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レフルート
19.馬鹿と天才は紙一重、天使と悪魔も紙一重
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城下町のある本屋⋯⋯⋯が、見える建物の影に隠れて私はレオと立っていた。
「で、これは何なんでしょうか」
「これはその、新しいデートスタイルよ⋯」
「デート⋯!その響きだけで全て許しました」
予言書によれば、夜会の次の『レフルート』のイベントは、アリスが仕事である書籍を取りにくる事から始まる。
その仕事を頼まれたら絶対に教えて、と言っていた事もあり、書籍の受け取り日を知った私は当日レオと本屋の近くを張り込む事にしたのだ。
“イベント自体が起きないようにしたかったけれど、流石に仕事の内容は私には止めようがないし⋯”
いや、そもそもこのイベント自体が起きないことが理想だったのだが⋯
「本の受け取りを頼んだのが他でもなくレフ様なのよね⋯」
予言書によれば、本自体は殿下の探している本らしい。
それを宰相の息子として既に殿下のサポートに入っているレフ様がメイドに命じて⋯という流れでアリスにその仕事が回るのだ。
“でも、指定した書籍が違っている事に気付いたレフ様が追いかけてきて本屋で再会したと書いてあって⋯”
「それにそもそも本当に偶然アリスに回ったのか、それもちょっと怪しいし」
“あの闇を抱えたようなレフ様なら、わざと違う書籍を伝え故意にアリスと本屋で遭遇するよう仕向けるくらいしそう⋯”
なんてぶつぶつ呟いている私の視界に、根元は銀だが毛先にいくにつれ淡いピンクの特徴的な髪色が飛び込んできた。
「レオ!行くわよっ」
「え、あ、はい!」
ハッとした私は一目散にアリスの前に飛び出した。
「偶然ねアリス!!」
「えっ、セリ様!?」
「⋯は?なんであんたがここにいるの」
アリスに気付きさっきまで上機嫌だったレオがあからさまに不機嫌になるが、そこは最早いつもの事なので気にしない。
そしてそこに声をかけてきたのはもちろんー⋯
「アリス嬢!」
「へ?リーサンネ様⋯?」
「⋯は?なんで君がここにいるんだ」
私に気付きさっき明るく声をかけてきたレフ様の声色があからさまに暗くなるが、そこも想定内なので気にしない⋯事にした。
“っていうか、反応が苛立っている時のレオとそっくりね⋯”
そこまで嫌われるなんて、とちょっと悲しくなるが、そんなことを思ったとレオにバレると後々私がお仕置きされそうだったので精一杯微笑みをキープする。
「えーっと、それで皆さんはここで何を⋯?」
1人この殺伐とした空気に気付かないアリスは、きょとんとしていて。
「実はアリス嬢に頼んだ本が違う物だったのです」
「まぁ、それでわざわざ⋯」
「いえ、問題ありませんよ。頼んだのはこちらですから」
さっきまでとは打って変わりにこやかな表情を浮かべるレフ様。
“し、白々しいわね⋯っ!でも負けないわ!”
ここで邪魔しなくていつ邪魔するの!と意気込み私は大きく息を吸う。
「ついでですので、王宮までお送り致しましょう。私も王宮に帰りますので」
チラリとこちらを見ながらアリスにそう言うレフ様。
そんな彼に返事しようとするアリスの言葉を遮るように私は声を張り上げた。
「いえ、レオも今から王宮に帰りますので私達がお送りいたしますわ!」
「「はっ!?」」
私の発言に驚いたレフ様とレオの声がシンクロする。
「いえ、そもそもお二人はデート中なのでは?こちらでアリス嬢はお送り致しますよ!」
「そうですよセリ!僕とデート中なんですよ、なんでこの女と王宮に行かなくちゃいけないんですかっ」
そんな二人の抗議を遮るように、「まぁ!セリ様とご一緒出来るなんて嬉しいです!」とアリスが嬉しそうに飛び付いてきたのを見て二人の男達は口をつぐんだ。
⋯⋯⋯物凄く不服そうに。
「さぁ、行きましょうアリス」
正しい本を受け取り、フローチェ公爵家の馬車へ向かう私達にそれでも食い下がりたいレフ様の視線を感じるが⋯
「では、ごきげんよう」
とアリスを先に馬車へ向かわせ、追いかけさせないように私は鉄壁令嬢スマイルで威圧する。
ーーそんな私の耳に聞こえたのは。
「絶対に許さない」
という、レフ様の呟きだった。
「度を過ぎたら消すと言ったはずですが」
「ちょっ、レオ!?」
過剰なまでのレオの反応に、嫌悪感を露にしたレフ様はふっと息を吐いたと思ったらあの目だけ笑っていない笑顔を貼り付けて。
「彼女のナイトのつもりですか?貴方の主はセシリス嬢ではなくヴァレリー殿下だったと記憶しておりますが?」
「セリは僕の婚約者だ」
「婚約者だからってその過剰なまでの全ての行為が許されるとでも?現に何もしていない私は暴行を受けていますよ」
さらりと続けられる言葉にハッとする。
確かに許さない、とは呟いていたがそれは“誰に向けての言葉だったか”は口にしていないのだから。
「れ、レオやめて⋯!」
慌ててレオを制止すると、すぐにレフ様の肩から手を離す。
フンッとわざとらしく鼻を鳴らしたレフ様は。
「ヒーロー気取りもいいですが、しっかりご自身を見る事をお薦めしますよ。今の貴方はただの悪役ですから」
そう一言残して去っていった。
ーーー悪役。
その言葉にツキリと胸が痛む。
“レオが?”
「セリ、怖がらせてしまってすみません。もう大丈夫ですよ」
“また私のせいでそう呼ばれるの⋯?”
「セリ⋯?」
「あ、ごめんなさい、ぼうっとしてしまったわね。さ!アリスを送るわよ」
無理やり明るい声を作った私に気付いたはずなのに、いや、だからこそだろうか。
小さく頷いたレオがそっと私の腰を支えるようにしてアリスの待つ馬車までエスコートしてくれた。
“そうよ、こんなに大切にしてくれるレオが悪役のはずないじゃない⋯”
レフ様にまつわるイベントを阻止する、と決めた私は予言書に書かれている場所にこれでもか、と出向いていて。
時計台での夕焼けイベントがあると知れば、
「レオ、次はあの時計台へ行きましょう」
「はい、セリが望むなら」
と二人で出向き、偶然出会ったらしいレフ様とアリスの間に割り込んで夕焼けを眺めた。
はたまた庭園でアリスが刺で怪我をすると知ると、公爵家の力を総動員し薔薇の刺を除きつつ、念のためそっと厚手のグローブをアリスに着けて。
更にアリスが取り込もうとした洗濯物が飛んだときは、レオにアリスを見張るように頼み私自らが取りに行く。
もちろんそこには洗濯物を拾ったレフ様がいてーー⋯
「君はストーカーなのか!?」
「それはこっちのセリフです!!」
“私がここにいるのは予言書で知ってたからだけど、貴方がアリスの行くところ行くところに現れるのは故意じゃない!”
心の中でストーカーはそっちだ、と叫び⋯いや、もうほぼ口に出していたわ、と思い切りため息を吐いた。
そのため息は、レフ様に向けたものというよりは冷静さを失った自分に向けてが近かったのだが⋯
「本当に、本当に君という人は癇に障る⋯!」
ハッとした時にはもう目の前にレフ様の手があって。
「ーーーッ!」
“殴られる”
咄嗟にそう感じ、ぎゅっと慌てて目を瞑る。
そしてすぐに私を襲った衝撃はー⋯
「守ると約束したでしょう」
という優しい婚約者の言葉と、レオが投げ飛ばしたのだろうか少し離れた場所にどさりと倒れるレフ様。
そして。
「市場の時とは反対ですねっ」
えへへ、と笑うアリスの姿だった。
「え、なんで⋯」
「悔しいですが、彼女に言われたんです。心配なら私も行くから追いかけようって」
「市場の時にセリ様がしてくれたことを私もしただけですよっ」
ぽかんとする私は、そんな二人を見て安心したのか気付けばじわりと涙が滲んでいて⋯。
「よし、今すぐ消しましょう」
「私は埋める穴掘りますね」
「ちょ、ちょっとちょっと!?アリスまで参戦しないでくれるかしら!?」
一瞬で乾いた涙の変わりに一瞬でドバッと冷や汗が出る。
“ここでヒロインまで参戦とか洒落にならないわよ⋯っ!!”
なんて慌てていたせいで、その時の私は見逃してしまった。
アリスに向けていた恋慕が見え隠れするその視線も、私に向けた苛立ちを孕んだ視線さえも飲み込むような、ドロリと淀んだ瞳に変わっていたことをーー⋯。
「で、これは何なんでしょうか」
「これはその、新しいデートスタイルよ⋯」
「デート⋯!その響きだけで全て許しました」
予言書によれば、夜会の次の『レフルート』のイベントは、アリスが仕事である書籍を取りにくる事から始まる。
その仕事を頼まれたら絶対に教えて、と言っていた事もあり、書籍の受け取り日を知った私は当日レオと本屋の近くを張り込む事にしたのだ。
“イベント自体が起きないようにしたかったけれど、流石に仕事の内容は私には止めようがないし⋯”
いや、そもそもこのイベント自体が起きないことが理想だったのだが⋯
「本の受け取りを頼んだのが他でもなくレフ様なのよね⋯」
予言書によれば、本自体は殿下の探している本らしい。
それを宰相の息子として既に殿下のサポートに入っているレフ様がメイドに命じて⋯という流れでアリスにその仕事が回るのだ。
“でも、指定した書籍が違っている事に気付いたレフ様が追いかけてきて本屋で再会したと書いてあって⋯”
「それにそもそも本当に偶然アリスに回ったのか、それもちょっと怪しいし」
“あの闇を抱えたようなレフ様なら、わざと違う書籍を伝え故意にアリスと本屋で遭遇するよう仕向けるくらいしそう⋯”
なんてぶつぶつ呟いている私の視界に、根元は銀だが毛先にいくにつれ淡いピンクの特徴的な髪色が飛び込んできた。
「レオ!行くわよっ」
「え、あ、はい!」
ハッとした私は一目散にアリスの前に飛び出した。
「偶然ねアリス!!」
「えっ、セリ様!?」
「⋯は?なんであんたがここにいるの」
アリスに気付きさっきまで上機嫌だったレオがあからさまに不機嫌になるが、そこは最早いつもの事なので気にしない。
そしてそこに声をかけてきたのはもちろんー⋯
「アリス嬢!」
「へ?リーサンネ様⋯?」
「⋯は?なんで君がここにいるんだ」
私に気付きさっき明るく声をかけてきたレフ様の声色があからさまに暗くなるが、そこも想定内なので気にしない⋯事にした。
“っていうか、反応が苛立っている時のレオとそっくりね⋯”
そこまで嫌われるなんて、とちょっと悲しくなるが、そんなことを思ったとレオにバレると後々私がお仕置きされそうだったので精一杯微笑みをキープする。
「えーっと、それで皆さんはここで何を⋯?」
1人この殺伐とした空気に気付かないアリスは、きょとんとしていて。
「実はアリス嬢に頼んだ本が違う物だったのです」
「まぁ、それでわざわざ⋯」
「いえ、問題ありませんよ。頼んだのはこちらですから」
さっきまでとは打って変わりにこやかな表情を浮かべるレフ様。
“し、白々しいわね⋯っ!でも負けないわ!”
ここで邪魔しなくていつ邪魔するの!と意気込み私は大きく息を吸う。
「ついでですので、王宮までお送り致しましょう。私も王宮に帰りますので」
チラリとこちらを見ながらアリスにそう言うレフ様。
そんな彼に返事しようとするアリスの言葉を遮るように私は声を張り上げた。
「いえ、レオも今から王宮に帰りますので私達がお送りいたしますわ!」
「「はっ!?」」
私の発言に驚いたレフ様とレオの声がシンクロする。
「いえ、そもそもお二人はデート中なのでは?こちらでアリス嬢はお送り致しますよ!」
「そうですよセリ!僕とデート中なんですよ、なんでこの女と王宮に行かなくちゃいけないんですかっ」
そんな二人の抗議を遮るように、「まぁ!セリ様とご一緒出来るなんて嬉しいです!」とアリスが嬉しそうに飛び付いてきたのを見て二人の男達は口をつぐんだ。
⋯⋯⋯物凄く不服そうに。
「さぁ、行きましょうアリス」
正しい本を受け取り、フローチェ公爵家の馬車へ向かう私達にそれでも食い下がりたいレフ様の視線を感じるが⋯
「では、ごきげんよう」
とアリスを先に馬車へ向かわせ、追いかけさせないように私は鉄壁令嬢スマイルで威圧する。
ーーそんな私の耳に聞こえたのは。
「絶対に許さない」
という、レフ様の呟きだった。
「度を過ぎたら消すと言ったはずですが」
「ちょっ、レオ!?」
過剰なまでのレオの反応に、嫌悪感を露にしたレフ様はふっと息を吐いたと思ったらあの目だけ笑っていない笑顔を貼り付けて。
「彼女のナイトのつもりですか?貴方の主はセシリス嬢ではなくヴァレリー殿下だったと記憶しておりますが?」
「セリは僕の婚約者だ」
「婚約者だからってその過剰なまでの全ての行為が許されるとでも?現に何もしていない私は暴行を受けていますよ」
さらりと続けられる言葉にハッとする。
確かに許さない、とは呟いていたがそれは“誰に向けての言葉だったか”は口にしていないのだから。
「れ、レオやめて⋯!」
慌ててレオを制止すると、すぐにレフ様の肩から手を離す。
フンッとわざとらしく鼻を鳴らしたレフ様は。
「ヒーロー気取りもいいですが、しっかりご自身を見る事をお薦めしますよ。今の貴方はただの悪役ですから」
そう一言残して去っていった。
ーーー悪役。
その言葉にツキリと胸が痛む。
“レオが?”
「セリ、怖がらせてしまってすみません。もう大丈夫ですよ」
“また私のせいでそう呼ばれるの⋯?”
「セリ⋯?」
「あ、ごめんなさい、ぼうっとしてしまったわね。さ!アリスを送るわよ」
無理やり明るい声を作った私に気付いたはずなのに、いや、だからこそだろうか。
小さく頷いたレオがそっと私の腰を支えるようにしてアリスの待つ馬車までエスコートしてくれた。
“そうよ、こんなに大切にしてくれるレオが悪役のはずないじゃない⋯”
レフ様にまつわるイベントを阻止する、と決めた私は予言書に書かれている場所にこれでもか、と出向いていて。
時計台での夕焼けイベントがあると知れば、
「レオ、次はあの時計台へ行きましょう」
「はい、セリが望むなら」
と二人で出向き、偶然出会ったらしいレフ様とアリスの間に割り込んで夕焼けを眺めた。
はたまた庭園でアリスが刺で怪我をすると知ると、公爵家の力を総動員し薔薇の刺を除きつつ、念のためそっと厚手のグローブをアリスに着けて。
更にアリスが取り込もうとした洗濯物が飛んだときは、レオにアリスを見張るように頼み私自らが取りに行く。
もちろんそこには洗濯物を拾ったレフ様がいてーー⋯
「君はストーカーなのか!?」
「それはこっちのセリフです!!」
“私がここにいるのは予言書で知ってたからだけど、貴方がアリスの行くところ行くところに現れるのは故意じゃない!”
心の中でストーカーはそっちだ、と叫び⋯いや、もうほぼ口に出していたわ、と思い切りため息を吐いた。
そのため息は、レフ様に向けたものというよりは冷静さを失った自分に向けてが近かったのだが⋯
「本当に、本当に君という人は癇に障る⋯!」
ハッとした時にはもう目の前にレフ様の手があって。
「ーーーッ!」
“殴られる”
咄嗟にそう感じ、ぎゅっと慌てて目を瞑る。
そしてすぐに私を襲った衝撃はー⋯
「守ると約束したでしょう」
という優しい婚約者の言葉と、レオが投げ飛ばしたのだろうか少し離れた場所にどさりと倒れるレフ様。
そして。
「市場の時とは反対ですねっ」
えへへ、と笑うアリスの姿だった。
「え、なんで⋯」
「悔しいですが、彼女に言われたんです。心配なら私も行くから追いかけようって」
「市場の時にセリ様がしてくれたことを私もしただけですよっ」
ぽかんとする私は、そんな二人を見て安心したのか気付けばじわりと涙が滲んでいて⋯。
「よし、今すぐ消しましょう」
「私は埋める穴掘りますね」
「ちょ、ちょっとちょっと!?アリスまで参戦しないでくれるかしら!?」
一瞬で乾いた涙の変わりに一瞬でドバッと冷や汗が出る。
“ここでヒロインまで参戦とか洒落にならないわよ⋯っ!!”
なんて慌てていたせいで、その時の私は見逃してしまった。
アリスに向けていた恋慕が見え隠れするその視線も、私に向けた苛立ちを孕んだ視線さえも飲み込むような、ドロリと淀んだ瞳に変わっていたことをーー⋯。
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