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#065 超能力に目覚めた子供たち①
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「――は?」
炎に包まれながら高笑いをしていた道道ヶ原が、こちらを見上げて目を見開く。
信仰の対象と組織のトップである自身を同一視する事で鏡写しの太陽と一体化し、もはや真っ黒な輪郭しか人間だと認識出来ない姿となった教祖。
まあそうだろう、驚くのも無理はない。まさかこんな所から、しかも俺が登場するとは思うまい。
俺と、もう二人。
火室桐祐――ベータのスキル、発火能力。
シロ――アルファのスキル、大気操作。
雨上愛一――ガンマのスキル、精神干渉。
プラスエスの人体実験によって拡張され、もはや人の域から逸脱した最強クラスのスキルを有した三人が、ここに揃った。
三人は“大気操作”によって生まれた風の足場に乗って、ゆっくりと降りて行く。
着地と共に、地下内に突風。
降り立った後ろには、ボロボロの来海の姿。
「――桐祐!!」
涙交じりの声が、背に投げかけられる。
「待たせたな、来海。後は、俺たちに任せろ」
「シロも――どうして。それに、その人は……?」
そうか、来海は愛一の事を認識していないのか。
俺共に現れた二人――シロと愛一は、それぞれ来海に言葉を返す。
「くるみのこと、たすけにきた」
「僕の事は気にしなくて良いぜ? ただのお友達さ」
ふむ。愛一に言われても俺は道道ヶ原に向き直る。
俺たちの登場による驚愕の色は退き、今はにやにやと炎の内に笑っている。
「味方の足を引っ張りにわざわざ現れるとは愚かですねぇ! あなたは既に鏡写しの太陽の眷族! どうやら今は正気を取り戻している様ですが――ならば、再び支配の暗示をかけるだけの事です! さあ、傅くのです!」
大げさな身振り手振りと、耳に障る大きな声。
しかし、それももう俺には響かない。
僅かな静寂の後、何も起こらないと察した道道ヶ原は狼狽える。
「馬鹿な……!?」
「くくく……全く、いつまでも同じ手が通じると思ったら、大間違いだぜ? な、桐祐」
道道ヶ原の支配の暗示は、既に愛一の精神干渉によって上書きされている。
プラスエスによって拡張された第三非検体ガンマ、そのスキルが在る限り、教祖の力が俺たちに届く事は無い。
もはや奴に退路は無い。
俺は愛一には鼻を鳴らして応え、道道ヶ原に向けて高らかに宣言する。
「――S⁶だ! お前にもう勝ち目は無い、大人しく逮捕されろ!」
しかし、道道ヶ原は喉を鳴らして笑う。
「支配を完全に打ち破ったというのですか……。しかし、もはやそれも手遅れです! 私は既に鏡写しの太陽と共に在る!」
道道ヶ原はその言葉と共に、無数の火球を放って来る。
普通の人間がそれを受ければ、瞬く間に皮膚と肉が融け、焼き払われるだろう。
しかし、それらは全て“俺の視界に入っている”。
「無駄だ」
俺が一睨みする。それだけで、俺たちに襲い掛かる火球の悉くは焼却され、消滅した。
「――なッ!? 炎が燃えるなど、あり得ない……!?」
「起こり得ない事も、それが起こると認識してしまえば、それが現実となる。それが天の光エネルギーだろう。お前がやって見せてくれた事だ」
神と一体化し、炎に包まれ、自信に満ち溢れていた道道ヶ原は、一歩後退る。
「桐祐、その力、どうしたの……?」
「……拡張した。愛一のスキルでな」
愛一に視線を送れば、肩を竦めてお道化て見せる。
「俺の――いや、ベータの発火能力は更に出力を上げ、一つ上のステージに上がった。それは、もはや発火を超えた“焼却”――相手が太陽であろうと、燃やし尽くす」
俺はその力で、地下室までの一直線に続く地面という障害を全て焼却した。
「それ、あなたの身体は大丈夫なの?」
「今は、な。後の事は分からないが、それはそれ。愛一が何とかしてくれるだろう」
手をひらひらと振って肯定か否定かよく分からない反応を見せる愛一の横で、シロも口を開く。
「くるみ。きりゅーだけじゃないよ。しろも、つよくなった」
まだ身体の治癒は充分ではないシロは、愛一に寄りかかる様にしている。
だが怪我が残っていようとも、そのスキルは圧倒的だ。
俺たちが降って来た穴へと手を掲げれば、そこから――、
――瞬き、そして轟音。
天より雷が落ち、教祖の背後に在る炎の塊を撃った。
神が鳴る。鏡写しの太陽は悲鳴にも似た音を発しながら、崩れ落ちて行く。
「馬鹿な! 神が――うわああああああ!!!!」
崩れた炎の塊は隕石の様に降り注ぎ、教祖へと落ちて行く。
やがて、太陽は地に落ち、道道ヶ原を埋める真っ赤な山が形成された。
「……終わったの?」
こんなにもあっさりと? 来海のそんな疑問の声。
しかし、違う。
俺の超共感覚は、まだ奴の存在をそこに感じている。
まだ終わっていない。
――来る!!
「来海、後ろに!」
俺は来海の前に立ち、盾となる。
直後、これまでとは比べのもにならない炎の奔流が、先程の炎の塊の落下地点を中心として吹き荒れる。
周囲の悉くはその灼熱によって溶かされ、燃えて行く。
やがて、炎の塊は浮かび上がり、再び一つの炎球を形成。
そのまま俺たちの作った風穴を燃やして更に拡張しながら、天へと昇って行く。
「来海、大丈夫か?」
「ええ。あなたのおかげでね」
俺の方へと襲い掛かって来る炎は全て、俺が焼却した。
後ろに居た来海には被害は及んでいない。
そして、シロと愛一の方は空気の層によるいバリアが全く炎を寄せ付けていない。
愛一はシロの後ろで頭を抱えて丸まっていた。
「おい愛一、怪我人を盾にするな」
「そうは言っても、僕のスキルは戦闘能力ゼロなんだぜ? ここまでの準備段階が僕、そこから後はアルファと桐祐の仕事だ。それよりも、見なよ」
天へと昇って行く鏡写しの太陽。
その向かう先は――空に浮かぶ、本物の太陽。
そして、声が響き渡る。
『――ああ! 神よ! 鏡写しの太陽よ! ついに私にも祝福を――いいや、もはや、私こそが神となるのだ!!』
鏡写しの太陽に呑まれた道道ヶ原は、自分の状況を正しく把握出来ているのかいないのか、気色を帯びた声だ。
その声は周囲一帯に響き渡り、偽りの太陽は地下空間という深淵から、ついに白昼の元へ。
「まずいよ、桐祐。あいつ、太陽を喰らう気だ」
「それ以前に、あんなもの野放しにしたら何もかも消し炭だろう」
「じゃあ、どうするんだい?」
こいつ、分かっていてわざわざ……。
まあいい。答えは決まっている。
「ぶっ壊してやる。いけるか、シロ」
「こくり」
俺は愛一とシロを伴って、道道ヶ原を呑み込んだ鏡写しの太陽を追って地上へと向かおうとする。
すると、来海に腕を掴まれた。
「桐祐、私も行くわ」
「でもお前、もうボロボロだろ。休んでた方が良い」
「そんなの分かってるわよ。でも――」
すると、ふと来海は何かを視界の中に見つけて、それを拾い上げる。
「――じゃあ、これ」
俺へと手渡してきたそれは、来海の愛用するクナイだった。
どうやら戦闘中に使ったものが、先程の間に炎や風に煽られて飛ばされてきていたらしい。
「これを私だと思って、連れて行ってちょうだい」
「――分かった」
「気を付けて。生きて帰って来なさいよ」
「当たり前だ、お前のバディを信じて待っていてくれ」
俺は来海の分身たる一本の暗器を手に、風の足場に乗って地上へと昇る。
炎に包まれながら高笑いをしていた道道ヶ原が、こちらを見上げて目を見開く。
信仰の対象と組織のトップである自身を同一視する事で鏡写しの太陽と一体化し、もはや真っ黒な輪郭しか人間だと認識出来ない姿となった教祖。
まあそうだろう、驚くのも無理はない。まさかこんな所から、しかも俺が登場するとは思うまい。
俺と、もう二人。
火室桐祐――ベータのスキル、発火能力。
シロ――アルファのスキル、大気操作。
雨上愛一――ガンマのスキル、精神干渉。
プラスエスの人体実験によって拡張され、もはや人の域から逸脱した最強クラスのスキルを有した三人が、ここに揃った。
三人は“大気操作”によって生まれた風の足場に乗って、ゆっくりと降りて行く。
着地と共に、地下内に突風。
降り立った後ろには、ボロボロの来海の姿。
「――桐祐!!」
涙交じりの声が、背に投げかけられる。
「待たせたな、来海。後は、俺たちに任せろ」
「シロも――どうして。それに、その人は……?」
そうか、来海は愛一の事を認識していないのか。
俺共に現れた二人――シロと愛一は、それぞれ来海に言葉を返す。
「くるみのこと、たすけにきた」
「僕の事は気にしなくて良いぜ? ただのお友達さ」
ふむ。愛一に言われても俺は道道ヶ原に向き直る。
俺たちの登場による驚愕の色は退き、今はにやにやと炎の内に笑っている。
「味方の足を引っ張りにわざわざ現れるとは愚かですねぇ! あなたは既に鏡写しの太陽の眷族! どうやら今は正気を取り戻している様ですが――ならば、再び支配の暗示をかけるだけの事です! さあ、傅くのです!」
大げさな身振り手振りと、耳に障る大きな声。
しかし、それももう俺には響かない。
僅かな静寂の後、何も起こらないと察した道道ヶ原は狼狽える。
「馬鹿な……!?」
「くくく……全く、いつまでも同じ手が通じると思ったら、大間違いだぜ? な、桐祐」
道道ヶ原の支配の暗示は、既に愛一の精神干渉によって上書きされている。
プラスエスによって拡張された第三非検体ガンマ、そのスキルが在る限り、教祖の力が俺たちに届く事は無い。
もはや奴に退路は無い。
俺は愛一には鼻を鳴らして応え、道道ヶ原に向けて高らかに宣言する。
「――S⁶だ! お前にもう勝ち目は無い、大人しく逮捕されろ!」
しかし、道道ヶ原は喉を鳴らして笑う。
「支配を完全に打ち破ったというのですか……。しかし、もはやそれも手遅れです! 私は既に鏡写しの太陽と共に在る!」
道道ヶ原はその言葉と共に、無数の火球を放って来る。
普通の人間がそれを受ければ、瞬く間に皮膚と肉が融け、焼き払われるだろう。
しかし、それらは全て“俺の視界に入っている”。
「無駄だ」
俺が一睨みする。それだけで、俺たちに襲い掛かる火球の悉くは焼却され、消滅した。
「――なッ!? 炎が燃えるなど、あり得ない……!?」
「起こり得ない事も、それが起こると認識してしまえば、それが現実となる。それが天の光エネルギーだろう。お前がやって見せてくれた事だ」
神と一体化し、炎に包まれ、自信に満ち溢れていた道道ヶ原は、一歩後退る。
「桐祐、その力、どうしたの……?」
「……拡張した。愛一のスキルでな」
愛一に視線を送れば、肩を竦めてお道化て見せる。
「俺の――いや、ベータの発火能力は更に出力を上げ、一つ上のステージに上がった。それは、もはや発火を超えた“焼却”――相手が太陽であろうと、燃やし尽くす」
俺はその力で、地下室までの一直線に続く地面という障害を全て焼却した。
「それ、あなたの身体は大丈夫なの?」
「今は、な。後の事は分からないが、それはそれ。愛一が何とかしてくれるだろう」
手をひらひらと振って肯定か否定かよく分からない反応を見せる愛一の横で、シロも口を開く。
「くるみ。きりゅーだけじゃないよ。しろも、つよくなった」
まだ身体の治癒は充分ではないシロは、愛一に寄りかかる様にしている。
だが怪我が残っていようとも、そのスキルは圧倒的だ。
俺たちが降って来た穴へと手を掲げれば、そこから――、
――瞬き、そして轟音。
天より雷が落ち、教祖の背後に在る炎の塊を撃った。
神が鳴る。鏡写しの太陽は悲鳴にも似た音を発しながら、崩れ落ちて行く。
「馬鹿な! 神が――うわああああああ!!!!」
崩れた炎の塊は隕石の様に降り注ぎ、教祖へと落ちて行く。
やがて、太陽は地に落ち、道道ヶ原を埋める真っ赤な山が形成された。
「……終わったの?」
こんなにもあっさりと? 来海のそんな疑問の声。
しかし、違う。
俺の超共感覚は、まだ奴の存在をそこに感じている。
まだ終わっていない。
――来る!!
「来海、後ろに!」
俺は来海の前に立ち、盾となる。
直後、これまでとは比べのもにならない炎の奔流が、先程の炎の塊の落下地点を中心として吹き荒れる。
周囲の悉くはその灼熱によって溶かされ、燃えて行く。
やがて、炎の塊は浮かび上がり、再び一つの炎球を形成。
そのまま俺たちの作った風穴を燃やして更に拡張しながら、天へと昇って行く。
「来海、大丈夫か?」
「ええ。あなたのおかげでね」
俺の方へと襲い掛かって来る炎は全て、俺が焼却した。
後ろに居た来海には被害は及んでいない。
そして、シロと愛一の方は空気の層によるいバリアが全く炎を寄せ付けていない。
愛一はシロの後ろで頭を抱えて丸まっていた。
「おい愛一、怪我人を盾にするな」
「そうは言っても、僕のスキルは戦闘能力ゼロなんだぜ? ここまでの準備段階が僕、そこから後はアルファと桐祐の仕事だ。それよりも、見なよ」
天へと昇って行く鏡写しの太陽。
その向かう先は――空に浮かぶ、本物の太陽。
そして、声が響き渡る。
『――ああ! 神よ! 鏡写しの太陽よ! ついに私にも祝福を――いいや、もはや、私こそが神となるのだ!!』
鏡写しの太陽に呑まれた道道ヶ原は、自分の状況を正しく把握出来ているのかいないのか、気色を帯びた声だ。
その声は周囲一帯に響き渡り、偽りの太陽は地下空間という深淵から、ついに白昼の元へ。
「まずいよ、桐祐。あいつ、太陽を喰らう気だ」
「それ以前に、あんなもの野放しにしたら何もかも消し炭だろう」
「じゃあ、どうするんだい?」
こいつ、分かっていてわざわざ……。
まあいい。答えは決まっている。
「ぶっ壊してやる。いけるか、シロ」
「こくり」
俺は愛一とシロを伴って、道道ヶ原を呑み込んだ鏡写しの太陽を追って地上へと向かおうとする。
すると、来海に腕を掴まれた。
「桐祐、私も行くわ」
「でもお前、もうボロボロだろ。休んでた方が良い」
「そんなの分かってるわよ。でも――」
すると、ふと来海は何かを視界の中に見つけて、それを拾い上げる。
「――じゃあ、これ」
俺へと手渡してきたそれは、来海の愛用するクナイだった。
どうやら戦闘中に使ったものが、先程の間に炎や風に煽られて飛ばされてきていたらしい。
「これを私だと思って、連れて行ってちょうだい」
「――分かった」
「気を付けて。生きて帰って来なさいよ」
「当たり前だ、お前のバディを信じて待っていてくれ」
俺は来海の分身たる一本の暗器を手に、風の足場に乗って地上へと昇る。
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