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新品の制服を身にまとい無駄にでかく威厳をこれでもかというほど見せている門をくぐった。僕ハーランドは勉強ができたばっかりに新入生代表挨拶をすることになった。もうめんどくさくてたまらないが、せっかくなので頭の固い連中に衝撃を与えてやろうと思っている。そう、僕がにやにやと考えつつ歩いていた
「おい、みろよ。あれが噂のこの学園初の平民の新入生代表挨拶をするっていう…」
「あれが…⁉噂は本当だったのか…⁉」
「今年はあの噂の第五王子もいるし何かありそうだな」
「ああ、あの姿さえ謎に包まれているというなんの天才かは詳しく明かされていないがあの…⁉」
早速僕の噂が出ているらしい。この噂のことを語るには少しこの学園について話さなくてはならない。
ここは、平民と貴族の平等を謳っている名門ゲルリッツ剣魔学園。年齢に制限はなく8歳の子や20歳の大人だっていると言われている。まあ、実際はそんな人は珍しくて12歳から入学し18歳で卒業する生徒がほとんどだ。卒業の時は卒業パーティーもあり、そこで成人式も行うのが伝統になっている。かくいう僕も今年で12歳だ。本当は10歳のころにはもう入れたんだけどやりたいことがあったからやめた。と、僕が回想をして自分の心を落ち着けていると突然止まった僕を不信がったのか
「あ、あの。大丈夫ですか?」
そう天使が僕に問いかけている。どうしてこの状況になったのかというと、学生証を落とした彼に
「これ、落としたよ」
と微笑みかけた時彼が振り返ったその瞬間僕は固まってしまった。
「え!あ…ほんとだ。ありがとうございます」ニコッ
その笑顔の破壊力に思わず真顔になりそうなのをこらえつつ
「え、いや。ハハッ大丈夫です。すいません自国の皇子様だとは気づかず…。」
そう、学生証を落としたその人はこのアンダーソン王国の第五王子様だった…。
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今回は短くなってしまいました(´・ω・`)
これからちょっとずつ更新していきます。よろしくお願いします。
「おい、みろよ。あれが噂のこの学園初の平民の新入生代表挨拶をするっていう…」
「あれが…⁉噂は本当だったのか…⁉」
「今年はあの噂の第五王子もいるし何かありそうだな」
「ああ、あの姿さえ謎に包まれているというなんの天才かは詳しく明かされていないがあの…⁉」
早速僕の噂が出ているらしい。この噂のことを語るには少しこの学園について話さなくてはならない。
ここは、平民と貴族の平等を謳っている名門ゲルリッツ剣魔学園。年齢に制限はなく8歳の子や20歳の大人だっていると言われている。まあ、実際はそんな人は珍しくて12歳から入学し18歳で卒業する生徒がほとんどだ。卒業の時は卒業パーティーもあり、そこで成人式も行うのが伝統になっている。かくいう僕も今年で12歳だ。本当は10歳のころにはもう入れたんだけどやりたいことがあったからやめた。と、僕が回想をして自分の心を落ち着けていると突然止まった僕を不信がったのか
「あ、あの。大丈夫ですか?」
そう天使が僕に問いかけている。どうしてこの状況になったのかというと、学生証を落とした彼に
「これ、落としたよ」
と微笑みかけた時彼が振り返ったその瞬間僕は固まってしまった。
「え!あ…ほんとだ。ありがとうございます」ニコッ
その笑顔の破壊力に思わず真顔になりそうなのをこらえつつ
「え、いや。ハハッ大丈夫です。すいません自国の皇子様だとは気づかず…。」
そう、学生証を落としたその人はこのアンダーソン王国の第五王子様だった…。
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今回は短くなってしまいました(´・ω・`)
これからちょっとずつ更新していきます。よろしくお願いします。
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