテイは師匠と呼ばれて満更でもなさそうに鼻を鳴らす。
「らいたんの先生もこれで二人目だネ」
「二人目?」
「だネ。“ゆうりん”っていう神様の先生が居るネ」
ゆうりんって誰だ、と来人は一瞬疑問符を浮かべる。
しかし、それは“ユウリ先生”の事だとすぐに得心がいく。
「おい、勝手にあだ名を付けるな。ユウリ先生な」
「んネ?」
ガーネはかわい子ぶってとぼけて誤魔化す。
「ふうん。まあ、来人が順調そうで良かったよ」
「うん? 順調って、何が?」
「王になるんだろう? 俺も共に戦う。その為に来たんだからな」
そう言って、テイテイは来人に向かって拳を突き出す。
「ああ、まだ王になるって決めた訳じゃないんだけど――それでも、精一杯やってみるつもりだよ。だから、よろしく」
来人も、テイテイの拳に自分の拳を合わせる。
そうしていると、店の奥から店主が出て来た。
片手で先程来人が置いたアイスキャンディー代の百円玉を弾いて、手遊びしている。
「よう、来人。青春してるねえ」
「あ、坂田さん。ども」
「おいおい、ゴールデンお兄さんと呼べと言ってるだろう」
金色のつんつんヘアー、アロハシャツの陽気なおじ――お兄さん、坂田ゴールデン。
おじさんと呼ぶと怒るし、名字で呼ぶと文句を垂れる、変な人だ。
来人に染髪を勧めたのもこの悪いお兄さんである。
何だかんだ相談に乗ってくれたりと、来人はお世話になっていた。
来人はそんな坂田の抗議を「はいはい」と軽く流す。
幼い頃からの付き合いで、そんな気さくな距離感だ。
「それで、そっちの強面のあんちゃんは――うん? もしかしてテイテイか?」
「よく分かったな」
最後に会ったのなんて小学生の時だと言うのに、坂田はすぐにテイテイの正体を言い当てた。
と言っても、やはり判断材料は首から下げた十字架なのだが。
「クソ久しぶりだが――、相変わらず可愛くねえな、お前」
「“おじさん”だって、全然変わってないな」
「お前なあ……」
そんな二人の様子を、来人は「あはは」と乾いた笑いを浮かべながら、一歩引いたところで見ていた。
「テイテイ君、この後どうするの? 予定ないなら、久しぶりに家に泊って行かない?」
「ん、そうだな。まだ引っ越したばかりで俺の家も何もないし、そうしようかな」
来人はイリスに今日は友達を泊めたいという旨の連絡を入れた後、テイテイを連れて自宅へと帰って来た。
「ただいまー」
「だネ」
「お帰りませ、坊ちゃま。――ああ、そちらの方が――」
「はい、テイテイ君です」
そう紹介すると、テイテイは静かに小さく頭を下げる。
「坊ちゃまからご連絡は頂いておりますわ。今日はご馳走にしますわね」
イリスはころころと笑い、そう言って引っ込んで行った。
0
お気に入りに追加
238
あなたにおすすめの小説
魔石と神器の物語 ~アイテムショップの美人姉妹は、史上最強の助っ人です!~
エール
ファンタジー
古代遺跡群攻略都市「イフカ」を訪れた新進気鋭の若き冒険者(ハンター)、ライナス。
彼が立ち寄った「魔法堂 白銀の翼」は、一風変わったアイテムを扱う魔道具専門店だった。
経営者は若い美人姉妹。
妹は自ら作成したアイテムを冒険の実践にて試用する、才能溢れる魔道具製作者。
そして姉の正体は、特定冒険者と契約を交わし、召喚獣として戦う闇の狂戦士だった。
最高純度の「超魔石」と「充魔石」を体内に埋め込まれた不死属性の彼女は、呪われし武具を纏い、補充用の魔石を求めて戦場に向かう。いつの日か、「人間」に戻ることを夢見て――。
angel observerⅢ 大地鳴動
蒼上愛三(あおうえあいみ)
ファンタジー
審判の時が再び訪れた。試されるのは神か人か・・・。
ヒルデたちの前に立ち塞がるのはガイア、今なお心を探す彼女にガイアの圧倒的な力が猛威を振るう時人々は何を思うのか。
少女たちは死地へと赴く。
angel observer の第3章「大地鳴動編」開幕!
【中間選考残作品】医大生が聖女として異世界に召喚されましたが、魔力はからっきしなので現代医術の力で治癒魔法を偽装します!【3章終】
みやこ。@他コン2作通過
ファンタジー
♦️カクヨム様で開催されたコンテストで中間選考に残った作品です。
元医療従事者によるちょっぴりリアルな異世界転移ラブコメディ♡
唱える呪文はデタラメ、杖は注射器、聖水ならぬ聖薬で無垢な人々を欺き、王子を脅す。突然異世界に飛ばされても己の知識と生存本能で図太く生き残る......そんな聖女のイメージとはかけ離れた一風変わった聖女(仮)の黒宮小夜、20歳。
彼女は都内の医科大学に特待生として通う少しだけ貧しい普通の女の子だったが、ある日突然異世界に召喚されてしまう。
しかし、聖女として異世界召喚されたというのに、小夜には魔力が無かった。その代わりに小夜を召喚したという老婆に勝手に改造されたスマートフォンに唯一残った不思議なアプリで元の世界の医療器具や医薬品を召喚出来る事に気付く。
小夜が召喚されたエーデルシュタイン王国では王の不貞により生まれ、国を恨んでいる第二王子による呪いで国民が次々と亡くなっているという。
しかし、医者を目指す小夜は直ぐにそれが呪いによる物では無いと気が付いた。
聖女では無く医者の卵として困っている人々を助けようとするが、エーデルシュタイン王国では全ての病は呪いや悪魔による仕業とされ、治療といえば聖職者の仕事であった。
小夜は召喚された村の人達の信用を得て当面の生活を保障して貰うため、成り行きから聖女を騙り、病に苦しむ人々を救う事になるのだった————。
★登場人物
・黒宮小夜(くろみやさよ)⋯⋯20歳、貧乏育ちで色々と苦労したため気が強い。家族に迷惑を掛けない為に死に物狂いで勉強し、医大の特待生という立場を勝ち取った。
・ルッツ⋯⋯21歳、小夜が召喚された村の村長の息子。身体は大きいが小心者。
・フィン⋯⋯18歳、儚げな美少年。聖女に興味津々。
・ミハエル・フォン・ヴィルヘルム⋯⋯20歳、エーデルシュタイン王国の第二王子。不思議な見た目をしている。
・ルイス・シュミット⋯⋯19歳、ミハエルの護衛騎士。
⚠️ 薬や器具の名前が偶に出てきますが、なんか薬使ってるな〜くらいの認識で問題ございません。また、誤りがあった場合にはご指摘いただけますと幸いです。
現在、ファンタジー小説大賞に参加中です。応援していただけると嬉しいです!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる